昨日の昼前、暇な爺はいつも図書館ばかりで面白くないと感じて、二駅ほど先の日比谷の東宝シネマの映画館で、面白そうなものが無いかと探してみた。タイトルだけで探すのは少し骨だったが、ビンゴ!の大当たり。タイトルが「ウォーフェア 戦地最前線」開幕まで30分足らずで最適。何も分からないまま、即入場、館内中央の座席でゆっくりと観劇。最初に字幕で「本作品は数枚の写真を基に当時状況を出来るだけ忠実に再現しました」と前置きがあった。
内容はイラク戦争当時のイラクの小さな町。アメリカの陸戦部隊、と言ってもよく分からないが、兎に角10数人の小部隊。リーダーの将校の階級すら記憶に無い。1軒の民家に押し入り、住民を宥めすかして1室に押し込め、重機関銃を据えて周辺警護の準備を始める。要は、この周辺を制圧アメリカ軍の占領に備えたいとの上層部からの命令だろう。日本の旧軍隊は勿論のこと、自衛隊での訓練経験も無いので分からないが、兎に角アメリカの戦闘部隊は本部指令関係者との通信施設は万全。
何か異変があればすぐに応援を要請できる。と言っても最前線にいる緊張感や恐怖感は妙なぐらい観客でもある小生にまでよく分かる。前の夜に壁をぶち破って突如占拠した民家の1階に銃座を据えて通りを監視しているうちに不穏な動きを発見。民間人を装ったイラク軍が攻撃を開始。応戦を始めるが、すぐにけが人が出て、司令部に応援を要請。同時に戦車での迎えも頼む。
アメリカ軍は昔も今も兵器は潤沢で補給もしっかりしているので、すぐに対応するが、それでもその退却時でも死者と重傷者が出てしまう。丸1日にも満たない戦闘であるが、その間のリアリティーは実に生々しい。大部分の兵士は助かる設定ではあっても、死亡したり生き残っても四肢の一部を失ったりする戦争の凄まじさ。原爆や夜間大空襲で大量殺人を繰り返し、現代でも相変わらず武力をちらつかせるアメリカ。
しかし一方では、自国兵士は生死を問わず一人たりとも戦場に残さないと聞いている。B級戦争映画と言ってしまえばその通りだが、いろいろ考えさせられた気もした。