俗に<貫禄負け>と言われることがある。何かの勝負に入る前に向かい合っただけで片方が負けてしまうことだ。あまり多くは無いが、今回の米中会談の報道を見ている限りアメリカの大統領が中国の習近平国家主席に圧倒されているのを見て思った。トランプ大統領は大勢の閣僚と財界人を引き連れて中国に長期滞在してはいるが、結果何を得たのだろうか?ボーイングの旅客機200機の売り込みに成功と報じられてはいるが、目的とする半導体関連鉱物資源の確保などについての報道は無い。
中国の国力はここ数年続く不動産不況であまりパッとしないようにも見えるが、2013年から始まっている国家戦略<一帯一路>は徐々に成果を挙げつつあるようにも見える。google AIによれば当初の提唱から4年後、「国家戦略への格上げ(2017年): 中国共産党の党憲(行動指針)に盛り込まれ、国家の最重要戦略となりました。この頃、参加国・地域は100を超え、巨額の資金が発展途上国の鉄道、港湾、発電所に投じられました。」とのこと。
途上国の<債務の罠>とか米国の裏庭とされる南米での米国との軋轢とかいろいろあるようだが、一昨年ペルーに設置されチャンカイ港に関する報道を昨日たまたまテレビで観て思った。ペルーの大学教授がこの事業の成功を絶賛しているのだ。アメリカ大統領の任期最大8年では任期20年を目指している共産党国家主席にはとても勝ち目がないだろう。大昔中国では唐とか明の時代に、日本はいわゆる朝貢外交を行っていた。貢物をするが、帰りに中国側は倍以上の価値がある土産物を呉れたとのこと。ひょっとするとボーイング100機なんてことも中国ではアメリカへの土産と思っているかもしれぬ。
一方で自律型AIの開発についても一日の長がありそうだ。