2023年3月28日火曜日

不老長寿

 今朝早朝9時のこと、池袋駅構内のJRみどりの窓口でばったりと板橋在住の長女と出くわした。共に来月28日兄夫婦の仏事で帰省のための列車乗車券購入のためだ。親子とは言え、数あるみどりの窓口でばったりは珍しい。この出会いが宿命とは言えないが、今日は別の宿命について書く。それはご多分に漏れないにもれない「老化」。昨日の午後たまたまNHK・BSPで「老化、その宿命に抗うか、従うか」を観て考えさせられた。

抗いようがないから宿命だと思うが、近年著しい発展を遂げている医学会では老化に関する研究が大分進んでいるとのこと。老化は病気とは違うようだが、大分興味深い発見もあるようだ。例えば動物実験の結果、餌の量を減らしたほうが常に満腹状態にあった方より健康で長生きしたとか。遺伝子の中に細胞の劣化を防ぐ特殊なものがあるのではとか。よく覚えていないが、不老長寿の方法があるかも知れぬので、その発見に研究を続けている医学者がいるそうだ。

それを聞いて番組の司会者が大喜び、現在でも十分若く溌剌としてるのに更に若返ることを真剣に期待したようだ。しかし同席していた医者は「もうこういった研究は20年近く続けていますが、この間に平均寿命は少し伸びましたが、健康寿命と所謂寿命の差は余り縮まっていません。」日本には100歳を越える長寿者は女性が約8万人と男性が1万人とのこと。この差の意味の方を解明して欲しいが、昨日の番組では言及が無かった。小生も長生きしたいとは思うが、若返りたいとは思わない。

と言うかそれは無理だろうと思っている。海馬の縮小は10年以上前に神経科の診断で指摘されているし、最近は記憶力がとみに低下しつつあるのも自覚している。鏡に映る我が顔が少しずつシワとたるみが増えてることも同じだ。今日は散髪に行ったが、頭髪が少なくなったのは言うまでもない。どれも医学的には原因が究明できるかも知れぬし、少しは対策の余地があるかも知れぬ。

しかし、番組のタイトルではないが「宿命に抗う」ことがそんなにハッピーでもないような気がする。ここまで来れば先は知れているから、できるだけ人様のお世話にならずに済ませたいのみだ。

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