2023年3月31日金曜日

兄夫婦の思い出

 東京ではもう春が過ぎ去ろうとしているのか、毎晩ように雷が鳴って春の嵐が吹き荒れていた割に、桜が長期間持ったような気がする今年の春。しかし来月の入学式には花は終わってるだろう。明日からの来月には心新たにしたいが、新たにすることは何も無い。

今日は来月28日に葬儀で飾る5歳年長の兄夫婦の写真ができてき来たので、池袋のビックカメラでプリントをしてみるつもり。早くに亡くなったので二人共若く見える。こちらは頭髪が殆ど無いので丸刈りだが、兄貴は髪を七三にきちんと分けている。5人兄弟のうち既に3人があの世に行ってしまったが、兄弟の思い出も少ないものだ。人生とはそんなものなんだろう。写真は元が小さい画像だったので元スタッフの青年(現在オジサン)が苦労したようだ。

昨日は高校同期会の案内状が来た。5月11日長野の上山田温泉の旅館で泊まりがけの宴会らしい。コロナが収まったのかどうか、少し心配でもあるが、出席の返事を出した。恐らく50人以上は集まるだろう。もう酒はそんなに飲めないが、古い友人と対面で話ができるのは何年ぶりだろう?大いに楽しむつもり。


2023年3月30日木曜日

個人情報問題

 最近やたらに個人情報流出が社会問題化して、時として大きな政治問題になったりしている。ここ数日はアメリカ議会でのTikTok問題審議が典型だ。公聴会なる場所にシンガポール人の経営者が呼びつけられて、まるで情報漏洩の犯罪者扱いで、ネットとはおよそ無縁そうな爺さんや婆さんの議員からなにやら非難されていた。一昔前には中国通信機器メーカーのファーウェー問題では、副社長がカナダで逮捕されたりもした。

アメリカは国家機密に関して、よほど思い当たることが多いのだろうが、この漏洩を予防するに一般市民が使う通信アプリや通信機器に八つ当たりするのは少し常軌を逸してるようにも思える。今流行りの言葉で言えばサイバー空間には個人情報やら国家機密が蔓延していて、これを特定して引っ張り出す技術はどこの国でも相当進歩してると思う。TikTokが国益に反するなら、中国がTwitterやFacebook について参照不能措置を取っているような措置を取ればいいだけに思う。皮肉で言えば、中国に比べてアメリカが技術的に少し遅れているのかも知れぬ。

個人的なこと言えば、振り込め詐欺に引っかかったのも個人情報漏洩が原因だが、不幸中の幸いで被害が比較的軽微であったとも言える。詐欺グループの情報技術がもっと高度だったらこれですまなかっただろう。こちらの技術程度は幼稚園児並みだから、防御は今でも心許ない。要するに個人レベルではアメリカも中国も日 本も同じようなもので、情報漏洩は仕方ないと諦めるべきだ。

しかし国家レベルになれば、そこそこの技術者を抱えることが可能だから、国家機密に関してはしっかりした漏洩防止策を講ずるしか無いだろう。小生が生まれたのは1940年、戸籍は全て役所の職員が手書きで作ってくれていた。現在でも戸籍を変更してないので、一度も住んだことも無い長野県上田市にあり、少し前までは謄本を郵便で取り寄せるしかなかった。最近はこれが居住地でも取れるようになっているのでは?もし間違いがなければ、通信技術の向上はありがたいものだ。

最近IT大手の誰かが、ネットの使用を一定期間中止することを提案したとのこと。しかし現代人がそれに応じることは難しいだろう。普通の一般市民は便利さと不自由さが表裏一体であることだけは承知すべきだ。

2023年3月29日水曜日

映像、見方・見せ方

 主に海外のニュース映像になるが、最近はなんか観たことがある映像がテレビで繰り返し放送されているような気がする。報道関係映像は放送局間で長期契約が交わされていて、著作権の引っ掛かり懸念は無いのだろう。それは良いとして、その映像がどこまで真実を捉えているか、少し疑問を感じ始めている。疑い出すとキリがないが、最近の映像技術はフェイク映像をいとも簡単に制作できるようだ。

ネット上にはこのような映像は少ないが、テレビ報道とだいぶ異なる記事があり、そういった趣旨のメルマガも読んでいる。その一つに田中宇氏のものがあるが、昨日氏のメルマガに「田中宇のツイッターが増加抑止監獄に入れられている??」とタイトルが書かれていた。意味が分からず記事を読むと、氏のツイッターがツイッター社によって「フォロワー増加抑止監獄」に入れられている疑いがある、と筆者が考えているらしいことが分かった。要するに氏の意見が偏りすぎてるので、ツイッター社によってフォロワーが増えないように制限されていると感じてるようだ。

更に読み進むと氏はアメリカの軍産複合体が駆使するAI技術について言及し、現在このAIがYouTubeなどを通じて世界中で活躍して都合の良い世論形成に役立っている。しかし4、5年経てば中国のAIによって中国に都合よい世論が世界中で形成されるようになるだろうとのこと。俄には信じ難いが、劇場で映画を観てると最近の映像技術は、実に迫真的な偽情報を可能にしていることも実感できる。現在ロシアと戦争しているウクライナも、聞くところではこの技術に優れているとのこと。発信されてる情報をどこまで信じて良いものかだ。

2023年3月28日火曜日

不老長寿

 今朝早朝9時のこと、池袋駅構内のJRみどりの窓口でばったりと板橋在住の長女と出くわした。共に来月28日兄夫婦の仏事で帰省のための列車乗車券購入のためだ。親子とは言え、数あるみどりの窓口でばったりは珍しい。この出会いが宿命とは言えないが、今日は別の宿命について書く。それはご多分に漏れないにもれない「老化」。昨日の午後たまたまNHK・BSPで「老化、その宿命に抗うか、従うか」を観て考えさせられた。

抗いようがないから宿命だと思うが、近年著しい発展を遂げている医学会では老化に関する研究が大分進んでいるとのこと。老化は病気とは違うようだが、大分興味深い発見もあるようだ。例えば動物実験の結果、餌の量を減らしたほうが常に満腹状態にあった方より健康で長生きしたとか。遺伝子の中に細胞の劣化を防ぐ特殊なものがあるのではとか。よく覚えていないが、不老長寿の方法があるかも知れぬので、その発見に研究を続けている医学者がいるそうだ。

それを聞いて番組の司会者が大喜び、現在でも十分若く溌剌としてるのに更に若返ることを真剣に期待したようだ。しかし同席していた医者は「もうこういった研究は20年近く続けていますが、この間に平均寿命は少し伸びましたが、健康寿命と所謂寿命の差は余り縮まっていません。」日本には100歳を越える長寿者は女性が約8万人と男性が1万人とのこと。この差の意味の方を解明して欲しいが、昨日の番組では言及が無かった。小生も長生きしたいとは思うが、若返りたいとは思わない。

と言うかそれは無理だろうと思っている。海馬の縮小は10年以上前に神経科の診断で指摘されているし、最近は記憶力がとみに低下しつつあるのも自覚している。鏡に映る我が顔が少しずつシワとたるみが増えてることも同じだ。今日は散髪に行ったが、頭髪が少なくなったのは言うまでもない。どれも医学的には原因が究明できるかも知れぬし、少しは対策の余地があるかも知れぬ。

しかし、番組のタイトルではないが「宿命に抗う」ことがそんなにハッピーでもないような気がする。ここまで来れば先は知れているから、できるだけ人様のお世話にならずに済ませたいのみだ。

2023年3月27日月曜日

尽きぬ苦労

 ここ数日雨降りで寒い日が続いているので、桜の散りが遅く未だに満開状態が続いていっる。それは良しとして桜の開花が早まっているのは全国的傾向。もっと言えば温暖化に依る植物の生育が違ってきてるのは地球規模の現象だし、植物に限らず動物にも大きな影響があるに違いない。高地山岳地帯の氷河が消滅し、極地の氷も溶け出すと温暖化現象は一層進むだろう。今世紀以内に平均気温の上昇1.5度以内なんて夢のまた夢だ。米作の北限が上昇するので米の収穫が増えるなんて喜んでいられないだろう。

ま、そんなことは何れも己の老い先にはあまり関係がないから、今やるべきことしっかりするしか無い。今日はその中でも結構難しい仕事に挑戦した。兄夫婦の葬儀のことだ。普通の家では余り問題ないことだが、我が家の場合は少し事情が異なる。兄夫婦は結婚してから何を思ったか知らぬが、エホバの証人に入信してしまった。教義は詳しくないが、キリスト教系の宗教だ。従って兄が亡くなった時は義姉が喪主になってその教会で葬式をした。もうだいぶ前のことだ。

ところが今年1月、義姉が長患いの末に老人ホームで亡くなった。夫婦に子供が居なかったので兄弟中最年長となった小生がなんとかしなければならない。そこで父以来一族が眠る墓がある菩提寺の住職と相談。夫婦ともに俗名のまま葬儀を行い、一族の墓に納骨させてもらうことで了解をもらったものだ。今日は葬式の段取りで、祭壇に飾る兄夫婦の遺影で昔の技術スタッフと相談。何とか古い写真から切り出せそうとのことでホッとした次第。

因みに数日後にデータが送られてくるが、当然粒子は相当粗い筈、少しでも良く仕上げるにはプリントはセブンイレブンのプリンターがベストらしい。古い友人の協力はありがたいし、互いに長いこと音信は無かったのでつい話が弾んだ。分かったことはコロナ禍だけでなく互いに苦労の種が尽きぬことだ。

2023年3月26日日曜日

希望

 昨日はブログ書きを無断休止してしまい愛読者の皆様に大変失礼をいたしました。期待を以てご確認頂いた皆様に深くお詫び申し上げ、今後このようなことが無いように気をつけます。

さて今日書きたいことはタイトル通り「希望」についてです。実は昨日恒例の高校同期生とのリモート懇談に参加して思いました。いつもテーマも無く思いついたことを語り合うのですが、最初スポーツの話題なんかでは特に違和感を感じませんが、時間がたつに連れ話題が世界情勢や政治の話題になってくると、どうも話が暗くなってきます。終いには地球終末論や日本の未来に希望が無いみたい話に陥ってしまいます。友人の一人は子どもたちに日本を見捨てる訳では無いでしょうが、海外に出て雄飛すること勧めてるようですし、既に3人のお子さんを持つ友人が、3人全員海外に在住してる友人も居ます。

現在日本の現状を見れば、正直なところマスコミも政治も教育環境もあまり感心できないかも知れません。喜ばしいのはWBCで日本が優勝した事くらいで、自分たちの後輩がハンドリングしている企業や組織は芳しくないとい言う意味もあるでしょう。事実小生の岳父は東芝に勤務していましたので、口癖が「東芝が潰れるとしたら、それは日本の潰れる時だ。」でした。岳父は役員にはなれませんでしたが、家内を娶った時は静岡県島田市にある東芝化成の工場長で、暫くして本社のガラス事業部長となって土光敏夫さんに仕えました。

当時横浜の緑区で狸しか住んでいないような場所に東芝が団地を作ったので、そこに住居を構えて内幸町の本社まで通っていました。小生も家内が妊娠した時はその実家に居候していましたので、車で帰って翌朝には出勤前に岳父を内幸町まで送り届けました。その際、車中で土光の爺さんの話をよく聞いたものです。「年寄は早起きだから困る。」ですが、思えば今は小生も同じかも知れません。話が逸れてしまいましたので戻します。実は昨日ブログも書かずでしたが、個人的には大変嬉しい報せがありました。リモート懇談の後に使用していたラインを終了した時に気付いたのですが、娘からラインで写真が2枚届いたのです。

それは孫二人の卒業記念写真で、それぞれが式場の看板の前で卒業証書を誇らしげに抱いてます。上の孫とは先日新宿で夕食を伴にしましたし、下の孫とも昨年12月にやはり新宿で夕食を一緒しました。二人共当時とうって変わりスーツでビシッと決めてます。二人がこれからどんな人生を歩むかわかりません。曲がりくねった道で、時に大変な不条理に遭遇もあるでしょう。孫たちにはもう何も祝いは送りませんが、彼らはきっとそれを乗り越えると信じています。

2023年3月24日金曜日

アンビリーバボー

 最近の中国習近平氏が力説することを勝手に解釈すると「世界には200を超す多くの国があってそれぞれ固有の生き方をしている。そのことを互いに認めあって共存し、特定の国の基準で他国を律すべきでない。」同時に「世界平和の基準は国連の精神に則らなくてはいけない。」とか「特定のグループを結成して特定の他国を敵視することもすべきではない。」とも言う。何れも理にかなってるように思う。日本が属するアメリカ陣営の方が身勝手に過ぎるようにも思ってしまうので困ったものだ。

しかも正論を言う中国が、隣国を武力攻撃しているロシアの肩を持っていることに矛盾があるので余計混乱が深まり悩ましかった。ところが昨日ブログをアップし終えてから観たYouTubeでホッとする見解を発見した。この映像は中露首脳会談より数日前に作成されている。内容的に言うと、ロシア・ウクライナの紛争は年末くらいまでにはある種の収束に向かう筈との意見。これまで余り聞いたことがない意見だし、未来予測なので外れる可能性もあると思うので、発言者は少し年配でいい加減な人物でないが、特定しないでおきたい。

趣旨はアメリカの大統領選挙との絡みで、バイデン大統領もそういつまでもウクライナ支援を継続できなくなる可能性が高いとのこと。アメリカ政府の会計年度が8月までのようで、9月からの予算は共和党が多数の下院の承認が必要。となると、これまでのような大判振る舞いは大統領選挙のこともあり難しくなる。既にミリー統合参謀本部議長は「今年ロシア軍を追い出すことは非常に困難であると考えています。」とはっきり言っている。要するに7、8月くらいまでは現状が続くだろうが、秋口になるとアメリカの支援が低下してくることが世界中が分かっているので、既に欧州各国からの支援はリップサービス的になりつつある。

徹底抗戦を叫ぶウクライナ自身も分かっているだろうから、時の氏神が誰かは別にして、話し合いに応ぜざるを得なくなる。このX氏が言う落とし所は「一定のところで停戦ラインが引かれ、ウクライナはNATO入を断念、ロシア側になった地域では改めて住民の意思確認のための選挙が行われて、帰属をオーソライズできるのがベストとのこと。そんなに上手くいくものかとも思うが、年内の停戦はぜひ実現してほしいものだ。

2023年3月23日木曜日

おだてに乗るな

 今週はWBC優勝でアメリカでの日本株がかなり上がったそうだが、政治面でも岸田首相が中国の習近平主席と並ぶ大物政治家としておだて上げられている。ご承知のように習近平氏がロシアを訪問、モスクワでプーチン大統領と首脳会談を行っているタイミングで、岸田首相がウクライナを電撃訪問、ゼレンスキー大統領と会談して5月の広島サミットへのネット参加を決めたことが、アメリカ方面からアジアの2大首脳の一人として絶賛された。日本のマスコミもそれをまともに受けて喜んで囃し立てている。

マスコミの中でこれを了としなかったのは昨夜のBSフジLIVE プライムニュースに出演した元外務官僚の東郷和彦氏くらいのものだろう。(少し観ただけだが、可哀想なくらい他の出演者や司会者達から虐められていた)おだてに乗りやすく調子ずいてしまうのは人間の性だから仕方ないかも知れぬが、どこかで冷静になる必要もあろう。日本政府は、ロシアのウクライナ侵攻が始まって以来、一貫して「侵略戦争を起こしたプーチンのロシアが一方的に悪く、それに抵抗するウクライナが全面的に正しく、気の毒だ」という立場を取って来た。これは良しとしよう。

しかしマスコミが一斉にその方向に靡くことについては少し疑問を感じる。政府の考えが間違っていなければ結構だが、果たして間違いなく正しいと言い切れるかどうかだ。答えが出るのは小生生存中は無理かもしれぬ。日本は先の大戦の結果アメリカに占領されて、以来現在に至るまで実態的にはアメリカ軍の占領下にあるとも言える。(在日アメリカ軍や在日米軍の基地面積を考えればすぐ分かること)アメリカ軍の駐留を認める国は幾つかあるが、日本のような国は無いと思っている。

だから政府がアメリカの使い走りをするのは仕方がない。しかし、愚考するに昨年2月末、ロシアは実力行使に及び、ウクライナに相当な損害を及ぼした。この行為をウクライナが全く予想してなかったとは言えないだろう。喧嘩上等とばかりにすぐに反撃に転じてロシア軍をかなり東に追いつめて今日に至っている。因みに戦死者の数はロシアがウクライナの7倍と自慢している。もしアメリカが間に入って戦争を止める気になれば、機会はいくらでもあったと思う。逆にアメリカはロシアを戦争に引き込み衰退させることを考えているのだろう。

とすれば、現況はアメリカの思惑通りかも知れぬ。そして日本はマスコミが何と言っても政府の言うなり。喧嘩は両成敗なんて意見は皆無。最近多くなった軍事同盟的枠組みに参加することに対する非難も無し。小生慶應義塾卒だから福沢諭吉翁の脱亜入欧論に異を唱えたくないが、少し疑問を感じざるを得ない。ついでに書けば、アメリカも世界がこれほど分断されることを予想していたかどうかだ。

2023年3月22日水曜日

世界一

 新聞を読んでいないので正確には知らぬが、岸田内閣の支持率が新聞各紙でも最近上がり始めているらしい。少なくとも今月13日公表のNHKの世論調査では支持するが41%、不支持が40%。1月には支持が33%、不支持45%だから僅か3ヶ月で天地がひっくり返ったようなものだ。この数ヶ月の間に岸田内閣がしてくれたことで印象に残っているのは精々マスク着用の自主判断くらい。我が生活との関係は薄いが韓国との関係改善が高齢者からの評価が高いなんて報道もある。

何れにしても、世間一般の評価なんていい加減なものと言っては世論調査に失礼かも知らぬが、そう思ってしまう。2月末には来年度予算案が衆議院を通過してるので今月中に成立するのことが確定し、首相は安心して外交に精を出してるようだ。その目標は5月に広島で開催するG7サミットの成功。何をもって成功とするかが一向に分からない。今回の会議の主題はロシアに対する制裁とウクライナへの支援の強化とも聞くが、その程度のことなら、何も大騒ぎして大勢の首脳が寄り合う必要もあるまいに。兎に角参加するのが日本以外に6ヶ国と思うのは大間違いで、EUの他インド、インドネシア、オーストラリア、韓国、クック諸島、コモロ、ブラジル、ベトナムの各国がなんで?

要するにロシア・ウクライナ問題以外に重要な案件が一杯あるに違いない。ならば国連でやれば良いではないか、と言うのは野暮か。どっちにしても下々にいるボケ老人には無関係だろうが、まともな声明を取りまとめることが可能かどうかは、疑問視する向きも多いようだ。その点において日本語は便利。蛇でもミミズでもない文章で切り抜けるに違いない。はは呑気だね~!

今日は天気も上々でお花見日和、テレビ中継が無いのでパソコンの速報でドキドキしていた侍ジャパンも無事優勝、狭い世界でのことにしても世界一になることが出来た。選手たちの労をねぎらいたい。政治はどうしようもないが、なんとなく嬉しい一日だ。

2023年3月21日火曜日

まさかの坂

 暑さ寒さも彼岸までと言われる割には肌寒い感じ。朝からパッとしないと感じていたが、近くの牛めし屋で昼昼を食って帰宅して驚いた。メキシコに3点先取され、その後同点まで追い上げたが又2点リードされ、これで終りと思って飯にでかけたが、なんとシリーズ最初の頃全然打てなかった村上宗隆のサヨナラ2点タイムリーで逆転サヨナラ勝ちとのこと。昔サンデー・モーニングに出演していた大沢親分がよく言っていた「勝負にはまさかの坂がある」を絵に書いたような出来事だ。野球に大きな関心が無いとは言え侍ジャパンについては関心を持って観ていたので嬉しいことだ。決勝戦も良い試合であることを期待しよう。

更に言えば、まさかと言うほどではないが、言われてた通り岸田首相がインド訪問から引き続いてウクライナの首都キーウを訪問するとのこと。訪問してどうするかだが、これも言われているのは5月の広島G7への招待とのこと。武器支援ができない日本だからそれくらいしか土産らしきことが無いのだろう。折も折、中国習近平主席ががロシア訪問の後でゼレンスキー大統領と会談すると言ってるではないか。それに対抗してG7への招待は世界分断を煽り立てるだけで、小生には世界平和に貢献する姿には見えない。

逆に戦争状態を少なくとも約1ヶ月半サミットまでは引っ張ることになるのだから、ロシア・ウウライナ国民にとっては余りハッピーではないだろう。戦争状態を早く収束させるには停戦が何よりも大事。ウクライナにしてもどこかで領土の割譲は飲むべきと思うのが、偽らざる思いだが、ゼレンスキー大統領はプーチン大統領を交代させることが可能と考えているようだ。それが実現できればそれこそ「まさかの坂を越える」とも言える。

2023年3月20日月曜日

孫自慢

 昨夜次女とその長男と3人で久しぶりに新宿で食事をした。長男もこの春卒業であるのは知っていたので聞くと、卒業式は23日か24日のようで、未だらしい。娘が「行ってあげようか?」と聞いたら「学生以外は参加できません。」と軽く断られてしまったとのこと。次男も同時に卒業するのだが、こっちも同伴お断りだろうと言っていた。幼稚園や小学校くらいまでなら分かるが、卒業式に親が同伴は確かに頂けない。長男も次男も就職すると家を出て独立することになるらしい。長男は武蔵小杉に小さなマンションを既に借りて引っ越しもだいたい済ませたようだ。

何れにせよ娘は娘で、息子のことはもう口出し無用になったと晴れ晴れした気分らしい。長男も暫く会わなかったがだいぶ大人になった感もある。つい最近まで政治のことなどまるで他人事で、麻生太郎氏を格好いいなんて言っていたが、昨日は趣旨が変わって、あの嫌いな財務省を影で操る悪い奴なんて言っていた。どうも物価高騰が、単身で生活している学生生活をひしひしと圧迫し始めているようだ。しかも就職すれば自活することになるわけで、「比較的給料が良いとされる会社ではあるが、将来を考えると不安。」とのことだ。

当たり前のことではあるが、社会に乗り出すからには何らかの覚悟は必要だ。彼が学校を卒業するに当たり担当教官に言われた話をしてくれた。「メールにしろラインにしろレスポンスの遅い人間は社会に出ても大成は難しい。」とのこと。「それは良い話だな。」と相槌を打つと「先生は真夜中の0時過ぎに質問のメールをしても20分以内には必ず返事をくれる。」とのこと。彼の指導教官は未だ若く准教授らしいが、長男の学園生活の一端を垣間見たような気がした。

小生は一応大学を出てはいるが、ゼミというものを知らない。2年になる時、ゼミに入るには試験があったような気がするが、選考進級と言って進級自体が落第スレスレだったのでゼミどころではなかった。

2023年3月19日日曜日

非科学的発想

 連日下手な文章を書いて友人知人は勿論、会ったことのない人にまで自分の考えを伝えられ、尚コメントまで受け取ることが出来るのは、科学進歩の賜と言える。依って科学の進歩には感謝すべきだが、これがどこまで発展していくのか、不思議な感覚も覚える。この年齢まで長生きできたのも、科学の進歩に依るところが大きいと認めざるをえないだろう。正に科学万能にも感じる現代だが、科学に頼る生活が人間から何かを失わせている可能性も否定できないような気がする。

それは多分に精神的な問題で、他人のことを思う心であり、これが大きく言えば環境問題にも繋がるのではと思ったりする。自分が都合の良いことは他人には不都合であることは多い。かつて人が歩く道で車を引く人は人に遠慮しながら行き交ったはずだが、今は人が車に遠慮しなければならない。たまたま昨夜の同期生との懇談会で環境問題が話題になった。一人の友人が言うには、世界中が炭酸ガス問題で騒いでいるが、地下に眠るメタンガスが吹き出すようになればあっという間に地球滅亡になりかねないそうだ。

しかしそれを止める術は科学の力では及ばぬかも知れぬ。笑い話のようなことで話が飛躍したが、科学であっても万能薬にはなり得ないと言いたいだけ。昨夜も話の脈絡は忘れたが、確か5人の間で個人の宗教がテーマになった。海外在留経験が一番長い友人が「お経も聖書も読んで知ってはいるが、西欧人からバカにされても俺は無宗教だ。」他の1人も実家の寺とは疎遠になったので、戒名無しで何処かの霊園に葬られるつもり。寺とまともに付き合ってるのは小生ともう一人だけだった。

小生はお経も知らぬが、親の代から曹洞宗の寺の檀家であるので、それを引き継ぐつもりの仏教徒と宣言した。確かに神社に行ってお参りもするいい加減な仏教徒ではあるが、科学万能を信じないで、何かに縋りたい気持ちがあるからだろう。やっぱり歳のせいかな?

2023年3月18日土曜日

ピント外れ

 日本政治の悪口は書き飽きた感が無きにしもではあるが、ここまで酷いとまた書きたくなった。昨日大相撲中継が終わってちょっとばかり目を離したら「これから首相記者会見を行います。」とのアナウンス。なにか大事件でも発生したかと思ってつい観てしまった。ゴールデンタイムの入り口だから視聴された人が多いかも知れぬ。現在世界はウクライナ戦争1年も過ぎて非常な激動期にあり、5月には日本が議長国になってG7サミットが広島で開催されるというのだから、その関連でなにか発言があるかとの少しの期待もあったが機体は見事に外れた。

首相発言の要旨は「子供子育て政策に力を入れ、そのための準備をしています。詳細は6月に明らかにします。」何を言いたいのか全く不明。演説後の記者からの質問で幹事の毎日新聞社が「予算倍増と言われたが、何を基準に仰ってるのでしょうか?」との質問に対し「担当大臣が6月を目処に具体策を詰めているので、現段階では申し上げられない。」だったら言わなきゃ良いじゃないか。他には日韓関係改善関連報道にしても、合意文書が無いにも関わらずいきなり共同記者会見中継させたりしてマスコミを都合よく利用しようとしてるだけのこと。事程左様に国内政治はピント外れの事案ばかりで呆れてしまう。

代わりに注目すべきは国際政治。第3次世界大戦の瀬戸際にあるとも言われるが、中国の動きから目が離せない。マスコミも心あるならこの動きに焦点を合わせるべきだ。イランとサウディの仲直りを仲介した合意文書はペルシャ語とアラビア語と中国語のみで英語文書が無いそうだから、中国の動きを詳しく読み解けるメディアが居ないのは不思議ではない。昨日は習近平主席が来週ロシアを訪問することも正式に発表されてるし、秦剛外相がウクライナのクレバ外相と電話で会談し、ロシアとの停戦に向けて建設的な役割を果たす考えを伝えている。

一方ではポーランドがウクライナに対してソ連製の戦闘機を供与するとか、黒海でアメリカの無人偵察機がロシアの戦闘機に撃墜されるとかきな臭い話も絶えない現状だ。テレビでは連日ドンパス地方の戦況が真面目な顔をしたテレビ局員や防衛省や外務省関係者に依って語られているが、そんな報道が戦争ど素人の我々にどんな意味があるのだろうか?石垣島を含む沖縄の3離島に自衛隊基地を設けてミサイルを配置することの無意味さとピント外れ。税金の無駄遣いでは済まない重大な意味がある。ミサイルが飛来したら何が起きるか、反撃したらどうなるか。昨夜のNスペで元防衛官僚の柳澤協二氏が指摘をしていた。

2023年3月17日金曜日

愚か者

 最近のことか昔からかはっきりしないが、物事を深く考えないので判断できないことが多かったが、傾向は強まる一方だ。日本だけでも1億人以上の人が暮らしているから何につけてもどの辺が普通、或いは標準であるかが判らない。自分では常に標準と思っていても、経済的には標準以上である可能性は高そうだし、知能程度も標準と思いたいが、加齢とともに知力は劣化するからかなり低い可能性があるかも知れぬ。誰かと食事をして、相手が経済的余裕のある人であれば、食事を御馳走になっても罪悪感は無いが、そうでない人に無駄な支出を強いたら申し訳ない。こんなことは自分との相対的印象で判断してれば済むが、利口か馬鹿かとの判断になるとそうはいかない。

見知らぬ人を泥棒と思うのは失礼だろうし、かと言って何でも素直に受け止めると詐欺被害に会いかねない。独居を余儀なくされているので相談できる人物は普通はそばに居ないので困ったものだ。暇に任せて考え始めたら本当に訳が分からなくなってきた。因みにテレビに登場する人物を考えると、全員自分よりは利口であることは間違いないとして、AさんとBさん、どちらの意見が正しいかの判断が難しい。例えば政治家、元NHK党議員のガーシー容疑者、彼が馬鹿な悪党であるのは理解できるが、残る700人強の国会議員の優劣が難しい。

首相が一番でないことは分かるが、では誰が一番だろう?どんぐりの背比べと見たら失礼だろう。統計を取った訳では無いが一般的に国会議員になるような人物の学歴は高い。東大卒業なんて人物はザラに居る。海外留学経験者も同じこと。そんなお利口さんたちが700人以上も居ながら何で僅か1億人そこそこの国民を上手に統率できないのか不思議になってくる。全員経済的に不自由は無いと思いたいが、裏金のスキャンダルが絶えない。実際は選挙を戦う必要からくだらぬ政党に加入して選挙運動に無駄金を使っているのが実態だろう。とても利口とは言えない。

世のため人のためとの高い志を持ったために、もともと良かった頭がおかしくなってしまったとすれば可哀想なことだ。何も政治家に限ったことではない。テレビにしょっちゅう出演してる評論家諸氏にしても同じことが言える。知識や思想は当初脳内に保存格納された時は素晴らしいものであっても使用頻度の向上で質が劣化するんかもしれぬ。すると我がブログも劣化が相当進んでる可能性に思いが至り、これ以上書き進むことが出来なくなった。

2023年3月16日木曜日

老後の楽しみ

 一昨日友人と飲んで久しぶりの会話で楽しんだが、その余韻で感じたことがある。彼は一回りは若い。同じサラリーマンだったがリタイアメントとしては新人。彼の話を聞く限り未だ相当アグレッシブに公私にわたり活躍してるし、趣味はもちろん有って、その方面でも今後の楽しみは未だ多いとのこと。趣味の一つが読書、読みたい本が未だ5百冊以上あって、そのための書棚まで用意してるとのこと。小生も読書が趣味と言える時代があったが、最近はもうさっぱりだが、何の悔いも無い。彼が80歳を過ぎる頃、どうなるか分からないが、一昨日の話しぶりからすれば小生とはだいぶ異なる元気な爺さんになる可能性はある。

逆に既に亡くなってしまった友人を思う(10代で逝ってしまった友人は皆事故死だから除外)、早く亡くなった友人は40歳台からいる。勿論家族を残してのこと。当然50歳台、60歳台、70歳台と増え続けている。彼らのことを考えると、ある意味それぞれが充実した人生でもあったようにも考えられるし、思い残したことも多かろうとも思われる。しかし本人からすれば80歳が譬え90歳であっても40歳50歳の人と思いに差ほどの違いはあるまい。正に「人間〇〇年、下天の内をくらぶれば、夢幻の如くなり」だ。

家内は70歳で急逝したので、50歳を越した次女が何時か言っていた。「私もいつ逝くか分からないから毎朝風呂に入って下着だけは変えるようにしている。」思うに毎晩飲みすぎるので朝風呂にしてるだけかもしれぬが、随分用意が良いと感心したりだが、小生も最近やっと人生の仕上げを考え始めている。取り敢えずは遺言状の作成で、その相談を持ちかけた会計士の先生が3月15日以降にしてくれとのことだったので、来週には電話するつもり。

最近の暇に任せて思いついただけだが、考え始めると仕上げには結構することが多そうだ。やりはじめたらある程度暇も潰れて今年は花見もせずに仕上げの準備でもするか、なんて考えたりするのも楽しみの一つだ。

2023年3月15日水曜日

宿酔い

 一昨日まで蕾が硬かった近所の桜も急に咲き始めた。確かに今年は異常気象かもしれぬ。ところで今朝は珍しく宿酔い、と言うほどではなくても明らかに昨夜の酒が残っていた。珍しく昨夜少し飲みすぎたみたいだ。1軒目で熱燗2本、2軒目でジントニック2杯と記憶するが、3本と3杯の記憶違いかもしれぬ。何れにしても足元が相当よれていた記憶がある。帰宅が21時丁度くらいで流石に風呂はやめて、今朝の飯を研いで釜に入れたことは確かだ。朝飯は問題なく炊けたので証明されている。

その代わり夜中に何度も起きて小用をたさなければならなかった。マスク着用が自主判断になったので飲食店は少しホッとしてるだろうが、つられたようにこちらにも気の緩みが生じたかもしれない。マスクの自主判断は多くの国民が歓迎するだろうが、他国の動きに合わせたつもりの日本のウイズコロナ政策は如何にも中途半端で判りにくい。5月から始める方針と伝えられている感染症2類から5類への変更。インフルエンザ並になって医療費の自主負担は分かる。

しかし当分の間は現在同様政府負担と言われてもいる。この当分も曲者だが、街の医療クリニック、かかりつけ医の発熱外はどのように対処したら良いかなんてことや現在療養中の患者がどの様になるのか、具体的になっていないので戸惑っている人が多いことだろう。5月といえばあっと言う間のこと。既にマスクの叩き売りが始まったとの報道もあったが、泥縄が得意の政府方針で困惑する向きが多くて当たり前。少し緊張感を取り戻して世の動きを見ていきたい。

2023年3月14日火曜日

実力差

 居住地東京都豊島区、そこの区長が先月亡くなっていたことを昨日はじめて知った。平成11年から6期目の途中、86歳。区長は選挙で選ばれているので偉いものだと言わざるをえないが、選んだ我々選挙民の見識にも少し問題があるかもしれぬ。現在副区長が代理を務め、次の選挙は来月23日とのこと。

区長のことと少し関係するが、大阪で始まっている大相撲を観ていてふと思った。スポーツや囲碁将棋チェスなどの勝負事は、選手たちの実力を観戦者である小生のような素人でも感じることが出来て、その感じは当たらずともそう大きくは外れていないだろう。選手たちの感じもほぼ似たようなものだと思う。しかし選挙に立候補する政治家の力量、実力の判断は難しい。選挙の度に候補者は自分の能力を披瀝して投票を乞うが、有権者はそれをどこまで本気で受け止めるか大分疑問だ。

もっと重大な問題は自分自身のこと。80年以上生きてきて人様から特に感謝されたことも無く、自分でもなにか成し遂げた思いもゼロではあるが、兎に角生きている。これを如何に評価すべきが悩ましい。思い切って誰かのマネで「自分を褒めてあげたい」なんて言おうものなら多くの知人友人の失笑を買うだけだろう。自分のことは取り敢えず忘れて、政治家のことに戻ろう。

政治家の演説を聞いて思うのは、日本の政治家の演説に窺える自信の無さ。或いは裏返しの尊大な勘違い。比べて中国の政治家の演説はいずれも自心に満ちていて気持ちがいい。国柄の違いと言ってしまえばそれまでだが、たまたま10日近く全人代会議が続いたので多くの演説の一端を知る機会が多かった。トップの習近平氏はもちろん、2番手の引退した李克強氏や新任の李強氏、外交トップの王毅氏や新任の外交部長秦剛氏などの演説、或いは記者会見での質疑応答は聞いていて小気味がいいくらい明快だ。

自分の役割に自身が無くてはあそこまで言えないだろうと思うことが多々ある。振り返って日本の政治家の発言を取り上げたいが、岸田首相は言うまでもないから除外する。比較的自信有りげなのは河野太郎氏、萩生田光一氏、現在霞んでいるが小泉進次郎氏くらいかと思うが、彼らとて本当に要職を担える程には勉強が足りていない。ところどころで大きなミスをしてしまう。勝手に想像すると、日本の政治家は豊島区長と同じで選挙で選ばれる。選ばれた途端に周辺を他人がサポートに回るので本人が勉強する暇が無くなるのだろう。

今回中国の首相に抜擢された李強氏の言葉で印象に残ってる一節「人民はGDPの数字に関心は無い。あるのは雇用とか医療とか教育問題。これらの問題はネット上に多く現れる。よって私は暇を見つけてネットをよく見るようにしている。」

2023年3月13日月曜日

世相俯瞰

 昨日「春宵一刻値千金」なんて寝惚けたタイトルでサボってしまったが、世界は益々激動している。特に強く感じることは「果たして自分は世界の本当の動きを理解できてるのであろうか?」報道では連日ロシアとウクライナの戦争について近況が流され、一週間以上続いた中国全人代会議も連日報道された。一方で中東の動きでは、イラン国内の自由を求める市民を厳しく取り締まる政府の動きがある一方で外交面で中国が仲介したとされるサウディとの和解があり、この影響は近隣のイスラエルのみならずアメリカにも大きな影響を及ぼしてるようだ。

連日報道されてるロシア・ウクライナ戦争は、報道されてる割には何も分からないが、ウクライナの最大支援国アメリカが少し疲れてきたのか、ウクライナの頑張りに不満を漏らし始めたような雰囲気がある。伝え聞く不満要素は理解する限りで2点。1はゼレンスキー大統領がクリミア奪還にこだわりすぎることへの不満、2はロシアのガスパイプライン、ノルドストリーム破壊工作に関わったこと。どちらもどこまで本当か分からぬが、日本の報道に現れ始めたことは、どこかで過去と異なる動きが出始めてる証拠かもしれぬ。転じて終戦への動きが出れば良いが、こちらも先に中国が手を付けた格好になっているのでアメリカも動きにくいだろう。日本にシリコンバレーバンク倒産の影響は何も無いみたいだが、韓国や中国は心配してる企業が沢山あるとのこと。裏を返せば日本はそれを必要とした起業者がいなかったのかな。

要するに世界情勢はボケ老人には解らない事だらけだが、日本の政府も解っていない事が多いようだ。アメリカに何を言われたか知らぬが、韓国と仲直りするのは結構だ。しかし国内的には未だ高市早苗氏の発言を巡って議会は空回りを続けているし、今日からマスクはしてもしなくても結構は良いが、庶民には意味がしっかり通じていない。3年前マスク無しで池袋の地下街で因縁をつけられたようなことだけは無くなるのだろう。WBCも侍ジャパンが目出度く予選リーグ1位通過、大谷翔平は特大ホームランを放った。大相撲大阪場所初日は大関貴景勝と長野県出身御嶽海が共に負けてしまったのは少し残念でもあるが、若い力士の頑張りで横綱不在でも十分楽しめた。

将棋の世界では王将戦初防衛を果たした藤井聡太氏のコメント「羽生先生の強さと自分の課題感じた」20歳そこそこで言えるからこそここまで来たのだろうし、更に成長することも期待できる。課題もを捉えきれないアホな政治家たちは爪の垢でも貰って飲めば良い。

兎も角世界は激しく動いている。

2023年3月12日日曜日

春宵一刻値千金

 体感気温は正に4月下旬並、日曜日の午後はNHK囲碁トーナメントを観戦して楽しむ。今日の対局は若手同士の熱戦で見応えがあった。また今日から大相撲が始まるし、にわかファンではあるが、夜にはWBCの対オーストラリア戦もあるので、どちら様にも今夜は何かと楽しみの多い春の宵だ。殆どの学校も春休みに入ったことだろう。今年は桜の開花も早そうだし、これから暫くは小生も大いに春を楽しみたい。ブログ書きはもうこの辺でやめる。

2023年3月11日土曜日

3月の悲劇

 季節外れで気持ち悪くなる暖かさが続いている。暖房不要は結構だが、三寒に戻る日が恐ろしい。12年前の今日も暖かったが、夕方に入ると寒かった記憶がある。10年一昔と言うから12年は相当昔であるのも事実、しかし忘れっぽい日本人であっても忘れてはならない日でもあろう。個人的には被害が小さかっtが、それでも当時仕事をしていた近くの事務所では、棚からテレビが飛び出してコード1本の宙吊りになり壊れてしまった。ボロアパートの2階だったが、結局揺れが収まるまで立ち上がることも出来ず机にしがみついていたことを思い出す。

思えば70歳の坂を超えたばかりになるが、結構元気もあったし友人たちも元気で活躍していた。その友人2人に誘われて、原発汚染物処理に関する事業に参加したりしたのも今や思い出となってしまった。研究は東京農大のM教授中心に進められ、小生はそのグループのホームページを制作に携わった。教授の構想は水を含む汚染物質を高温で処理して汚染物質を取り出すことにあったように記憶している。その実験施設を福島県内に定め、実験炉建設に掛かる予定だったが、結局国からの資金援助が得られず断念せざるを得なかった。

国に求めた資金額は確か数十億円で、その後政府が除染に投じた額からすれば僅かだったと記憶するが、こちらの役者不足で政治の見方を変えるに至らなかった。結局日本政府は除染理論から踏み出せず、未だに放射線汚染物質を取り出すことが出来ずにいる。挙げ句の果が、今回の汚染水海洋放出の騒ぎだ。なす術が無いので海に放出はいかに乱暴な構想だと思う。要するに政治家の発想は、根本的にゼロに立ち返って考え直すのが苦手で、従来からの延長で考えるアナログ的な発想しか思い浮かばないようだ。こちらのプロジェクトも解散して久しく物故した友人も多くなった。

3月10日は昭和20年の東京大空襲の日、そして今日は東北大震災の日、どっちも想像を超える大きな災いを齎した。自然災害は何時か必ず再び発生するし、戦争被害の可能性は高まる一方。国と同じで小生も何の防御策も講じていない。一昨日と昨日はワールド・ベースボール・クラシックで悲劇は忘れ、日本が沸いたと思う。それは結構だが、どこかで昔のことを思い出す必要はあるだろう。

2023年3月10日金曜日

家族の肖像

 平均年齢を超える長生きをしてるので普通だったら知らないことを知る機会を得た。余談ながら記す。甥の子供を「姪孫(てっそん)」とよぶとのこと。今週は義理の姉が亡くなったことに関連して少しばかり家庭内のことに関わった。5人兄弟の3男なので、昔から難しい問題には関わらず全て兄任せできたが、兄が二人共亡くなった今となるとそうも言っていられない。しかも現存している唯一人の弟は元気であって小生よりしっかりしてるが、他家に養子に行ってるので彼に何でも押し付けるわけにもいかぬ。さもないと子どもたちや甥姪たちから誹りを受けかねない。

昔次兄が生存中に、我が家の家系図を作って説明してくれたことがあったが、その家系図はまさか捨てたとも思わないが、見当たらないので困ったものだ。兄弟の結婚式の写真は、ある場所は見当がついているが、戸棚の奥のダンボールの中で、引っ張り出すまでの気力が沸かない。自分自身の写真でさえパソコンで確認できるクラウド上のものしか探す手間が惜しい。高校生の頃までは写真帳を買ってきて、1枚1枚を丁寧に写真帳に貼る手間を惜しまなかったのに何と怠惰なことだろうか。嘆かわしい限りだが、結構思い当たる方が多いかもしれない。

現代人は殆どスマホを持っているので、カメラを常時持ち歩いている。スマホの中に取り込む写真は人によって異なるだろうが、膨大な枚数だろう。しかし、その中に家族の肖像と言える写真は意外と少ないのではなかろうか。少なくと小生の場合は皆無に近い。母方の祖父は実にこまめな方で、家族全員が写真屋さんまで揃って足を運んだ記念写真が何枚もあり、それを大切な写真帳として残していた。母もその1冊を嫁入りの際に持参したようで、最後の方に父が南方に出征する直前に撮った家族写真が貼ってあった。

弟は赤ん坊で子供は小生が一番小さい。あの写真帳は未だ長野の兄の家にあるはずだ。だがその家にはもう誰も住んでいない。甥も東京在住だから遠からず処分されるかもしれぬ。兄たちの家の処分については小生に口出しする権利は皆無なので少し心配でもある。今回義理の姉の葬式に関わることになったので、近く甥や姪たちとも久しぶりに会うことになるのでそんな事も少し話しをしてみたい。核家族の今だから仕方ないかもしれぬが、我が家には父や母の写真は飾ってない。

テレビなんかで観てても、田舎の古い家には必ずと言えるほどご先祖らしき人の写真が飾ってある。昔は、あんな写真があると扱いに困るだろう、なんて思っていたが、最近は大分考えが変わり、先祖の肖像が大切だと思い始めている。

2023年3月9日木曜日

覇権争い

 好みに合わぬが「覇権」又は「覇権争い」ということを最近よく聞くようになった。主にアメリカが握ってるとされている覇権に陰りが出ているとのこと。中国がこれに対抗している図式で争いが使われることが多い。しかし最近中国の外務大臣に就任した秦剛氏によれば、「現在の世界は百年間なかった大きな変局に差し掛かっている。中国は自主独立の平和外交政策を揺るぎなく実行し、互恵・ウィンウィンの開放戦略を断固として堅持し、常に世界平和の建設者、世界の発展への貢献者、国際秩序の擁護者であり続けてきた。」として覇を唱えるつもりがないと言っている。

アメリカも「世界はわが覇権のもとにある。」とは言っていない。しかし民主的でない国家に対しては厳しい態度で臨んでいるのも事実で、それを歓迎する日本のような向きもあろう。とは言うものの、昨今パックスアメリカーナの箍が緩み始めているのは誰の目にも明らかで、今後世界が統一的に何処かの国によって抑え込まれることはないだろう。これは小生の見解でなくて、田中宇(さかい)氏なるジャーナリストの記事からの受売りである。

因みにこの人物は放送とか新聞雑誌の出身でなくて、共同通信の外信部に一時(1987年)入社2008年独立。インターネットで世界中の新聞などを読み、照合・分析して解説を加えるという独特の報道スタイルを取っている。そして、世界情勢は「米国一極覇権主義から多極化に向う」とする仮説をもとに解釈を試みている人物でだいぶ前から彼のメルマガを読んで参考にさせてもらっている。

田中氏は「日本のマスコミ全部が“客観”の意味を取り違えている」との考え。「英語の記事には、“世の中をどう見るか”と言うことが書かれたものが結構あり」「欧米のメディアは、あるコードに基づいて、ウソでなければ、自分で検証しながら、それを書いていい」。そのため「客観報道じゃなきゃいけない。記事に主観を入れてはいけない」という日本の報道スタイルを否定し、欧米流に倣ったスタイルを確立している。昨日テレビの力について書いたが、今日はその続きと思って読んで頂ければ幸いだ。

2023年3月8日水曜日

テレビの力

 誕生が1940年だから恐らく小学校を卒業するまでくらいは、こちらにはあまり関係なかったが、マスコミと言えば精々新聞とラジオ、更につけ加えれば雑誌くらいだった。中でも歴史は新聞が最も古く、社会の木鐸と教えられ、大人になったら読みなさいとされていた。しかし中学生になっても新聞を読むことも無く、毎日配達されていた信濃毎日新聞は、翌日には虚しく便所で家族7人が使う落し紙となって消えていってしまった。

中学に入る頃までには茶の間(食事をする部屋)にラジオが置かれていたが、父は朝のニュース以外は聞かなかった。要するに子供が得る情報は家族や学校の先生、友人から得る情報だけで十分だったとも言える。これが極めて特殊な育ち方かとも言えないような気がする。中学生ともなればラジオへの関心が発展して無線機を組み立てた友人もいるし、ラジオから流れる流行歌に強く惹かれた友人も居たが、所謂社会情勢に対する関心は似たようなものだったと思っている。

中学生になるとテレビ放送が始まり、力道山のプロレスブームが日本中を沸かせたりしたが、我が家がテレビを買ったのはずっと後のこと。ひょっとすると東京オリンピック間際だったかもしれぬ。兎に角、テレビの普及が社会に及ぼした影響は計り知れない。現代は母乳を飲んでる時から近くにテレビがあった人間が殆どだろうから、その影響力を政治家が無視できないのも理解できる、政治家がこのメディアをなんとか利用しようとするのも当然だ。

最近になってメディアを所管する総務省から、メディアの公平性確保に関する古い書類が流出、安倍政権時代にこれを規制してい法律の解釈変更しようとしていた事実が暴露され問題化している。法律や法律の解釈を都合よく変更するのは近年自民党の常套手段だから驚くには当たらないかもしれぬ。そのことは扨措き、問題はインターネットが発達した今後である。人間が獲得できる情報量はテレビ時代と比較にならぬほど増大してる。成人の孫が2人いるが、二人共個人的にはテレビを持たないようだ。スマホかPCがあれば情報には不自由しないのも事実だろう。

これまでのメディアが担っていた社会情報や政治情報は取り敢えず知らなくても不都合を感じないのかもしれぬ。確か同じ年頃の自分を思い起こせば、総務省の行政文書なんて聞いても意味が通じなかったに違いない。そして今後の情報社会がどのように変化するかは小生には全く分からない。

2023年3月7日火曜日

笑い顔、泣き顔

 昨夜風呂に入る前に何気なくつけたテレビ、それがBS朝日でいきなり大谷翔平の顔が映し出されてしまった。これがまた絶妙なタイミングで1回目の裏3球目だった。最初悔しそうな顔だったが、次の4球目でなんと例のホームラン。普段野球中継など観たことがないのに良い場面を観ることが出来たと喜んで風呂に入った。風呂から出て他の番組を観たりして、9時近くになってまた5チャンネルに切り替えると8回だったと思う。スコアは既に8対1でサムライジャパンの勝ちが決まっていたようだが、大谷選手が2回めにも3ランホーマーを放ったことが大きく扱われていた。

今日の昼になると民放のワイドショーはこの話題でもちきり、昨日今日は練習試合でWBC日本チームにとっての本番は9日からのようなので、本番での活躍を期待したい。野球のことはよく知らないが、彼がアメリカでも人気があるということは知っている。理由は色々あるだろうが、個人的には彼の顔が天真爛漫そのもので素晴らしい。勿論性格も良いだろう。人間一定の年令になると性格がどうしても顔に現れる。美男美女であっても根性の悪い人間の顔はどうしても少し歪んでくるような気がしてならない。人相見でもないし、己に跳ね返りそうなので大谷選手の話題はこれまでとする。

ガラリと変わるが、延期が繰り返されてきた大型ロケットのH3、初号機の打ち上げが今朝やっと実現したが、2段目ロケットに点火できず、やむなく機体破壊の信号を送らざるを得なく失敗のこと。日本人として残念なことだが失敗は誰にもあること。有人でなかったのも不幸中の幸いだ。原因はこれから究明されるだろうが、JAXAは日本有数の科学者集団。日本の宇宙開発計画の詳細は知らぬが、当然遅れることになろうし、世間では批判も大きくなるだろう。注ぎ込まれている資金を考えれば当然だろうが、自衛隊の武器調達を思えばまだマシと思えば良い。担当者も泣いてはいけません。

2023年3月6日月曜日

ボケの老婆心

 小生も大分高齢になったが、ご近所の顔見知りの方が大分減ってしまった。コロナ禍のせいもあり、お知らせが届くこと無く、いつの間にか玄関先が片付けられて閉まっている。寂しいことではあるが、これも一つの自然現象と諦めるしか無い。毎日通る道すがらに金光教の教会があって、その玄関脇に月替りくらいで和歌が張り出されている。今月張り出されている和歌の下の句に「天然自然のありがたさの恩に礼を忘るな」とあったような気がして、頭に引っかかった。

最近と言っても安倍政権以来、政府が国民に対してしきりに「異次元の・・・政策」と言い募る。聞いた庶民はどう受け止めるか想像できぬが、小生は違和感を感じてならない。例えば金融緩和などは天然自然と無関係だからどのように操作しても自然からすれば異次元かもしれぬ。しかし、あまりとっぴもないことは何にしても上手くいかないとしたものではなかろうか。経済にせよ、少子化対策と言った極めて人為的なことにしても、もっと冷静な思考に基づく政策が出てこなくてはいけない。

倍増もあまり軽々しく言ってはいけない政策目標かもしれぬ。今になれば大昔、池田内閣が5年間で所得倍増計画を打ち出して4年間で目標を達成したのは事実だ。しかし当時はそれこそ天や地の利が味方したとも言える。防衛予算を倍増させて同じように天地の利を求めるのは我儘が過ぎるだろう。昨年子供の年間出生数が80万人を割り込んだそうだ。1940年生まれの小生の時代はさておき、戦後のベビーブーム時代のピーク時は200万人を超えていたのだから、日本の国力が劣化し始めてるのは誰の目にも明らかだ。

GDPで世界第2位に居た日本は、現在2位の中国に比べればGDPは25%になってるそうだし、遠からず4位ドイツに抜かれ、5位のインドに抜かれるのも時間の問題と先週同期の友人が教えてくれた。何事も落ち目になると焦りが生ずるのはそれこそ自然なこと。しかし焦れば焦るほど良い結果には繋がらない。ここは一番冷静になって深呼吸でもして、大言壮語を封印して考え直す時期だと思う。偉そうに言えば、あれもこれもと他人のせいにして何でも変えようとするのが一番いけない。例えば学術会議に手を突っ込むなんかが典型。先ず自分を変えることが肝要。変更すべきは10年近く継続して結果が出なかった政策だ。勇気が必要だが老婆心から。

2023年3月5日日曜日

政治家の資質

 国によっては多少の違いがあるかもしれぬが世の中にはいろんな職業があるものだ。食料や物ををつくる人、売る人、運ぶ人が中心ではあるが、他に教育に携わる人、芸術家とされる人、虚業とされる芸人や宣伝屋。まさかその宣伝屋になろうとは、小さい頃には全く思ってもみなかったことはさておいて、もう一つの範疇に役人がある。父がそうだったが、更に細かく考えると警察、消防、刑務所の刑務官なんかがあるし、自衛官も同じ範疇だったかもしれぬ。しかし現在では、自衛官は昔の軍人のつもりでいるようにも見えたりしてよく分からない。

そして最後に真打ちとは言えぬが、報酬があるから職業とも言えるのが政治家だ。彼らが社会秩序を形成するのが現在の国家。つい150年ほど前までは武士階級があって、社会の秩序維持を担った。彼らは殿様の奉公人として殿様からの報酬で生計を立てていた。その殿様が明治維新とやらで居なくなってしまったので、失業して生計のための手段を庶民同様に求めざるを得なかった。しかし武士は特殊な教育を受けていたので倫理観が強く商売には向かなかったと伝えられている。どのくらいの割合か分からぬが、寺子屋なる教育機関に携わった武士も多かろう。

武士が転じて政治家になってくれれば良かったと思うこの頃だが、教育ある武士が政治家になった例はあまり無いかもしれぬと勝手に思っている。確かに明治維新以降憲法が制定された明治22年頃までは社会における武士の活躍は著しかったと思うが、四民平等の世の中になると、日本社会から武士の影は徐々に薄くなり、2回めの世界大戦で大敗を喫した結果、日本から武士が培った文化はほとんど全滅状態になったと言っても過言ではないだろう。雑駁な知識だけでつまらぬことを書いたが、封建時代日本社会にあった倫理観は武士階級に由来するので、残念ながら昨今では影が薄い。

役人や教職員にはせめてと思うが、教職員は戦後の早い時代に社会主義が浸透してしまったし、最近ではお役人も社会の秩序より個人の権利行使が先にくるようだ。ましてや選挙で選ばれた政治家になるともう目茶苦茶、国会議員に選ばれながら1度も議会に出席しない者まで現れている。ご存知NHK党のガーシーなる人物。こいつの話題が報道される度に、まさかこいつに議員報酬が支払われてないだろうな、と思いたいが、現実は異なる可能性が高い。維新の会の中条きよしにしても、なんでこんな奴が国会議員になってしまうのか不思議でならない。

2023年3月4日土曜日

雑感「時間」

 加齢現象があちこちに現れて不便もあるが、最近ゆっくりした生活リズムがやっと我が物になったようで、自分で言うのも変だがなんとなく考え方と生活に少し安定感が着いてきたように思う。元来時間をすごく気にする癖があったが、最近少々の遅れは気にしないでいられるようになった。今朝もいつもより15分遅れで起床したが、だからどうしただ。その後の生活で困ることなんか何もない。時の流れは早いようでも時計がふた回りする一日はそれなりに長い。

年齢を思えば残された時間は何日か分からぬし、やるべきことも多いだろう。慌てることはない。やり残すことが無い方が不自然だ。どこまで出来るか知らぬが明日も今日と同じよう出来るだけのことはするつもり。

2023年3月3日金曜日

TikTok

 今日は桃の節句のひな祭り、男兄弟しかいなかったので子供時代は縁がなくて寂しかったが、所帯を持って生まれたのは女の子だけ。家が小さいので段飾りはしなかったが、家内が毎年小さな木目込人形を飾って甘酒を振る舞ってくれたものだ。ひな祭りの語感はなんとなく温かいが、今朝は寒の戻りとまではいかないかもしれぬが少し肌寒かった。ひな祭り同様なんとなく今の生活からだいぶ縁遠い話題を取り上げたい。

バイデン大統領が公務員が使用するパソコンの端末からTikTokのアプリを削除するとの法律に署名との記事。なんでもこのアプリ全米のユーザーが1億人にもなるそうだ。うち公務員がどれほどかは分からぬが、いくら中国が憎たらしいとは言え、若者に人気のアプリを槍玉に挙げたのは随分大人げないことだと思う。ファーウェイの機械を排除したのと同じ理由で、個人情報の漏洩からアメリカの機密が中国に盗まれるからとのことらしいが、機密を盗み見しているのはお互い様で、媒体は他にも多数あるだろうに。

因みにこのアプリ、アメリカで相当な人気らしいが、日本のユーザーはそれほどでもないらしい。何故なんだろう?

2023年3月2日木曜日

イベントと広告屋

 いつ頃から日本語として定着したか忘れたが「イベント」は最早誰もが分かる言葉となった。現役時代に遭遇した大型イベントは1970年の大阪万博が最初だったかもしれぬ。大阪万博から更に遡れば、1964年に東京オリンピックがあったが、当時は未だイベントとは言わなかったと思う。小学1年生の時、長野でも博覧会が開催されて善光寺脇の公園にサーカスや見世物のテントが並んでいたことはかすかに記憶がある。要するに「イベント」は見世物のことで、主催は公的な政府や自治体であったりするのだろうが、昔は地元のテキ屋(長野市議会には2人の親分が在籍していた)なんかが仕切ったものだろう。現代は主催は役所がメインで、主催者は別に専任の団体を作り、実際にはテキ屋とはいかないから大手広告会社に丸投げしてが仕切らせるとしたものらしい。

そして日本には大手広告会社が電通と博報堂の2社しか存在しないのが実態。しかもこの2社も規模的には大人と子供ほどの違いがあるので、役所が頼るのは電通にならざるをえない。確かに大型イベントのプロデュースは複雑で相当な時間や人出が必要であろうことは容易に察することが出来る。従って1970年当時広告会社に在籍していたが、残念ながら関連しての仕事には何もありつけなかった。今更ながらではあるがwikiで記録を確認すると、3月から9月までの約半年間で入場者数が約6500万人とあるから大変なものだ。小生も確かに大阪支店の用事があったのかどうか、兎に角千里の会場に行った記憶はある。売上総額は約370億円とのこと。

当時電通がどのようにイベントに絡み儲けたか知らぬが、何れにしてもイベントが広告と密接な関係を持つことを発見したのだろう。海外とのビジネスと言えば貿易業務しか想像しなかった時代に、広告業の仕事のネタが海外にもあることの発見も大きかった筈だ。1980年のロスアンジェルス・オリンピックあたりからはスイスに本居を構えるオリンピック・マフィア(仕切り屋)とも盃を交わして仲間入りを果たすことが出来たようだ。以上は全て想像だけで書いているので、実態は知らない。

最近2021年に開催された「2020東京オリンピック」に絡む数多くの醜聞が吹き出し、当然ながら電通もその一角を大きく占めて、会社自体が政府から出入り禁止(何ヶ月かは失念)を受けている。これで困っているのが5月に開催予定の<V7サミット>が行われる広島県や市の担当者とのこと。確かにこれも今や一つの大型イベント。果たして電通抜きで段取りが上手く出来るのだろうか?

2023年3月1日水曜日

月初

 だいぶ陽気が良くなってきた。弥生の空は霞んでいるが気温は高い。桜はまだ蕾も見えぬが開花が早くなりそうとの予報もある。日中が大分長くなってきている。何もかもが明るいとは言えない。物価の高騰は益々勢いづいているし、ロシアとウクライナの戦争も開始から1年を過ぎたが、収束の見通しは遠いようだ。とか心配もあるが、コロナ禍は世界的に沈静化の兆しが見え始めている。遠からず日本もマスク着用が不要になるだろう。個人的には1月半ばに道路で転んで負った怪我もほぼ完治。最近は何をするにも昨年に比べれば大分慎重になったように感じる。プラスマイナスいろいろあるが、カレンダーが変わった初日としてはまずまずと言うことにしたい。

今月は卒業式の月でもある。高校と大学の卒業式は欠席してしまったが、中学の卒業式での校長先生の訓示「英語で卒業式のことをコメンスメント・セレモニーと言うが、これは新たなことの始まりを意味している。諸君も今日から心を新たに頑張ってもらいたい。」が妙に80歳を過ぎた今でも記憶に残っている。と言っても何か始めようというわけにも行かず、若い人の活躍に期待するしか無さそうだ。先に書いた通り、先を急がずゆっくりと歩いていきたい。