2024年7月31日水曜日

寂しい老後

 独居老人の毎日は寂しいものだ。ところが昨日は高校時代の同期生に誘われて昼飯を共にした。これだけでも大分嬉しいことだが帰宅して夕方に、大昔の会社、大学卒業してすぐに勤めた広告代理店の後輩からの暑中見舞いが来たこと。ここ数年暑中見舞いなんぞ貰ったことが無いので感激ものだ。すぐに住所録を調べたが、名前が見当たらず当然電話番号も分からない。仕方なくはがきで返信した。長らくハガキなんぞ書いたことが無いので、幾らの切手を貼ればよいか分からない。

調べると63円、引き出しの中をかき回すと切手シートが見つかった。早速投函して携帯の電話番号を書き添えたので返事が来るのを期待できそうだ。<縁は異なもの>は男女間だけの話ではない。子供時代から学校だけでなく、また学校でも同級生に限らず、校庭ですれ違った程度の仲でも付き合いを拡げて来た人生。故に学校やクラスを超えての付き合いも多い。しかし遊び友達に不自由しなかった小生も最近はさっぱりだ。先ず友はさることながら、さて今日は何をして遊ぶかの<遊び>そのものの選択に苦労している有様。

面白そうな映画は無いし、家でテレビに頼るのも感心しない。池袋の演芸場に行って古典芸能で笑うのが良いかもしれぬ。そういえば最近あまり行っていない。近いうちに行きたいものだ。他には、東京は食い物屋に不自由が無い。金に糸目をつけなければ近くに美味い店がごまんとある。身近な場所から友人は少なくなりつつあるが、落ち着いて考えれば楽しみは身近に未だ豊富にありそうだ。悲観するほどのことではないだろう。

2024年7月30日火曜日

危険な暑さ

 連日テレビに出演する気象予報士は「危険な暑さなので特に高齢者は十分に注意を!」と呼びかけてくれている。何時も就寝前にエアコンを1時間で切れるようセットしていたが、昨夜はタイマーを使用せずに寝てみた。結局9時前に就寝して目覚めたのは2時過ぎ、冷房ではなく除湿設定だったが、流石に寒気を感じてエアコンを切って寝直した。起床はいつも通り4時丁度。寝汗も殆ど無くて快適だった。テレビは「気にしないで」と言うが、NHKが電気代を払ってくれることはあり得ない。電気代がやはり気になるが、深い睡眠には代えられない。

このところアメリカから大統領選に関係した報道が多い。と言うことはアメリカ政府トップが引退を表明したので、政府自体はレイムダック状態と言うことだろう。しかし日本との関係は非常と言うか、異常に活発で、外務防衛の2大臣が来日して首相とまで面談したりしている。皮肉で言えば岸田首相自身だって相当にレイムダックだ。しかし国際的な約束はレイムダックであろうとなかろうと有効性には問題ない。詳しいことは理解できていないが、勝手に解釈してみた。即ち、アメリカでは難しくなったウクライナ支援を次期政権が確立されるまでの間、日本が肩代わりするお役目を引き受けたようだ。

メニューは豊富でミサイルをウクライナに供与したり、留学生を引き受けたり・・いろいろありそう。人助けは非難されることではないが、日本は日米関係だけでなく、クワッドとか日米韓とかフィリッピン或いは台湾と言ったいろいろな国とのおつきあいが増えている。別に悪くは無いのだろうが、同じアジアで中国を目の敵にするのは如何ものだろうか?これが表向きの話で、裏ではしっかり繋がっているなら問題は無い。しかし察するところ裏でもすっかり嫌中になっているとしたら厄介だ。

外交問題は難しいのだろうが、内政不干渉の立場で相手国を見極める努力があるべきだ。

2024年7月29日月曜日

日米関係

 誰にとっても同じだと思うが、我々人間は他の動物と同様、自分の五感に入った情報で行動を決めている。政府にしても同じだろう。昨日日米外務防衛相会議で、自衛隊と米軍の指揮統制の連携強化を進めるため、米側が在日米軍を再編し「統合軍司令部」を新設する方針を表明された。前から言われていたことなので驚きはしないが、むしろ不思議に思ったのは、日本政府が「自衛隊の意思決定がアメリカ軍に従うことではなく、独自の意思決定をする。」と態々言い添えてることだ。

既に前々から、日本自衛隊は周辺の重要情報をアメリカや韓国軍に依ってることは明らかで、日本政府に独自の軍事的判断能力がある筈は無さそうだ。だから反応もアメリカ軍に従うしか仕方あるまい。何も変な言い訳はしない方が良い。むしろ自衛隊員の英語教育にでも一層努力すべきだろう。日本の中国敵視政策も先日来中国外交トップ王毅氏から「どんなに髪を染めても日本人は西欧人にはなれない。」と非難されているが、ここまで来ればもう毒を食らわば皿までだ。徹底的にアメリカについて行くしか無いのかもしれぬ。

しかし、アメリカ大統領選挙に関して選挙権は貰えないだろう。暑さのせいか大分無責任な内容かもしれぬ。

2024年7月28日日曜日

スポーツの祭典

 運動神経が極めて少ないのでスポーツに関してあれこれ書くことは難しい。ただ昨日からオリンピック絡みのテレビ番組ばかり観ている。昨日観てた女子柔道48キロ級角田夏実選手が早々と金メダル獲得したことは目出たい限り。一方で同じく昨日手に汗を握りながら観戦し続けた男子バレーの初戦でドイツに負けたのは残念至極。家内存命ならば「あなたが観てると負けるから、あっちの部屋で昼寝でもしてなさい。」と言われそうだと思いながら、テレビを消すに至らなかった。

丁度前の日か前々日か覚えていないが、日本の代表選手のことを漫画で表現した番組を観たばかりだったので余計力が入ってしまった。高校時代バレー部があったかどうか記憶にないが、陸上のコーチをしていたクラス担当の数学の教師が「バレーボールなんて前衛に高下駄でも履いた奴を置いておけば良いのじゃないか。」なんて毒説を吐いていたことを思い出す。当時はまだ6人制になる前だったかもしれぬが、現代のバレーは半端でなく格闘技そのもの。

心技体ではないが、野球の大谷翔平選手以上に外国人に引けを取らない選手が揃っていると言ってもドイツには叶わない。詳細は記憶していないが、ドイツのエースなんか2メートル10センチくらいあったと思う。彼だったかどうかもはっきりしないが、ドイツのスパイクに顔面を直撃された日本選手は脳震盪起こしたようだった。ボールがいくらゴム製だろうとたまらないだろう。話は脱線するが、大相撲も輝の富士が圧倒的に優勝と見えたが、結局優勝の行方は千秋楽にもつれ込んだ。まもなく甲子園の熱戦も始まる。スポーツ好きの人はたまらないだろう。

そして昨夜と言うより深夜から早朝に行われた開会式の大イベント、今朝朝飯の前から録画をずっと見続け、結局10時くらいまでかかってしまった。約4時間にわたった式典では、フランスが掲げる自由、平等、博愛1といった12のテーマごとにダンスや歌などの演目が披露され、重点が置かれたのが分断を越えるというメッセージの発信だった。最近映画も観なくなったが、下手な映画より遥かに見応えがあった。この際、2021に行われた東京開催と比較するのは止めておきたい。

2024年7月27日土曜日

生き難さ

 現在日本の総人口に占める65歳以上の割合は26.7%、特に75歳以上の後期高齢者が約半分の13%。80歳以上も約1300万人もいるらしい。成程これだけ年寄りが多いと社会の厄介者で、若い人からすれば「早く死んでほしい」と思われても仕方ない。小生も歳相応にらしく暮らしていれば憎まれずに済むだろうが、なまじ一人で突っ張って生きているものだから嫌われる。

今日もその悲哀をしみじみ味わった。原因は東京ガスから届いた1通のはがき。「2024年10月末で紙の検針票(ご使用量のお知らせ)の投函を終了します。web検針票(myTOKYOGAS)への登録をお願いいたします。」として登録に必要な情報(お客様番号・初期ID・初期パスワード)が手寧に記されている。このガイドに従って進んでいったところ、電話番号が登録されているものと異なり、どうしても登録できない。何年か前に振り込め詐欺に引っ掛かり、引き落とし口座の変更をした。そのことは既に連絡されているので、振り込みは問題無いらしいが、電話番号の変更手続きがされていなかったのだろう。

非はこちらにあるので、因縁をつけるのは逆恨みで褒められた話ではない。結論的には栃木県にある東京ガスのサポートセンターに電話をして、電話番号を変更登録してもらったので週明けには手続きができると思う。若い人たちから見れば大騒ぎするほどのことではないだろうが、紙の通知が来なくなることは年寄りにとっては厄介なことになりかねない。電話も一家に1台でなくて個人が1台?ずつ持つ方が合理的だろう。ガスや電気或いは水道のように消費量に応じて課金されるものは企業と消費者の間でデータのやり取りだから紙よりネット上でのやり取りの方がやはり合理的だ。

ここ数年の請求書や領収書を保存してるが殆ど意味は無い。資源の無駄遣いでもある、もっと考えれば社会的に生産性が無い後期高齢者の存在自体が問題なのかもしれぬ。9月には敬老の日なんてこともあるが、本気で思う人がいるのかな?

2024年7月26日金曜日

新型コロナ予防

 明日夜からフランス・パリでオリンピックが始まる。せめて開会式はテレビで観たいが、オンタイムは時刻が遅すぎる。録画して明後日にでも観ることにしよう。それにしても連日の暑さ、男子は暑いとか寒いとか言うものじゃないと言われるが、やはり文句を言いたくなる。昨夜は東北地方で大雨になって被害が出たようだが、東京は珍しく一滴も降らなかった。世の中なかなか自分に都合良くは回らないものだ。

話が替わるが、昨日地下鉄の中でマスクしている人の割合をカウントしてみた。何回か乗ったがどちらも約2割。これを多いとみるか少ないとみるか両論あるだろうが、個人的には意外と少ないと思う。かと言っても個人的には医者に行く用事でもなければ、最近マスクを持ち歩くことさえ無い。昨日たまたま近所のおばさんと立ち話した。普段毎日のようにプールに通っていた元気印のご同輩、数年前に亡くなった旦那がたしか小生と同じ歳。ところが、彼女1週間も夏風邪で臥せってしまい、医者に診てもらったそうだ。幸い新型コロナではなかったようだが、医者も大分流行っているので・・・と注意されたとのこと。

確かに、最近マスコミが殆ど取り上げないので新型コロナを気にしてないが、日中歩いて大汗をかいたりすると風邪っぽい症状には陥りやすい。少し気を付ける必要がありそうだ。何と言ってもアメリカの大統領閣下でさえ感染したではないか。今度次期大統領候補となるハリス女史と始終抱き着いたりしてたが、彼女への感染は無しと診断されているようだから感染症ウイルスの実態も難しいものだ。小生はバイデン氏よりはるかに年上、要注意が必要だからマスクをした方が良いだろうが、実行が難しい。

2024年7月25日木曜日

漫画の効用

昨夜少し観た番組をもう一度観たくなったが、番組名が分からないのでNHKに問い合わせた。勿論すぐわかりNHKプラスで確認できた。オリンピック関連の特集だったらしく「ドキュメント72時間スペシャル:フランス パリの漫画喫茶で」なる番組(19:57~20:41)内容は恐らくパリで未だ1軒しかないと思うが、日本漫画翻訳物を専門に売っている店の紹介。店のつくりもユニークで試し読み用にソファーが幾つも用意されていて繁盛しているようだ。

そこで売れ行きランキングを聞くと1位は「ワンピース」2位は「ナルト」3位は「ドラゴンボール」4位は「鬼滅の刃」以下省略。来客は子供だけでなく大人も結構いる。日本漫画が一種の文化紹介に繋がっている感じもする。日本漫画には主人公のキャラが固定されず、徐々に成長していくあたりの評価が高いようだ。言われてみれば、フランスの漫画は知らぬがアメリカのコミックはスーパーマンのようにキャラが固定化されているのが多いのかもしれぬ。

漫画本は知らぬが、孫が子供の頃よく映画に付き合ったので、ワンピースやナルトやドラえもんは内容をよく知っている。大人になっても漫画本を手放さない麻生副総理を内心馬鹿にしていたが、意外とこれは間違っていたかもしれぬ。何れにせよ昨夜はアメリカや中国や中東の厳しい話を見聞きするのに飽きて、この番組を観て良かったと思っている。 

2024年7月24日水曜日

古いブログ

 今朝の朝日新聞「天声人語」を興味深く読んだ。先日発生したマイクロソフトのシステムダウン、世界中に影響が及んだこの事故に因んで書かれている。少し長くなるが引用させてもらう。引用「孔子の弟子、子貢が楚の国を旅していたときのことだ。年老いた農夫が1人で、瓶(かめ)に水をくみ、畑にまいている。ひどく労力ばかりが多く、仕事の能率が悪いのを見て、子貢は声をかけた。「水をくむならば、いい機械がありますよ」▼農夫は答えた。「私も知っている。だが、機械というものを使うと、機心が出る」。何かと機械に頼り、効率ばかりを追いかけるようになるのが「機心」である。そんなカラクリの心は不純だと農夫は言った。」引用終わり

現代「機心」と言いう言葉は無いだろうし、読み方も分からない。しかし現代人が何かと機械に頼って効率を追いかけているのは事実そのもの、小生も例に漏れない。少し反省する必要がありそうだと思って、ブログを書き始めた2009年7月のブログを読み直してみた。15年前だから殆ど記憶に無いことばかりである。なるほどと思ったのはブログの本数、7月は12本しか書いていない。中で読後感が1本あるが、これも新潮文庫上下2冊について、僅か10行に満たない簡単なもの。余ほどつまらなかったのだろう。もちろん記憶には全くない。

逆に、20日と21日、北アルプス針ノ木岳を目指し途中で断念した記録。これは写真を含めてかなり詳しく反省しながら書いている。従妹が参加していた山の会に臨時に参加、従妹は行かなかったが5人のグループでの登山。未だに記憶も相当残っているが、いろいろ学んだものだ。最近はブログ書きが一種の日課になっているが、これも少し考え直した方が良いかもしれぬ。

2024年7月23日火曜日

旧友からの電話

 日中の暑さと夜中の雷雨、明けて朝に外を見ても道路は既に乾いている。いやはやとんでもない暑い夏になったものだ。朝5時前に目覚めて朝食を済ます8時頃まではエアコンをつけずに我慢してるが、眼前で大規模な宅地開発が進行中なので、窓を閉め切ってエアコンを使用せずにはいられない。家の中で涼しさに慣れてしまうとどうしても外出が嫌になってしまう。それを避けるために昼と夕方2回外出して少し歩くが、近所の皆さんから毎度「日中症に気をつけてください。」と注意される。

最近はテレビでも毎日のように聞く言葉だが、気を付けろと言われてもどうしたものか?対応が分からない。汗をかいて頭がクラクラするほど速足で歩く必要もないし、本当に喉が渇いたらどこぞの店に飛び込んでお冷を貰えば良いだけのこと。ここまで書いたら幼馴染の友人からの電話が来た。「どうしてる?」と聞いてきたので「ボーとしてるよ。」と応えたら「兎に角電気代なんか気にせずエアコンをフルに活用しようぜ。」ともっともなアドバイス。彼とは長い付き合いだが小難しい事はまず話題にならない。

中学生時代までは家も近かったので毎日のように会って遊んでいたが、高校から彼は東京で名門新宿高校に、大学も一橋と小生とは違ったし、就職先も小生とはもちろん違う一流企業。それでも何故か映画なんか一緒に行ったりした仲。何よりも冬スキーを一緒にしたのが大きいだろう。互いにスキーはしなくなったが、今でも連絡をくれるのは有り難い。

流石に今日は「会うのはもう少し涼しくなってからにしたい。」とこれももっともなことだ。彼はデジタルの世界とは無縁なので、このブログを読むことも無い。だから態々電話で存在を確認してくれる次第。懐かしさが増すばかりだ。

2024年7月22日月曜日

不思議な生き物

 参考にして良いかどうか分からないが、ネットで偶然見つけた次の記事を興味深く読んだ。

『88歳現役医師」健康のため絶対しない3つのこと なんと「30年風邪知らず、大病経験なし」秘訣は?』因みに絶対しない3つのことは以下の通り。

【絶対にしないこと①】禁酒・休肝日

【絶対にしないこと②】「嫌いなもの」を無理して食べる

【絶対にしないこと③】減塩

https://www.msn.com/ja-jp/health/other/


昨日たまたま久しぶりに池袋で夕食時に蕎麦屋に入って生ビールを飲んだので、そういう人もいるかと感心しながら読んだ。このお医者さんは、「たとえば行きつけの居酒屋で飲む場合は生ビールの中ジョッキを2杯のあと、口切り一杯のウイスキーのロックを2杯ほど。」と書いているから相当な酒豪だ。小生は久しぶりだったせいもあり、生ビールのジョッキ1杯で、帰りの足元がふらついていた。


人はそれぞれ体力にも個人差が大きいし、好みも年齢とともに大きく変わるとしみじみ思う。このように元気な人は羨ましいが、真似するのは無理だ。いつも思うのは、これまでしたいことを十分して楽しく生きて来たので、これからも無理をせず1日でも長く生きること。大病もどうやら治ったようだし、風邪もひかずに過ごしたいが、良い方法が分からない。若い時には嫌いだったゴボウやニンジンも最近は毎日食べるようになった。「信濃では月と仏とおらがそば」と謡われた蕎麦も嫌いだったが、今では好んで食べている。

2024年7月21日日曜日

人間らしさ

昨夜の豪雨と雷はすごかった。何時ものように高校同期生とラインミーティングをしていたが、途中で仲間の声を聞くことが出来ず、中座して早くに寝てしまった程だ。お陰で寝すぎて、只でさえボンヤリしている頭が今朝は却って頭がぼんやりしている。考えれば80歳をとうに過ぎて頭脳明晰なんてのは逆に気持ちが悪いだろう。暑い暑いとぼやきながら何とか日々を過ごすのみだ。

それにしても1日24時間これは結構長い。昨夜なんぞ8時間以上寝たが、それでも16時間近くは目覚めている。今日は日曜日なのでそれでも昼間2時間はNHKの囲碁番組を観ながら時間が潰せるのが有り難い。今日出ていたわけではないが、藤沢里奈と言う25歳の女性棋士のファンだ。と言うのは彼女の祖父が藤沢秀行と言う伝説的な棋士。どのくらい強かったか分からないが、現在でもその弟子たちが多く活躍しているので、多数の門下生が居ることだけは間違いない。実は小生が大阪で囲碁を覚え始めた時に、指導を受けた宮本直樹先生がこの藤沢秀行氏と大の仲良しだった。宮本先生も囲碁なんかよりお酒の方が好きと言うタイプだったが、藤沢秀行氏は人生そのものが全て勝負事で徹底していたらしい。

孫娘の里奈さんにすれば父の藤澤一就八段をはじめ数多の棋士が出ている一家の中で、祖父の影響をどのくらい受け継いでいるか知る由も無いが、生き方が祖父と正反対で、すごく生真面目に見える事が興味深いところだ。人間の本質は計り知れない。たまたま囲碁についても最近はAIによる次の一手が大流行。もちろんこれが当たる確率が高いのでNHKも採用してると思うが、これがどうもしっくりこない。

と言うのは非常に稀かもしれぬが、AIが予想しない手を打つ棋士がたまにいる。勝てないことが多いと思うが、その方が人間らしくて面白い。 小生も大分好き勝手に生きてきたが、独居するようになってから面白味の無い人間になりつつあるように思う。テレビの囲碁を観ながらビールを飲まなくてもいいが、これから夕方の暑さの中、池袋まで歩いたら入った飯屋で生ビール1杯くらいは飲んだ方が良いかもしれぬ。

2024年7月20日土曜日

システム障害

 昨日からマイクロソフトのシステム障害(詳細は分からぬが、クラウドサービスを受け持つ子会社らしい)で、世界中が大騒ぎになっていたことを今朝になって知った。小生もずっとwindowsのユーザーなので心配したが、パソコンを立ち上げてみると特段の異常が感じられない。ホッとはしたが、反面では、高価なマシンを使っているくせにその機能を十分に活用できていない幼稚さを改めて痛感。

人間は脳の機能の1割も使いこなしていないとよく聞くが、パソコンもその例に漏れないということだろうと思っている。目の前に鎮座しているパソコン、テレビと同じような画面と100個に満たない押しボタンで成り立っている。繋がっているのは電力を供給する線だけ(ルーターまで来ている光通信は省略)。毎日数えきれない情報がこの薄っぺらな箱の中に齎され、同時にここから発信される情報が瞬時に目的地まで届けられる。

想像を絶するとはこのことを言いうのだ。小学校に入学した時、父が突然復員してきたので、松代と言う田舎町から長野市内の県の官舎に越した時、家の玄関に電話機があって、これが実に誇らしく思ったものだ。首に常時スマホぶら下げ、飛行機に乗ることを恐れない現代人には想像できないだろう。

昨日のシステム障害は、地上の航空システムには相当な被害を及ぼしたようだが、飛行中の航空機には特に障害が出なかったようだ。しかしコンピュータシステムで操縦される飛行機に今後こういった事故の障害が及ばないと誰が保証するのだろう?自動化、無人化も結構だが人力の限界を超えて得られることは望まずに生きるにしくは無いだろう。

今日も又空調が効いて涼しい部屋でパソコンに戯れながら近代文明の有り難さに思いを致しているし、今日のところは助かったと無邪気に喜んでいる。しかし、一旦この環境のどこかに不具合が発生した時を想像するのが怖い。

2024年7月19日金曜日

読後感「ヒルビリー・エレジー」J・D・ヴァンス著 関根光宏訳、山田文訳

 現在進行中のアメリカ共和党大会で副大統領候補に選出されたオクラホマ州選出の上院議員J・D・ヴァンス氏(39)の著作として一気に有名になった。氏が上院議員になる前の31歳の時書いた回想録である。31歳で回想録も珍しいだろう。アメリカでは発売直後ベストセラーになったそうで、日本でも和約が一昨年4月に光文社から発行されている。報道で知って興味を覚えたのでネットでkindle版を購入して一気に読んでみた。

著者は<まえがき>で「自分は上院議員でもないし、何か偉業を成し遂げたわけでもないごく普通の人間、強いて言えば、曲りなりもイエール大学の法科大学院を終了したことだろう。そんなことは、13歳の頃の私には想像もできなかった。だが、私と同じことをやり遂げる人は毎年200人もいる。」と書いている。著者は「ラストベルト(さび付いた工業地帯)とよばれるオハイオ州の鉄鋼業の町で貧しい子供時代(生まれたのは隣のケンタッキー州のようだ)を送っている。

そして執筆当時、この町の貧しさは幼少期から少し変わっていないようだ。家庭環境もかなり複雑だった。母親のもとにいたが、母は看護師をしていたようだが、薬物依存症と男性遍歴が酷く、父は何度も入れ替わっている。著者が主に頼ったのは祖父母で、二人とも高校は出ていない。家族関係の凄まじさはある意味想像を絶するものがあった。実の母が息子に向かって「今日だけは何としてもコップ1杯のお前の尿を分けてくれ。」なんて頼む事が想像はできなくて当たり前。でも結局は分けてやったらしい。

その著者がオクラホマ州立大学に入学し、更に高みを目指すために4年間海兵隊に入隊。ここで相当しごかれたことが又一段と心身を鍛えたのだろう(当時イラク戦争中であったのでイラクにも派遣されている)。アメリカの兵隊さんに対する奨学金制度など詳細は知らぬが、結局イエール大ロースクールにも入学、恋人も見つけて結婚もして幸せな家庭を築くまでの回想録である。その著者が結局上院議員になり、大統領候補のトランプ氏にも認められて副大統領候補にまでなっている。

トランプ氏の競争相手は既にバイデン氏ではなく、元検事でカリフォルニア州司法長官のカマラ・ハリス氏になる可能性が高そうだ。彼女もインド系、ヴァンス夫人もインド系。結果がどうなるだろう?興味津々

2024年7月18日木曜日

存在感

 今週東京で南太平洋の島嶼国首脳を呼んで島サミットが行われた。関連報道が少ないが、参加国はたしか14ヶ国だったと思うが、首脳会談は4か国間とだけしか行われなかったように思う。事前にこの方面における中国の進出について大騒ぎして非難していた割には、日本がどんな存在感を示すのか少し期待していただけに、報道の少なさにはがっかりしている。岸田首相は旧優生保護法国家賠償請求訴訟原告団等との面会で何かとお忙しかったようだ。

最近の日本について他人事みたいに言うと、世界にある国の中での存在感がずるずると下がり続けているように思う。別に軍事力強い国でなくてもいいし、経済力が弱くても何の問題も無いと思いたいが、多数の国から相手にしたくないと思われるのはちと問題だろう。正直な感想として、日本をまともに相手してくれる国はどこだろう?韓国の大統領は日本の首相をある程度評価してるかもしれぬが、その大統領のお膝元がうすら寒い感じ。では台湾やモンゴルはどうか、これらの指導者や国民の真意は計りかねるが、軍事的に在日アメリカ軍は頼りにしたいだろうが、日本国に対してはどうだろうか。台湾からは半導体後進国として馬鹿にされてはいないだろうね。モンゴルの政府や国民が相撲以外、日本への期待はあるだろうか。

フィリピンはさて措いても南太平洋の島嶼国だって同じこと。金をばらまけば何とかなると思うのは間違いだ。今回のサミット開催でどのくらい金をばら撒いたつもりか知らぬが、中国にはとても適うまい。明日読後感をアップするつもりでいるが、先ほどアメリカ共和党大会で就任演説をした次期副大統領候補のJ・D・バンス上院議員は著書の中で「名誉」ですら固執する必要が無いと断じていた。力でもなく、経済力でもなく、名誉ですらないとすれば残るのは何だろう?

2024年7月17日水曜日

過ぎたるは

 昨日も夜まで寒いくらいで、普段掛けずにいた毛布を掛けて寝ていた。思うと日中一度も汗をかかない珍しい日だった。梅雨寒と言うのだろうと思っているが、流石に7月も半ばそういつまでもエアコン無しでは過ごせないだろう。どうも1日に1回くらいは汗をかかないと生きてる実感がしないし第一寝つきが悪くなったりする。かと言って激しい運動は苦手、精々外で歩くだけのこと。しかしこれも「過ぎたるは猶及ばざるが如し」で考えものらしい。

「1日に1万歩も歩くのは却って身体に悪い」と、後輩の友人からも言われていたし、書店で本を立ち読みしてもネットを見ても、80歳代の高齢者の運動量として歩き過ぎを戒めることには事欠かない。しかしつまらぬことに反発する悪い癖があるので、ここ数年続けて来たが、もうそろそろおしまいにしようかとも思い始めている。幸いこの1週間ほど雨の日が多いので、歩行数は1日5千歩程度に収まっているが、寝つきが悪いというほど事も無さそうだ。

昔タバコをやめたことを自慢した時に大阪の得意先の専務さんから言われたことを思い出す。「支社長さん、何かをする努力は大変ですが、止めるほど簡単なことはありませんぜ。やらなきゃいいだけじゃありませんか。」正に仰る通りだ。思えば多くのことをチョットしてみては途中でやめてきた我が人生。今更ながら未達成の後悔もあるようにも思うが、人生は限りがあるのだから命を含めて何事も中断は大ありだ。

1日1万歩の終了を思い立った訳でもないが、近い将来にはその日が来るだろう。

2024年7月16日火曜日

変な夢

 今朝の明け方、何と若い時代多分40歳頃のことだ、会社の忘年会か何かで若い女子社員と楽しくダンスをしている夢を見ながら起きたので、目覚めがすっきりしている。大学入学直後、新宿の6畳一間のアパートで兄と同居し始めた時、兄が一番初めに言ったのは「先ずダンスを覚えろ。」兄は大学に入学してすぐ夏休みに長野のダンス教習所に通って覚えたそうだ。しかし東京で教習所を見つけるのは大変だし、「金も無いだろうから俺が教えてやる。」と、畳の上でワルツの基本形としてボックスの足捌きだけ教わった。

後は実地で覚えていくしかなく、何度もダンスホールに連れて行ってもらった。思うと、当時は歌声喫茶はあったが、カラオケなんてものは全く無かった。元から音痴なので歌声喫茶で他人に迷惑かけたくなかったし、ダンスホールはいきなり女性と知り合える可能性が高いから有り難い話だ。何と言っても故郷では男兄弟5人だけの家庭環境だったので、兄もいろいろ心配して面倒を見てくれたものだ。夢見の話からとんでもない方向に来てしまったので話を戻す。

起きて暫くするとアメリカの共和党大会でトランプ氏の副大統領候補が決まったとのこと。オハイオ州出身のバンス上院議員39歳。アメリカには日本の3倍近い人口があるので、優秀な人材も3倍近く居て不思議はない。氏が未だ31歳の時に書いた「ヒルビリーエレジー」(日本では2022年に出版)が大ヒットしたとのことなので、読んでみたい気にもなったが、ちょっと高いので未だ購入はしていない。

そのことは兎も角、バンス上院議員は当初トランプ氏を嫌っていたらしい。が何かのきっかけでトランプ氏派に転向とあるので、トランプ氏も周辺にすり寄ってくる人間をよく見ているのかもしれぬ。オハイオは農業州と思っていたが所謂ラストベルトも引っかかっているようだ。何れにしてもアメリカの民主党の代表者が決まる民主党大会は来月19日から22日とのことだから大分先。

それまでにバイデン氏が踏ん張り切るのかどうかもはっきりしない。ど素人予測になるが今度の大統領選はどうもトランプ氏に利がありそうだ。アメリカの政治が替われば世界は大きく動くだろう。変らず落ち込んでいくのは日本だけでは困るから、誰か何とかしてほしいものだ。

2024年7月15日月曜日

ニュース報道

 昨日起きたアメリカでのテロ事件は衝撃的だった。しかし東京豊島区の住民のどれ程が同じ衝撃を受けたかは分からない。むしろ東京都知事選挙と同じ程度だった可能性も高いのではないだろうか?都知事が替わっても大きな影響は分からないだろうし、ましてや外国の選挙中の候補者だ。生活には何の影響も出る筈が無い。出るのはテレビの番組ぐらいのこと。「だからどうした」で済むだろう。友人がゆうには「日本は縦社会」だそうだ。言われてみればその通りだろう。

自分の家族や精々親族であれば大きな関心を寄せるが、それ以外は自分が応援するスポーツ選手や芸能人であれば兎も角、政治関係のことなど大多数の人はすぐ忘れても仕方ない。だからと言ってマスコミが毎日のように判で押したように天気予報をトップに持ってきたりするのも如何なものかだ。身近な話題が大切と言うこともあろうが、嘗て豊島区池袋で元通産省(現経産省)高級官僚が高齢にも拘らず自家用車を運転して若い母と子供3人をひき殺した事件がある。

事件当時大きな話題になったのでご記憶の方も多いだろう。この事件の結果、長い裁判を経てこの元高級官僚は結局刑務所に収監されて現在服役中である。昨日たまたまテレビで観たのだが、被害者の配偶者と父親が服役中の加害者と面会したとのこと。加害者は既に相当な高齢のため、ハイとイイエしか返事が出来なかったそうだが、最後に「免許証を出来るだけ早く返納してもらいたい。」とはっきり言ったと報道された。

「これは事実と違うのでは?」と因縁をつけるつもりは無いが、この手の話について妙に丁寧に何度も報道するNHKのあり方に抵抗感を感じてしまう。その昔、一時はテレビ制作に少し関わった時代もあるので、ニュース報道とは何か考えてしまった。敢えてもう一つ追加するとロシア叩き問題がある。叩くのは結構だが、実際のところ北方領土をめぐって現在の日ロ問題や日朝問題はどうなっているのか?関係者の見解を含めて意見を聞いてみたいものだ。

2024年7月14日日曜日

大騒ぎ

 梅雨もいよいよ最終局面に入ったらしい。中四国では集中豪雨被害が出ているが、関東ではこの3連休が終わると遅くても20日までには梅雨が明けるらしい。今朝も雨が相当降ってはいたが、昼頃になると雨が上がり道路が乾き始めている。子供たちは丁度1学期が終了する頃。海や山に行くには絶好の季節が始まる。出かけたい気持ちもあるが、やはりもう止めておこう。どんなに近郊であろうと山は山。足取りの覚束なさは毎日歩いているのでよく分かっている。

早朝、食事の支度をしていたら後ろでテレビが聞きなれない音を発した。臨時ニュースのようだった。アメリカでトランプ氏が選挙演説のさなか銃撃を受けたとのこと。8時からのTBS「サンデーモーニング」で映像が入り、トランプ氏の右耳を弾丸が掠めたことが分かった。間一髪を絵にしたような事件だ。実は昨夜の恒例高校同期生とのリモート懇談で、昼間読んだ月刊文藝春秋8月号に掲載されていたアメリカで内戦の可能性が高まりつつあると警告する女性研究者(バーバラ・ウヲルター)の話を持ち出したばかりだった。

犯人はその場で銃殺されたようだし、巻き添えで市民が三人が死傷とのこと。日本は安倍元首相の暗殺から丁度丸2年。事件は単独犯で背景は統一教会の宗教問題に矮小化されているように思う。この2年間に日本がどのように変わっただろうか?政治の社会は少し変わったかもしれぬが、大きく変わったとは言い切れないようにも感じる。アメリカも同じかもしれぬし、市民の中に日本とは少し異なる亀裂が走っているのかもしれぬ。もしそれがあるにしても、それが今後どのように変化して実際の社会現象に繋がるかは未来のことで分かり難い。

アメリカは現職大統領でさえテロで倒れる不思議な国。今日も情報はあっという間に世界中に流れ、各国首脳が見舞いの言葉を送っている。岸田首相もその一人だが、何となくよそよそしい。それにしても外国には少し変わった社会学者が居るものだ。このような学者を専門家と言うのだろう。

2024年7月13日土曜日

税金の使い道

 昨日の報道で不思議に思ったことがある。朝日新聞見出しには「防衛省、218人処分 特定秘密を違法運用、自衛隊113人 海自で常態化、トップ辞任」と長い文章で記され、ご丁寧に社説にも「自衛隊大量処分 何のための特定秘密か」と記されている。先ず処分の内容は次の通り。◆特定秘密漏洩(ろうえい)など 115人 ◆潜水手当の不正受給 74人 ◆不正喫食 22人 ◆パワハラ 3人 ◆指揮監督義務違反 6人項目的には以上だが、項目間の関連性が無いように見える。表だけ読んでいる分には批判的にも読めるが、よくよく読むと実情には已むを得ざるところもあり、同情的にも読めてくる。

処分を受けたのは大臣から始まり官僚トップの事務次官や武官トップ幕僚長、陸海空情報と何れもトップ。中で辞任したのは海上自衛隊トップだけだが、戦時体制下にないとはいえ、トップがこれだけ多数処分されたのでは、世界第7位とされる戦闘集団、日本自衛隊も形無しだ。特に今年度から5年掛けて防衛費は40数兆円と急速に拡大し、数年後にはアメリカが希望する通り対GDP比で2パーセントに達するとされている中でのことだ。

大衆化社会では多数を擁する民主主義が少数意見を専制下に置くためにもう誰も異を唱えられずにいるが、ボケ老人一人であっても自衛隊の在り方延いては日本の政治体制を根本から見直すべき、と声高に叫びたい。もっと分かりやすく言えば、防衛費以外に税金をつぎ込む必要がある場所は他にあるだろう。そのためには政権交代が必要だが、日が暮れて道遠しであることは間違いない。

2024年7月12日金曜日

首相動静

 朝毎読など大手新聞には首相動静欄があって、最近の首相の動向が分かる仕組みになっている。しかし昨日から今日にかけての動向は少し解りにくい。理由は単純で首相は一昨日政府専用機でアメリカワシントンに飛び、昨日の午前中には同地に到着しているらしい。目的は言うまでもなくNATO首脳会議に出席するためだ。この会議が何日から始まったか定かでないが、何れにしても岸田首相が参加するのは最終日。日本は韓国と同様軍事同盟NATOとは無縁だから当然だろう。この最終日は加盟32ヶ国以外にウクライナのゼレンスキー大統領も参加していて、アメリカの大統領が誰になろうと、NATO事務局長が誰になってもウクライナ支援を続けるとの姿勢を見せるお祭り騒ぎ。その中で一役買ったか買わされたか。経緯も分からぬ一ボケ老人からすると迷惑至極にしか思えない。

世界の方々で政権が揺らいでいるが、アメリカもその一つ。揺らぐ最大の原因は大統領自身の問題。高齢化による体力劣化ときれいな言葉に惑わされるが、未だ81歳だからそれ程の高齢ではない。アメリカでは年齢による差別は法律かどうか知らぬが、禁じられているようだ。だから誰も年齢については声高に異を唱えないらしい。ただマスコミだけはしっかりしていて、面と向かって認知テスト受けるべきと主張している。直接言われた大統領は必要が無いと撥ねつけたが、ここはアメリカのマスコミもしっかりしていると言うべきだろう。

要するにバイデン大統領は高齢が問題ではなくて、認知障害を患っている病人であることが明らかになりつつあるらしい。しかも、日本は既にバイデン氏側近スタッフからも見放され、以下元外務官僚天木直人氏メルマガからの引用:今朝のNHKニュースがキャンベル米国務副長官とのインタビューを流した。曰く「インド太平洋4カ国(日本・韓国・オーストラリア・ニュージーランド)と防衛産業協力を拡大したい。その上で、日本とは軍需品の共同生産などで協力関係を拡大させ、今月にも行われる外務・防衛閣僚協議(2プラス2)でさらに協議を進めたい。」

日本は既に、ブリンケンやサリバンのようなバイデン中枢には相手にしてもらえず、キャンベルのような、三流ジャパンハンドラーを国務副長官に格上げし、日本に命じるだけで、ことが足りるようになっている。:引用終わり

2024年7月11日木曜日

栄養補給

 科学的知識が無いので断定はできぬが、人間である以上栄養の補給が必要であることだけは間違いないだろう。問題は補給の仕方だ。誰も個人的には様々な思いを持ってるだろうが、何も考えずスーパーに着いてから美味そうなものを物色するなんて人は少なそうだ。しかし小生のように2日おきに同じものを購入するなんて無精者も少なくて当たり前。自分でも問題だとは思っているが、どうすべきか解決方法が思いつかないのでもうだいぶ長いこと朝飯に同じものを食い続けている。

別にカロリー計算をしたことも無いが、あまり変わりなく生きているので、良しとしている次第。栄養素のバランスは多分褒められないだろうが、医者からは塩分を控えるよう注意されるくらいで今のところは収まっている。昔は酒も随分飲んだが、最近は一人で飲むことは滅多に無いし、友人知人と飲むときの量も大分少なくなっている。そんな時は同席者の意見を取り込みながら、できるだけ美味そうな料理を注文することにしている。血肉や骨などの身体の外見については、何となく間に合ってる感じがあるが、問題はアメリカ大統領ではないが、オツムの中身。

幸か不幸か、「認知検査を受けたらどうか。」とアドバイスをもらえるほど偉い立場にないし、バイデン氏と同じように自分では未だ大丈夫と思い込んでいるので受けてはいない。しかし脳にも栄養補給が大事ではと思うことが時々ある。本当は芸術を鑑賞できればベストだろう。しかし経済的余裕が無いとは思いたくないが、芸術の中で鑑賞できることは精々映画鑑賞くらい。これも最近はさっぱりで、今のところは読書に頼るしかない。極力雑誌の読書欄等を見たりするが、「あった!」と思うことも少なくなった。今後はむしろこちらを注意すべきかもだ。

2024年7月10日水曜日

信仰心

 暑さのせいか高齢のせいか、多分両方だろうが最近はブログの内容も支離滅裂、まともに書けたものが少ないと思っている。今日も朝までは読後感を書こうと思っていたが、考えが纏まらないので書名だけにする。2ヵ月くらい掛けて昨日読了したのが「アマテラスの暗号」上下2巻で著者は伊勢谷武氏。もちろん今まで聞いたことが無い人。メルボルンの大学卒業後ゴールドマンサックスのデリバティブ・トレーダーを経て投資家情報関連の企業を設立代表を務める。とブックカバーの見返しには紹介されている。

一種の小説ではあるが、日本人の歴史に大昔のユダヤ人が大きな影響を及ぼしたことを、旧約聖書や日本の古代文献を参照したり、日本の神社などに残されている古文書等もひも解いて証明していくお話。いつも読んでいる「高野孟のTHE JOURNAL」の中で高野氏が面白いと書いていたので買ってみた。

しかし基本的には宗教が絡む話なので、感想も書きにくい。もともと善光寺の門前町長野市の出なので仏教には何かと縁があり、両親の教えもあったりして今では曹洞宗の菩提寺に対しては敬虔な檀徒のように振舞っているが、これも突き詰めれば住職との人間関係を大切にするだけのもの。逆に言えば精神的に救われるとなれば、神道であろうとキリスト教であろうと何でも構わないから、変なところで手を合わせたり、アーメンと唱えたりしている。

数日前も皇居の竹橋から飯田橋まで散歩してきたが、途中九段坂を横断した時には靖国神社の大鳥居の前で帽子を取って一礼した来た。山歩きしていた頃は至る所に小さな祠があるので、前で休憩する時は何時も一礼は欠かさない。要するに個人的宗教心はいい加減だが、子供心に植え付けられているのが、閻魔さんの怖さ。これが善光寺の本堂に入ると右側からこちら睨みつけている。生前嘘をつくと三途の川べりで待ち受け舌を抜かれると教えられたものだ。

善光寺の本尊は宗派と無関係であることは知っているが、仏教と言う宗教は小生にとって親和性が高い。神道もアマテラスの伊勢神宮と弟スサノオの出雲大社との関係で言うと、信濃路には出雲大社と関係が深い諏訪大社信仰があるのでどっちを応援すべきかが難しい。

2024年7月9日火曜日

都内の労働力不足

 我が家の南面は長いこと300坪ほどの空き地が広がり気持ちよく過ごしてきたが、この春から所有者のオープンハウスなる会社がついに戸建て住宅の建設に着手。既に西側のバス通りに面した1戸は、恐らくサンプルの意味があるのだろうほぼ完成状態。しかし鉄パイプの足場とネット囲いのままで置かれている。それでも先月の初めころから隣接する2か所も整地が始まり、今朝はそのうちの1戸分にやっとこクリートうちが始まった。この進捗状況を見ていて感じるのは、最近よく聞く圧倒的な労働力不足。

建築現場の作業員は8時には作業開始と決まったものと思っているが、8時になってすぐ作業に入る作業員は居たためしがない。いつも二人くらい若い作業員がうろうろしているが、彼らはいつもスマホで誰かと話をしている。察するに派遣先の会社かどこかに指示を仰いでいるのだろうが、要するに何かが届かないので作業が開始できないのだろう。我が家の近くは比較的開発が遅れていたようで、あちこちにやれパナソニックだ、セキスイだのと数多くの建設現場の囲いが出来ているが、本格的職人グループが乗り込んで作業を開始している例は少なく、いつも若者数人でほそぼそと進めているのが実情。

戸建てにしても小規模アパートにしても年内には完成するつもりで届を出していても、実際は能登半島の地震も影響している可能性は多分にあるのだろう。首都圏の労働力不足は深刻なようだ。池袋を歩くと相変わらず聞きなれない外国語の会話が多いが、働き盛りの大人で豊島区内で働いている人が少なくなっているのは間違いないだろう。個人的な気分だけで言えば、都内に人口が集中することは感心しないので、建設が遅れるのはむしろ歓迎だが、社会的に考えればやはり大きな問題だろう。

2024年7月8日月曜日

個人的な祝い

 昨日の都知事選で現職小池氏が圧勝したことは少し残念だが、世の中自分の思い通りになることは少ないので、それ程びっくりはしない。公的な枠組みがどのように変わろうと、現代の日本で食糧難になったり、有り金を強制的に巻き上げられる事態には未だほど遠いと高を括っている。それより何より今日はある意味で、非常に目出度い日でもある。先週の月曜日日大板橋病院で前立腺がんの定期検診を受けたことは書いたが、今日はその結果を聞きに行った。

この病院で最初の生体検査を受けたのは何でも2009年のことらしい。以来ホルモン療法と患部への放射線治療で、入院もせず通院だけで治療を乗り切ることが出来た。その通院もここ数年は年に1回で、それも今日をもって終了となった。 個人的な病歴なんか面白くも無いだろうが、15年後の今日、先週受診した検査の結果で少なくても前立腺がんに関しては全快と泌尿器科と放射線科の医師二人が保証してくれた。むしろ病院から帰りの暑さ対策を心配すべきとの有り難いアドバイス頂き、診察料150円を支払ってルンルン気分で帰宅できた。

気のせいかもしれぬが、この暑さにも拘らず最近夜は熟睡できている。病院に通い始めた頃の夜間の頻尿を思うと夢のようでもある。これからは残り少ない人生だから出来るだけ無理をせず、元気で過ごしたいものだ。また今日は次女の旦那が長かった仙台での単身生活から解放されて本社への転勤になったとのこと。次女夫婦を池袋に呼んで遅い昼食を御馳走することにした。

若い人たちの話を聞くのが楽しみだ。世の中は変らないようでも何かが少しずつ変わっている筈。そのためには全く異なる年代の人と話をするにしくはない。

2024年7月7日日曜日

暑い日が続く

 今日は七夕、子供じゃないので星に願い事をする気にはならない。都知事選を棄権しようかとも思ったが、昼の買い物がてら投票所に寄ってきた。大方の予想では自民公明の支援を受けた小池現知事が圧勝らしい。悔しいが仕方あるまい。

ここ2年ほどは世界的に言えば中露vsアメリカのせめぎあいが続いたが、どうやらアメリカが相当疲れてきているように見える。アメリカにつき従っていたEU諸国も英仏が疲弊し、アメリカの過酷な要求に応じられるのは極論すればドイツだけになってしまった感じもある。EU委員会のフォンデアライエン委員長はウクライナ支援を変えずに頑張ると言うが、今度議長国なったハンガリーのオルバン首相は、就任早々ウクライナのゼレンスキー大統領に和平を持ちかけたらしい。

日本のメディアは何が何でもロシアを勝たせる訳にいかぬとばかり、解説者を総動員して中露の隙間風とかいろいろ言うが、どこの国であろうと、国のためなら命も要らぬなんて国民は多くないことは明らか。ゼレンスキー大統領もロシアとの和平交渉に臨まざるを得ない立場に追い込まれそうだ。本来であればアメリカが和平の仲介をすべきだろうが、これまで煽ってきた経緯もあるのでそれは無理かもしれぬ。しかし、アメリカの大統領選でトランプ氏が勝てばその可能性は無きにしもだ。

半年近く先のことを心配してもいけぬが、誰が仲介しようともし停戦が実現すれば、日本は行き掛りからして、相当な資金を投入せざるを得ないような気がする。昔はウクライナから木材など日本も相当輸入していたようが、最近は何が替わりに見つかるのか?事情通の知り合いが全くいなくなってしまったが、何となく貧乏くじを引きそうな予感だ。

話が昨夜に戻る。夕方から物凄い土砂降り、早めの夕飯に出かけて帰り際池袋西口の地下道からの出口でもろにぶつかってしまった。引き返して地下鉄に乗っても千川駅から自宅まで歩けば約15分。ここから歩いても30分あれば帰宅出来る筈。濡れ具合に変わりないだろうと歩いて帰宅。ビニール傘は持っていたが、帽子から靴までずぶ濡れ。身に着けていた総てを洗濯機に放り込んでシャワーを浴びた。独居のメリットは身体が乾くまで丸裸で家じゅう歩けること。昨夜は天然の冷却があったせいで熟睡できたのが嬉しい。

現在18:15アップの設定がおかしかった。手動で公開。

2024年7月6日土曜日

読後感「西遊記」平岩弓枝著

 久しぶりに読後感を書こう。西遊記は日本では有名で、あらすじを知らない人は少ないだろう。著者が中国語に特に得意だったとは思えないが、挿絵を担当している蓬田やすひろ氏。この人の挿絵が物語を一層楽しく膨らませてくれた。購入した文春文庫全4巻には<まえがき>や<あとがき>と言った解説的なものは皆無。全体で30章に分かれて構成されている。お話は唐時代の今の中国。都が長安に置かれ、7世紀初めから10世紀初めまで、日本からも遣唐使による朝貢が繰り返されていた世界帝国の2代目の太宗の御代。

太宗の命を受けた一人の高僧(実は王の弟)が天竺へと旅立った。名は玄奘三蔵、取教のためである。王は統治のため仏教の普及が必要と思ったようだ。そのため、お釈迦様生誕の地から有り難いお経を分けてもらうことを算段。三蔵は途中で竜馬を見つけ、猿の孫悟空や豚の猪八戒、河童の沙悟浄の3名か3匹との出会いがあり、彼等を弟子として旅を続ける。しかし旅は困難苦難の連続で当初3年で天竺到着を予想していたが、結局14年もの歳月過ごすことになる。

この試練を克服出来たのは、つき従っていた弟子共の活躍もあるが、偏に仏法の力。原作は子供のためであったかどうか知らぬが、仏教を分かりやすく解説した教科書的な匂いもありそうだ。言わんとするところは、人の世は悪い化け物で満ちているし、人間も怠惰に流れると、どうしても碌でもない者に変身してしまう。厚く仏法を敬えとの意だろう。仏教がインドからチベットなどを経過して中国に齎されてた経緯は詳しく知らぬが、このお話で想像を逞しくすることは可能だ。

日本の桃太郎伝説の家来に猿と豚が登場したかどうか忘れたが、動物が桃太郎を助ける発想は恐らく西遊記を下敷きにしたと思う。感想として強く印象付けられたのは<化け物・妖怪は人間の姿をしていても影が出ないこと。猿の孫悟空が指摘している。太陽の恵みには影がつきものなのかもしれぬ。もう1点は三蔵が天竺から持ち帰ったお経は5048巻、随分中途半端な数字だが、涅槃経400巻から始まり、具舎論経10巻に至る目録が掲げられているのも興味深い。果たして現在仏教のお経にも通じているのかどうかだ。一応仏教徒になっているが、半信半疑だ。

2024年7月5日金曜日

何を今更

 梅雨明けの発表は20日近くになりそうとのことだが、東京は1週間近く猛烈な暑さが続いている。夜になっても25度を下回らないので一晩でパジャマが湿気ってしまう。毎日洗うのも面倒なので洗わずにただ干して夕方着なおしているから、家内が生きていたら叱られることだ。それでも昼間徘徊を続けているので、寝る前に1時間だけ除湿設定をすれば9時から真夜中の1時過ぎまで熟睡できるのがありがたい。

今更腹を立てても仕方ないが、世の中AIとQRコードの全盛。カラスの鳴かぬ日があってもこの二つを聞かぬ日は無い。AIがどんなに賢いか知らぬが、いくら馬鹿でも数多いNHKの職員が、必要と思う項目を拾って、手際よくまとめて報道することを考えるべきだ。判じ物でもあるまいに画面いっぱいに文字を並べ、挙句の果てはこれをずらして弄び、視聴者は何が何だか判別不能。高齢で目が霞んでいる小生は揶揄われているとしか思えない。同じくこれに毒された自衛隊では、AI要員を現在の千数百人から4千人規模に増強するとの方針を打ち出した。何でもサイバー攻撃を撃退するとのこと。

出版社の角川がサイバー攻撃で読者の個人情報が流出したことはニュースになったので知ってるが、自衛隊がサイバー攻撃で如何なる被害を被っているかは寡聞にして知る由もない。攻撃者がロシアか北朝鮮か知らぬが、自衛隊員の個人情報なんか盗んでも仕方ないだろうに。ましてや自衛隊の軍事秘密なんかに盗む価値のあるものはそれ程は無いだろう。むしろJAXAのような組織の方がよほど価値がありそうだ。日本には他国が羨むような情報は殆ど無きに等しいのではなかろうか。

今週は岸田首相のもとに訪問者もいないようだが、来週には大好きなアメリカに出張されるとのこと。これも今更なことだが、NATO首脳会議出席とのこと。いつからNATOとそんなに仲良しになったか知らぬが、NATOとは漢字で書けば北大西洋条約機構。太平洋の東、日本海を抱く日本がどうすればNATOなのか不思議に思う。EUなんかも同じだが、イギリスやフランスをはじめに欧米では政権が揺らいでいる国が多い中、員数外の日本が脇から何を言うのだろう?

2024年7月4日木曜日

彼我の相違

 梅雨明けの宣言は出されていないが、近くの小学校校庭の片隅にあるプールからは子供たちが燥ぐ元気な声が聞こえてくる。歩く小生は首にタオルを巻き付け全身から汗が噴き出すありさま、熱中症に気をつけねばならない。今夜にはイギリスの総選挙の結果が発表されるだろう。他国のことだし、日本との縁も何か薄くなってるようにも感じる昨今だ。しかし長く続いた選挙報道を観続け感じることが多い。思いつくまま二点ほど挙げてみたい。

先ずスナク現首相が土砂降りの雨に打たれて官邸前で総選挙実施を宣言した日のこと。先々月の5月22日。現在どこにいるか所在さえ確認できない岸田首相が「判断は国民に委ねる」と大見得を切った頃と同じかどうか知らぬが、イギリスの国民は今日中にその判断を下すことになる。日本国民は判断の下しようが無いこの大きな違いをどう考えたら良いのだろう。イギリス国民の最大の問題は経済、即ちインフレ問題。かと言って安全保障問題が置き去りにされていることではない。

次に極めて下らぬ外形的な違いで首相官邸のこと。日本の官邸は前から永田町にあったが、小泉首相時代だったか、大増築されてホテルのような建物になっている。イギリスのそれはダウニング街10番地の標識が掲げられた玄関扉が外から見えるだけ。中がどれほど立派な執務室になっているか非公開だから分からない。しかし国会議事堂の質素さから慮れば容易に想像ができる。兎に角日本人は外見を飾ることは好きだが、それでは物事の本質は変らない。玄関が小さければ警護も少人数で済むだろうに。

スナク首相は今回の総選挙で自身の当落さえ危ぶまられていると言うのに、最新の報道では未だに意気軒高、将来に向けた保守党のために頑張っている。そもそも政権与党保守党の本部なんて代物は報道で取り上げられたことは無さそうだ。だから小生も知らぬが、多数の警察官が常駐して警護している平河町の自民党本部はよく知っている。こんな違いも考えるに値するかも。

昨日は日本で新紙幣が発行されて大騒ぎになっている。何でも1兆円を超す経済効果があると政府関係者が喜んでいるらしい。全く馬鹿々々しいと言ったら怒られるかもしれぬ。

2024年7月3日水曜日

総て天任せ

 毎朝食べてるご飯のお米、長いこと長野県安曇野産を愛用してきた。価格は5キロで2500円と手ごろでもある。昨年は米どころの上越が不作だったらしいが、安曇野は天候にも恵まれ豊作だったとのこと。凡そ月に1回買えば大体足りるとしたものだった。昨日散歩の通りすがりで米屋に立ち寄り注文したところ、安曇野産が売れ切れてしまっていた。数年来無いことだが仕方ない。米屋の勧めで京都産に切り替えて今朝届けてもらった。料金は3000円。安曇野産新米は9月初旬に出るらしいが、料金がこれまでと同じになるかどうかは今のところ分からないとのこと。

世の中にはちょっとした運と不運が複雑に絡み合っている。9月にすっきり2500円に戻るなんて考えない方が良いかもしれぬ。どうしても自分はラッキーボーイとは思えないのだ。しかしよく考えれば、今こうして能天気にブログなんかを書いてること自体、相当ラッキーと思わなければいけないのだろう。この歳になれば何事も「天任せ」にしくは有るまい。

今度の日曜は都知事選挙の投票日、小池現知事が再選されるとの見方が多い中棄権しようかと思っていたが、天気が良くても悪くてもやはり行くべきと考えを改めた。これも結果はどうであれ、天知る地知るだ。

2週間の都知事選挙でもかなり長く感じるが、アメリカ・イギリス・フランス等の選挙はよくもまあ延々とするものと感心してしまう。選挙が無いに等しい中国とロシアの首脳がまた首脳会談をカザフスタンで行うとのこと。生きているか死んでいるか定かでないような岸田首相閣下、運を天に任さずアメリカに任せたものの、心の中では「生殺しはやめてくれ」と天に向かって祈っているかもしれぬ。しかし代わりに出てくるのが石破氏じゃ変り映えは無いだろう。それが世の中と言うものかもしれぬ。

2024年7月2日火曜日

さしたる意味も無し

 雨はやんでいるが流石に蒸し暑い、まるでサウナ風呂にでも押し込まれたような感じだ。窓を開けた上にエアコンまで使っている。電気料金は気になるが体調には代えられない。無理をしない、ムキにならないが一つの健康法だ。歳が行けば誰でもそうかと思うが、アメリカのバイデン大統領やそのご家族はいったい何を考えのことやらだ。日本もそうだが、1国のリーダーともなると英国にしてもフランスにしても同様で、トップは引きずり降ろされるか、自分で降りるかは兎も角、下がるしか無い。

そのタイミングは誰を見ても相当難しそうだ。山歩きを趣味にしていた頃に言われたのは「泊りの場合は14時半頃まで山小屋到着を目指すこと」だった。富士山の山梨県側登山口では今年から入山時間を16時で締め切るそうだが、それでも遅すぎると思う。もし小生が管理できる立場になれれば、入山は12時で締め切ってしまうだろう。政治の世界には入山時間のようなものは無いので、何歳になっても立候補はできる。しかし、1週間近く別荘で特訓したバイデン氏の認知症状況は酷いものだ。80歳過ぎれば誰でも半分認知症状態とは言えどもだ。

先日の大学同期会でもそうだし、毎週土曜の夜リモートで集まる高校の同期生にしても然りだ。話題が乏しくなり、必然繰り返し聞く話が多くなる。当然だ、自分を顧みても毎日送られてくるメールの殆どは読まずに削除している。世事への関心が薄くなるのは仕方ない。昨日はカレンダー破り捨てた。新しいページに半夏生という文字があったが意味を知らない。どうでもいいのだが、調べてみた。

ネットには「かつては夏至から数えて11日目にあたる日、現在は太陽が天球上の黄経100度通過する日を「半夏生(はんげしょう)」といい、2024年は7月1日になります。」と書いても意味が分からぬが、タコが美味くなる季節とのこと。これは分かる。

2024年7月1日月曜日

文月朔日

 6枚綴りのカレンダーが半分の3枚なった今日、朝飯を食わずに日大板橋病院へ、今日はいつもの血液と尿検査の他にCT検査があるので、医師による診断は無し。8時開門だが7時半から並んで9時には終了。病院近くのファミレスで朝食をとって10時に帰宅。結果は来週月曜日に訊きに行く予定。検査料金は4900円。1年ぶりだから仕方ないが、医療費も随分高くなったものだ。

ファミレスで読んだ読売新聞1面の<編集手帳>に博報堂の調査で、将来の生活に対する不安を感じる人の割合が40%。2位のシンガポール14%を遥かに上回っている。とあった。この調査はアジア地域に限定されたもので、対象者が16歳から60歳の男女、1万5千人とあったように記憶している。アジアの中で日本は最も近代化された国だと思う。要するに近代化社会は複雑化するので、誰しも漠たる不安を感じるのは已むを得ないかもしれぬ。

歳をとったせいで将来への不安は左程無いが、世界がこれほどまで激しく変化するとは思わなかった。諸行無常と禍福は糾える縄の如しとはよく言ったものだ。最近思うのは、そのどうなるか分からない将来未来について、マスコミがこれまた毎日のようにしたり顔で解説をしてくれる。何を信じていいか分からぬが、こちらとしてはどうなろうと出来ることはもう既に限られている。言い換えれば何もできないと同じこと。今朝も韓国軍がご丁寧に北朝鮮が早朝日本海に向けミサイルを発射と発表。なんて報道が流れて国民が右往左往するだろうか?

国民は兎も角、自衛隊は何をするのだろう?陸海空の隊員たちは何もせず熟睡してるかもしれぬ。総理大臣も防衛大臣も同じかもしれぬ。考えると日本は本当に可笑しな国だ。何で韓国軍の発表が国営放送NHKでいち早く流れるのか。考えても仕方ないが、北のミサイルが日本に飛来する日が来ないとは断言できない。能登半島で元日に大地震が起きることと似たようなものだ。出来る限り雑音を取り込まず、今日やるべきことをやるしかない。

先月は29日の段階で歩行数が32万歩に達していたので、昨日は自宅で大半過ごしてゆっくりした。今日から月が替わったので、また1万歩以上歩いてみた。よろよろしてはいるが今月も頑張りたい。