2024年2月29日木曜日

国会審議

 現政府が国民の信頼を失っていることはほぼ間違いのないところ。一度失った信頼を取り戻すことは容易でない。「ごめんで済めば警察は要らない」と言われる通り、相手に分かる行動で示す以外方法がないことを知らぬ人は少ないだろう。現在岸田首相は国会でぐちゃぐちゃ言い訳を繰り返している。個人的ではあるが、首相の多言を聞けば聞くほど不信感は募る一方。よくもこんな馬鹿げた茶番劇で国民を騙せると思ったものだ。

野党もマスコミもなんでこんな茶番を許すのだろう?自民党の国会議員はもちろん、人それぞれには固有の都合や事情がある。しかしそれは社会が法律的に許容し、道徳的にも多数の人が認める範囲内でなくてはならず、逸脱すれば社会的制裁があって当然のことだ。今問題になっている自民党の一部で行われたとされる脱法行為。これは検察当局が捜査の結果、不起訴になった。従って脱法行為でなかったと言うことになっている。

これ以上の社会的制裁は不必要なんだろう。しかし岸田首相は自らの口で「国民の信頼が失われた。」と述べている。恥ずかしくもなくよくもぬけぬけ言ったものだ。選挙権を持つ国民としてはその一言で十分だ。ブログを書いている間だけでも何回繰り返されたか分からぬほど<お詫び>という言葉が聞こえる。百万遍繰り返しても冒頭に書いた通りだ。

笑ってしまいたいのは<法律改正>を度々繰り返していること。国会内に最大人数を抱える与党自民党、余人を持って交代要員が見つからないのかどうか。質問に立った立憲民主党野田佳彦氏の方が余程指導者らしく見えてしまった。

2024年2月28日水曜日

矛盾だらけ

 少し偉そうに見えるかもしれぬが、どうも論理的に辻褄の合わないことは納得できない。<いろはかるた>にあるように「無理が通って道理が引っ込む」事はあってはいけないと思う。昨今の防衛施策に関する識者の話を聞く限り辻褄の合わないことが多すぎる。端的に言えば防衛整備計画が杜撰で、43兆円もの資金計画に基づき想定されている装備品の購入予定は円高の影響もあり、どうしても達成不能だろう。昨日のBS・TBS「報道1930」にコメンテーターとして出演した元防衛相森本敏氏のよれば、そこで知恵を絞って何とか辻褄を合わせると言っている。

いくら頭の良い人でも予算以上の物を買うことは不可能。購入予定品を縮小するか、予算を膨らますか、極めて単純な話だ。それをさも知恵を絞れば何とかなりそう、なんて言うのは税金を使う立場の人は言ってはいけないに決まっている。イギリス、イタリアと共同で戦闘機を作ることも同じこと。作れば他国に売りたくなるのは当たり前。しかし日本は武器輸出をしない建前になっている。そこで又知恵を絞ることになるらしい。日本には航空自衛隊があって、そこで使っていいる戦闘機は全てアメリカ製、何とか自前で生産したくなって当たり前。

おそらくアメリカがそれを許さないので、イギリスとイタリアに頼ったのだろう。森本氏はこう言った「日本には戦闘機製作に関して様々優れた技術があり、イギリスもイタリアもそれを認めている。」当然だろう。戦前は日本の戦闘機は世界から高い評価を受けていた。連合軍の中心になっていたアメリカは、その生産拠点や主だった人材排除したつもりだろうが、技術の根絶は難しいものらしい。しかも戦後すぐアメリカと共産諸国の戦争が始まり、日本に協力を求める必要に迫られた。即ち、海上保安庁・警察予備隊の誕生だ。

その時既に日本は新憲法が効力を持ち、戦争放棄を決めてしまっていた。占領軍のベスト・アンド・ブライテスト諸氏だ。昨日の森本氏よりもっと頭の良い現実主義者の集団。矛盾は承知の上で戦争に参加するように事を運んだに違いない。そのために一見自由な民主的主権国家に見える日本には薄い網が何重にもかけられ、実態はアメリカの委任統治領。グアムなんかと同じでアメリカの大統領選挙に参加できないが、法律はアメリカに握られている状態と言っても過言でない。要するに国家の存立自体が矛盾に満ちているのだから、識者の言に矛盾があるのは不思議でない。

2024年2月27日火曜日

戦争=他人事?

現在14:30早朝から風が強すぎる。昼池袋駅構内で山手線が強風のため内回りも外回りも運転中止とのこと、珍しい。

まる2年を経過したロシアvsウクライナの戦争、我が日本でも関連情報が頻繁に取り沙汰され多数のテレビ局が専門家と折り紙をつけた評論家を登場させてディテールを解説している。しかしそれはあくまでも他人事であり、我が身の日本で同じことは起きないことが前提になっている。ところが昨夜のBSフジ「プライムニュース」の司会者反町理氏の発言が気になった。テーマは「ウクライナ侵攻2年間の転機」ゲスト防衛省防衛研究所兵頭慎治氏と東大先端科学技術研究所准教授。

内容は、現在やや疲れ気味のウクライナが軍事大国ロシアからの侵攻をよく2年間も食い止めたことを改めて振り返る内容。持ちこたえた要因の一つは最初の1週間にあるように思うとの小泉氏が発言したとき、司会の反町氏が突然「ところで日本がどこかの国から突然侵略されたら1週間持ちこたえられますか?」質問した。これに専門家二人がどう応えたか忘れたが、二人とも「日本とウクライナでは地理的条件が異なる」とお茶を濁したような気がする。しかし、これは考えるべき問題だろう。

確かに四方を海で囲まれているから、陸上部隊がいきなり現れる心配は無いかもしれぬ。しかし我々はそのことに少し甘んじすぎてはいないか。言われる通り、最初の一撃はウクライナにしても同じだったと思うが、空から降ってくる爆弾、ミサイルかもしれぬ。そして陸上部隊の侵攻までにはウクライナのように簡単にいくまいと考えたくなるのが人情かもしれぬ。専門家に訊いてほしいのはそこのところだ。侵攻側にすれば、そんなに悠長には考えないだろう。

防衛省側は戦争をどのように想定してるか分からぬが、巻き込まれ方A、B、C、ぐらいは示してほしいと思う。侵攻の可能性が高い国はなにも北朝鮮や中国ばかりではあるまい。ロシアだって同盟国の韓国だって米国だって可能性ゼロと断言できないだろう。ミサイル防衛システムや敵基地攻撃能力の強化で本当に国民を守れるか?駐日アメリカ軍が心変わりして日本人に銃を向けたらどうすればよいか?考え出せば切りがない。小生も全く極楽とんぼで、日本は「戦争」とは無縁だと思っている。それで収まれば結構だろうが、防衛省もあれば自衛隊なる軍隊もある日本、どこか中途半端に思えてならぬ。 

2024年2月26日月曜日

真冬の名残り

 先週は天気の悪い日が多かったように感じるが、今日は朝から快晴になった。しかし北風が強く気温は思うほど上がらない。未だ2月だから仕方ないかも。早いとこ春らしい天気になってほしいし、変わり目を期待するのは他にも多い。進歩、前進が感じられない日本の政治、戦争が続く世界情勢。日本のことは選挙で風向きが野党に吹かなければどうにもならぬだろう。今のところその兆候は見られないのが残念至極。先日まる2年を迎えたロシアvsウクライナ戦争は風向きが少し変わり始めた。

アメリカ市民がウクライナ支援をもういい加減にしたいと思い始めてるのが最大の要因だろう。それは結構だと思うが、代わりにアメリカは日本に支援を肩代わりさせるよう仕向けているように見え、これが少し残念でもある。日本はアメリカの要求を素直に受け止めることが出来ず<復興支援>となんともトンチンカンな名目を付けて支援を強化している。我が国のことながら変わった国柄だ。

日本も嘗ては現在のロシアなんて比較にならぬほどに、外国を侵略して領土の拡大を試みた時代がある。正確には覚えていないが、1945年大東亜戦争終結時点で日本の領土は25%になったのではなかったかな?記憶が正しければ、一時は現在の中国、韓半島、台湾、フィリピンなどの南洋諸島などに現在の日本領土に対して3倍もの領土を保有するに至った時さえある。この拡張に際し、失われた人命は今ほど正確には調査されていなかっただろうが相当な数であったことは想像に難くない。

兎に角、戦争は日本から仕掛けることは勿論、他国のことにしても口出し、手出しは無用に願いたい。

2024年2月25日日曜日

幸せの感じ方

 毎朝4:30には起きるので早起きが身についている。特に日曜日は5:30から朝の仕事をしながらNHKデジタルの「演芸図鑑」を観るのが楽しみだが、今朝は特に林家正蔵とゲスト中野信子さん(脳科学者らしい)の対談が良かった。普段テレビ視聴の大部分を馬鹿にしているが、今朝の対談のテーマが「自分」。僅か10分と短時間ではあるが、思わず仕事の手を休めてテレビを振り返ったり、メモまで書き取ってしまった。言われてみると人生は長い時間を通じて自分を探す旅のようにも思える。

大科学者と己を同列に論ずるのは些か恥ずかしいが、ゲストの中野さんも大分人並み外れた子供だったらしい。中野さんの書物を1冊も読んだことはないが、そのうち1冊くらいは読んでみたい。

正蔵師匠の質問の仕方も上手だが、ゲストの中野さんには、大谷翔平ではないが、憧れたり願ってみても願いが叶うわけがないと言われたような気がする。幸せや幸福なんてものは広くう雨のように降り注いでいるもので、これの受け止め方一つで、その実感を感じるかどうかが決まると言われた。さすが医学者うまいことを仰るものだ。ぜひ皆さんにも視聴をお薦めしたい。無料のNHK+で簡単なことだ。

2024年2月24日土曜日

東京と長野市

 今日一日、当につかの間のぬか喜びかもしれぬが陽射しが戻ってきてくれた、有り難い。東京は首都だけのことがあって、昨日みたいに同仕様もなく寒い日でも、昼飯を食いに出かけると何処も超満員。こちらは食い物が無いので仕方なく出かけてるが、飯屋に入って見渡せば、或いは家族連れ、或いは友人と一緒に嬉しそうに食事を共にしているので、店内は活気に溢れている。そんな雰囲気と場違いな一人飯の爺だが、食べ放題のしゃぶしゃぶで、野菜もたっぷり摂れたし、味も悪くなかった。

改めて都市生活と田舎暮らしの良さを考えてみたくなる。何と言っても山国信州の育ちだ。田舎が嫌いな筈はない。しかし父は農家の五男であったが、東京の大学まで出て県庁職員の完全なサラリーマン。住まいは長野市内だから東京の生活と大差はなかった。しかし東京の生活と大きな違い、それは朝に夕に見上げる景色の差が大きい。長野市は善光寺平と呼ばれる盆地だが、周囲を山に囲まれているが、東京で山を見るには少し電車で移動しなくてはならない。

高校三年生まで過ごした長野市内に所謂高層建築は皆無だったような気がする。学校も皆木造、入口には下駄箱が設置され、履物を脱いで裸足になるか、上履きに履き替えてものだ。学校帰りには毎日のように近くの丘まで足を伸ばして運動もした。遠くに見た高い山に登り始めたのはだいぶ年が行ってからだが、近くの飯縄山には何度も遊びに行ったし、電車で約一時間、バスを乗り継いでも半日位内で行ける志賀高原は冬のスキーを含め、何度行ったか覚えきれない。

大学入学後も夏と冬の長期休み中は必ず帰郷して、外国に行こうなんて考えてこともなかった。兎に角すっかり惚れ込んでいた割に、最近は全く趣味が変わったように都会に惚れ込んでしまっている。何でも簡単に手に入る便利さ、食事する場所の多さ。山は見えずとも生活は便利至極。そして水道水が美味く夏になれば始終生で飲んでいる。年寄りには都会生活が適している断定して良さそうだ。

最後に一つ、友人は圧倒的に長野時代のほうが多い。都会人は人情味に薄いとも言うが、それは少し違う。東京にも人情の厚い人は多いし、近所の人達も親切だ。

2024年2月23日金曜日

株価と日本経済

 昨日、日経平均株価が大幅に上昇、34年ぶりの高値更新とのこと。貧乏なので株の売り買いはできぬが、先ずは目出度い事なんだろう。いつも書くが、お金のことや経済のことはよく分からないが、株価は企業業績を本当に反映してるのだろうか?今日は貧乏人の僻みで書いてみたい。

1989年12月29日所謂バブル絶頂期と言われて株価は3万8915円に達した。株は上がれば下がることが必至で、そこから長い低迷期を抜けて昨日やっと更新できただけのこと。本当に目出度いことかどうか、大いに疑問に思っている。企業業績が上がり、労働配分で社員の報酬が上がって社員が潤っているなら、政府がお門違いに労働配分を上げろなんて言う必要もあるまい。100万社を超える企業の中には潤っている企業もあるだろうが、そうでない企業の方が多そうだ。

バブルの頂点からの約10年間、日本社会は大きく変わった。産業構造が変化する前に先ず資金手当をしていた金融機関の倒産や企業統合が相次いだ。それまで日本経済を牽引してきた世界的企業が姿を消して国内回帰と言えば、少しは格好がつくのかもしれぬが当時世界の売り上げベスト10のうち7社占めていた日本の企業は完全にいなくなった。現在売上で世界ランク100位以内に残る企業はトヨタ、ホンダと三菱商事、伊藤忠商事、三井物産、NTT、日本郵政だけでだ。(フォーチュン世界企業番付より抜粋)

株価が上がって燥ぐ日本の頭を冷やすために、この34年間のG7の他国の株価推移も示しておこう。

アメリカ:S&P 500指数は34年間で約14倍に上昇。

ドイツ:DAX指数は34年間で約5倍に上昇。

イギリス:FTSE 100指数は34年間で約5倍に上昇。

フランス:CAC 40指数は34年間で約6倍に上昇。

イタリア:FTSE MIB指数は34年間で約4倍に上昇。

カナダ:S&P/TSX指数は34年間で約8倍に上昇。

我が国の経済政策のどこが間違っているかは分からぬが、燥いでいる場合ではないようにも感じる。

2024年2月22日木曜日

平和主義であれ

 寒い日が続いている。まもなく天皇誕生日、国内では通常国会(第213回)が開催されているが、まともな審議が行われているようには思えず、天気と同じく実にお寒い状況だ。そのさなか昨日駐日アメリカ大使とウクライナ大使が共同で記者会見があり、テレビでも報道された。アメリカ大使のエマニュエル氏なる人物、大使を任命されてからなかなか着任せず、少し不思議に思っていたが、着任するや天皇陛下への信任状捧呈儀式も無しに、いきなり高飛車な発言を繰り出したことから余り好感を持てなかった。

今回の共同記者会見も同じこと、アメリカ議会でウクライナ支援が難しくなりつつあることを踏まえて、日本が肩代わりするのが当然のような口ぶり。「あなたに言われなくても日本は十分すぎるくらい支援しているでしょう。」と言いたくなる。そうは言っても、実のところは、日本の振る舞いは全て元からアメリカの指示なんだろうと思う。今日の元外務省官僚天木直人氏のメルマガのタイトルが物語っている。曰く「ウクライナ戦争があぶり出してくれた日本の正体ー日本は憲法9条に値しない国だったということだ。」

天木氏は今朝の朝日新聞の論説を取り上げる形で書いている。即ち政府だけでなく、マスコミを含め当に官民一体でウクライナ支援にのめり込んでいる状況を批判している。個人的なこと言えば、日本政府が真に世界と日本の平和を望むなら天木氏の意見に賛成せざるを得ない。いちばん大事なことは戦争当事国からは距離を置くべきだ。支援も控えめであってほしいし、制裁には参加すべきではないだろう。

ウクライナ戦争についてロシアの言い分にも若干の理屈があるようにも思うが、遠い異国のことだ。日本のマスコミが言う通りロシアのプーチン政権が悪いのかもしれぬ。同じように領土拡大を目的に市民を殺し続けるイスラエルを支持し続ける民主主義を標榜するアメリカ。要するに小生のような凡人に国際的政治の善悪など判断が出来る筈がない。

日本政府がアメリカと喧嘩する訳にいかないのはよく分かる。しかし、現政権が余りにもアメリカに接近しすぎるのは確かに考えものではないか。岸田政権が内外に多くの難しい問題を抱えていることも分かるし、氏に代わりうる余人が見つからないのも困ったことだ。

2024年2月21日水曜日

雨の1日

 昨日の暖かさが嘘のように思える寒さになった。起床した時の気温が最高で、15時現在の方が寒い。でもこの気温が平年並みということだろう。何日続くか分からぬが、少しの辛抱だ。兎に角都内の梅は満開、河津桜もだいぶ咲いてきている。春遠からじであるのは間違いない。春になったらしたいことが有る訳でもないが、この年齢だ。できるだけ明るく考えたいが、今日は朝から不景気で、今15時少し過ぎ。11時半に昼飯をと思って池袋に行った。ところが食堂が入っている東武百貨店がなぜか休業、水曜が定休日とは聞いた覚えがない。

最近だいぶ練れてきて、少々のことには腹が立たない。線路を超えれば西武百貨店があるが、ここの食堂は東武に比べるとだいぶ見劣りがするので行く気にはならない。昨日も銀座のとんかつ屋の昼飯だったので少し気がさしたが、結局銀座まで足を延ばした。入ったのは映画鑑賞定番の日比谷ミッドタウン。面白そうな映画でもあれば良いのだが、昨今碌な映画が無い。仕方なくベトナム料理店で最安値のメニューを注文。チャーハンもどきだが、映画鑑賞の際は殆どこれに決めている。

帰りはこれも定番で、千代田線に沿った地下道を東京駅まで散歩。池袋で何時もの有楽町線に乗り換えてさっき帰宅したところ。雨や東武の休店のせいで、歩行数は思いがけず、1万4千歩にまで伸びた。これが今日の取り柄かもだ。丸の内線でも座れたので、両隣のご婦人の所作を横目で観察。これが実に面白かった。右隣のやや若い女性はスマホ、暫くはラインらしきを開いて見ていたが、すぐに漫画に切り替え、更にゲームに移った。いわばお決まりのパターン。

一方左隣のやや年配の女性、彼女はノートパソコンの蓋を上げた状態で持ち込み、しきりに手を動かしている。少なくとも横目で見てる限り、画面はカーソルがあちこち移動するが、他は少しも動かない。確か茗荷谷で下車されたようだが、何を考えておられたか訊いてみたい気もする。電車の中で他人の手元を覗き見するとは趣味が悪すぎるが、兎に角自分は電車の中でスマホは取り出さない。そう思いながら車中を見渡すと殆ど全員がスマホに見入っている。それぞれが楽しみにしている何かの情報があるのだろうが、それが何かは分からない。

2024年2月20日火曜日

温故知新

 明日からまた寒くなるようだが今日のところは依然春の陽気で有り難い。気分もいいので、新しいパソコンの仕上げに掛かった。昨日までは古い機種をすぐそばに置いて、分からないことがあるとすぐ古い機種を見ていたが、今日からは少し考えて自分で処理ができるようになりそうだ。今の世の中、パソコンの中身は殆どクラウドにアップされている筈。しかし今日のところ、アマゾンからKindle版で購入した本が未だに読める状態にならない。パソコンにからかわれているようなものだが、もう暫く辛抱してから考え直すことにしたい。

パソコンの仕掛けは十分に理解できぬが、所詮は携帯電話と同様の通信機。しかしローカルの記憶容量が携帯に比べれば桁外れに大きいかもしれぬ。なまじ大きい故、アマゾンならアマゾンのクラウドに全て任せれば良いのに、変なところで自我が顔を出す。それで苦労(午前と午後合わせて2時間ちかく)していることにして、今日の作業は打ち切ることにした。どうしても読みたければ他のデバイスに頼れば良いさ。長年ほったらかしているタブレットでも読めたはずだ、と思って引っぱり出したら電池切れ。今充電してるので後で試してみるつもり。

一見高性能で便利そうに見えるwindows11だが、手懐けるにはもう少し時間が必要のようだ。しかし賢いことは確かだ。生成AIが随所に生かされているように感じる。これを使いこなしたら人間が馬鹿になっていくことだけは間違いないだろう。昔、大宅壮一氏が「テレビが日本人1億人を総白痴化する。」と唱えたが、それ以上だと思う。因みにすごく賢いはずの11君だが、<総白痴化>の変換が素直に出来ないのが困った話。つまらぬところで賢すぎるのだ。医学用語でもなく、人権無視と言うことで禁止用語になっているのだろう。

ドストエフスキーの長編小説「白痴」の広告をする必要は無かろうが、出版社は困るのではないだろうか?温故知新は問題なく変換ができたので思うが、超保守である小生だが、旧きを尋ねるのは悪いことではないように思うのだ。

2024年2月19日月曜日

ウクライナ支援

 今日は二十四節気の雨水とのこと。古来厳しい冬の寒さは峠を越え、春の訪れが間近に感じられる日とされるが、まさにその通りで朝から雨ではあるが気温は4月並み。昨日接骨院で「腰の調子がだいぶ良くなったので、明日から毎日の日課はやめて少し間隔をあけます。」と断ってきた。理由は大して無いが、新しいパソコンにも慣れる必要があり、歯医者にも行かねばならないことなどがある。今朝行かないと明日は接骨院の方で公休日だからいい塩梅で明後日にでも行けばよい。

久しぶりに政治がらみのことを書く。与党の支持率低下は気持ち良いほど落ち込んでいるが、政府は意外と困ったような素振りを見せない。理由はよくわからないが、アメリカ政府に下支えしてもらってるから国内の趨勢なんかどうでもいいとでも思っているのだろうか。とんでもない勘違いのように思う。また今日から都内で「日・ウクライナ経済復興推進会議」なるイベントが開催されると日経新聞に大々的な広告が出てるらしい。ウクライナの人から見れば、日本がこの世で最も平和で、安全。且つ気候的にも温暖で住みやすい国に見えるのも分かる気がする。

事実在日ウクライナ人は増加の一方に違いない。余談になるが前回の衆議院選挙で初当選した我が選挙区で立憲民主党から出た鈴木ようすけ氏の奥さんもウクライナ人と聞いている。ウクライナの人に同情し個人的に何かできることをするのに異を唱えるつもりはないが、国を挙げて復興支援会議とくると少し違和感がある。ウクライナはご承知の通り現在戦争中の国。経済状態が如何なるものか想像もできぬが、普通以上ということにはならぬだろう。

ましてや会議のお題目は「経済復興」と名付けられている。先に書いた通り現在破壊され続けている国家の復興がいつになるかは分からない。ゼレンスキー大統領も「戦いがいつ終わるかなんて訊かないでほしい。」と言ってるではないか。この会議を仕掛けたのは外務省とマスコミの日経新聞らしい。経産省がの噛み方もよく分からないが、既に多数の企業も名を連ねて、会議終了までにウクライナと50の企業が合意文書交換になるとのこと。日本は武器弾薬を送ることはできぬが、経済的支援は可能だ。上川大臣がアメリカ政府に持ち上げれたのだろうが、兎も角分からぬことだらけ。

2024年2月18日日曜日

この世に満足

 この歳になると加齢による脳の軟化というかボケも激しくなる。しかし考えようでは、記憶が曖昧になることはそう悪いことではないと思い始めている。昨夜の高校同期生との懇談で、一人の友人が男性と女性では女性の方が昔のことをよく記憶していると言っていた。本当にそう言えるかどうか少し疑っているが、こちらは独居老人、残る参加者全員がご夫婦健在だからそうも言えるのだろう。真偽のほどは別にして、夫婦間で昔話をするのが羨ましい。

別の友人曰く「もう我々には残された時間が少ない。故に自分は今読書に励んでいる。」残された時間が少ないことは同意できるが、なぜ読書に励むのか?ミーティング最後の時間だったので訊かなかったが、これもちょっと不思議に思った。同期だから残された時間が少ないことは皆同じ。彼は読書が人生をより豊かにするだろうが、小生には殆ど理解不能。1日24時間、健康オタクの小生には三度の飯と安眠が第一かもしれぬ。閻魔様と知恵比べは適うまい。よって知恵は二の次三の次以下だ。

三度の飯を美味く食うためには丈夫の歯が必須の条件、これが現在標準値以下。早いとここれを治したい。過去の思いも既に曖昧、将来の夢はとっくに儚く消えている。今朝のNHK早朝の番組「林家正蔵の演芸図鑑」は楽しかった。特に一番に登場した林家正楽さんの紙切りの技、司会正蔵が「まさに天才」と褒めていたが全く同感だ。つい先日の1月21日に亡くなられたそうだが、天才には全く同感だ。収録がいつだったか分からないし、享年は76歳だったとのこと。

きっとご本人はこの世の人生を満足して、閻魔様の前で人間国宝とも言える芸を披露していることだろう。心からご冥福を祈る。合掌

2024年2月17日土曜日

パソコンの引っ越し

 昨日パソコンの引っ越しをした。家の引っ越しや自家用車の新車導入などは古いものと新しいものに左程の違和感はないと思うが、パソコンはそうはいかない。おそらく性能はアップしてるのだろうが、使い始めるまでの準備が一苦労。今回は古い機種と同じメーカー、単にOSがwindows10から11へと一世代だけアップしただけ。見た目で言えば殆ど見分けがつかないくらいだが、電源の入れ方から異なるので参ってしまう。ブログの下書きに使っているテキストエディター一つとっても、改めてプログラムとして外部から取り込む必要がある。

車に譬えて極論すれば、車体とエンジンがついた構造物を買って、車輪やハンドルを後から自分で取り付けるに等しい。まして座るシートなどはもちろんだ。今まで使用していた物が良ければそのようにすれば良いわけだ。とは言ってもそれぞれが、スマホで言うアプリ、即ちプログラムなので、自分の使い勝手とOSを製作しているマイクロソフト社の思惑は異なる。予め機種に乗っているプログラムは言うまでもなくマイクロソフト社製だ。しかし不幸なことに、こちらは何故か競争相手のグーグル社製品が多い。第一従来機種より性能が良くなると言っても、それを実感できるほど知識が無いのも悲しい現実。

引っ越し作業を依頼したエンジニアは約3時間半くらいで基本的な引っ越しは終えて、「30分くらい触って慣れてください。あと自宅に帰ったら、家の無線ルーターとの接続設定だけはご自分にお願いすることになるかもしれません。」と軽く言ってくれたので、少し気が緩んでいたのかもしれない。一緒に夕飯をとって帰宅したのが夜の9時過ぎ、早速に取り出して机上において蓋を上げて電源ボタンを押す。

ここまでは誰でも同じだろうが、まず出てきた画面が今まで無かった画面。PINなるものを要求された。もうここから意味不明、さっき別れたエンジニアに即座に電話「さっき決めた一種のパスワードですよ。」何のことはない。兎も角、前の機種にはなかった手順であることは事実。暫くは古い機種を横に置いて慣れていくしかなさそうだ。

2024年2月16日金曜日

リハーサル

 今日は昼からパソコン交代のために錦糸町まで出かけ、その後にも色々な用事があるので帰宅は夜になる筈。これを書いているのは古い機種ゆえ未だ11時前。腰も痛いし、前歯も欠けている、人前に出るに相応しい面体とは言えぬが、これも何かの定め。人生にリハーサルはない。

関連して思うのは、テレビ報道のこと。視聴者はある意味で司会者の思うように誘導されている。番組の司会者は業界用語でMCと言われる。マスター・オブ・セレモニーで、発言者を指名するのが主な役割。記者のように報道すべき現場で取材を押してきた訳では無い。厳密に考えれば所謂ジャーナリストとは言えないかもしれぬ。テレビ番組の多くは多数の人の働きで構成されるゆえ、放送本番前には台本が作られ、入念なリハーサル(予行演習)が行われている。

従ってテレビ番組は視聴者の関心を高めたり、その意識を一定の方向に誘導するための作為が濃厚に配慮されている。配慮が楽譜だとすれば、司会者はオーケストラの指揮者に当たるかもしれぬ。例が適切かどうか少し疑問だが、最近自民党の政治とカネ問題が盛んにテレビ取り上げらている。この問題は「赤旗」新聞報道等によってある種の犯罪であったことが立証された。それを受け検察当局も重い腰を上げて、嘗て大山鳴動と書いたが、一定の結論を出してしまった。

全テレビ局と言えるかどうかは別に、これに納得せず、恰も警察か検察の捜査のように関係者をスタジオに呼び込み、何とか「私どもが悪いことをしました。」と謝らせたいようだ。しかし検察でさえお目溢ししてくれたものを、なんでお前たちに謝る必要があろうか。とまるで糠に釘。正直バカバカしくなってくる。検察には法と事実のすり合わせという言い分があるが、テレビ局の寄って立つところはなんだろうか?少し疑問を持っている昨今だ。

2024年2月15日木曜日

機能不全

 今日は桜が咲く頃の陽気らしい。暖かいのは有り難いが季節外れは考えものだ。昨日歯科医にしっかり入れてもらった仮歯が今朝になったら見当たらず、前歯が欠けた間抜けズラが鏡の中に現れた。外れたことが意識できんなかったので、或いは飲み込んでしまったかもだ。次回の予約は19日の11:20、痛みは無いのでそれまで我慢することにした。楽しみや面白いことの少ない世の中だが、3度の飯を普通に食えればそれが一番だろう。

ところで、明日はパソコンを交代させることにしている。もちろん新機種はS:WINDOWS11に対応したものになる。意味するところは全く分からないが、兎に角毎日使用しているものなので、昨夜も行ったばかりだが、WINDOWS10の新規バージョンへのアップグレードサポート等のサービスが近い将来提供されなくなるとあってはいつかしなければならないと思っていたことだ。人によってはWINDOWS10から11への移行は大した作業でない説を唱える人もいる。しかし昔OSアップグレードに挑戦して散々な目にあっているので2度と挑戦する気は無い。明日交代機種の選定まで任せた技術者のところまで出向いて、必要なプログラムなどの移行まで全てやってもらうつもり。予定通り進めばブログの中止は無くて済むはず。

パソコンの機能が常に問題無く機能することも今や重大な問題だが、肉体の機能の方がもっと大事だろう。と言うのは今日の昼過ぎたまたま早めに帰宅して2時少し前のテレビ体操を観てしまった。幼い頃から体を動かすことは好きだったものの、いわゆる運動神経なるものは全く駄目だった自覚があるが、NHKで放送しているテレビ体操に全くついていけないことを知って愕然とした。おそらく普通の人であればすぐ慣れるであろう簡単な動作、これが出来ないのだ。

「軽く両手を前に出して、片手はグー、もう一方はチョキにしてその上に置いてみてください。そして今度はグーとチョキを入れ替えましょう。次は入れ替えの前に拍手をしてみてください。次は足踏みをしながらしてみてください。そして段々リズミカルに速度を早めてみましょう。」昼間のNHK総合の放送だから、モデルは体操の選手クラスかもしれぬが、視聴者に難しいことを進める筈がない。とは言っても、些か落ち込んだりしたものだ。

2024年2月14日水曜日

歯科医療

 今日正午に予約できた池袋東口明治通りに面した歯医者「リキタケ歯科医院」に行って診てもらった。院長先生直々の診察だ。口を開けて一寸触っただけでも痛いので、昨日から殆ど何も食べていない。脳は空腹感より痛みを優先的に感じるらしい。朝一番で行った接骨院の先生も、「池袋の往復でふらついて怪我をしたら、洒落になりません。気をつけて行ってください。」と注意をしてくれた。幸い今日は比較的暖かく、数日前の雪で作った雪だるまさえ殆ど溶けていた。

12時ジャストに診察開始、「これは折れている可能性がありますので、取り敢えずレントゲンを取って見ましょう。」てなことですぐ後ろの別室で撮影、5分と経たずにすぐ写真が診察台のモニターにに送信される。眼鏡を掛けて先生と一緒に確認、明らかに斜めに黒い筋が入っていた。「この部分はもう使えませんから、麻酔をさせてもらって抜いてしまいます。」とテキパキと診療が進む。麻酔が効いているので診療中は痛みを感じずに済んだ。

約30分で「今日はここまでにします。また暫く数回通って頂き残された歯の状態を確認しながら治療をしてから、復元をどうするかを考えましょう。」終わり。麻酔の違和感は残っているが、痛みは嘘のように消えている。診療前は前歯の欠けた間抜けヅラを覚悟し、食事も暫くはパンケーキくらいかな、なんて考えていたが、近代治療は凄いもので、仮歯が立派に収まっている。近くの、大衆食堂<てんや>で野菜天丼540円なりを注文、米の美味さを久しぶり(たった丸2日だ)に味わう事ができた。

他の歯医者でこう手早く処置が進むかどうか定かでないが、兎に角リキタケ先生は偉い。これぞ専門家と言える。今日の治療費は2180円、安いものだ。

2024年2月13日火曜日

災難

 またも個人的大災難だ。昨日夕飯をいつもと変わった食堂で食ったところ、料理になにか凄く硬いものが入っていて、それを思い切り噛んでしまい、前歯が折れてしまったようだ。いつものように朝飯を用意したが、歯が痛くて半分も食えずの残りは捨ててしまった。10時なって歯医者に電話をしたら、明日の昼12時まで待たなければならないとのこと。今日夕方スーパーでお粥のレトルトでも探そうと思っているが、何れにしてもとんでもないことになってしまった。

2024年2月12日月曜日

若い時の秀才

 今日は亡き妻の誕生日、2月は母と家内の誕生月だった。母も5人の息子を育てるのに苦労したと思うが、家内も性格が全く異なる2人の娘に苦労したに違いない。面白いことに製造責任者2人は同じであっても、我が家を見る限りそれぞれ性格が全く異なっている。もちろん、それぞれの学歴、職歴なんかも千差万別。幼い頃から兄弟姉妹間の喧嘩が絶えなかったのも懐かしい。母も家内もその喧嘩には余り口出しはしなかった。

子供の頃に学校で優秀だったかどうかなんてことは、社会に出てしまえば全く関係がないことだけは確かだ。学校での勉強を馬鹿にするわけではないが、家内とよく話していたことがある。「台形の面積計算、あれは難しいね。」と言うと家内は「台形の面積なんて卒業以来一度もしたことがない。なんであんなこと学ぶ必要があったのでしょうね。」とか娘たちの話で、彼らの小学生時代のある時、次女に通信簿を見せられた時のこと「お姉ちゃん学年は10点制、私の学年5点制の採点方式よ。」としれっと言った。小生の場合は高校1年生2学期以降両親に通信簿は見せず、親の確認印は自分のハンコで済ませた。親に見せていれば、ちゃんと末永く保管してくれたのに残念でもある。

本論に入る前の能書きが長くなりすぎた。今日はいま評判の盛山文科大臣について書きたかったのだ。最近の国会で野党から厳しい追求を受けて一躍有名になった盛山氏、もちろん小生も全然知らなかった御仁である。しかし氏のホームページを確認して改めてびっくりした。何となく噂でかなり記憶力の優れた人と聞いたが、然もありなんだ。関西で最も有名な受験校である灘高から東大法学部に進学は学歴コンプレックスの小生からすると羨ましい限りだ。しかも卒業後運輸省に入省(昭和25年)してからが凄い。

入省28年後に国交省の部長職で退官、政治家になっても尚神戸大学大学院で博士号を2つも取得、著書も多い。当に学究派だから頭も良いだろうし、記憶力だって常人より勝っているだろう。だいたい同世代の元文科省事務次官の前川氏が言っていた。岸田首相がよりもよって文科大臣に据えたのが間違いで、キャリア通りの国交大臣にすればなんの問題も起きなかっただろう。首相が盛山氏を買いかぶりすぎたかどうかは分からない。高学歴が必ずしも社会での成功条件かどうかは別問題。幼い子供を塾に入れて成績向上を励ます親の気持ちも分かるが、子供の未来は、別の道にも有るだろう。

2024年2月11日日曜日

伝説の見直し

 今日はめでたい建国記念日、毎朝通う接骨院まで約1キロは優にあるが、国旗を出している家は1軒もなかった。接骨院の先生とそのことについて話をしながら治療を受けた。先生曰く「なんの不思議もないと思いますよ。最近元日から始まり旗日に国旗を出す家なんてごく少数じゃないですか。ただ私はあの眠くなるような君が代は好きなんですけどね。」さすが、高校時代相撲部員で今でも国技館に憧れを持つ人らしいご意見で感心したと伝えた。

結婚した当初は我が家にも国旗も旗竿もあったが、今やどこにあるか、否、無いだろう。国歌も最近歌ったこともないし、先生と違って余り好きになれない。先生曰く「国歌はどこの国でも行進曲的なものが多い。」とのこと。行進曲も余り好きになれそうもないが、高校野球の甲子園で奏でられる程度だったら良いかもしれぬ。<君が代>はどう考えても<海行かば>と裏腹の関係「大君の辺にこそ死な~め、かえりみはせじ」なんて本気で思う国民は少ないだろう。

といっても建国記念日に異を唱えるわけではない。もう少し自分を含め祝う気持ちを表すべきでないかと思う者である。日本の建国は今を去る2684年前、時の神武天皇によって制定されたと伝えられている。これがスラスラ書けるのは小生の誕生が昭和15年(西暦1940年)で、官僚であった父の勤務地奈良市内で出生だからだ。戦後父からその時の日本や奈良市の雰囲気を何度も聞かされた。極端に言えば1年中お祭り気分だったとのこと。軍国主義が進行中であったことは残念だが、聞いていると平和感が漂って嬉しい気分にもなった。

建国は明らかに伝説だが、昔世話になった小生より10歳上の先輩は尋常小学校(或いは高等小学校)だけしか出ていなかったが、初代神武から124代昭和までの天皇名を諳んじていた。彼は長野県の山奥上水内郡平穏村の出身者だ。皇室は現在でもこの伝説を守り、皇祖を丁寧に祀っている。このことは悪いこととは思わない。エチオピアやイランの皇族も無き現在、比較的古い皇室は英國かと思い、生成AIに尋ねた。回答は10代目の国王で、歴史は約967年とのこと。やはり日本人は伝統を寿ぐべきだろう。

2024年2月10日土曜日

老人の生き方

 春宵一刻ということが言われるが、それほどの陽気にはなっていないのに今朝も30分ほど寝坊してしまった。接骨院の先生には「少々お疲れではありませんか?」と言われたが疲れるほどのことは何もしていない。やはりボケの一種かななんて思ったりしてる。ボケと言えばアメリカの大統領選挙が酷いものだ。欲ボケした二人の老人が醜い争いをしている。片や民主党のバイデン現大統領は裁判所がボケにお墨付きを出して国家秘密持ち出しの罪を問わないことにするというのだから念がいっている。

我が国の文科大臣も総理が一生懸命かばって言い訳を繰り返すのがみっともない。「もう年寄りだから勘弁してよ。」とも言えないのだろうが、なんでこんな人物を大臣に取り立てているのか意味が分からない。与党は余程人材不足のようだ。真逆の老人もいる。テレビでニュース速報まで流れた指揮者の小澤征爾氏。享年88歳で世界中の音楽愛好者が氏の他界を惜しんでいる。音楽的素養ゼロなので氏の偉大さは評価できぬが、目前に何十人もいるオーケストラ要員の楽器から一つずつの音を引き出して、一つに纏める技は小生から観ると神業としか言いようがない。政界の醜い不協和音と比較すれば当に雲泥の差。

氏は満州生まれであるが、何かと信州と縁がある。志賀高原の奥に別荘を持ち、若い時にはスキーも楽しんだようだ。毎年松本で開催されていたサイトウ・キネン・フェスティバルに行くことを楽しみにしてた同期の友人もいる。彼にしてみれば本当に残念だろう。氏の名前は昭和の軍人板垣征四郎と石原莞爾に因んでいることが有名だ。音楽的にも個人的にも全く無縁だが、心から哀悼を贈りたい。

2024年2月9日金曜日

お知らせ昨今

 今朝は今や恒例になった接骨院から帰宅したのが10時。一休みしようかとも思ったが、序だから溜まっていた用事を片付けることにした。郵便局まで行って、1週間前の義母葬儀に着た白いシャツとだいぶ汚れたズボンをクリーニング屋に持っていくこと、葬儀の花代の請求が来ていたので郵便局から送金することを済ませてスーパーで食料の買い出しだ。接骨院が一番遠く、約1キロあるが、他は半径0.5キロ以内。それでも一巡して帰宅して歩数を確認したら既に6千歩を超えていた。主婦が居れば全て彼女の仕事だろうが居ないのだから仕方ない。お陰でだいぶボケ防止にはなっているだろう。

自分でボケ防止とは笑わせてしまうが、実際には相当ボケてるに違いない。少なくとも世相の流れについていけないことは増える一方だ。一例を上げればマイナンバーカード、持ってはいるがあれは一体なんだろう?今朝接骨院で聞くと、近い将来健康保険証が失効して、大病院だけでなくかかりつけ医も接骨院も薬局も全てマイナンバーカードでないといけないらしい。医者に保存されているカルテも薬局の処方歴も全て参照可能となるそうだ。にわかには信じられない。通っている医療機関の受付でマイナンバーカードを提示した患者に受付嬢が「健康保険証はお持ちになりませんか?」と問い合わせるシーンをよく目にするが、これからはどうなるのだろう?

常に両方持ち歩いているので、さほど不自由はしないだろうが、困る人が大勢出るに違いない。同年輩人に比べればインターネットに関する知識は比較的ある方だと思うが、最近のテレビを観てる限り、放送側は国民の大半がインターネットの環境と利用する技術を有することを前提に番組を制作してるが、これもとんでもない老人無視だ。「詳しくはこちらのQRコードでご確認が可能です。」と聞いて喜ぶ高齢者がいるかどうか知らぬが、少なくとも小生にはチンプンカンプン。再確認したい番組もないが、QRコードから情報を取りにいったことは一度もない。

QRコードはスマホなどの携帯端末がなければ読み取りは不可能だろう。嘗て電話のある家は町内で数軒だったと思うが、今や国民の大部分がスマホを持つ前提で様々な告知がなされる。置いてけぼりを喰らうのは経済弱者と高齢者、何れも社会のお荷物なんだろう。スマホも持つだけは持っているが、日本国民、東京都民、豊島区民の勘定に入っているかどうか心配だ。

2024年2月8日木曜日

母の思い出

 今日は暦に仏滅とあったので、先日孫に教わった生成AIを思い出し、面白半分で意味を聞いてみた。答え「仏滅は六曜の中でも最も凶日とされ、「ぶつめつ」と読みます。」とのこと。解釈は多様だが結局結論は「仏滅は、六曜の中で最も凶日とされていますが、絶対に行動を避けるべき日ではありません。最終的には自分の判断で行動するかどうかを決めるのが大切です。」尤もなことだ。毎日似たようなことしかしないのだから、特になにかしたい訳でもない。

しかし今日は何かあったはずだと考えて思い至ったことがある。そうだ今日は母の誕生日だった。ここ数年母の誕生日を意識したことがなかったが、今日思いついたのも何かの因縁だろう。もちろん母は優しかったが、一度だけ有無を言わさず思い切り横面を張られたことがある。確か小学一年か二年生頃だと思う。台所の調理台の小引き出しから1円札を抜き取るのを見つけられてしまった結果だ。見つからなければ近く駄菓子屋で飴でも買ったに違いない。

「欲しい物があれば言えば良い、なんで盗人になるのだ。」泣いて謝り許してもらったような気がする。父も厳格で怖かったが、さすがに幼い頃殴られた記憶はない。どちらかと言えば母の方が生涯厳しかったような気がする。特に嫁を迎えてからは嫁の教育について喧しく言われたが、母の希望には応えられなかった。そもそも若い時から現在に至るまで、家族を含め他人を教化、教育することが苦手なのだ。出来るのはせいぜい一緒に遊ぶことだけだった。

母はその点全く異なり、5人の息子を育てた自信があったので、3男の小生に期待したのは無理ない話だと思う。母に言われてしたことは小学生時代に弟が学校で虐められているらしいとて、ある朝親に代わって弟の教室まで付いて行ったことがあったような気がする程度のこと。父からは大正生まれとからかわれていたが、母は2月8日はまだ明治の女と頑強に言い張っていた。兄が3人いたが、うち二人が東京の大学に進学していたので、母も東京の日本女子大学校に進んだ才女でもあり、文学的才能もあったと思う。料理などの家事は言うに及ばず、素晴らしい母だったと改めて思った。

2024年2月7日水曜日

健康的生活

 昨日復帰宣言を書いたら、直ぐに少し若い友人から激励のショートメールが来た。曰く「ブログ発信をしていた方が、健康に良いと思います。少々、体の具合が悪いよりも優先した方が。」有り難い激励に少し元気が出た。それに今日は昨日からうって変わった快晴、道路の片隅に厚く張っていた氷も接骨院からの帰りにはだいぶ溶け出していた。寒明け10日が寒さの底と言われるから春はもう間近まで来ていることだろう。何をすることも無い年寄りの生き甲斐にもなりそうだから頑張って書き続けたい。

何もすることが無いと言っても、それは社会的役割。個人的には一人で所帯を背負っているのだからすることは山ほどある。半分以上は家事、昔は主婦の仕事と互いに割り切ってくちばしを挟むことさえ無かった。それが今では主婦並みに早起きして朝飯の準備から始めなくてはならない。子供の頃から父が厳格で、食事前に兄弟5人が手分けして家中の掃除をするのが習慣だったので、早起きは殆ど苦にならない。世間ではよく「低血圧の人は朝が苦手」なんて言うが、あれは嘘だと思っている。

小生は低血圧とまでは言えないが、上が120で下が70弱。逝ってしまった家内は数値は知らぬが完全に低血圧だと言っていた。誰だって早起きは好きになれぬだろう、小生だって出来れば二度寝なるものをしてみたい。目ざまし時計を使った経験がないが、朝5時前に一度目が覚めたらその時に自分を励まして寝床から起きる習慣を無理につけているだけのことだ。朝の仕事が一段落する8時過ぎになると眠気が襲ってくる。しかし洗顔を済ませ洋服を着ている以上は我慢してパソコンを開いて、メールをチェックするのが、これまた一つの習慣。習慣とは恐ろしいものだ。

その後は昼飯に出かけるまで、少し本を読んだりネット囲碁で遊んだりする。今日は接骨院から帰宅後にブログを書いた。昼飯はどこで取るか決まっているのは木曜日だけ。木曜日だけは余程のことが無い限り池袋まで歩いて地下鉄に乗って麹町まで行き、紀尾井町の行きつけレストランで取ることにしている。食後週刊文春の最新号を読めるからだ。食後はここから地下鉄飯田橋まで外堀堤を散歩、歩行距離もいい塩梅に1万歩を少し超える。他の曜日は特に決めていないが、どこに行こうと往復の歩行数が1万歩を超えること、夕飯代わりの食い物を買うことを心がけている。

概ね帰宅は2時半から3時、帰宅してからテレビを観ることが多いが、夕食も5時位には済ませて、入浴や洗濯して出来るだけ9時前に寝てしまう。

2024年2月6日火曜日

復帰宣言

 1月28日にお休み宣言をしたブログをまた書きたくなった。と言うのは今日火曜日は掛かり付け接骨院の休診日、少し時間の余裕があるからだ。先週は知らずに徒歩15分ほど掛かるその玄関先まで行ってしまった。今日は朝積雪が7センチとのことでもあり、早朝に出歩く必要が無くなってホッとしている。まず夜半の雪はしんしんと静かに降り積もりそうなものだが、我が家周辺の雪降りは結構やかましい。昨夜も9時前には寝床に入ったが、この時間から門前の雪かきをするご近所さんがいるし、道具の出し入れの音、通行人の話し声も大きく聞こえていた。

今朝起きると一面の雪景色、昨夜雪片付けをしていたご近所さんの家の前は少し積雪量が少ないが、結局朝もまた同じ作業をしたことだろう。我が家の前は下手に雪掛けをせず、午後までほっておいたらあらかた消えていた。10日ほど毎朝通ったおかげだろう、腰もだいぶ楽になった。さて何をどう書いたら良いかが分からない。朝晩観るテレビの報道は殆ど変わりなく能登半島地震災害関連と自民党の裏金疑惑で繰り返されている。災害復興も遅々として進まない。自民党は自民党で、裏金疑惑が表面化したことを受け、言いだいたのが、政治資金規正法の法律を変えるとのこと。

世間を騙してやり取りした裏がねを表に出せば、それで罪過が消えるとでも思ってる発想自体普通の人には理解できないだろうが、法律を変えるとのこと。罪を犯したら先ずは償い方を議論すべきだろう。確かに何も分からず裏がねを受け取っていた新人議員も少なからずいるのだろう。しかし、悪事の一端を担ったことは何を議論しようと、罪は罪、永久に消えないことだ。ベテランの責任はより重い。

まだ国会始まったばかり、意味のないと言いうか、しょうもない議論が続くことだろう。世相も余り変わったことは気が付かない。要するに書くべきネタが見当たらないので、当分は思いついた時に書くつもり、最低でも毎週火曜は必ず書きたいものだ。