2026年5月28日木曜日

新型軍国主義

 年寄り一人が心配してもどうにもならなうが、ネットで見つけた今日の日刊スポーツの記事。久しぶりに聞く名前の古舘伊知郎氏が実にうまいこと書いている。タイトルは「心を鬼にしても嫌いな中国と・・・・・」だ。(https://news.yahoo.co.jp/articles/c71e1b67f2060601962a989c514c5d41a7f82a1a)

先に引用符を書いたのでそこを参照してもらえばと思う。

小生は昨日だったか、テレビで観た元外務官僚の宮本雄二氏の発言を聞いて非常に心配していた。(テレビには東大の准教授をしている中国からの留学生も同時出演していた)二人が口を揃えて強調したのは、最近中国が警戒し始めている日本の新型軍国主義のこと。日本の高市政府はいつものように平然と「専守防衛、平和主義は変わらない」などと心にもない嘘を官房長官が平然と述べ、マスコミの大部分がまたこれを引用しているので国民の多くは少しは安心しているだろう。

しかし宮本氏ははっきり言っていた。「すぐにどうのこうのと言う事にはならぬだろうが、北京の日本大使館は現在全く機能していないようだ。中国政府と連絡すら取れない状況らしい。放っておくと本当の戦略的関係になりかねない。」戦略的関係とは敵国になると言う事らしい。日本の新聞でも新型軍国主義が取り上げられたことはあるが、まだ多くの一般人が心配するには至っていない。アメリカに逆らわずにいれば安心と思っている人が殆どだろう。

2026年5月27日水曜日

最近の傾向

 夕食後の一家団欒の席で些細なことから姉妹が口論となって父が注意をする。どこの家庭で起きても不思議は無いありふれた光景だ。と思うが、最近のAIが発達した状況下ではとんでもない方向に発展してしまうことが起こりうる。姉か妹か分からぬが「どうしたら良いか?」とAIに質問したら「児童相談所に連絡しなさい。」と電話番号まで教えてくれたかもしれぬ。そこに電話をすると児童相談所は自動的に「家庭内で暴力事件発生」と110番通報してくれたらしい。

警察はすぐに出動して、酒を飲んで大声を上げていたかもしれぬ父を逮捕して最寄りの警察署に連行してしまった。小生の友人にも娘に110番通報されて逮捕されてしまった者が居る。彼も結局会社を辞める羽目になったので、昨日の元巨人軍監督阿部慎之助氏の場合によく似ている。小生も辞書を引くのが最近面倒なのでAIは時々使っている。しかし、医師に通っているのに医師の処方をAIで確認しようとは思わない。処方薬が効果無いと判断すれば服用を止めるまでのことだ。

ましてや、姉妹けんかの仲裁に入った父の行動をAIに質問する神経は理解できない。処方薬の効き目を尋ねるのと何か共通しているものがありそうだ。もっと大きな事件に関して弁護士や検察官が事件への対処事例をAIに質問して勉強するなら分かるが。社会経験の少ない若者が犯罪になりそうなことに手を染めようとして、AIに色々訊いてみるのも最近の傾向だろう。自転車や自動車も同じで使えば便利かもしれぬが、間違うと事故につながりかねない。事故になるとSNSとやらであっと言う間に騒ぐが拡がってしまう。便利一方てなものは少ない、これも最近の世の中だ。

2026年5月26日火曜日

雲の上にいる人

 今日は父の誕生日。大部分の人同様だと思うが、小生も父から大きな影響を受けていると思う。父は1905年(明治38年)生まれの長野県上田市内から少し外れた農家の5男坊、子供時代の記憶にある父は小学校に入学する直前に南方から引き上げて来て以来のこと。毎朝早朝に起床して冷水摩擦をしてから庭に出て太陽に向かって遥拝、ラジオ体操をしてから子供たちと分担して家の中と外回りを掃除。その後、全員で食事をする習わしだった。

その食事中色々な俚諺、ことわざを示して我々兄弟を教育してくれた。現在でも強く印象付けられているのが<健全な精神は健全な身体に宿る>と<学問に王道無し>と西郷隆盛は<児孫のために美田を買わず>と言ったが「私は毎日美田を残す努力をしている。」と言っていたことが印象深い。

92歳まで生きて天寿を全うしたと思うが、予ねて言っていた通り5人の子供にそれぞれ家を1件ずつ残した。兄弟4人が貰った家は長野市内で父の住まいの近くにあったが、小生だけは東京で家を貰ったことになる。父の誕生日の翌日は日本海大海戦の日で昔は海軍記念日だった。この日のことは司馬遼太郎氏の小説「坂の上の雲」に詳しいから読んだ人も多いと思う。とは言うものの、大分昔になるが「東郷平八郎とか日本海大海戦、或いは本日天気晴朗なれど波高し、各員奮励努力せよ。」なんて知らない子供が多いようだと嘆いていた大人が居たが、最近はそんなこと話題にもならない。

話題はホルムズ海峡の波が高いことばかりだ。歴史は繰り返すと言われるが、近年の歴史は何時の歴史を繰り返しているのだろう?

2026年5月25日月曜日

頑張れ!

 大相撲5月場所が昨日終わった。優勝したのは若隆景、決して若いとは言えない31歳で福島県出身の力士。番付は東の小結だから上位には横綱、大関、関脇と居るので言い方を変えれば4番手の力士とも言える。ところが今場所は上位陣に休場が多く、大関霧島一人が頑張ってファンを引っ張っていた。霧島関もモンゴル出身で強かった。11日目の本割では優勝した若隆景を寄り切りで破っている。相撲通の友人に言わせると幕内力士の実力差は全員紙一重と言うことを昔から聞いていたが、全く同感だ。

兎に角、上位陣に休場力士が多かったにも拘らず国技館は連日満員御礼。小生も毎日夕方5時には帰宅してテレビ観戦を続けた。特に応援する力士はいなかったが、中盤戦迄の圧倒的に強かった大関霧島の優勝だろうと予想していた。ところが先週後半に入ると小結若隆景の強さが急に目立ち始めた。相撲の勝負はあっと言う間に決まることが少なくないが、若隆景の勝ち方が早くなってきた。もしや、と思ったが案の定取り組みが終わると二人の星は同数で優勝決定戦にもつれ込んでしまい1歳年上の若隆景の優勝となった。

両力士には似たような品格を感じているので共に拍手を送りたい。昨日初めて知ったが、優勝した若隆景は過去に一度優勝と大関経験もあり、更に幕下転落の経験迄あったとのこと。前回の優勝から今回の優勝までには26場所、4年と2か月の歳月があったとのこと。人間辛抱が大事だとも言われるが、転落した坂道を上り直すのは容易なことではない。彼がこれから先なにをめざすか知らないし、力士に怪我をしないようなんて言っても無意味だと思う。兎に角、頑張れ!だ。

2026年5月24日日曜日

読後感「人新生の黙示録」斉藤幸平著

 数日前に11月まで住んでいた豊島区の家の近くに用事があったついでに池袋の書店で購入してから約1週間かけてやっと読み終わった。著者は東大准教授の哲学博士、年齢が39歳だから未だお若いが既にドイツへの留学経験もあり相当優秀な方だろう。池袋の書店で在庫を尋ねた時、店員が黙示録と聞いただけですぐ持ってきたから、売れ行きも良いのだろうと推察する。以前から黙示録なる言葉に興味があった、ベトナム戦争を舞台にした映画<地獄の黙示録>を思い浮かべるからである。

<黙示録>は新約聖書で述べられたキリストの教えであることも初めて知った。小生はどちらかと言えば仏教徒、もどきかもしれぬ。仏教にも<今が世の末>との末法思想はあるが、キリスト教も似たようなものと言えるかもしれぬ。著者は温暖化が進み、今世紀末には産業革命時からの気温上昇が3℃を超えるので、地球に灼熱地獄がやってくる。子や孫たちがそこを生き抜いていくためには我々がもっと環境にやさしく慎ましい生活をすべきだと強調している。

またところどころに現在の電子テック大手いわゆるGAFAM(Google、Apple、Facebook、Amazon、Microsoft)に取り込まれ連日古典的に言えば地代を召し上げられている現代人の生活にへの警鐘もある。小生も正にその一人だ。少し話が代わるが、昨夜毎週恒例の高校同期生とのリモート懇談での中心話題は自動車の話だった。GAFAMとは異なるが自動車メーカーもそれ匹敵するかもしれぬ。道路や上下水道がメンテが十分に行えない昨今の話題も出た。正直なところあまり真剣に受け止めたくないが、環境破壊のつけが迫って来る現実は否定し難いところもある。

2026年5月23日土曜日

都会の危険

 半年前まで住んでいた豊島区の家は木造の2階建てで隙間だらけ、夜中に泥棒に入られ、気づいて大声を上げた途端、寝て居た腹を踏みつけられた挙句、玄関から逃走されたこともあった。比べて現在のマンションは、玄関を突破するには住人が玄関の戸を開場する必要がある。であるのに今日の昼頃、チャイムにつられて見も知らぬ男に対して開錠してしまい、戸口まで来させてしまった。用件は住まいのアンケートだったが、どう考えてもまともでない。今更後悔しても始まらないが、もっと慎重であるべきだと改めて反省している。

2026年5月22日金曜日

二大国

 日本との関係は芳しくないが、最近中国が国際的注目国になっている。何故かは分からないが、先ずアメリカのトラン大統領が長期滞在をした。元々3月と予定されていたが、イランとの戦争で延期されたものだ。その戦争の方がつかぬままでの訪問となったが3泊4日の長期滞在。多数の経済人を同行したトランプ氏は大喜びだったが中国側は同行の経済人たちから何を得て、何を返したか小生にははっきり分からない。同行者の一人だったイーロン・マスクの思惑は何だったのだろう?

次に登場したのがロシアのプーチン大統領ご一行。こちらは比較的分かり易い互助関係。ロシアも10年を超すウクライナ戦争でお疲れの向きもあるだろう。そこにさらにイラン紛争が勃発して中国も頭を悩ませている筈。ロシアからは「少しはお役に立ちますよ。」と言ったかもしれぬ。兎に角中国は何ごとにおいてもあまりジタバタしない。台湾問題が重大だとは言うが、アメリカにやんわり忠告しただけなので、トランプ氏が深刻に受け止めた様子は確認できない。

トランプ氏の性格にも関係あると思うが、アメリカは自国の地政学的ポジションを見誤る可能性もあるかもしれぬ。アメリカはこれまで数多くの紛争を撒き散らしてきているが、小生が知る限り本当に上手く他国を敗戦に追い詰めることが出来たのは、第2次世界大戦で多くの国と連合しながら日本を追い込んだ時だけではないだろうか。その後の朝鮮戦争、ベトナム戦争、アフガン戦争はどう見ても勝利したとは言えない。パナマ戦争やベネズエラ戦争は片づけたとは言うが戦争に勝利したかどうかは分からない。

少なくともイランは1億人近い国民が居る大国。首脳陣が集まる会議場にミサイルを撃ち込み、一度に数十人の要人を殺害してその後始末をどうつけようと言うのだろう?