一昨日のことになるが、行きつけの紀尾井町のレストランのマネージャーから「そりゃ若い!」と褒められて嬉しかった。マネージャー氏は恐らく70代のお兄さんと同じくらいと思っていたようだ。実は今日が誕生日で満86歳となった。自分では歩いていても足元が覚束なくてヨボヨボしているのがよく分かるが、そう見られたくないので出来るだけ胸を張ってか見栄を張って努力している次第だ。
独居なので、他人の目は気にせずに気楽にしてもいいのだが、他人に目を気にしている方が行儀が良くなると思っている。毎日外出するせいもあるだろう、いつまで出来るかは分からない。願わくばあと4,5年はこんな生活を続けさせてほしいと思っている。高校を卒業して30年目、皆若々しかった時に長野在住の友人たちが同窓会を企画してれたことがある。その時に発行された小冊子未だに保管して、時に触れてよく読み直している。会への出欠の返信ハガキが印刷されている。その中で小生が書いた返信は以下の通り。
「大学卒業以来中堅広告代理店勤務25年、一昨年8月15日その会社を辞職。げんざい人生二毛作目と考え新しい会社で勤務中です。」時代の変化で最初の会社も次の会社も現在は無いのと同じ。乗り合わせた船が大きければずーっとその会社に居たかもしれない。組織が大きければ生涯を組織に託す、それも一つの考え方だ。小生の場合はそうではなかった。組織から吸収できることは吸収して身に着けて体よくおさらばして自分で社会実験を繰り返した来たような人生だった。
自分の誕生日について過去に書いたのは2011年と2015年の2回だけのようだ。人生の一毛作目、二毛作目の収穫がどうであったか、今となっては甚だ心許ないが、現在は正に三毛作目。これまた心許ないのも同じだ。