昔から信じ難いものの一つに<同盟関係>があると思う。戦国時代に武田信玄の24武将に数えられた眞田正幸は、甲斐の武田家滅亡後は信州上田に拠点を置いて当時勢力を拡大しつつあった北の上杉、南の北条や徳川更に西には織田や豊臣など実に複雑な国内情勢の中で自国領民領土を守るために独特な外交を用いたことで有名だ。即ち、織田信長が本能寺で明智に撃たれて滅亡後に発生した天下分け目の大決戦、関ヶ原の戦いに際し長男信之を徳川方につけ、次男幸村を豊臣川に差し出したことは余りに有名。
即ち同盟なんてものの儚さを知り尽くしていたのだろう。明治維新後日本もいろいろな国と同盟関係を構築したが、長続きしたものは殆ど無い。日英同盟然り、日独伊3国同盟なんて糞の役にも立たなかった。現在は日米同盟締結70年以上になると思うが、この同盟の危うさは日本を戦争に巻き込むだけのこと。更にはクワッドとか言って随分遠くの国と同盟関係を結んで喜んでいる政治家も多いが、その儚さをどこまで理解できていることやらだ。
現在の同盟関係は明らかにアメリカに偏り過ぎている。せめて中国とも一定の同盟関係があればまだしも、アメリカがある日こけたらどうするつもりだろう?アメリカは原子爆弾を発明して、それをすぐに日本で2回使用している。今や原子爆弾の威力は多数の国の知るところとなって、多数国が保有している。ただ取り扱いが非常に厄介なようで、その管理状態は国によって様々、ある意味非常に危険な状態だ。一応IAEAなる監視機関が存在するが、果たしてどこまで見てるか、見えているかだ。
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