2025年1月22日水曜日

競争社会

 経験が浅い若い頃に当たり前と思っていたことが、最近になって世界の常識と大分かけ離れたことが多いことに気がつき始めた。やや手遅れの感があるが、日本には独特の社会主義的文化がある。幼稚園時代から覚えた童謡「お手々つないで」から始まり、その後の義務教育でも入学式とか○○式が多く、社会主義と言うより集団主義と言った方が適切かもしれぬ。

義務教育期間は良いとして、高校大学果ては就職しても入学入社は一斉で、同期生の絆を重んじている。別に悪いとは思いたくないが、軍隊であれば兎も角、会社に入るのに入社試験が一斉に行われ、何年も同じような給料で働くのは社員の能率化の点から見て如何なものだろうか。

娘の一人が嫁いだ旦那の会社は近代化が進んでいるようで、ボーナスは年に一度らしいが、ボーナス支給も年に大多数の会社似たような時期に2回のようだ。横並びは良いこともあるだろうが、生涯に亘る横並びはもう時代遅れだろう。個人的にはあまり好きではないが、競争社会の厳しさを経験せずに来た人生が良かったかどうかだ。

2025年1月21日火曜日

アメリカの政変

 昨日は大寒だったのに妙に暖かで、おまけに夜には激しい雨と風と雷まで鳴っていた。中学生時代に身体を鍛えたくて一冬寒中に水を被ったこともあったが、意志薄弱か身体が弱かったせいもあるだろう、体質はそう簡単に変えられるものではなさそうで未だに寒さには弱い。

我が身体とは異なり、昨日大統領が変わったアメリカ国家。日本にも少なからず影響が及びそうだが政治の方向性が大分変りそうだ。前政権の民主党支持者からは民主主義の危機とまで言われているが、そもそも民主主義なるものが庶民にとってどれ程有り難いものかもよく理解できない。トランプ政権が唱える大幅な規制緩和は結構かもしれぬが、これまで全世界がほぼ一致して努力してきた地球温暖化対策無視は何をもたらすのか?この問題をあまり真剣に考えたことが無かったが、ちょっと気になる。

アメリカは現在インフレの影響で国民が悩んでいるとのこと。インフレ解消のためにはエネルギーコスト削減が喫緊の政策課題だそうだが、日本の物価高騰もエネルギーコストの高騰が大分影響してたのかもしれぬ。トランプ政権の方向性が的を射てるかどうかは分からないが、103万円の壁とか言って税制をこねくり回すことに比べれば庶民全体を考えた政策に聞こえてくる。何れにせよアメリカの政権交代で今年は世界中に様々な影響が出ることだろう。

場合によっては我が暮らしも影響受けるかもしれぬが、別に覚悟するほどのことではあるまい。

2025年1月18日土曜日

読後感「魂の昭和史」福田和也著

 この年末年始にかけて読んだ本の中で一番感銘したとも言える。実は著者のことは昨年末まで知らなかった。文藝春秋かテレビか忘れたが歴史関係に詳しい同じ職業を持つ人間の保坂正康氏が福田氏の功績を絶賛しているのを知ってのこと。アマゾンで著書を探し当てた結果入手したものだ。ネットで著者の経歴を確認すると1960年生まれの慶應義塾大学名誉教授で昨年10月に亡くなられている。肉声を聞くことなく早逝されたことは残念だ。

本書は著者自身が<まえがき>で述べているように10代、20代の若い読者を念頭に書いているので易しく分かりやすい文体になっている。著者の活動の実態を知らないので的を外しているかもしれぬが、同時に読んでいたフランス人評論家のエマニュエル・トッド氏の人類学的分析に共通するところが大きいように感じた。著者もトッド氏も同じ国民は意識するしないに関わらず、魂の深いところで共振する深い絆があると言っている。

外国で大きな事故が起きるとマスコミは「この事故のために亡くなった日本人はいません」なんて報道するが、それが横の絆とすれば歴史の事案も同じで、歴史を学ぶと日本のことについては心の奥で共振を感じる筈だとのこと。確かにそれは同意する人が多いだろう。

本書の内容は昭和以前、江戸末期から明治大正年間に於ける日本の世界的視点からの位置付から解説が始まり、対象の末期から昭和にかけ本格的戦争の時代に突入した時代背景と経緯が述べられ、敗戦によるアメリカの占領政策変によって変わったことと変わらなかったこと、アメリカ人と日本人の気質の大きな違い。更には復興復旧を経てバブル経済があり、それも元の木阿弥水の泡にとなってサブカルチャー時代が来て本当の戦後が始まったと言う。ものに対する憧憬が薄れて、価値観の多様化が来たと言いたいのだろう。

2002年即ち平成半ばの発刊本なので、若い読者に向けて昭和と同じ過ちを繰り返さないために、歴史を学んで新しい道を訪ねること薦めている。しかし残念ながら令和6年の今、満州事変が勃発した昭和6年に共通するものを多く感じてしまうの何故だろう。

2025年1月16日木曜日

最近の出来事

ブログを再開したので何か書きたいが、フラフラ歩いていても面白そうなことは見つからない。相変わらずの集合住宅建設は続き、何となく店じまいする店が増えている感じがするだけ。ニュースで記憶することは、まもなくアメリカにトランプ大統領が出現すること。関係があるのか無いのか分からないが、イスラエルとハマスの停戦が実現しそうになっている。恒久平和は無理との向きもあるそうだが、何とか穏便に済ませてほしいものだ。序にウクライナの戦争状態も、年内には何とか落ち着かせてほしい。実現すればアメリカ共和党の支持率も上がるように祈るよ。

隣国の韓国では大統領が検察に捕まってしまった。先がどうなるか分からないが、ユン大統領も気の毒だ。優秀な人はつい勢い余ってと言うことがあるのだろう。その点日本の政界は平和なものだ。石破氏が優秀でないからと言いたくないが、少なくても氏には勢い余っては無さそうだ。政治関係ニュースで取り上げる103万円の壁なんて関係ある人はほんの少数じゃないか、なんて思うが的外れかもしれぬ。 

2025年1月14日火曜日

春遠からじ

 昨日書いたブログを今朝になって読み直してみたが、いったい何を言いたいのか自分で言うのも変ではあるがさっぱり分からない。これ以上イスラエルを中心とする中東問題について調べたところでまともに考えが纏まるとは思えないので、中途半端で済みませんが、この問題についてはこれ以上考えるのはやめるのでご了承願います。本当に世の中分からないことだらけで困ってしまう。

比較して考えれば、自然現象は異常と言われても大分わかりやすい。東京は今のところ雪が殆ど降らず言い塩梅だが、全国的に見れば今年は雪が多い方だろう。今は大寒直前、東京だってそこそこ寒いし、春先になればドカ雪が降る可能性もある。仮にそうであってもやがて梅も咲いて桜の季節が来るだろう。正に「ハ~ルよ来いハ~ヤク来い」だ。

2025年1月13日月曜日

千夜聞いても無理

 子供の頃を思いおこせば、正月は15日のどんど焼きで一段落としてたが、近年はこの連休でそういった行事も全て終わりそうなので、今日で正月が終わりと言うことになるのだろう。長かった年末年始の休みの間、専ら読書とネット碁をしながらいろいろな事を考えた。乏しい知識なのでいくら考えても理解できたことは少ない。中で疑問がさらい大きくなったことがある。我が身とは無関係なことではあるが、中東の国々のことだ。子供時代には中東なんてことは知らなかったので、地中海の東側に位置する国は殆どがペルシャかアラビアでペルシャとアラビアの違いもよく分からなかった。

現在に至るも人並みに理解できてるとは言い難い。昔から物語は好きだったので、アリババと40人の盗賊、船乗りシンドバッドの冒険なんて話を絵本で読んだり、誰かに話を聞いたりして世界には面白そうな国が沢山ありそうだとは思っていた。これらの話のタネ本である千夜一夜物語(アラビアンナイト)はアラビアの伝承文学らしいが、翻訳にしても読んだことが無い。

成人して社会人になってからもアフリカ大陸のにある国で知っていたのはエジプト、モロッコ、南アフリカ、シリアにウガンダくらいで、今でも50ヶ国があるなんて信じられない。ましてや中東についてはイランとイラクはの他はサウディアラビアくらいかもしれない。大体地球上に存在する国が現在200を少し超えているらしいが、小中学生がそれを覚えるだけでも大変なことだと同情したくなる。

まえがきが長くなってしまったが、この年末年始に読書しながら少し調べてみたくなったのはイスラエルのこと。毎日のようにニュースに出てくるネタニヤフ首相なる人物。こんなに人相の悪い人物を指導者に仰ぐ国とは一体どんな国なんだろうか?既存の知識としてはイスラエルなる国家は第2次大戦後関中に世界中に散っていたユダヤ人が誰に指導されたか知らぬが、先祖の地と言うことで集まってきて、当時の戦勝国の後押しもあって中東の一角に土地を占拠して立ち上げた国家ということはボンヤリ知っていた。

しかしユダヤ人の知人もいないのでイスラエルなんて国ことを考えたことも無かった。しかし、こうも毎日人殺し続けている国家についてもう少し詳しく知る必要もありそうだ。そこで、褒められた話ではないがGoogleの検索サイトに「ユダヤ人について」と書きはじめたところで間違ってけ決定ボタンを押してしまったのだろう。すぐに返信が「ユダヤ人の歴史は、単なる民族史にとどまらず、宗教、文化、そして世界史に深く根ざした壮大な物語です。古代イスラエルの建国から、ディアスポラ(世界各地への分散)、そして現代イスラエル国家の誕生まで、数千年にわたる歴史の中で、ユダヤ人は様々な試練と栄光を経験してきました。」

これを読んだだけで理解が我が脳みそのキャパを超えていることが分かった。ついては本日はここまでにしておく。

2025年1月11日土曜日

意志薄弱

 若い時には年が改まったら新年のチャレンジすべき目標を立てるとしたものだ。しかし老い先短くなった今、年が改まったら減らす荷を考えるのが至当と思い、ブログ書きを槍玉に上げてみた。それから10日有余、暇な時間が増えたことは結構だが、思いの丈のはけ口が無いのは実に寂しい。今夜は新年初めての高校同期生とのリモート懇談。2週間近くまともに人と話をする機会が無かったので楽しみだ。三日坊主は昔からの悪い癖だが、ブログ中止も気が変わるかもしれない。