2023年2月28日火曜日

国会、衆議院

 2月も末日、政府予算案も目出度く今日中には衆議院を通過して年度内には成立の見通し、と目出度いことずくめの月末だ。国会審議が予定通りに進むのは結構かもしれぬが、小生も細やかながら納税者の一人。昨夜のNHKニュースを観ていて虚しくなってきた。全てが予定調和、質問の紹介は自民党かられいわ新選組に至るまで同じ尺数(時間)。取り上げられた質疑応答のシーンを観てる限り、答弁に立った首相側から見て何も問題が無いように編集されている。

しかし質問する側からすれば、それなりに国家の重要問題を取り上げているのだ。例えば、質問時間が短い共産党は学術会議問題、れいわは消費税問題。何れもこのボケ頭で考えるに、国の将来に関わる重要問題だが、首相のたどたどしい答弁を聞く限り何もか感じていないことが明白だ。夕方帰宅する直前に池袋地下街の新聞売り場で目にした夕刊紙の大見出しが脳裏をよぎる。ダルビッシュの顔写真と重なって見えたのでギョッとした。1面に大書されていた文言は「無能、無力」文言の下には岸田首相の顔。

多分日刊ゲンダイだったと思うが、言葉が過ぎると怒る気にもなれない。数日前の国会質疑から自民党石破茂氏の安全保障政策に関する質問(と言っても演説に近かった)を紹介したが、質問の肝は防衛予算の増額とその負担のつけをどう処理するのか。日本政府に打ち出の小槌がある筈もないから、結局は国民の税負担にならざるをえない。石破氏の質問で初めて知ったのが、トマホークなるミサイルの話。来年度予算案ではアメリカから400基を購入するとのこと。確か2千億円だったような気がするが、この代物、石破氏によれば時代遅れも甚だしく、ものの役に立たないことが明らか。

日本が何故にアメリカの廃品を押し付けられなければならぬか、理由は明白で政府が舐められているからだ。即ちアメリカ政府からすれば日本国民に対し何をしようと問題無しと思われていることになる。有権者の一人として十分反省しなければならない。無能無力ついでに学術関連でもう少し書き加える。戦争を始めたため世界中から悪者扱いを受けているロシアであるが、国力強化の一環として技術系の学生を育てるために打ち出した新政策。日本で言えば工業高校から大学に進学する場合、高校卒業後に技術の現場で3年間実習をしないと大学受験が出来ない制度を導入とのこと。

佐藤優氏の話だけなので不正確かもしれぬが、我が国の学術会議関連の政策とは大違いであることだけは確かなようだ。

2023年2月27日月曜日

健康のもと

 昨日までは寒さがきつく、春が遠そうだなと思っていたが今日は一変だいぶ春めいた暖かさになりホッとする思いだ。子供の頃流行ったケ・セラ・セラではないが「明日のことなど分からない」ことは確かとも言える。逆にはっきりしているのは過去のこと、しかしそれも大半は忘れているのが人間の不思議さ。誰かが、忘れ去ることが出来るのは健康であることの証と言ってたような気もするが、ならば小生は大分健康とも言える。

タイトルに書いた<もと>にどんな漢字を当てはめるか迷ったが、子供の頃食卓にいつも置かれていた味の素の<素>が最も適切かもしれない。そんなことで科学調味料を調べようと思い検索して分かったが、正しくは<化学調味料>らしい。当たり前かもしれぬが、なにやら懐かしい感じだ。

2023年2月26日日曜日

春待つ東京

 今日は朝から殊の外寒い、87年前、昭和11年の今日226事件突発の朝は、今日以上に寒かったに違いない。何れにせよ春はまだ遠い、ひと月も経たぬうちに花見の季節が来るとはとても思えない。昨日になるが昼間から銀座のライオンビアーホールと新橋の小さな飲み屋で大分飲んでしまった。30年以上前に社長と折り合いが合わなくなって飛び出すように辞めた会社の後輩が設営してくれた。毎年恒例になってる行事だが、昨日は初めて2年後輩で長らく管理畑にいた後輩が参加してくれた。

こちらはずっと営業畑だったので在職中個人的な付き合いがあったかと心配してたが、会って話をすると結構プレイベートにも付き合いがあったとのこと。若い頃は小さな会社だったせいもあり、相手構わず飲み歩いていたのだろう。彼は定年まで勤め上げたらしいが、すごく若々しい。酒も強いし話の内容が面白かった。管理畑にいるということは、入社早々から経営者の側近だから、営業しか知らないこちらと異なり企業の深層について深くコミットしてきた訳だ。

小生も小さいながら会社の経営に携わったことがあるので今では少し理解できるが、経営者は社員に向けてる顔と個人の顔は大分異なる。勿論銀行や税務署向けにも取り繕った顔を用意しなければならない。彼には一生涯守らねばならぬ秘密も沢山ありそうだったが、時効になったことだけでも十分興味深かった。しかも管理畑なのでOBたちの消息にも通じていたし、賑やかな会で楽しかった。

会とは無関係になるが昨日銀座と新橋を歩いて思ったのは人通りの多さ。コロナ前のように外国人ばかりとはならず、日本人が多いし、ビアホールは昼というのに超満員。殆ど我々同様日本人の団体だったように思う。我々の中にもコロナに感染した経験をもつ者が6人中2人いたが、二人共入院はしたものの軽症で済み、少なくとも昨日の段階では後遺症の心配も無さそうだった。台湾好きの後輩が居て、3月半ばにコロナ禍以来初めて台湾に行けると喜んでいた。

遠い異国では戦争が続いてパッとしないが、東京の真ん中では庶民が結構楽しみながら春を待ってる感じが濃厚だ。

2023年2月25日土曜日

知己様々

 今日は土曜日だから多くの人は休日のはず、ところが小生は珍しく朝から大忙し、ブログを書き始めた現在時刻は朝9時前。普段でも午前中に着手することもたまにあるが、さすが9時頃は殆ど無い。兎に角今日はゴミ出しの日でもあり、3日おきの買い物もしなければならぬ日、しかも夜には高校同期生のリモートミーティングもあるので、できれば参加もしたい。しかし本日最大のイベントは午後1時から銀座のビアホールで開催される飲み会いへの参加。

一応予定では3時までとなっているので夕方には帰宅できるが、この時刻が中途半端で困ってしまう。あまり深酒せず、帰宅途中でスーパーに立ち寄れば夕飯を購入して、一寝入りした後でそれを食して、いつも通りにリモート懇に参加すればいいが、昼の飲み会が2次会にでもなるとそうは行かない。最悪のケースも想定して書いてる次第だ。因みにこの飲み会、毎年この時期に開催されているもので、一風変わっている。昨年まではメンバーは小生を含めても精々4人とか5人。それが今回は総勢7人に膨れ上がったとのこと。

大学卒業後最初に勤務した会社の同僚だが、一緒に仕事をしたとの感覚は非常に薄い人たち。幹事役で今回も昨年年末に開催を設定してくれた後輩は10数年後輩に当たる君。彼もとっくにその会社は卒業して2度めの勤めも終わったはずだから60歳は超えたのかもしれない。小生に一番近い後輩でも7期くらいは後輩だろう。この会社は小生が入社したのが創業4年目だったと記憶するのでかれこれ55年近い歴史を持つに至ったはず。現在の社員は殆ど知らない人ばかり。幹事役の君に聞くと同窓会らしき会も幾つかあるようだが、今日設営されている会は幹事役が「小生を囲む会」としているので疎かにできない。

特に今日は、小生在社時代ずっと営業畑だったのに、管理畑で責任者だった後輩が参加するとのこと。これまた興味津々なりだ。人間の繋がりは不思議なもので仕事が縁で繋がっても、それだけでは深い縁にはならない。どこかで遊んだり飲み食いしなければまた会おうなんて気にならぬだろう。だから今日は昼間から飲まずにはいられないのだ。自分自身も同じだが、人間歳を経て変わるところと変わらぬところがあるのも皆似たようなもの、面白いものだ。今日の集いは小生のファンクラブの集会としておこう

2023年2月24日金曜日

舶来品

 つい先日のブログで買い物について書いたら、頻繁にコメントを寄せて頂いている読者から小生の悪い癖、<安物買いの銭失い>について注意を受けてしまった。確かにご指摘の通りで、子供時代から高級品を買ったり身につける習慣が無い。若い頃の高級品と言えば腕時計だが、舶来の腕時計を買ったことは無いし、自動車なんかも所謂<外車>には興味がなかった。ウイスキーなんかもジョニ黒とトリスの差がよくわからないのが正直なところ。例外を忘れていた。1961年父が世界一周の土産に買ってくれたスイスで買った毛糸の靴下とモンブランの万年筆は相当長く使い続けた。

世間一般でも、一時大流行していたアメリカ製のバカでかい乗用車はすっかり影を潜めてもう久しい。高級志向が薄いので、日常的に国産品愛用となるが、若い時と異なり最近の国産品は外国で生産されているものが圧倒的に多い。殆どがアジアの国々だ。しかしよくよく考えると、食料品でも純国産の鶏卵、畜肉やお米なんかでも使用されている肥料や飼料の原産地は外国になるだろう。統計的に換算してみると、日本の食料自給率は40%スレスレらしいから、いくら舶来嫌いでも外国依存は避けられない。

叔父が日本郵船で船に乗っていたり、友人が税関職員だったりしたこともあって一時は貿易に関心を持った時代もあったが最近は全く無関心になっていた。しかし今日国会で新しい日銀総裁になる人物の公聴会があるそうだが、貿易となるとお金のやり取りが必要で、必然日本の通貨「円」の評価が問題となってきて、結果的には我が暮らしにも大きんな影響が出るらしい。この辺の話になると詳しく解説できる人、してくれるジャーナリストは少ない。

たまたま昨日、朝日新聞OBのジャーナリスト山田厚史氏と経済学者の金子勝氏の対談をネットで観た。内容的には十分理解できていないが、貿易が最近輸入超過になってきつつあることが結構憂慮すべきらしい。憂慮すると言っても先は長いだろうから、年寄の心配は無用かもしれぬが、若い人には重要なことかもしれぬ。結論的にはアベノミクスの失敗のつけを国民が背負う話だった。悪政の責任追及無しでいつものパターンだから驚かないが。

もう身の回りと関係の薄い事柄にはあまり関心を持たずにのんびり生きたいと思ってはいても、つい海の向こうの国々にまで思いが及ぶのも容易なことではない。

2023年2月23日木曜日

総白痴化の元凶

 今日は天皇誕生日で祝日。仕事をしてないので休日は無関係だが、テレビ番組は几帳面に平日と番組の流れが変わる。こちらもそっちにつられて朝からNHKスペシャルを2時間近く観てしまった。タイトルは失念したが内容は<半導体>の話。そもそも半導体の意味が分かっていないので興味深かったし、嘗てアメリカから狙い撃ちされて世界トップにあった日本の半導体業界がさんざんな目にあったこと、そして今なおアメリカと中国の競争の狭間で、復活のために政府も民間も苦しんでいることが大分理解できたような気がする。

明日がロシアのウクライナ侵攻開始1年になることから、テレビはこのところウクライナ戦争関係の報道が目白押しだ。確かにこの節目だから当事者の動きも報道価値は大いにあるだろう。事実関係をしっかり報道してもらいたいが、どうも日本の報道は戦争当時国でもないのに、侵略されたウクライナに贔屓が過ぎる。別にロシアの侵略を正当化出来ると言うつもりもないが、いくら日本がウクライナ側に立ってロシア制裁に加わっていても、それは政治判断の問題であり、放送局としては冷静に事実関係を精査してコメントするならすべきだと思う。

誰が考えても戦争は一刻も早く終わらせるべきだ。日本が平和国家であるならば、開戦早々からロシア制裁に参加すべきでなかった。20年前のイラク戦争を思いっ出せば良い。アメリカからどんなに言われても、国連決議無しの戦争には自衛隊を派遣しなかった。今の政府は自衛隊派遣こそしないがいち早く制裁に対応した。因みに制裁参加国は、国連加盟国196ヶ国中49ヶ国。先日アメリカのバイデン大統領はワルシャワの演説で、50ヶ国の同盟国と言っていたがどちらが正しいか知らない。その非参加国を代表するのが中国。

その中国の外相王毅氏が1週間以上掛けて欧州各国を歴訪して最後にロシアに入った。欧州歴訪にはウクライナも入っていて、外相レベルの会議で歴訪の目的が戦争の終結を目指す仲裁であることを明確にし、ウクライナ側の歓迎の意を受け止めている。ロシアでも外務省関係者から始まり一昨日だったかには大統領とも直接会って、習近平氏訪露の地ならしまでしているようだ。東京の放送局はNHKを含めて、この動きには極めて冷やかで大騒ぎしたくない風情が見える。

日本にはテレビ放送が10指に余るチャンネルが存在するが、政治思考は全てが政権寄り、戦時下ならいざ知らず困ったものだ。嘗て評論家のお大宅壮一氏が「テレビが日本人を全員白痴化する。」と断じたが、正にそれが実現しつつある。

2023年2月22日水曜日

買い物

 買い物をしたり、ましてやそれを楽しむ趣味は皆無だが、食材に仕入れで1ヶ月に10回は近くのスーパーに通わざるをえない。家内がどうであったか知らぬが、家内は季節の変わり目によく新しい衣料を出してきて「これ去年のシーズン終了間際に仕入れておいたのよ。」と言っていたことを今日思い知らされた。昼過ぎに買い物を済ませて出口に差し掛かり何気なく脇を見ると、靴のバーゲンになっていた。その中に先月末の江の島行の際購入した靴がある。値段は560円とかなんとか書いてあったと思う。

1月末に購入した時、安いスニーカーを探したが適当なものが見つからず、当店一押しの特製品としておすすめのスニーカーもどき(紐がなくて、スリッパに後ろ部分を付加)を1900円近くで購入。安くて軽いので気にいってた物だ。それが特売になると3割割り込む価格になるのだから、なるほど買い物は慎重であらねばならないと理解出来た。買い物に関連して思うのは日銀総裁が来月か4月には交代することが決まったようだ。それで政策が変わったりしても、こちとらには殆ど影響は無いだろうが、不思議に思ってるのが為替レート。後任者が決まった途端に円安が始まり、今日は対ドルで135円近くになっていたと思う。

円安が進んで庶民が困ることの一つに物価が上がること。3日分の食料が仮に2000円だったとして、1割も上がれば200円、1ヶ月の買い物が2万2千円に跳ね上がるから馬鹿にできない。光熱費はそれでなくても4月から無条件でなんぼか高くなることが決まっている。これ以上書くと暗い方向に行くばかりなのでやめて少し楽しい話を。今度の日銀総裁は出身が日銀生え抜きでもんあく、財務省からの天下りでもない少し変わったキャリアのようだ。どうも理数系の学者のようだが、性格が面白い。

家庭環境や育ちの詳しいことは全く知らぬが、先週発売の週刊文春の受け売り。酒も強いし、若い時はかなりの遊び人。日銀のなんとか委員時代に公用の黒塗りハイヤーで同伴女性を同乗させて注意されたことがあるらしい。昔の日銀はおおらかだったと聞くので、注意云々は後付の話だろう。金融商品で大損も経験してるとのことだから、庶民の苦楽は大分ご存知のようだ。アベノミクスに乗っかった黒田総裁の切り回しが成功したとは言えない日銀の舵取り。難しいことだろうが、物価があまり上がらぬよう留意して頂くこと願っておきたい。

2023年2月21日火曜日

防衛政策

 昨日なるべく世事から離れて気ままに生きたいと書いたばかりなのに、もう心変わりかと疑われそうだが、今日は政治について書きたい。先週土曜日のリーモート懇に参加した時友人の一人が日本の軍事力について「現在でも防衛予算ベースで見れば世界の第9位、これが5年以内にGDP比2%になれば5位以内になるのは必定。従って日本の軍事力は見捨てたものじゃない。」趣旨の発言があった。

その時はそういったことには関心を持たないことにしていたのでそのまま聞き流した。しかし昨日、あるメルマガで更にその日の数日前になる2月15日の衆議院予算委員会で、自民党石破茂氏の質問に興味深い点があるとの指摘があったので、ネットで確認してみた。質問時間は30分だが、その冒頭で石破氏は岸田首相に「質問1項目ごとに一々お答え頂かなくても結構、最後に纏めてお答え願いたい。」として一気に25分喋り続けた。質問というより日本の防衛政策に関する石破氏自身の問題意識の表明と同じこと。

質問を分解して項目を整理すれば10項目近いが、これは省略させてもらう。一番興味深かった点は、現在の防衛政策は殆どアメリカの指示通りになっているが、本当にそれで日本の安全が保証され得るか?されないだろう。だから今冷静に政策を見直すべきだと、まるで野党議員のような発言になっている。防衛予算を2倍にするとか、予算捻出で増税するなんてことではなくて、もっと根本的指摘なので理解しやすかった意味もある。

勿論氏は自民党の中でも防衛大臣まで努めた防衛省応援属者、防衛政策に関してマスコミに頻繁に登場してくる小野寺五典氏や佐藤正久氏なんかより遥かに先輩に当たる。政府や彼らのような応援団が、防衛力強化に関して「反撃力強化はしつつも憲法の平和主義に則り、専守防衛の原則は維持しつつ・・・」なんて平気で口走るが、そんな事は出来る筈がないだろう。もう何年も前から専守防衛も成り立たないことは明白だし、アメリカの核の傘なんてことも頼りにならないことも言うまであるまい。

危機だ、有事だと抽象的に騒いでも朝鮮有事と台湾有事の違いも分かっていないのではないか。等々非常に手厳しかった。特に危機だと騒ぐなら危機に備えて国民保護を真っ先に検討すべきだろう。ある日戦争状態に陥るなら国民が避難するシェルターはどこにあるのか?今年アメリカから購入する約束をしたトマホークなんて代物は既に時代遅れで、近代戦では使用に耐えない代物であることは言うまでもあるまい。

約25分の独演会なのでとても披露できないが、最後に面白いと思った自衛隊員が今でもよく使う狂歌が披露された。曰く【たまに撃つ 弾が無いのが 玉に傷】

2023年2月20日月曜日

長生き願望

 昨今の世相は庶民が圧力を受ける事が多くて、幸福感を持つことが出来る人はそう多くはないかもしれぬ。そこをうまくコントロールしてそうならないように気を配るのが政治なり、マスコミの責任だと思う。しかし、彼らも何を勘違いしてるか分からぬが、高給に恵まれている割に庶民の気持ちに寄り添うことが少ない。そのせいで最近はテレビも新聞もあまり見ない日が多い。

ますます浮世離れが進むが、自分なりの幸せを見つける努力をしなければならない。よって最近は、幸福なんてものは遠くにあると思わず、近くにいくらでも転がっていると思うようにしている。遠くにあれば、小学生時代に教わった童話の「青い鳥」物語のように旅に出かけなくてはならない。そして結局は青い鳥は見つからず家に戻ってきてしまう。正にその心境になりつつあるとも言える。さて、家に居て幸せを見つける方法だ。

人それぞれだろうが意外に簡単かもしれぬ。世間や身辺で発生する事象にできるだけ無関心でいて聞き流し、明るい気持ちになれそうな情報だけに飛びつくことにしている。明るい知らせが少ない昨今だから、脳内はさぞ空きスペースが多いことだろう。今日の明るい話題は池袋の街が殊の外静かで歩きやすかったこと。理由は分からないが、大学の試験でも始まっているのかな?

昼飯は久しぶりのイタ飯屋<ミラネーゼ>で1060円の日替わり定食を摂った。これが結構美味かったし、店員のサービスも良かった。今日は天気も良く、道路脇の河津桜が三分咲き、つまらぬことは何も考えず気分良く9600歩歩くことが出来た。出来るかどうかは別にして、できるだけ長生きして人生を楽しみたいものだ。帰宅するとうっすら汗が滲み出してきた。これからも些細なことの中に明るさを見つけていきたい。


2023年2月19日日曜日

スマホの流行

 昨夜の同期生とのリモート懇談会でも話題が出たが、最近はスマホの流行が凄まじい。友人は確定申告書を税務署に持参したらスマホでの入力を求められたそうだ。小生は確定申告なんかとうの昔にしないことにしたので、そんな腹立たしい目にはあわぬが、もし小生だったら「スマホなんか持っていないよ。」と答えたに違いない。このブログもノートパソコンで書いているが、この習慣のせいで目がおかしくなってしまった。先ず字が小さくて読みにくいことと、視野が狭くなってしまったような気がする。

ましてスマホの小さな文字は、とても読む気さえ起きない。電車の中では結構な高齢者がスマホ見ている光景を目にするが、何をご覧になってるか知らぬが感心するばかりだ。これはあくまで個人的問題、別の友人はスマホの時代到来を歓迎してるようで面白い。曰く「だって、いくらノートパソコンでもベッドの中には持ち込めないだろう。スマホだったらベッドの中からでもニュースを見たり、メールの送受信も出来るし、プリントアウトが必要なら別の部屋のプリンターにデータを送って、翌朝取り出せば済む話だぜ。」なるほどそりゃ便利だな、と思っても生涯そんなことはしないだろう。

考えてみると、世の中には便利な道具が溢れている。どういう経緯からそうなったか分からないが、小生敢えてそれを避けて、なるべく原子生活に近づいているへそ曲がりだ。典型が自動車と自転車でさえ自ら利用しない。家内が使っていた自転車は玄関脇に置いてあるが、防犯用に置いてあるだけ。面白いもので家内も結構変わり者で、飛行機に乗ったことはありません。美容院にも行かず髪の毛は自分で切っていた。旅行もあまり好きではありません、口だった。

50年近く同じ屋根の下で生活を共にしていても、趣味や性格はなかなか一致しなかったが、友人の中には人生の大半を共同で過ごしてきた人もいる。どちらが理想的かと言えば、恐らく後者だろうが、家内が唱えた「男女分権」で過ごした我が家の習慣もそれなりに良かったところもあると思ったりしてる。

閑話休題:

昨夜リモート懇談会開始直前テレビが速報で、北朝鮮のICBMが北海道沖の日本海に着弾した、と報じた。そんなに珍しいことではないが、今回は発射が高高度に向けてのもので、発射から着弾まで約1時間掛かったらしい。最近豊島区でも「警戒警報の試験です」と拡声器ががなり立てることが頻繁だが、昨夕いきなりテレビでの報道で、政府ご自慢のJアラートは何も言わなかった。議論をする時は大騒ぎだが、いざとい言う時に間に合わないことが政府の防衛対策かもしれぬ。

2023年2月18日土曜日

ただ懐かしさだけ

 今週は毎晩のようにフランスアルプスのなんとか言う地方で行われたアルペンスキー世界選手権大会テレビ中継をよく観てしまった。おかげで9時就寝予定が大分遅くなったリ、湯冷めをしてしまった日もある。幼い頃は地球の温暖化が進んでいなかったこともあるのだろうが、育った長野市内でも雪がよく降り、冬には子どもたちが挙げて雪遊びをしたものだ。遊びは中学を卒業する頃にはやめるものだが、こちらは勉強より遊びが大事で、大学に入ってからもスキーから離れることが出来なかった。但し、就職して10年間はピタリと止めて11年後にまた始めた。笑

と言っても競技スキーに出るほど技術は上達しなかった。中学生になった頃だったか、イタリアで開催された冬のオリンピックで日本の猪谷千春選手が銀メダルを受賞をしたことは鮮明に気負っくしている。当時彼のご両親が志賀高原に住まいを構えていて、冬になると今の上皇様、当時の皇太子殿下が毎年のように志賀公園に来られて、選手の父に当たる猪谷六合雄氏が特別指導をされていた。その影響は今でも皇室に残されているようだ。その後しばらくして当時のチャンピオンだったオーストリアのトニーザイラー氏が来日して志賀高原を訪れた。

兎に角スキーに関しては数多くの思い出があるので、テレビを観始めるとなかなか離れるのが難しい。スピードを競うスポーツは沢山あるが、スキーは自然の中で板切れ2本に身体を預け山から谷をめがけて駆け下る危険なもの。現代では競技も様々になってるので詳しくは知らぬが、最高の滑降種目では、標高差が約800メートルで全長が約2キロのコースを1分台で滑り降りると思うので、時速120キロ近いスピードについていく必要がある。ここに上げた数字がいい加減かもしれぬが、少なくとも1分そこそこの時間、時速100キロ前後のスピードを競っているはずだ。

今はスキーをする人は殆どヘルメットを被ってるし、選手は着用が義務付けられている筈。それでも転べば大怪我は間違いないので、大会主催者はドクターヘリを待機させているに違いない。当時では考えられなかった超高速競技になっていても、選手たちの身体の使い方を見てると原則的ななことは昔と同じ。自分が滑っていた時代には時速換算で瞬間的に30キロか40キロ出せれば最高だったと思うので、その格差は大きいが、ただ懐かしさがこみ上げてきてしまうのだ。

2023年2月17日金曜日

抵抗しよう無し

 どうも最近の日本はパッとしない。株をやらないので業績の実態は知らぬが、一頃であれば超優良の国策会社三菱重工が飛行機製作から手を引いたとか、今日は宇宙ビジネスのシンボルである大型ロケットの発射がうまくいかなかったとのこと。コロナ禍もあって予定より2年遅れで、昨夜までは報道も賑やかだったので期待していたのに残念なことだ。人間と異なり、歴史ある企業組織にはそれなりの経営資源が蓄積されている筈、捲土重来を期待しよう。 

老朽化したこちらが最近思うのは、介護を受けるようになりたくないこと。いくら保険料を毎年取られていても、贅沢かもしれぬがそうはなりたくない。家内の存命中は老々介護について互いに冗談で「その時意地悪しないでね。」と言い合ったが、それも叶わね独居住まい。よって一生懸命歩いてなんとか健康維持に務める今日此頃だ。しかし歩行だけで健康が保てるわけにいかないのも事実。最近はゆっくり歩いていてもバランスが悪いのが気になる。特に階段で手すりのある場所では、自然に手が出るようになった。

延長して考えると、ストックを持ち歩くことも選択肢になってきている。まだ早いと思う一方「転ばぬ先の杖」ならば、既に1ヶ月前転んでいるのだから早すぎはしないだろうと悩んでる最中だ。歩行だけではない、補助が必要な場面は日常生活のあちこちに現れ始めている。先日娘と江ノ島に遊びに行った時にも注意された。「物忘れが頻繁ならスーパーでメモを見て買い物してる人を馬鹿にしないで、自分もメモを書いて持ち歩く習慣をつけなさい。」

お説ごもっともで分かるが、買い物の忘れは又買いに行けばいいが、電気の消し忘れになるとそうはいかない。電力会社は無条件請求してくるのだから厄介なことだ。今のところまだ無いが、そのうちに水道の出し放しがおこりそうだ。ガスの消し忘れはもっと怖い。揚げ物を作らないからいいようなもの、やかんや鍋の吹きこぼれは何度か経験してる。これをカバーする方法ないので、認知症にならぬよう気をつけるしか無い。今日のニュースに、あの元気だったハリウッドのスターブルース・ウィリスの家族が、彼の認知症を発表したとのこと。補助者に事欠かない生活をしていただろうに。

2023年2月16日木曜日

ビッグデータその2

 今日考えたテーマは明日以降にして、昨日のテーマについて今朝の朝日新聞新聞記事で大分わかったことを取り敢えず書いておきたい。

記事は次のように解説している。以下引用「チャットGPTはネット上にある膨大な文章データをもとにAIが学習し、そのAIが出した回答に実際に人間が評価を加え、精度を改善させています。日本語を含む英語以外の言語でも使うことが出来るとのこと。基本となる技術は大規模言語モデル「GPT―3.5」です。これは、従来のAIよりも非常に巨大なモデルを用いて学習しているため、より多くのことを覚え、その覚えた知識を使って答えることができます。」引用終わり

この記事で完全に理解できた、納得できたという訳にはいかないが、このソフトの学習根拠がインターネットであることがわかった。確かにネット上の文章は桁違いというか、勘定できぬほどの量になるだろうし、著作権も関係無さそうだ。従ってある程度の質問には適切に答えるアルゴリズム(一種の計算方式)は構築可能かもしれぬ。しかし学習するネット情報には真贋が混在してるのが常識。朝日新聞もその点はしていて、トンチンカンな答えが返ってくるのも已むを得ないと断じている。

試しに、「アメリカのバイデン大統領と中国の習近平主席の発言のどちらを信ずべきでしょうか?」とか「ウクライナのゼレンスキー大統領とロシアのプーチン大統領のどちらが正しいのでしょうか?」なんて質問をしたくなるが、こんな当たり前の質問は既に試験済みなんだろうな。日本でもこの2ヶ月間にユーザーが爆発的に増えてるそうだから、読者の中で経験済みの方に是非ご教授願いたい。

2023年2月15日水曜日

ビッグデータ

 最近非常に正確になってきた気象予報、今日と明日は真冬の寒さと言っていたが正にその通り、真昼天気が良いにも関わらず朝と変わらぬ寒さが続いている。年寄りには寒さも難儀だが、最近往生するのは理解できない言葉が増えるのも難儀と言うか煩わしい。昨日のテレビでチラッと観て「何だこれは、そんな事あるのかね?」と思ったが介護ロボット、しかもこれが物理的に介護を補助するなら解るが、お年寄りのお話相手になるとのこと。

現役最後の頃だからだいぶ昔のこと、当時28か29歳の若い技術者がソニーが発売したアイボと言ったと思うがロボット犬を買い込んで嬉しがっていた。当時からそんなものに大金を投じる心理が理解できず困っていたものだ。しかし今考えると、人間の趣味は多様だから心理が分からなくても悩む必要は無かったと思う。しかし最近話題をよんでいる「ChatGPT」なる代物、勿論見たことも触ったこともないので勘違いもあるかもしれぬが、本当に理解不能だ。

囲碁や将棋のソフトがAIの応用であっという間に人間の頭脳を超える域に達したことで、なんとなくAIなるものを少し理解できたつもりでいたが、どうもこれも的外れかもしれぬ。「ChatGPT」もビッグデータを活用してるらしいが、その元データはどこから収集されているのだろう?肝心の説明を飛ばしてしまったので遅ればせながらネットに上がっている解説を下記に引用する。

以下引用:

「ChatGPT」は、質問を入力すると自然な会話で返答してくれるというもの。イーロン・マスク氏らが設立した「OpenAI」という企業が開発したサービスです。2022年11月にサービスが始まったばかりですが、わずか2か月で、月間のユーザー数は、推定1億人を超えています。引用終わり

この解説を読む限りでは分かり難い点が多い。先ず日本語ソフトが有るのかどうかも分からない。想像に任せて書くと、元データは質問者の頭脳に保存されているデータで、このソフトは質問者が嘗て触れた記憶の中から答えを見つけ出しえくるようにも思える。確かに人間生きている間に触れる事象は物凄い量だろうから、その可能性は排除できぬかもしれぬ。ネットには経験者の声としてホラン千秋と田中ウルヴェ京が上がり、二人共このソフトを賢いと褒めている。

ま、元が如何なるビッグデータであるにせよ、ロボットが哲学を語ることは出来ないだろう。

2023年2月14日火曜日

生きてる楽しみ

今日もそんなに暖かくはないが、昨日に比べれば雨が降らないだけまだマシだ。昨日は何もする気が起きなくて外出は昼夜兼用の1回だけ、歩行数も3500歩止まり。殆どネット碁をしたりテレビ囲碁対局を観て過ごしてしまった。人間は身体を使っていないと逆に不具合が発生するようで、今朝明け方に久しぶりのこむら返りで目が覚めてしまった。もう2月も半ば、道路で転んで肋骨を痛めて1ヶ月になる。痛みも殆ど消えかかってきたのだからまともな生活を取り戻さなければいけない。

まともな生活の基本は三食をキチン取ること、ブログをきちんと書くこと、風呂に入って7時間は寝ることかな。この3本柱が確保されていれば歩行数も1日1万歩は達成されるはずだ。食事のうち朝食だけは必ず自分で作る。知恵も腕も無いので365日同じメニュー、白米のご飯に納豆(納豆以外に生卵・刻みネギ・刻み海苔・釜揚げしらす・ごま唐辛子を合わせてよくかき混ぜる)・トマトサラダ・豚汁(じゃがいも・玉ねぎ・にんじん・ごぼう・豚肉の細切れ)・米酢もずく(既製品)である。飯を炊くのは1日おきで、当日前夜は就寝前に米を研いで準備をする。夜外出してこれを忘れると朝飯が食えないので気をつける必要ありだ。

他の食材も同様。買い出しを忘れると大変なので味噌やマヨネーズ、唐がらしなんかの調味料も残り分量も忘れないようにしなければならない。主婦は家族のことを考えてあれこれメニューを考えるのだろうが、我が家は作る側も食する側も不変だから、内容が変わらなくてもどちらからも文句は出ない。便利といえば便利かもしれぬ。しかし、準備から後かたづけの時間が2時間近くかかる。もともと何をするのもゆっくりで、1日1食は必ず外食しているのでよく分かるが、食べる時間が約40分。これは他の客に比べるとかなり長い。

現役時代に一般サラリーマンは早めしで、蕎麦屋なんかに行けば5分10分で済ますものと聞いた記憶もある。これがどうも出来ない。いつも一人で黙々と食事に専念しても大体40分。友人なんかと一緒に酒で絡もうものなら1軒辺り2時間以上は当たり前だ。生きてる限り限られた楽しみだからこれをゆっくり楽しまずにはいられない。 

2023年2月13日月曜日

ネタが尽きたか

 土日と暖かな日が続いたが今朝からまた冬に逆戻り、冷たい雨の1日になってしまった。昨夜までブログのネタも考えてあったと思うが、すっかり忘れてしまった。思うのは日銀総裁のがやっと交代するとのこと。黒田総裁とアベノミクスの総括を誰かにしてほしいものだ。

2023年2月12日日曜日

「終活」

 昨日と今日の陽射しは春そのものだが、実際の春は未だかなり彼方だ。今朝も仏壇の水やお茶を替えている時は気が付かなかったが、朝食が終わってから気がついた。今日は亡き家内の誕生日だ。朝の内に思い出しただけまだましだ。彼女の生存中は夕方になって「今日はどういう日か分かってる?」としょっちゅう叱られていた。彼女は昭和21年2月12日生まれで覚えやすいのに忘れているのだからどうしようもない。

ところで昨夜の恒例高校同期生5人のリモート懇。いつも通り7時半に始まることにしていても、参加してくる時間は人によってバラバラ、決まったテーマも無く雑談から始まったが、流石にトップの話題はトルコ、シリアの地震被害。特に死者数がついに12年前の東北大震災を超えたことについて、小生が「確か4万2千人を超えたようだね。」と言うと、すかさず「2万4千人だよ。」と指摘されてしまった。これが枕になって話題が一気に思わぬ方向に発展。

普段から皆感じてる「死」から個人の終活の重要性に及び、9時の最後まで殆どその話でもちきりだった。「終活」という言葉が嫌いで、終わりなんか考えなくても、死はある日意思とは、関係なく訪れるのだから自然に任せるしか無いじゃないか。と極めて安直に考えていたが、友人たちの話を聞くにつけそうでないことがだんだん分かってきた。そう言えば家内が亡くなった時の苦労なども思い出すと、友人たちの主張を傾聴すべきだと考え直した。

確かに区役所や家内が使っていた金融機関に残された資金の問題、葬式や寺との問題。こちらは深く考えずいい加減に済ませたが、子どもたちに同じ思いをさせるべきではない。それには先ず自分の身仕舞いと言うか、意志を相続者である子どもたちに明確にすることが必要で、それはさっと済ますことが出来るほど単純なことではないことも理解する至った。勿論遺言状も作成する必要もあろうし、やるべきこと、相談すべき専門家も複数に上るだろう。

友人たちが悩んだり苦労してるのに、馬鹿な自分が何もしていないことに反省の念が湧いた。問題を整理するのに必要な日数は分からないが、取り敢えず今週からでも取り組む決心に至った。

2023年2月11日土曜日

戦争報道

 囲碁をしてると時々自分が考えていることを忘れてしまうのか、或いは最初から考えが無かったのか分からなくなってしまうことがある。ヘボの典型だ。小さな盤上で黒と白の石を置くだけの単純なゲームにしてさえそうなんだから、複雑な社会関係では状況の変化でしばしば自分の考えも変化するように、誰もが機に臨み辺に応じて考えは変わるとしたものの筈。ところがウクライナ戦争のテレビ解説を観てると、司会者が「今日は〇〇を読み解きます。」を多用している。

戦争の行方、特にいつ収束するかについては大きな関心があるのは事実だが、日本のテレビに出演するような解説者に、戦争当事者は勿論、関係する世界のリーダーたちの気分が分かろう筈はあるまい。1日も早く戦いを止めてほしいが、戦争を始めたプーチン大統領氏に聞いてみないと分からない。日本から態々聞きに行く勇気ある政治家の出現を期待したいが、ロシア政府に言わせると、既に日本は敵国扱いになってしまって、渡航すら出来ないらしい。

一方のゼレンスキー大統領彼に会うのは比較的簡単と言うよりむしろ大歓迎いされるだろうが、何故か政府高官、特に岸田首相は腰を上げない。G7主催国首相だから訪問して当然出し、他の6カ国首相は全員訪問している。それこそ心を読み解くと、会ったところで「適当なところで手を打っては?」なんて言えないし、抽象的に「応援します。」ぐらいは言えるだろうが、支援内容が先方要求からするとかなりみみっちいので恥ずかしいのかも知れぬ。それにしてもゼレンスキー大統領、最近頻繁に外国に出かけて武器供与の依頼をしている。

不思議に思うのは、制空権がないウクライナからどういう経路で海外に向かうのだろう?今日読んだメルマガ(誰のものか失念)にプーチン大統領は「ゼレンスキー大統領を殺す必要はない。」と語ったとあったが、本音ではないだろう。ウクライナに制空権も制海権も全く無いらしいが、空軍と海軍は立派に存在しているみたいだ。全員海外でトレーニングを受けるとすれば、莫大な費用が発生すると思うが、全て支援国が負担してるのだろうか?兎に角、知りたいことは全く報道されない。

2023年2月10日金曜日

予報と予想

 近年の天気予報は昔とは比べ物にならぬほどよく当たる。今日も予報通り朝から雪が降り出して、昼には小さい庭はすっかり雪化粧となった。しかし都会の道はなかなかそうはならない。積もるそばから人や車の往来が激しいのですぐにグチャグチャになって風情も何もありゃしない。恐らく夕方も道は滑りやすくて危険だろう。特に最近は真面目にマスクをしてることが多いので、眼鏡が曇って足元さえ見えなくなることがある。だから今日の夕方は外出しないことに決めた。

1日1万歩の目標には遠く及ばない日となるが、また転んで怪我でもしたら大変だ。幸い今月は1日からよく歩いたので既に合計歩数が10万歩を超えているので良しとしたい。些か健康オタクじみた生活を送る中で最近思うことがある。健康は運動・栄養・睡眠(休養)の摂取バランスが重要と習ったものだ。中でも食糧難の時代を経験しているので、今でも栄養には注意をしている。先ずは食事を1日3回几帳面に取ること。できるだけ温かい物が良いのだろうが、季節によってたまには冷えたものがあっても良いだろう。

他国の平均的食事形態は知らぬが、日本の米を主食にした伝統的食事形態は理にかなっているところが大きいと思う。米+大豆の発酵食である味噌、この2つは毎日欠かさず食することにしている。そのため毎日朝食だけは米を炊いて飯を作り、味噌汁も必ず自分で作って食べている。本当はどんな食材でも良いから、1日に30種類以上の食材を口にすべきと教わったが、これはなかなか難しい。自慢話はこの辺でやめて、今日書こうと思ったのはテレビコマーシャルのこと。

コマーシャルで「「これを飲めば必要な栄養素1日分が摂取できます。或いは元気が出ます。」的なものが結構あるが、そんな都合のいい物があるはずは無いだろう。食品は勿論だが、薬品にしてもあり得ないだろう。元気が出る食品や薬品があるかもしれないが、あるとしたらよけい口にすべきでない。そんなものは麻薬以外に考えられない。しかしテレビ広告が長続きしてるということは、それが売れている証拠だ。広告が提供する予想や暗示だが、おまじないみたいもので、それがこの世の面白さかも知れぬ。若い時それで飯を食っていた時代もある。

2023年2月9日木曜日

 酒は高校3年生の時から父の前では公認されていたから嫌いな方ではないし、そんなに強くは無いかも知れぬが、弱いと思ったこともなかった。しかし最近飲む相手が居なくなって久しく酒から遠ざかったため、めっきり弱くなってしまったようだ。日にちは忘れたが確か今年に入ってのこと、娘や孫と飲んでいい気持ちで帰宅して風呂に入ったら、なんと居眠りをして溺れる寸前で目が覚めた。いくら独居とは言え、自宅の風呂場で溺死は頂けない。最近は入浴もあまり長湯しないように気をつけている。

昨夜本当に久しぶりに古い友人に誘われて、赤坂で2軒ハシゴして燗酒を合計3合ちょっと飲んでしまった。近来あり得ない量だったとも言える。勿論、帰宅して入浴はせずに10時半ころには就寝。今朝はいつもどおり5時前には起床していつもどおり朝食の準備をして朝食を摂ったので、大丈夫だたと思っていた。ところが、現在3時少し回ったところだが明らかに宿酔いとしか思えない現象が続いている。つい先程も地下鉄で、次が下車駅と思いながら、気がついたら一駅乗り越してたし、時間の感覚もどこかおかしい。ネット碁をすると注意力が散漫になっているので、全く勝負にならない3連敗。

3合強の日本酒と言っても4時間近く時間を掛けて飲んでいるので、そんなに大量に飲んだ気はしないが、アルコール摂取はそれなりに効いているみたいだ。機会が減ったとは言え、未だにたまには声を掛けてくれる友人や家族が全く居なくなった訳でも無い。これから稀に機会があるだろから、醜態を演じないよう気をつけねばならない。

2023年2月8日水曜日

母や家族

今日は亡き母の誕生日。亡くなって何年経ったかも忘れたが、年号が平成になるまではこの世に生きていた筈だ。兎も角、最近家族問題が盛んにマスコミに取り上げられているが、関係報道に接する度に違和感を感じてしまう。同性婚問題や夫婦同姓問題の法制化を巡り、政治手続きに関して議論があるのは当然だろうが、大騒ぎする程の問題だろうか?同性婚をしたい人たち、或いは夫婦別姓でいたい人たちが少なからずいるのは事実だろう。同じ姓を共有した夫婦の3組に1組が離婚している世の中でもあり、これらの事に一々目くじら立てても仕方あるまい。冷静に現実を踏まえた対応をしたら良いだけじゃないか。

家族関係は時の流れで大きく変化してることは事実で、皇室も一般家庭も同じだと思う。その変わりようも千差万別だろうが、大家族が減ってきたことだけは間違い無さそうだ。一時ファミリールーツを探ることが流行ったこともあるが、今や己の将来を1日でも先延ばしするのに精一杯で、祖父母くらいまでは意識の中にあっても曽祖父母になるとまるで意識の外になってしまっている。未だ幼稚園に通っている頃だったと思うが、祖母に仏壇の前に座らされ「ご先祖さまは、お前が世界中の人から敵とみなされても、お前を見守ってくださるからよく覚えておきなさい。」と諭された言葉が忘れられない。

あれから実に長い月日が流れたが、未だにそこそこの健康を保ってこの世に生きている。ご先祖のお陰か、佛や神のご加護か分からぬが、家族のお陰だけは確かだ。しかしこの年齢だからこれから先は家族に関して出来るだけのことはして、あの世に旅立つ時には家族から温かく見守ってもらいたい。 

2023年2月7日火曜日

新人の活躍

 本来昨日書くべきニュースだったので遅ればせながら真っ先に書く。現在最も親しんでいる趣味の囲碁、この世界で昨日衝撃的で嬉しいニュースが発表された。なんと未だ少女である13歳のタイトルホルダーの誕生だ。名前が仲邑菫さん、なかむらすみれさんと宝塚のスターのように可愛いし、事実写真を見てもまるであどけない。だから囲碁に興味の無い方でも気に留めた人は多いだろう。将棋の世界も同じで、現在21歳の藤井聡太氏も確か14歳でプロ入りを果たし、あっという間に数々のタイトルを獲得。今や将棋の世界では紛れもない第一人者になった。

仲村菫さんが今後どのように活躍していくか分からないが、大いに楽しみだ。囲碁や将棋だけでは無い、スポーツの世界でも昨日の報道ではスキーのワールドカップ女子ジャンプで伊藤有希選手、丸山希選手、高梨沙羅選手の3人が表彰台を独占との報道があった。高梨沙羅選手以外は初めて知る選手だったので、この世界も新しいスターが誕生してくることを期待できそうだ。何れにせよ、どんな世界でも新しいスターの誕生は嬉しいことではないか。ベテランが長く健闘するのは決して悪いことではないが、後輩を育てる役目も大切だ。

企業活動でも同じようなことだろう。新人の育て方に企業活性化の秘密があるかも知れぬ。

2023年2月6日月曜日

春よ来い、早く来い

やはり春の陽気が間近になって来たようだ。日中の陽射しが大分強くなってきた。寒さの底は寒明け十日だからもう暫くの辛抱だ。子供の頃はスキーが大好きだったので春の陽射しを心憎く思った時代もあったのだから人間(俺)は勝手な動物だ。

春が来れば何かが満ちてくる期待もある。しかし独居老人は常に足らざる何かを心配してる。知恵が足りないのは分かっているが、毎日の食料や雑貨を頭に入れ直して街を徘徊している。そして何かを買い込み、帰宅して又買い忘れた物を思い出す毎日とも言える。 

2023年2月5日日曜日

週刊朝日の廃刊

 インターネットの出現で世の中が大きく変わってしまった。中でも影響が大きいのがマスコミの世界だと思う。現役時代の大部分が広告から始まり、新聞雑誌の紙媒体からラジオとテレビの放送媒体に深く関わってきたので思いは一層複雑だ。ごく最近週刊朝日の廃刊が発表された。なんでも創刊100年と言うからこちらが生まれる前からこの世に存在してた大先輩だ。月刊誌は図書館で生まれる前のものを読んだりしたが、週刊誌については読んだことがないので興味がある。機会があったら一度紐解いてみたいものだ。

週刊誌だけでなく、紙媒体では新聞だって他人事には思えないだろう。22歳で就職する時は未だ映画産業に残り火があり、マスコミ就職を希望する学生は第2ランクとされていたように思う。しかし就職をして暫くすると、マスコミが映画産業を抜いて文系のトップに躍り出たような感じがある。特にテレビが東京地区だけでも4局も共存しうるとは夢にも思わなかった。給料面では大手全国紙より少し安かったかも知れぬが、それでも弱小代理店の小生からすれば王侯貴族に等しい差があった。


そうこうするうちに1980年代の終り頃だろうか、企業寿命30年という説が世の中で言われ始めた。ある種のバブル期を過ぎたゆえだろうと思うが、それでもマスコミは景気が良かった。それからまた30年後の2010年代になるとマスコミもだんだん不景気になり、雑誌媒体は殆ど壊滅状態。週刊朝日はその象徴として店頭から姿を消すのだろうが、長いこと愛読してきた月刊文藝春秋にしても残す命はそんなに永くないかも知れぬ。小説なんかにしても、新聞や雑誌に連載されるようになれば一人前の作家だったが、これも変わるだろう。


テレビで取り上げられて初めて一人前が現実かも知れぬが、最近テレビをあまり観なくなったので、それもよく分からない。正月に孫に聞くと、孫はテレビを持っていないとのことだった。何をもって世相を感じるか?昔、視聴率に一喜一憂した時代が懐かしい。

2023年2月4日土曜日

政治家の使命

 春は名のみで歌の文句通りの寒さが続いている。それでも自然は時が来れば予定の表情を浮かべてくれる。予定が立たないのが人間世界の情けなさ。一時大騒ぎしていたコロナ禍はどうなっているのだろう?マスコミはもう年寄りが1日に百人単位で死のうが全く動じない。昨日の新規感染者数は約4万人、死亡者数は250人だが、一昨日には450人が亡くなっている。その殆どはご同輩に違いない。政府は政府で「春以降は老若男女皆さんちゃんと自衛してくださいよ。」とだけ言って、市中の診療所に対する対応措置は従来と変わらないから自衛のしようもあるまい。

これまで日本人の平均寿命が高くなりすぎているので、年寄から順番にあの世に行く手助けをしようとの魂胆にしか思えない。好意的に受け止めれば、かくも劣化してしまった日本社会を再活性化するための一つの方策と受け止めたいが、現政権にそんな高度の戦略があろう筈もない。政権の立ち居振る舞いを見てると、まるで木偶の坊で思考能力が完全に停止状態にあるようだ。何かと言えばすぐに同盟国や友好国との協調がでてくるのだから、宗主国のアメリカからすれば植民地政策実行には好都合だろう。それで国民がハッピーになるなら文句は言わない。

文句を言いたくなるのは遠くない将来日本の青年が戦争に駆り立てられ、年寄や幼い子どもたちまでが戦禍を被る危険が増しているからだ。改めて昨年12月に防衛省から発表された「国家防衛戦略の概要」なる文章を見直してみた。ロシアのウクライナ侵略が如実に示してくれたが、今日の世界は高い軍事力を持つ国が、ある時侵略と言う意思を持ったことに注目すべきで、このような国から日本を守るためには「力による現状変更は困難との認識を持たせる必要があり、そのために相手の能力に対応する防衛力構築する必要がある。」と力説している。

相手国として想定するのはロシアと中国。要するにロシアや中国と戦争になっても負けないだけの戦力を構築するような言い方だ。現在ロシアと戦っているウクライナの大統領が常に言ってる言葉と似ている。ウクライナはそれでも100万近い軍隊を持っていたがロシアには敵わない。しきりに西欧諸国に応援を求めている。戦争が始まればウクライナのように国民が疲弊するのは間違いがないだろう。それを目の当たりにしながら昨年の暮に同じ轍を踏むことを敢えて発表しているのだから救い難い。

今ほど憲法に則り平和外交に命をかけることが、政治家には求められている無いはずだと思うがその気配すら感じられないのは至極残念。

2023年2月3日金曜日

読後感「戦国武将の手紙を読む」小和田哲男著

 特に書く気が起きるような事象が無いので些か古い本の読後感を上げる。購入したのは昨年の暮か先月だが、中公新書2010年11月初版の書物だからかなり古い。読むのもそうとう時間が掛かり、先日やっと一応読了はした。しかし本当のところ読後感を書けるほどには理解できていないのが実態。

歴史書でもなく小説でもないので一貫したテーマは無い。戦国時代の武将20人の書簡が並べられているだけ。どれをとって欧米人が書いた英語の手紙を読むより難しい。言語は時とともに変化すると言っても高々600年程度のことだ。欧米の実情は知らぬが、英国のシェクスピアは同世代の人。彼の直筆書簡を読める英国人は相当数居るだろうし、まして活字なれば一層増えるのは間違いないだろう。

幸い古文書学の権威によって現代語訳あるので、当時の国のあり方、国主間のコミュニケーション、武将の個人的感情が理解することが出来て大変興味深かった。武将は殿様であれば祐筆がいて直筆でないものも多かろうが、祐筆は文章そのものを考える訳にはいかない。文章には署名者の気持ちが素直に現れているはず。

何れも興味深いが、中でも我が故郷である長野と縁の深い上杉謙信、武田信玄両武将の書簡が数回取り上げられている。上杉謙信に正妻が存在せず、男の子はいないはずだが、養子に当てた書簡に滲み出ている親心や、毛利元就の3人の息子に宛てた書簡に同様な感情即ち親心に心を打たれた。

2023年2月2日木曜日

異次元空間

 渋谷の東横デパートが再開発のため閉店取り壊しとの報道があった昨日、久しぶりに池袋の東武デパートの中を少し歩いてみた。大学時代に日本橋三越本店の酒売り場でアルバイトしたこともあるが、昭和30年代のデパートは経済復興の象徴で従業員も客もかなり華やかな雰囲気を漂わせていたような気がする。しかし今日、東横デパートの例を取るまでもなく、日本経済そのものの象徴であるかのように、すっかりうらぶれた存在に成り下がったようだ。

学生時代のデパート店員、特にワイシャツやネクタイ等紳士用品関係の店員と言えば若くて美人と相場が決まっていたものだが、昨日東武デパートで見る限りかなりご高齢のご婦人が寂しげに立っているのを見て時代の変化を感じざるを得なかった。己を棚上げして今更高齢化社会をを思うなんてとんでもないかな?事実自分を考えても、ここ何年もデパートで買い物をした記憶が無い。むしろ池袋には多い100円ショップでの買い物ほうが多いし、100円ショップは狭いだけにいつも繁盛してるように見える。

都市の再開発は大規模な土木建築工事が伴うので経済活性化にはなるのかあも知れぬが、貧乏性の年寄からすると、何となく無縁でそれこそ異次元空間の出来事にしか思えない。今そこで生きている人を活かしながら元気を引き出すことが出来ないのだろうか?

2023年2月1日水曜日

今後の見通し

 やっとと言うか、もうと言うべきかは別にして、月が代わって2月になった。今月は母と亡き妻の誕生月、特に供養もしないが、如月の意味を知りたくてネットで検索すると次の解説が見つかった。『もっとも有力な説は、「衣更着(きさらぎ)」が転じた説です。衣更着には、厳しい寒さに備え重ね着をする季節(衣を更に重ねる)という意味があります。』立春はもうすぐだが春はまだ遠い。もう暫く辛抱するしかなさそうだ。

年を経て体力、知力の衰えに加えて物忘れも激しい。昔できたことの大半ができなくなりつつある。嘆いても仕方ないので出来ることを少しでも長持ちさせるべく努力しかない。先月は道で転んで肋骨を損傷して動きもだいぶ緩慢になってしまった。2本足での徘徊は唯一残された健康法だからと、先月は接骨院通いに励みリハビリに努めた。その甲斐もあって大分歩けるようになったので、今日から接骨院通いもやめて自主ビハビリに切り替えるつもり。

体調の方は回復しても、世間は相変わらずパッとしない。ヨーロッパの戦争は終りが見えないどころか、激化が強まるばかり。ウクライナやロシアの一般市民を思うと心はますます暗くなる。特にウクライナのゼレンスキー大統領なる人物、本気で思っているのかどうか疑問を感じるが、落とし所を考えることは全く思いつかないらしい。先の大戦末期まで首相の座にしがみついた東条首相英樹と似たようなものだ。同時に日本もその一角にいるが、周辺の応援諸国、これがろくなアドバイスもせず武器援助なんかして煽り立てているのだかどうしようもない。

トルコが仲裁に踏み出した時、中国のバックアップを期待したが、アメリカとの関係が悪すぎてそうはならなかったのが残念だ。一方で国内政治は目を覆いたくなるような混乱状態。岸田政権は主要閣僚が3人も4人も辞職に追い込まれながら、ダッチロール飛行を続けている。閣僚以外にも家族問題で、バカ息子を秘書に取り上げたはいいが、これが想像以上の出来悪で、おかしなスキャンダルを撒き散らしている。首相本人にはスピーチライターが居て当然だが、こっちもかなり出来悪のようで意味不明の国会答弁ばかり。本人が無政策だから当然だ。

まさに異次元の国会対応と言ってもいいだろう。政治的には少子化対策が優先とのことだが、少子化対策なんて1内閣で出来る問題でない。問題の核心が奈辺にあるか、それこそ有識者を集めて閣僚全員が参加する勉強会でもすることを勧めたい。