2023年10月31日火曜日

自主性の尊重

 昨日の6大学野球早慶戦で慶応が5大学を制覇して優勝が決まった。OBの一人として大いに嬉しいし、今年は夏の甲子園でも慶応が優勝しているので二重に喜ばしいことが重なった。大学野球部のことは知らぬが、高校野球の結果を受けて伝えられたのは、選手の自主性尊重の方針。独立自尊は福沢諭吉翁以来の慶応の塾風だから当然かも知れぬ。しかし、これは言うは易いが、実行はなかなか難しい。政府にも慶応の出身者は多数いると思うが、日本政府ほど自主性の乏しい政府はないと思われても仕方あるまい。

昔はともあれ、現在の心境は「徒に付和雷同に陥ることなかれ」だ。いい大人が何でも他人に相談したり真似をしたがってはいけない。考え方や生活が余り後ろ向きになったり、隣近所の付き合いもなく孤立するのは良くないが、身の丈に合わせて生活をする。政府だって同じで、これが結構大事だと思っている。最近は自動車は勿論、自転車でさえ危険なので最近は殆ど乗らない。街をとぼとぼ歩いているが、最近の自転車は音も静かで結構なスピードが出る。警察当局も危険性を無視できないようで、様々な施策を講じ始めているのは仕方あるまい。

福沢翁は「学問のすゝめ」の中で「独立自尊」ということを強く述べた。社会の変化に対応して「強靭な主体的精神」を形成し、近代社会の「関係性のジャングル」を生き抜くことの必要性を説いた。そのためには価値判断を絶対化せず、相対的に見ることが重要と言うが、社会の変化に対する己の対応力と考えれば分かり易い。野球の練習にも自主性は大事だろうが、己の日常も自主性尊重、独立自尊でいくしかない。

2023年10月30日月曜日

審判不在の戦い

 スポーツに特に関心が深くはないが、アマやプロの関係なくスポーツの良いところは勝敗のけじめがはっきりしていることだ。時に審判や行事の労を煩わせるにしても、一定の時間の範囲で勝敗が決することは清々しい。引き換え昨今の世界のなんと醜くいことか。昔から戦争は政治の延長であり、選ばれた戦士によって戦われてどこかで勝ち負けが決まり、決着がつくものではなかったか。先の大戦後に国際連合なる組織が形成され、世界の大部分の国が参加した。

国連憲章では、戦争は国連決議に寄らなければあってはならないと決められている。(正確には知らぬが、と思う)しかし戦争は特定の国の政治的野心から特定に国に対して仕掛けられてしまう。先の大戦以降何回あったが知らぬが、相当の回数だろう。その全てかどうかも知らぬが、最近の戦争はダラダラと長引くばかりでケジメが無いのが全く困ったものだ。本来行事役であるべき国連安全保障理事会、これの常任理事国が5ヶ国ある。この常任理事国が宣戦布告の無い戦争の先頭に立っているのだから始末に負えない。

調子に乗ったかどうか、イスラエルの代表が国連事務総長に対して総会で悪罵を投げつけ、挙句の果てに辞任要求を突きつけるのだから、機能不全なんてことでは収まらない。一時流行った<学級崩壊>と同じに見える。こうなると、新たな国連を創設して国連軍を常設する必要性を感じてしまうが、これまた夢物語。

ちょっと話題を変える。小生の情報源はテレビのニュース番組とインターネット、主に特定人物からのメール情報に頼っている。受信してるメールは数人いる。中に北野幸伯氏がいる。この人は長野県の名門高校松本深志校出身者であることを何処かで知って、著書を1冊だけ購入して読んで以来メルマガも購入しているが、最近余り真面目に読んでいない。ところが昨日のメールでびっくりした。タイトルが<★プーチンは10月26日に死んだ説>となっていたからだ。

読者を増やしたい気持ちは分かるが、これは頂けない。ジャーナリストで生業を立てる以上は、エイプリルフールは別にして、発信する情報に一定の責任を持つことが必要だ。「説」ということで逃げてるつもりだろうが、誹りは免れないだろう。来月から購読をやめる。

2023年10月29日日曜日

足踏み状態

 このところ東京は水不足と聞いていたが、今朝起きると久しぶりの雨音。しかも冬らしい肌寒ささえ感じる。来週はもう11月、今年もまもなく終わるか。世の中が混沌として先が全く見通せない暗い気分になるが、歳のせいと諦めることにしよう。世の中に完全な人間なんて居る筈がない。80を超える年齢になっても常に何かが不足している。朝晩満足感を感じるようになるにはどうしたら良いのだろう?

世の中には80歳を過ぎても社会的に活躍する人もいる。今朝のTBS「サンデーモーニング」の司会者関口宏氏も既に80才アメリカのバイデン大統領ももうすぐ80才、他人のことは兎も角、小生はもう83才。長く生きてきた割には何もしてないような気もする。いつまで経っても未熟では困ったものだ。せめて、囲碁くらいはもう少し強くなりたいと思うが、足踏みが続いている。

しかし、これがいわゆる歳相応と言うことかもしれぬ。以て満足すべきかどうか、これも問題だ。満足するということは後退を意味するだろう。老骨に鞭を入れるほど元気はないが、今まで学んだことを出来るだけ忘れぬよう細やかな努力はすべきだ。努力といったところで大した事はできない。せめて毎日ブログを書くこと、できるだけ規則正しい生活をすること。適度な運動(歩行に限る)に栄養もしっかり摂ること、睡眠も十分に。気に入らなくても社会常識の範囲で報道にも接することだ。

2023年10月28日土曜日

文明と戦争

 昨日、買ってまで読む本でもなさそうだったので、図書館でも行こうと思って久しぶりに区立図書館に出向いたら休館日だった。次の目的地までに2時間近く時間が空いてしまったので、すぐ隣のサンシャインシティにある古代オリエント博物館で時間つぶしをしたがこれが殊の外面白かった。最近何かとお騒がせな中東地域だが、ここが古代文明の中心地だったようだ。現代社会はキリスト誕生以来の暦を使うのが一般的だと思うが、キリスト誕生以前に暦があったかどうかは知らないし、文明社会が存在してたことも殆ど知らないと言ってもいいだろう。

昔と言っても高々我が年齢と同じくらいことだが、日本人は紀元は2600年なんて言ってさも歴史ある民族ぶっていたものだ。小生も長ずるに及んで中国にも相当古い文明があったことを知るに至ったが、エジプトやチグリス・ユーフラティス河流域の文明も決して引けを取るものではなさそうだ。ただ残念なことは中東の気候のせいか紙に残された歴史遺産が少ないことだろう。石に刻まれたハンムラビ法典のレプリカを見てつくづく感じた。他に感じたのは、この地方の支配者が作った都市の遺跡が所々にあるらしいこと。しかし最近続いている争乱の中での遺跡なんか益々少なくなっていることだろう。

文明が進むと都市国家間や民族間で戦争が起こってしまう。君主が我儘で国民を締め付け過ぎれば、何れは国民から革命が発生する。残念ながらこれが人類の宿命かもしれぬ。要するに、昔も今も人間の愚かさは余り進歩がない。決定的に違うのは通信手段で環境が大きく変わったことだ。現代社会を見てると、大国とされる国の方が悩みは大きそうだ。アメリカと中国、新興大国と老大国が鎬を削る現代。お互い仲良く生き延びてもらいたい。

飛躍しすぎたので話を戻そう。古代オリエント時代から連綿と生き残っている国はあるのだろうか?国名だけで判断できぬだろうが、少なくともエジプトは歴史がかなり古そうだ。小池東京都知事は若い頃エジプトに留学したことになっている。学問は兎も角、生き残りの術を学んだのかもしれぬ。もう1国、毎日のようにテレビに出てくる国カターと国営放送かどうかも知らぬがアルジャジーラ放送局。一見すると戦争とは無縁でひ弱に見えるが、どこかしぶとさを感じてしまう。これが小国ながら歴史を生かした知恵ある国のあり方の一例かもしれぬ。

2023年10月27日金曜日

笑い話

 一昨夜季節外れの雷雨があった。今年の東京は雨が極端に少なくて例年の半分以下だと聞いていた。それが灯りを消して横になって5分も経たない夜8時半過ぎ、物凄い音でどこか近くに雷が落ちたようだ。音が凄かったので、てっきり近くでとんでもない事故でも発生したかと思ったが、隣近所の明かりが増えたので雷らしいと安心して寝付いてしまった。後で近所の人に聞くと、直後から雹を含んだ激しい俄か雨もあったようだが、翌朝にはすっかり乾いて雨の痕跡は確認できなかった。兎に角今年の秋は良い天気に恵まれている。

地球の裏側と言えるような場所からは血なまぐさいニュースが絶えないが、幸いなことに日本は長閑なものだ。しかし世界は狭くなっているせいだろう、他国の動きに的確に反応ができない能無し政府だから、物価が高騰して生活が苦しくなる一方であるのは困ったものだ。これを平和の代償だと思って我慢してるが、いつまで続くことやらだ。偉そうに言えば、経済なんて戦争と異なり、国民生活だけを念頭に置いとけば良いのだから簡単だと思う。囲碁を少しするので思うが、国民をどう観るかの問題ではなかろうか?

人口を約1億3千万人として、そこから税金を徴収して、どう配分するかだけのことだ。これをできるだけ単純に考えれば良い。赤子から年寄りまで金持ちも貧乏人もいるが、持てる人からは少し多めにに徴収して、貧乏な人への配分を少し増やすだけのこと。別に人工知能の助けを借りなくても可能だろう。それをここ数十年、やたらに複雑に考えたせいで、国は国民一人当たりから数百万円という借金を背負ってしまった。目下最大の課題はこの借金をできるだけ早く解消することだ。

これも単純に考えれば良い。先ずこれからは無駄遣いをやめる。安全保障なんて小難しいことは一切考えない。占領軍ではないのだからアメリカに対する思いやりはも一切しない。これだけでも借金の返済スピードはだいぶ上がるだろう。交通網の拡充も止め、辺野古の埋め立ても止め、大阪万博も止め等々、止めて良いものは数多い。アメリカとの軋轢も相当あるに違いない。これを乗り切るには、説得力が必要。その力量を持つ政治家を選ぶ必要があるが、現行の選挙制度で可能かどうか?

多分不可能だから、選挙制度も見直して1院制にして政治家を厳選する必要もあろう。なんてことを言い始めたら国家転覆罪になってしまった。笑

2023年10月26日木曜日

読後感「ロシアより愛を込めて」金平茂紀著

 サブタイトルに<あれから30年の絶望と希望>とある通り、本編の大半は30年前に発売された出版物(1993年3月筑摩書房から刊行)の丸写しである。その補章という形で最後に全体の2割ほどの章を設け{ウクライナより愛を込めて}を書き加えている。著者はTBSテレビ「報道特集」の記者を長年務めていた。下らないテレビの中で、欠かさず観ていた番組なのでよく知っている。しかし記者としての経歴は殆ど知らなかった。

今回始めて知ったが、氏は1991年から94年の丸々3年間をTBSモスクワ特派員として過ごし、そこでソ連崩壊を直接見聞出来た幸運に恵まれている。企業人であったジャーナリストが、自らの経験を出版して一儲けするのは誰にもあることだから非難することは出来ないし、読者の立場からすれば大いにやってもらいたい。今回もその野次馬根性丸出しで久しぶりに購入したが、殊の外面白かった。

理由はロシアが今俄然注目に値する国になっているからに他ならない。過去30年を振り返ると、最初の10年くらいは未だ半分現役で仕事をしていたせいか、世界情勢は殆ど記憶にない。ゴルバチョフとかエリツィンとかの固有名詞はそれなりに記憶にあるが、極めて断片的で、その間に彼の国で何が起きていたかは何も知らないと言ってもいいだろう。それだけに、現在これだけ騒がれていいる国で当時起きていたことを知ることが出来たのは大変有益だった。

日本という国を他国から見た時、その変化を適切に捉えたとしても、変わらない部分が多分にあることは否定できないだろう。同じようにロシアにも帝国時代、ソ連時代をを通して変わらないことが多くありそうだ。何もウをッカ好きだけではない。著者はそこを上手に捉えて書き残している気がする。やはり一流のジャーナリストと言えるだろう。著者は3年間のモスクワ時代に現地で見た、クーデターを起こして政権トップについたエリツィンの人間像をかなり正確に描写している。

もう1点だけ追加しておきたい。当時著者はセミパランチスクと言う土地を訪ねている。地図帳で調べると現在はロシアでなくてカザフスタンの北東部となっている。ソ連の核実験場のあった場所。アメリカのネバタ州にあるのと同じだろう。このレポートの生々しさが非常に印象的だ。

2023年10月25日水曜日

高齢者社会

 昨日ブログを書くことが出来ずに、無責任にも予告編なんて大層なことを書いてしまった。政府や政権幹部への悪口なんぞ世間に溢れすぎて、今更ボケ老人が新たに書けることなど何も無い。平にご容赦願う。1件だけ私事を書かせてもらうと、今朝受け取ったNTT東日本からの請求書に同封されてたお手紙。タイトルは「弊社サービスにおける各種工事費・割引等の改定及び終了について」電気料金やガス料金はとうの昔に来ていたが、通信費も見倣うことになったようだ。

ガソリン価格は既経済政策の一環として既に6兆円もの税金が投入されて、利用者の便が図られているとのこと。残念ながら自家用車が無いので恩恵に与ることが出来ない。政府は経済対策に大いに力を入れると強調されてるようだが、期待される方が多いとは思えない。日曜日の補欠選挙も長崎の衆院選挙では辛うじて自公候補が勝利したとのことだが、昨日少し詳しい若い人から聞くと、何でも投票率が42%と大変低かったそうだ。彼曰く「これでは勝った気分になれないだろう。しかし今の立憲では勝てないしなぁ。」と溜息をついていた。

そんなことで今日は政治のお話でなくて少し楽しい話を、昨夜友人から教わったばかりだが本当に笑えるが、嘘でもない話。友人は少し年下ながら最近仲間内で流行っている笑い話をと「昔は飲む打つ買うと言ったものだが、最近のそれは<薬を飲む・注射を打つ・薬を買う>だよな。」大分若い友人でもそうなのだから、昼に大学同窓生が電話をしてきて、同期会欠席の言い訳を聞かされた。「最近出かける時になかなか一人で出してもらえない。まして車の運転なんかも息子任せ、免許証は返上しようと思っている。」

どっちを向いても高齢者社会。どうにかしてくれだ。

2023年10月24日火曜日

予告編

 東京でも日中と朝晩の気温差が大きくなってきた。今月初めから、東の空を見て期待していた明けの明星が最近は玄関を1歩出ただけで随分はっきり輝いている。秋が深まると言うよりやっぱりもう冬に入りつつある感じが強い。秋は同級会同窓会の類が多いが、今日は遅ればせながら古い友人が誘ってくれたので夕方から出かけることになった。その前にやり残している家事に追われ、ゆっくりブログのネタを考えることが出来ない。

国会が始まったので、明日か明後日にでも政府の悪口を書かせて頂くことにしたい。映画やテレビ放送でも流行ってるので猿真似をご容赦願う。

2023年10月23日月曜日

光陰矢の如し

 昨日の夕方になって家内の7回忌が2ヶ月先に迫っていることに気がついた。幽明境を異にして既に満6年近く。光陰のなんと疾いことかだ。慌てて娘二人の都合を確認したうえで、長野の寺の住職に電話、12月17日の日曜日に寺で法事をすることに決定。近親者に順番でに連絡。年の瀬に皆さん迷惑だろうが、10人くらいは参列してもらえそうだ。

今日は昼前からAUショップに行って持っているスマホの機種を変更してしまった。今まで使用していたのはドコモから乗り換えた際に無料で貰った京セラ製で、年寄り向けの極めてシンプルな代物。今回は正真正銘のgoogie社製。産地は日本らしい。前回製品は2年4ヶ月使用したが、今回はきっちり2年で機種変更を忘れないようにと注意を受けた。忘れるとどうも金銭的不都合が生じるようだ。前回購入時に世話になった副店長格のネパール人が、時々覗き込んでは新しい店員の対応ぶりを横目で確認している。

対応してくれてるのは若い女性で、前回契約のミスを多数修正してネパール人(上司?)を馬鹿にしている気配が濃厚。当初契約と比較すれば今後は3倍かもっと高くなるが、今まで出来なかったことが可能になるなら、良いかもしれぬ。2年前までこちらが死亡して口座からの引き落としが出来なくなったら、ペナルティーはどうなるか?対応してくれたお嬢さんは即答が出来なかった。聞いても娘たちに言うにはまだ早そうなので、法事のお斎での話題にでもしよう。何れにせよ要した時間が2時間半近く。

帰宅して早速操作し始めた。反応が早いのは確かだが、慣れるまでには相当苦労するかもしれない。

2023年10月22日日曜日

時代遅れ

 大分冬らしくなってきた。昨夜のリモート懇談で友人が言っていた「今年も残すところ2ヶ月ちょっとだ。少しは明るい話題をと思うが、なかなか見つからないね。」言われればそうかもしれない。個人的には心身ともに劣化の一方、家族は小康を得ているようだが、余り音信は無い。地域では前から孤立の状態で、無為の日々が過ぎていくだけ。国は臨時国会での議論が来週から始まるらしいが、何も期待できることは無い。海外とは無縁だが、聞こえてくるニュースは物騒なことばかり。

昨日昼間の飲み会で後輩から聞くと、彼は先週香港に行ってきたらしい。最近まで細やかなビジネスをしていたようだが、今月から始まるインボイス制度が面倒なので店仕舞をするとのこと。そんなことも関係するのだろう。曰く「世界中どこも同じで、香港も本土の影響で景気が悪い。誰だって先行きが不安になればお金を使わないのは世界共通です。」5才以上若い後輩たちもそろそろ完全年金生活が多くなってきた。しかし年齢の差は大きい。話題が女性問題になるとこっちは全くついていけない。中にカラオケを趣味としている者が居て、ご婦人にモテる自慢をしてたが、こちら以外は吾も負けじ自慢しだす。

今朝昨夜の幹事から礼の電話が来て序に言われてしまった。「先輩差し出がましくて恐縮ですが、お持ちのスマホを購入された店に行って一度相談してください。私からのメールが文字化けしてるとのことでしたが、先日私は買った店で診てもらいましたが、購入から未だ1年未満でこちらには問題無いとのことです。」こっちは2年以上前に契約先をAUに切り替えた時に無料でもらった代物。ヴァージョンアップなんてことは一切していない。他にも多々思い当たる節がある。

時々テレビで今流行のアプリなんてこと観ることもあるが、全く無縁と思っている。馬鹿や阿呆は放って置けば良いなんて勝手に思っていても、時代遅れでは世が渡れない。スマホより持ち主である小生が時代遅れになっているのは間違いなさそうだ。行けばまた余計なカネがかかる可能性がありそうだが、早速店に電話して明日行くことにした。

2023年10月21日土曜日

同期生からの電話

 今日は午後1時から銀座のライオンビアーホールで大卒早々から25年勤務した会社の後輩5人との飲み会。ここ数年1年に1度の行事なっている。夜7時半からは高校同期生とのライン懇談会があるので、ブログは午前中に仕上げ、2次会は軽めにして帰宅せねばならない。昔は少々の酒では酔わないと思っていた時期もあるが、最近は飲む機会が減ったせいもあり、全く弱くなってしまった。今日もできれば2次会を勘弁してもらって帰宅しようかと考えている。

最近は寄る年波を思い知ることが多いが、これは自分だけのことでなく友人全体がそのようだ。昨日の夕方大学の同級生から電話があった。電話に出るといきなり「〇〇(呼び捨て)元気か?」と凄く元気な声。熊谷在住で二人目の奥さんとハッピーに暮らしていることは前々から承知している。用件は大学同期生三田会関係のこと。我々が所属しているのは104回三田会で、先日土砂降りの中、会場を間違えて三田キャンパスに行ってしまった件はブログにも書いた。

電話してきた彼は文学部では幹事役を務めてきたが、メールを使っていないので全学部共通幹事の役が努めにくくなったそうだ。そこで小生に代役をしてもらいたいとのこと。お安い御用なので了解と返事をしたが、小生のメールアドレスを彼に送る方法になって一悶着。彼はFAXで送ってくれと言ったが、生憎こちらはFAXが無い。結局学年幹事代表者(経済学部)に直接電話をして、彼のショートメール送信することでやっと決着がついた。電話してきた彼は、現役時代は東証1部上場企業社長まで努めた優秀な人物。現在も熊谷市の老人の間では極めて活発に活躍している。

しかし時代の変化につていくことをとっくの昔に諦め、現在専ら趣味のバラづくりや麻雀を楽しんだりして優雅に暮らしている。同期生との交流も天気が良くて気が向けば東京まで出向くが、面倒なことには関わりたくないが本音だろう。誰にしても同じことだ。関わる世界が徐々に縮小するのが確かに自然。そう思うと、自分は未だこの世に大分未練を残してるみたいにも思える。しかしそれは本意ではないようにも思うが、同期生の役に少しでも立つなら結構とすべきだ。

2023年10月20日金曜日

繁盛歯科医

 歯の治療が既に一ヶ月続いている。9月21日に最悪1本抜けば何とかなるだろうと気安く思っていたのが大間違い。隣に並んでいたブリッジ3本を全部外して現在その歯の治療を行っているとおこと。今日のご託宣では「次回もう1回治療してから、歯の形づくりに入りましょう。」だが、意味が正確には理解できない。兎に角こちらは口を広げぱなしだから歯医者の言うことに返事も質問もできないのだ。隣の椅子では、こちらの先生の弟子らしき医者が患者と丁寧な会話をしていて、その結果で治療方針が決まっていくようだ。

たまたまその患者と帰りのエレベーターに乗り合わせたので、詳細を聞きたかったができずに別れた。その患者は現在痛み始めている歯を部分的に治療するか、もっと根本的に近隣の歯を治療して将来に備えるかの相談だったようだ。確かにこちらは奥から1本おきに3本残っていた歯のうち1本を抜いてしまったので、奥歯はもう2本だけ。治療せずに放って置けば早晩全部無くなるに違いない。あれこれ相談の余地はゼロだから患者の意向もへったくれも不要らしい。

仕上がりがどうなるか知らぬが、形だけでも9月21日以前に戻ることが出来るなら有り難い。現在仮歯の状態で嵌っている2本はいわゆる入れ歯とは違って前歯に接着させている様子。これが可能なら、隣の奥3本に接着させるなりして復元してもらいたいものだ。歯の定位置は人間の居場所と同様、とても大事と改めて思った次第。

ところでここに通うのは午前中と決めているが、来週の予約可能時間は木曜日は午後4時、金曜日は最短でも12:20とのこと。仕方ないので金曜日にした。繁盛している歯科医なので「昼めしの時間が13時過ぎになる」なんて贅沢は言えない。

2023年10月19日木曜日

奴隷国家への不満

 このまま行くといずれ世界は二つの塊に分裂して世界大戦にでもなりかねない。これが現実になれば昔の映画「地上より永遠に」と異なり、南半球諸国も巻き込むだろう。その原因はそれぞれが掲げる「正義」にあるように思う。一頃まで「正義」は「悪」の対照的概念であると思っていたがそうではないことにやっと気がついた。「悪」は子供の頃から好きだったが、これは絶対的なもので、やっぱり子供が好きになってはいけないものだろう。「正義」こそが絶対的で、万人がこれを認めると思っていた。如何にも幼稚な考えだったと思う。

絶対的だから「悪」を敬えとは言わない。しかし「正義」は多分にご都合主義的匂いが強いのでこの旗印の元に集う群衆の一人になりたくない。昔から言われている通り相対的関係は「善」と「悪」だ。長野市は善光寺の門前町。朝夕境内を通って学校に通った時代もある。積善の家に幸福が宿り、家主は極楽往生が遂げられるとしたものだが。子供の頃から悪ガキだから極楽往生は難しいかもしれぬ。翻って日本を考えれば、これも余り善行が多かったとは言い難い。

近隣諸国に迷惑をかけながら発展はしてきた。今はそこそこ近隣からも普通の国として認められている。一つ残念なことはG7国の一角にいるので、どうしても米英寄りにならざるを得ない。簡単に言えば、米英と戦争して大敗した罪過のつけでこれら6カ国の奴隷になったようなものだ。因果応報だから仕方ないとすればそれまでだ。他の6ヶ国は全てキリスト教国。日本のクリスチャンは人口の約1%。小生は仏教徒だから、どうしても政府の振る舞いに違和感が多い。年金で安穏な生活をしている年配者は岸田政権支持者が多いそうだが、どうしてもその気にはならない。せめて、世界の二極構造を回避する政策の一端でいいから見せてほしい。

話が変わるが昨日のWワクチン接種の件、4時の予約だったので15分前に行ったが、既に超満員、前に20人くらいが待っていて結局小生が最後。右腕にインフルエンザ皮下注射・左腕にコロナの筋肉注射を打ってもらい、15分の休憩の後、6時少し前の帰宅になってしまった。医者から特別注意はなかったが、夕食も軽くして風呂にも入らず早々と就寝した。そのせいか、今朝はスッキリしているのでホッとしている。

2023年10月18日水曜日

ワクチン接種

 現在午後1時、池袋で昼飯を食って帰宅したところ。これで日頃のルーティンはほぼやり終えた。これから問診票を記入してマスクを忘れないようにポケットに入れ、4時のワクチン接種に備えねばならない。今日のワクチンはコロナ対策の7回目とインフルエンザ今年版の2本立て。左右の腕に打つらしい。

薬なんかは一度に2種類飲むのはどうも気に入らない。変な副作用が出たり、場合によっては互いの薬効が減殺されるのではと邪推するからだ。だから今回も別の日にしようかと思ったりしたが、打った直後のかったるさが2回もあるのは敵わないから1回で済ます決心をしてみた。直後のかったるさが1.5倍程度に収まることを内心祈っている

2023年10月17日火曜日

スマホ時代

 世の中には訳の分からぬ言葉が氾濫して困惑するばかり。共感して下さるご同輩も多いことだろう。テレビのニュースで「詳しくはこちらのキュウアールコードからご覧いただけます」或いは「エスエヌセスで調べてみますと云々カンヌン」。<キュウアールコード>は最近印刷物でも頻繁に目にすることが多くなった一種の印。子供が墨流しを作るのに失敗したような大型のハンコ跡で、どれも同じに見えるがそれぞれ微妙に違っている筈。これにスマホを近づけると、スマホがこの中に隠されている情報を読み取ってくれる仕掛けであることは知っている。しかしスマホは携帯電話・時計・歩数計以外の機能は期待していないので、実際に使ったことは無い。

<エスエヌセス>は恐らく<ソーシャルネットワークシステム>の略語だろうと思っているが、間違っているかもしれぬ。理解している限りこれも非常に多数あるはずで、代表的なものはツイッターと言われたものかななんて思っている。ツイッターはブログと異なり、発信する文章に字数制限があり、記憶が定かでないが100字に満たなかったと思う。要するにこれもスマホユーザーをイメージして開発されているのだろう。電車の中で乗り合わせた人々を見てると確実に半分以上の人がスマホを見入ったり操作するのに余念がない。恐らく50才以下くらいの人に限れば、スマホはどこにいようと終生の友であり、何をするにもスマホがなければ始まらないのだろう。

日本では戦争の心配も先ず無いし、停電も余り心配無い。兎に角神社仏閣のお守りよりスマホを後生大事に携帯することが身を守ってくれるのだろう。年代が違えば当然考えは異なるが、最近では結構なお年寄りでも電車の中でスマホいじってる人が多いことには感心する。他人のことはどうでもいい。己のボケ防止には何が最適か分からぬが、囲碁も良い、1日1万歩も良いだろう。人によって方法は色々あろう。谷村新司氏が作詞作曲の「昴」じゃないが、心の命ずるままに行くしかない。

少し飛躍するが昨日テレビで東北大学の西澤潤一博士のドキュメントを観た。氏はてっきりノーベル賞を受賞したとばかり思っていたが、受賞はされていない。半導体の開発は勿論、電気信号を光に変える光通信の原理を世界に先駆けて開発して特許まで取得されようとした。それを電電公社も特許庁も数多ある電機会社や素材会社も積極的な協力を阻み、結果的には全てアメリカの会社がアイディアを受け止めて製品化に結びつけている。霞が関の官庁は日本最大のシンクタンク(政策研究所)と思っていたが、本当にがっかりだ。

2023年10月16日月曜日

ボスの役割

 地球上の動物の中で同類を殺し合う動物は少ないだろう。雄が異性を争って戦うことはよくあるが、殺し合う話は余り聞かない。各地で起こっている戦争は何が原因か定かではないが、人間の浅ましさが見えて悲しくなる。創造主は何を思って人間を作られたのだろう?また古来人間は様々な神を生み出した。エジプト時代には太陽神の他様々神が存在したことが分かっているし、日本もつい最近まで村の鎮守に始まり八百万の神が祀られたものだ。

そこに外国から仏教が渡来してきて多くの信者を獲得するが、仏教寺院は必ず神社を境内に建立したという。少なくとも釈迦は自身が神にはなり得ないことだけは分かっていたと思う。キリストにせよイスラム教の創始者マホメットにしても同じだと思うが、どうも一神教信者同士は相性が悪く、人間同士を敵として殺し合う歴史を積み重ねているのは困ったことではないか。

人間に少し似ている動物の猿。猿の知恵を猿知恵と称して人間は馬鹿にする。しかし考えれば、猿の場合も集団のボス闘いがある。ボス猿は人間と同じで雄が多いそうだ。一定の年数が来るとボスも若い雄にその座を奪われるようだが、殺されることはないようだ。とすれば知恵の足りない人間は猿を見習うべきかもしれぬ。ボスの役割、必要能力を全員が思いを一致し、役に立たないボスは追放すればよし。他集団との戦いはボス同士に限定してもらいたい。

2023年10月15日日曜日

東京の地面

 笑い話にもならないが、今朝土砂降りの雨の中、大学同窓会に出席するつもりで三田の大学キャンパス迄行った。案内状にあった第4校舎1階の417番教室が見つからない。別のイベントの案内をしていた若い人に協力してもらった結果、ハガキには明記されていなかったが、会場が日吉キャンパスだろうということになった。自宅から三田まで来るのに既に1時間以上、ここから日吉まで行けば更に1時間は優に超えそうだ。結局諦めて有楽町で昼飯を食って帰宅した。

帰宅してから雨は止んだが薄ら寒く、個人的には一種の厄日だったかもしれぬが、改めて東京の変貌ぶりを観察することになった。大学に通い始めたのは60年安保の前の年。当時は新宿から山手線で渋谷まで行き、1年生の時は渋谷から東横線で日吉まで。2年生からは渋谷から田町行きバスで慶応大学前までだった。今日はその渋谷からのバスを利用した。山手線の外側はワシントンハイツなるアメリカ軍関係者の住宅が立ち並び、渋谷の街自体もなんとなく薄汚れた感じで、東口から出るバスも本数はそんなに多くなかった。

今朝は地下鉄副都心線で行ったので、地上に出るのが一苦労。流石に高速エスカレーターを利用してしまった。東口から見える風景も大きな様変わりだ。昔は東急文化会館が威風堂々の感だったが、これもヒカリエなる高層ビル群の一つに過ぎない。バスの停留場は番号が87番、雨の中警備員に3回も道を訪ねてやっと辿り着く始末。東急文化会館と東横百貨店を繋いでいた空中歩道は、両者とも無いのだから当然無い。本当に高層ビルの谷底だ。バスは昔通り渋谷から恵比寿に抜け、白金北里研究所前、魚籃坂を抜けて国道に出るが、兎に角平屋建ては1軒も無く、両側は全てビル。

今朝観るともなくつけていたテレビが水問題を取り上げていたように思うが、これだけビルが立ち並び人口もそれなりに膨らめば、地面が重い重いと悲鳴をあげてるような気がする。東京が地盤沈下しても不思議はあるまい。

2023年10月14日土曜日

報道の志

 奥歯に隙間があることは気にはなるが、痛みがなくなったので大分落ちつき、食事も普通にできるようになってホッとしている。一旦捨てるつもりだったが、態々持ち帰らされた抜いた3本の歯を見て、現代の歯科医療と素材の進歩が想像を遥かに超えていることがよく分かった。極めて小さなものだが、硬さと強度が想像以上だ。多分一番奥の歯だと思うが、その歯を立てに割って切れ目を入れ、そこを手懸りにして、被せた部分を含め3本纏めて外したのだから麻酔が必要だったことも分かるような気がする。

日本政府がやっとイスラエル在留邦人に関する支援策らしきことを発表した。他の外国報道に遅れること1週間。しかも他国に比べると、報道内容が極めて曖昧、在留邦人の人数すらはっきりしない。昼前に発表された報道では、韓国軍用機で救出された日本人が51人とのこと。イスラエルの日本大使館とは通信の不自由はないだろうが、パレスチナにも大使館は置いているだろう。こことの連絡がどうなっているかを知りたいが、その事に関する報道は皆無だ。他にも国連関係の職員のこともある。日本人の在籍は知らぬが、イスラエル側の地上作戦が開始されれば、国連もNGOも関係なくなるだろう。

日本の外務省に中東担当者がどれほどいるか知らぬが、マスコミの中東担当に至ってはその数が知れているように思う。少なくともテレビには中東専門家は出てこない。兎に角、この問題もアメリカのイスラエル政策に起因する要因が大きいようだ。ドイツが嘗てユダヤ民族浄化の責任を感じて甘やかすのは多少理解できるが、アメリカがパレスチナ問題を置き去りにして、自国の都合だけで中東政策を進めて来たことへの付けかもしれぬ。外交音痴の日本政府にはイスラム圏のことなど、別宇宙のことにしか思えないように見える。

昨日も個人的問題として宗教との関係の難しさを書いたばかり。これは政府にとっても同じこと。自民党は利用する時はさんざ利用して、都合が悪くなったら司法の手を借りてでも切り捨てれば済むと思っているらしい。宗教問題はそんなに単純なことでは済まない。中国を見てみろ、チベットのラマ教にして新疆ウイグル地方のイスラム教にしても、激しく弾圧しても結局は信教の自由の看板は外せない。それが何故かは小生には分からぬが、それを研究するのが政府やマスコミの役目だ。

特にマスコミに言いたい。政府は国民に選ばれているのでいつかは替えることが出来るがマスコミはそうはいかない。政府の姿勢を追求する志が無ければ存在する価値が無い。

2023年10月13日金曜日

生き方と宗教

 素晴らしい秋晴れ、一番凌ぎやすくて最高の季節かもしれぬ。娘二人が通った小学校で今日は秋の運動会の模様。6月の運動会に比べると父兄の参観は無くて生徒だけのようだが、それでも元気な歓声が塀を越えて道路に伝わってきた。子どもたちが羨ましい。大人はなんと情けないことかだ。今日も失敗があった。子供みたいにスタンプを収集してるが、15回溜まると食事1回が無料になるレストランのスタンプ。今日がその15回目だったのに押してもらうのを忘れてしまった。

普段はレジの女性が先方から「カードは?」と聞いてくれるのだが、今日に限ってレジの女性が違っていた。考えるとこのレストランに行く日は木曜と決めていたが、昨日は歯医者の麻酔で昼食抜き。イレギュラーな生活は変なところに影響が出るものだ。来週の木曜日に行っていつものレジ嬢がいたら相談しよう。季節の良さもあって今月は色々な行事が重なっている。どれをとっても他愛もないことばかりだが、数年振りで予定に入れたことにはできるだけ参加するつもり。

旧統一教会に解散命令を出すことが大分煮詰まってきたようだ。政府は解散が決まれば、安倍元首相の暗殺事件に端を発した複雑怪奇な宗教問題に終止符を打てると思っていることだろう。しかし、長く続いた自民党と旧統一教会問題を無くすことはできない。信者数は創価学会会員数に比べれば10分の1にもならなくても、50~60万人はいるとされている。そして彼らが果たしてきた自民党への貢献、役割はそう簡単に消えて亡くなるものではあるまい。

宗教問題は個人的にも厄介な問題だった。長兄が夫婦してエホバの証人なる宗教に入信してしまい、両親が門徒となった曹洞宗の寺の行事への参加が難しくなったりして、納骨で一苦労したことがある。自分自身も小学生の頃は学校や家にも近かったキリスト教聖公会の日曜学校に通ったりしたこともある。長女夫婦も孫をミッション系の幼稚園に入れていた。この幼稚園の教育方針は家内も娘も気に入ってはいたが、孫も洗礼を受けるまではいかなかったようだ。

現在の心境としては宗派は別として、仏教が何となく自分にも適してるように思っている。しかし宗教教育を何歳頃から始めたら良いのか等、宗教に関しては大きな問題があるだろうが、個人的には無宗教では生きられないと思う。

2023年10月12日木曜日

不思議の連続

 最近不思議に思うことは幾つかある。ボケ始めて世間から遠のき始めているせいかもしれぬ。先ず、首相が税収が増えたので国民への還元を検討しているとのこと。結構なこととは思うが、税収が増えるということは経済が好調なのだろうか?これから物価高騰倒産続出なんて報道もあるので、その整合に戸惑うばかり。

もう一つが、イスラエル戦争絡み。日本人は海外旅行や留学、ワーキングホリデーなどが好きだと思っていたが、イスラエルやパレスチナに出かけている邦人のことが報道に出てこないこと。アジアの各国は事件発生と同時に、現地自国民に関することや、支援に関する報道がしきりだったが、日本の報道は飽くまでも他人事としての見方しかない。日本のマスコミは死者がよほど好きなようで、盛んに死者数を報じる。どこの戦争も同じと思うが、戦争な真っ最中両軍の死者数ほど流動的で当てにならぬ数字は無いと思う。イスラエルやパレスチナは、日本から見るとそんなに縁遠い国や地域なのだろうか?

芸能プロダクションのジャニーズ事務所問題が大きな社会問題化して、長期間報道が取り上げている。これって本当に社会問題なのだろうか?小生には変態性志向を持つ成功した企業経営者の個人的問題で、企業に被害者に対する責任は無いようにも思える。火をつけたのがイギリスのマスコミとのこと。それに日本のマスコミが悪乗りして社会問題化しただけではないだろうか?痴漢行為で罰せられるべきは飽くまで個人であるべきで、その人物が痴漢行為で会社に貢献していたなら兎も角、痴漢行為が嫌で会社を辞めた人間がこんなにぞろぞろ出てきたことにも驚いた。

今日は朝の10時から歯医者で麻酔を打たれ、先日抜いた1本と繋がっていた入れ歯1本の2本は仮歯が入ったが、残っていた並びの3本も虫歯になっているとかで抜かれてしまった。しかも歯の麻酔が抜けないので昼飯は抜き。現在2時過ぎだが、今日は朝夕2食になりそうだ。結局この状態でまた1週間は過ごさねばならない。抜いた3本の歯も捨ててくれと置いてきたが、支払いを済ませたところに看護婦が来て「この金属は貴重なのでお持ち帰り願います。」と来た。

この分だと全快までの費用が相当になりそうなので心配だ。前回は確か50万円だった。先日次女と食事した時、歯の治療をする話をしたら「またきっと50万仕事になるよ。」と言っていたがそれを上回るかもしれない。今日の支払いは1080円だったので、狩り場5本が揃ったところで通院をやめたら仮歯はどのくらい持つのだろう?

2023年10月11日水曜日

平和ボケ

 7日以降、海外の放送局はイスラエルの事件を大々的に報道し続けているが、日本のテレビは意外と大きく取り上げていないのが不思議だ。まさか小さい国の小さな事件だとは思っていないだろう。イスラエルで知っていることは大使館が麹町にあること。すぐ近くの事務所に何年か通っていたのでよく知っている。もう一つは小説によく出てくるモサドなる特殊部隊、この組織はアメリカのCIAにも匹敵するような印象を持っていたが、今回数千人の戦闘員の国境?を超えて侵入を許してしまったことは予想外だった。

でも侵入した戦闘員1500人(侵入者の何割だろうか?)を殺したと正式発表があったので、ハマス側も相当なダメージだろう。ウクライナの戦争も未だ終わりそうもないし、イスラエルの戦争も数週間で収まりそうには思えない。アメリカが国務大臣を即イスラエルに送り込み、航空母艦を派遣するくらいだから近隣諸国の関わり合いが気にもなる。

ガラリと変わって身の回りを考えれば、日本は平和で気楽なものだ。生活が苦しくなりつつあることなどは、地中海・カスピ海・黒海周辺国の人たちを思えばマシと思うべきかもしれぬ。銀行間の情報にやり取りに不具合が発生なんてことは毎度のことで特に驚かない。しかも政府は、日本の物価高を克服すべきことが、政策の1丁目1番地とお考えのようで、また得意の1手、現金バラマキまで検討しているとのこと。実現しても年金を月に20万円ほど頂戴しているから対象になることは無いと思うが、安直な思考は感心できない。

余計なことかもしれぬが、日本が今最も真剣に考えるべきことは教育が余りに貧困になりすぎてることだ。貧困と書いても量の問題ではない。戦後教育制度が変わり、中学校までは義務教育だから国が責任を持ち、今や高校進学率も95%を超え、大学卒業する人も50%は超えている。当然大学数も多い。友人が教えてくれたが日本に大学が820校あるそうだ。つい先日、地元池袋のふくろ祭りのよさこい踊りに参加した法政大学と早稲田大学の皆さんを観ながら「元気は良いけどお勉強はどうなってるのかぁ?」と少し気になった。

それと気になるのが授業料の高さ。国立大学でさえ安いとされる文系学部でも月5万円は必要らしい。私学となると、年間100万円を超えるのが当たり前。奨学金問題、アルバイトの問題等いろいろあるが、経済格差が教育に反映される弊害は多い。何とかならぬか。

2023年10月10日火曜日

混乱の連鎖

 ウクライナやアフリカ各地での戦争が収束気配さえ見えない中、中東でまた新たな騒動が持ち上がっている。先の大戦以降期待した国連なんて組織も、今や国際紛争に一役買いこそしても、世界に200を超す国家・組織が存在する今日、共栄共存のガス抜きにすらならないほど機能低下の状態。正直なところ原因すら見当がつかない。一瞬は人口が増えすぎて食料の供給が追いつかないことが原因かとも思ったが、我が国の農業放棄地ではないが、世界には耕作可能地がまだ随分あるようにも思える。

やはり一番いけないことは、武器の発達ではないだろうか?スウェーデンの化学者らしいが、ダイナマイトを発明したアルフレッド・ノーベル氏なんて人は相当罪作りだ。お陰で莫大な富を築いて贖罪の意味だろう、有名な賞を創設。慈善家ぶってはいるが、続いて出てきた武器製造業者も軒並み成功は結構だが、世界中に不幸の種を撒き散らしている。我が国も嘗ては三菱だの中島航空機だのと世界的にも有名になった武器製造業者が何社か誕生した。

しかし幸か不幸か戦争大失敗で、現在は平和産業に変身したり、武器を製造するのもささやかなものだろう。しかも武器は自衛隊、海上保安庁、警察などの御用達が専門で、海外輸出は法律で禁止されている。と思いきや、法律を変更して、外国から輸入した武器弾薬迄含めて輸出を企てる政治家がいるのだから困ったものだ。人間はどこまでバカなんだろう。嘗てニュースで耳にしたことだけはある日本赤軍、主義主張は知らぬ。この連中が入れあげていた中東のパレスチナ地帯。

こちらも詳しく知らぬが、物心ついた頃突然世の中に出現した国家がある。ウクライナに次いで話題の国家イスラエルだ。中東やアフリカなんか金星や火星と同じくらい縁遠いが、火星のマース(軍神)よろしく中東パレスチナのハマスなる組織(政党かな?)少なくとも何万人か難十万人かを人間扱いせず全滅させると宣言した。嘗てドイツのヒトラーがユダヤ人(今のイスラエル人だろう)を人間扱いしなかったことと同じだ。結果はいつどういう形で収まるかは分からない。恐らく多くの日本人は同じだろうと思うが、テレビの司会者はしばしば「読み解く」と述べる。聞く度に「全くよく言うよ」と思っている。

2023年10月9日月曜日

厄日払い

 何年か前までは10月10日だった体育の日、3連休を多くするため9日の今日となった。しかし昨夜から雨がずっと降り続いてぱっとしない休日だ。街ではゴルフバッグをぶら下げた人も見受けたが、どうも途中で帰宅する風情。この雨ではプレーしても面白くないだろうし、風邪でもひけば最悪だ。ハイキングだって同じこと、少し頑張ってちょっと高いところまで行けば先日の朝日岳遭難の二の舞になりかねない。元気な頃は雨中のあるきも平気だったような気がするが、危険を知らないことは一番いけないことだ。昨日のラグビーもアルゼンチンに負けてしまったし、スポーツ好きにとっては最悪の三連休かもしれぬ。

幸いこちとらは365日連休だから、取り立てて悔しい思いはしないものの、寒さが堪える。わずか1週間かそこら前までは酷暑酷暑と騒いだような気がするが、今朝は家中がヒンヤリして肌寒かった。まさか明日以降も同じではあるまい、今年は暖冬の筈だ。第一、現在は台風即ち熱帯性低気圧の影響下ではないか。今日は運動を控えめにするつもりもなかったが、結果的には通常の8割止まり。舗装道路でも水溜りはあるし、車の往来で水しぶきが気にもなる。何かの拍子で転んだりする可能性は大きいだろう。自覚しているのは足取りが覚束なくなっていること。これだけは否定しようがない。

先日思いがけずのハッピーデイがあったが、その裏返しが今日でないこと祈りつつだ。今夜はゆっくり風呂に浸り、早めに就寝しよう。

2023年10月8日日曜日

昨日のこと

 昨日は全国家各地で秋祭りが行われたが、池袋でも今日にかけて盛大に行われている。なお、個人的には昨日は不思議なくらい物事がうまく進み、大きな幸福感を味合うことができた。一方で世界に目を転じると、中東でまた新しい戦争が始まっている。どれをとっても書き始めれば、普段の1日分は優に超えるだろう。昔<リーダーズ・ダイジェスト>と言う雑誌があったが、今日はその真似事でご容赦願いたい。

先ず当地池袋の「ふくろ祭り」。記憶では4年前までは3日間か4日間だったかもしれぬが、神輿まつりとよさこい踊りの祭典が連日で行われていたような気がするが、今年は神輿まつりが先月23日・24日、よさこい踊りが昨日と今日行われている。少し間が長すぎて間の抜けた感じもあるが、昨日はそれなりに盛り上がっていた。例年この踊りの1日は雨が多かった印象があるが、幸い昨日に続き今日も天気が続きそうで何よりだ。それにしてもこの踊り、結構激しいのに年配のご婦人の踊り手が多いことには感心するばかり。

個人的ラッキーデイのこと、実は一昨日、毎朝食している大型の刻み海苔が残り少なくなったので購入を思い立ち、購入先の海苔屋である山形屋のホームページからいつもの<もみ海苔>を注文した(前回は昨年5月)。因みに何故インターネットでかについて。以前当該店は池袋西口の東武百貨店にあったが、家内が亡くなって暫くして店舗が消えてしまった。実情は分からないが、海苔屋が山本山と山形屋並んでいたので、誰かが不都合を感じたのだろう。刻み海苔はどこにもあるが、<もみ海苔>は山形屋の独自商品で重宝していた。当時電話で問い合せると、一番近くても上野の松坂屋迄行かねばならなかったからだ。

いつもの通り注文を進めて、支払確定迄進むと、何故か指定のカードの認証がうまくいかない。普段使わないカードで試しても同じエラー。カードを発行している銀行やカード会社に問い合わせて埒が明かない。ご承知の方も居られると思うが、金融機関への電話での問い合わせは実に不自由、もっと言えば不可能に近い。1時間以上悪戦苦闘して遂に諦めてしまった。ところが昨日は朝から爽快な気分だったので再挑戦すると、何の問題もなく一発でOk。他にも嬉しいことが沢山あるが割愛。

最後にイスラエルとハマスの戦争。戦争についてはどこの戦争も知ること、理解できることは少ないが、中東となると余計分からない。ハマスなる当事者は一体どんな国・組織なのだろう?アメリカはハマスを非難する声明を即座に出したが、イランも同時にハマスを激励している。中東の盟主とされるサウディアラビアはどう動くか?世界に新たな心配が持ち上がっている。台湾どころではないだろうという人もいる。

2023年10月7日土曜日

代替案

 一般人には1年のうちで最も良い季節かもしれない。ここ数日東京でさえ空が高く青く澄んでいる。昨夜寝るのが9時半を少し回ったので、少しの寝坊は良いかなと持ったら、案の定起床が4時半を少し回っていた。体内時計はどうしても7時間の睡眠時間を要求しているらしい。アルツハイマーの特効薬が承認され近日発売とのこと。発売されても使用することにはならないだろうが、物忘れは多くなってる気がしないでもない。24時間以上前のことは殆ど記憶に残さない方針でいるので構わないが、3日毎に通うスーパーでの買い出し。片道15分くらいだが、家を出る時確認した購入品の高々6、7品目の一つを買い忘れるのは困ったことだ。

今月は敬老とどんな関係があるか知らぬが、昼直前に町内会からだと見知らぬ御婦人が訪ねてこられた。用件は今年は敬老会が中止になりましたので、変わりに記念品のお届けとのこと。嬉しいことに冷凍の赤飯。早速昼飯に食したが結構美味かった。つまらぬ酒を飲む会よりよほど有益だ。

話を変える。札幌市長が2030年の冬季オリンピック開催を辞退する意向を示した。情報を耳にした日本ではおなじみのIOCバッハ会長が激怒されているようだ。しかし7年も先のことだし、札幌市も場合によっては11年先に延期もなんて言い訳じみたことも言っているが、多少の軋轢は押し切って辞退すること期待したい。いっそのことオリンピックなんてお祭り騒ぎもなくしたほうが良いと思うぐらいだ。2021年に開催された東京オリンピク2020、ありゃ一体何だったか?開催期間中もパットしなかったし、数多くのスキャンダルで未だに後味の悪さだけが印象に残っている。

お祭りをすれば経済の活性化になると唱えたのは、元経済官僚から作家に変身した堺屋太一氏。小生も現役時代は随分と世話になった。しかし時は昭和から平成を飛び越し既に令和になっている。堺屋氏ご自身が変身したように、何事も変わるべきだ。一昨日イギリススナク首相の高速鉄道建設撤退について書いた。激動の現在、何事も冷静になって見通しの立たないことは一旦停止する決断は大事かもしれぬ。同じことで言えば、大阪の万博なんかもここまでくれば中止は出来なかもしれぬが、規模大幅縮小を検討すべきだろう。

実行役の責任者は経済から選ばれた人物らしいが、走り出した以上は止められない、お金はどうせ税金だ。と気安く考えてもらっては困る。決められた予算の範囲で上げるのが偉い人の役目だろう。

2023年10月6日金曜日

理解不能

 経済音痴がおこがましいが、日本の国家経済がニッチモサッチモいかない負のスパイラル状態に入っていることはなんとなく理解できた。幸い個人的には、残り少ないこの世の日々を無駄遣いしなければ何とか過ごせそうな多少の蓄えもある。しかし貯蓄に励まねばならない現役世代から下の若い人にとっては、貯蓄から投資へなんて言われても「は、なんですか?」と首を傾げるしか無いだろう。

ところが、政府は新しい木原防衛大臣をアメリカに派遣して、オースティン国防長官と面談して、2026年度から配備予定になっているトマホークミサイルを1年前倒しをして前倒し配備することで合意したとのこと。ただでさえ財政が逼迫している現在、何故防衛予算だけ前倒ししてまで使うのか。理由は台湾有事が迫っているからとのこと。この報道を理解できる国民は少ないだろう。

辺野古の埋め立てを巡る沖縄県と政府との対立。玉城沖縄県知事は選挙で示された県民の意志を尊重しつつ行政の上部機関である政府との関係の間で苦慮している。政府は苦慮もへったくれもあったものではない。力づくで押し切る方針は明らか。司法の決定を盾に深さ70メートルを超す軟弱地盤に合計7万本を超える鋼鉄製の杭の打ち込みを開始する構え。完成するまでに10年以上掛かるとのこと。追加予算は勿論数兆円だろう。日本に金の成る木が有る訳じゃなし、とても理解できなくて当たり前。

政府高官とは異星人の集まりだ。

2023年10月5日木曜日

政治決断

 未だ日中は30度を超える日があるかもしれないが、昨夜は何ヶ月ぶりかで湯船に浸って温まった。長い酷暑がやっと終わった感じがする。季節が変わることはありがたい。政治も変わってほしいが、岸田内閣の国民をバカにする政治は一層酷くなりそうだ。昨日のBS・TBS「報道1930」を観ていてつくづく思った。出演していたのが鈴木馨祐自民党政調会副会長、長妻昭立憲民主党政調会長と経済評論家の加谷珪一氏の3人。鈴木氏は財務官僚の出身なので、岸田首相が口にしている減税政策を何とか論理的に立証すべく、くどい言い方を繰り返すが、所詮最初から岸田氏の言う国民への還元自体が、いい加減だから少しも説得力は無かった。

対して長妻氏の指摘、即ち<自民党の政策はこれまでもずっと金持ちのためのものであって、普通の市民のためには機能していない。>妙に説得力がった。氏曰く「ここ数年日本企業の労働生産性は上がり調子になっている。にも拘わらず労働配分、換言すれば労働者の賃金が前年同月比で1年以上下がり続けている。何故か、企業は儲かった利益を内部留保するか配当に回してしまうからだ。1時間近く視聴していたので長妻氏の発言には他にも有益なものが多かったような気がするが、残念ながら思い出せない。

念のため番組のホームページを引用すると下記の通り。

<岸田総理の“所信”はどこへ

増え続ける国民負担 減税メニューは誰のため

「国民に還元」本当か “ばらまき”止まるか 新経済対策を点検

「成長と分配の好循環」で格差を解消…あの時の約束は?

止まらないインフレ、下がり続ける実質賃金…そこに更なる負担増?>

政府の経済対策の中身が無いことには今更驚かないが、たまたま今朝英国スナク首相の党(保守党)大会での演説の一部が紹介された。英国にしても経済運営に苦慮していることに変わりは無い。スナク首相の提案の目玉は「ロンドンと英中部を結ぶ次世代高速鉄道「HS2」の建設計画を一部撤回すると発表した。欧州で最大規模の鉄道整備計画だったが、建設費が当初想定の2倍以上に膨らみ、費用対効果を考慮して断念する。」とのこと。当然与党の中には自治体の首長も多いから、彼らにすれば寝耳に水だろう。改革とはこのような政治決断も必要という良い事例だと思う。

2023年10月4日水曜日

食物にされる国民

 政府は次から次へと増税策を繰り出して、これまで課税対象外にいた人たちも含め絡め取る体制に入っている。同じように日本国そのものが、アメリカとウクライナ政府に絡め取られて食い物されつつある。このことを元外務省官僚でレバノン大使を努めていた天木直人氏が今日のメルマガで厳しく非難している。氏は少し年配の方であればご承知だろうが、小泉政権時代のイラク戦争に対する政府方針に反対を表明して辞任した人物。今も昔も、高級官僚でも政府方針に逆らうことは許されない。

政府の金で食っている以上は当たり前だろうと思うが、更に高い視点に立っての善悪の判断は別だ。イラク戦争は2003年だからこちらも大分若かったし、小泉首相の生き様には少し疑問を感じてたので、天木氏の著書を読んで以来応援して、長いことメルマガを毎朝読んでいる。今日は個人的意見で書きたいことはさほど無いので、今朝の天木氏メルマガを大量に引用させてもらう。

タイトル「ゼレンスキーのウクライナに食い物にされる岸田の日本(急きょ開かれた日米欧首脳電話会議)」

以下本文から抜粋:きのうの夜、バイデン大統領の呼びかけで日米欧首脳の電話会議が急きょ開かれ、ウクライナ支援で結束していく事が確認されたと。

この電話首脳会議は、バイデン大統領が岸田首相に更なるウクライナ支援を行うように求めた会議だ。おりからウクライナの反転攻勢が思うようにいかず、欧米で援助疲れが出てきている。すなわち、米国では米議会がウクライナ支援を一時凍結し、またウクライナ汚職に警戒感が強まっている。:抜粋終わり

アメリカの軍事産業に経済的に大きく支えられたバイデン政権と他人の褌で戦えるとふんだゼレンスキー政権、その判断を見誤って、最初から悪のロシアと善のウクライナと立場を明確にした岸田政権の甘さのつけが回ってきてる感が濃厚だ。どこまで食物にされるか分からぬが、いい加減にしろと言いたい。

2023年10月3日火曜日

ノーベル賞

 秋になるとスポーツに限らず様々賞が発表される。ノーベル賞は最たるものかもしれぬ。 今年のノーベル生理学医学賞決定の第1報を聞いたのは昨日か一昨日かは忘れたが、そのうちの一人がハンガリー人の女性で、対象研究がコロナワクチンで有名になったmRNAワクチンの発見と聞いて、アカデミー賞も随分安っぽくなったなと思ったりしたものだ。ところが今朝の新聞報道を読み足して、改めて己の無知とバカさ加減が嫌になっている。

昔からノーベル賞はぽっと出の発明や発見には与えられず、最低でも10年以上の検証の後に受賞対象の選考に上ると思っていたからだ。mRNAワクチンは新型コロナパンデミックで世に出たのだから、10年以上前に発見されたとは思えない。だから素人は困る。受賞されたカタリン・カリコ博士(68才)嘗て日本にも来られて講演もされている。現在はビオンテック社上級副社長でもあり、知る人ぞ知る著名な科学者とのこと。

既に日本人として同じノーベル賞を授与された山中伸弥博士もカリコ博士の研究結果に触発された意味もあるらしい。カリコ博士も論文を発表した当初は、これで電話が鳴り止まなくなるだろうなんて言われたこともあったようだが、実際は電話は掛かってこなかったし、研究が評価されることもなく、資金的にも困難な数十年を経験されている。朝日新聞によれば今回は「受賞は考えてもみなかった」と喜びを語り新たな発見に必要なことを「長く味気のない期間にたえる楽天性と自信なのです」と付け加えたそうだ。

自身を持てることは残念ながら何もない。しかし過去に拘らず明日を目指して生きる楽天性だったら俺でも何とかなりそうだ。

序にハンガリーという国について何も知らないので、少し調べてみた。EUに属する小国で、EUのロシア制裁とウクライナ支援に反対してる少し変わった国らしいと思ったからだ。なんとなく山椒は小粒でピリリと辛い>を思わせる。先に引用したカリコ博士の発言も同じハンガリー系カナダ人の生理学者ハンス・セリエ氏の影響によるものらしい。

日本人は大国が好きだが、小国を侮ってはいけないようだ。

2023年10月2日月曜日

徴税者の魂胆

友人曰く「認知症とか言われる老人ボケ予防のため、世の中の変化に応じて、我々も新しいことに積極的に挑戦すべきだ。」言われた時は「なるほど。俺もそこそこ頑張ってるから、マ、良しとするか。」思ったりしたが、やはりなかなかついていけない。その傾向が最近とみに強くなっている。直近の例を上げれば昨日から始まったとされる<インボイス制度>。年金生活者には無縁だから複雑な仕組みを理解する必要は無い。65才頃から10年近くやっていた個人企業を思い出している。

当時既に、零細個人事業者にも消費税問題がのしかかり、毎月企業の収支を会計士の先生に報告して管理してもらわざるを得なかった。幸い小生は都会住まいで娘が銀行に勤めていたこともあり、会計士の先生はすぐ見つかった。最初の1年は何も分からず近くで看板を出している先生にご指導いただいたが、当時は会計士の費用が年間60万円、2年目からは娘が紹介してくれた先生で年間30万円だったと記憶している。当時の税制では年間売上が3千万円以下の零細事業者は何かと優遇措置があったように記憶するが、今回の制度は全ての事業者が対象になるようだから、街で小さなお店を経営する人たちは大変だろう。

と言っても近く沢山あった個人商店の殆どは姿を消した。残っているのは小さなコインランドリーやたばこ屋くらいで、床屋、銭湯、洗濯屋、酒屋、菓子屋、自転車屋なんかは皆なくなり、今はアパートになったりしている。しかし、全国で見れば、町に不可欠の商売を営んでいてくれる商人は結構居るだろうし、会計士の先生なんてどこに居るかわからないから、戸惑っている人も多いだろう。勤め人たちも最近の確定申告免除の年収ラインがどこに有るか知らぬが、昔と同じように大半は申告不要であるに違いない。

しかし、今後は政府も厳しそうだから、相当低所得の人たちからも税金を召し上げようとするのははっきりしている。次女は派遣労働のアルバイターだから、大した稼ぎは無いと思うが、数年前から扶養を外れて確定申告をしてるようだし、孫たちも今は初年度だから不要だろうが、恐らく数年後には確定申告が必要になるだろう。訳の分からぬ横文字で誤魔化されているが、一人残らず全国民から税金を絞ろうとの魂胆が透けて見え嫌らしい。

税金の無駄使いは上げればきりがない。取り敢えず政党助成金を廃止すべきだ!! 

2023年10月1日日曜日

旧態依然

 昨夜も高校同期生の恒例リモート懇談会。出席者は4人だったが皆さん元気なものだ。中の一人がボケ防止を強調。そのためには新しいことへの挑戦を勧めてくれた。もちろん反対する理由は見つからない。彼はアップル派だが、未だ新機種に飛びつくほどの盲信者でもないらしい。iPadとアップルのタブレットを併用して更にキーボードも使用してるみたいだ。兎に角iPadの中にありとあらゆるアプリを詰め込んで、日常生活はiPad一つあれば十分、とした上で更にはchatGPTも使っているように様子。

感心はしたが、真似しようとは思わない。有り体に言えばもう挑戦意欲は皆無に等しい。昨夜は楽天のネットに繋がってアンドロイドのスマホを使用している友人がiPadについて熱心に質問していたので黙って聞いていた。最近生成AIに関しては優れものとの意見も多く聞くが、今更ネットに意見を求めても仕方がない。偏屈であるが、これまで通りの考えを貫くしかないだろう。むしろiPad使用の友人が話した海外でのウーバータクシー使用の経験談が非常に興味深かった。ウーバータクシーは少なくても東京地区では実用化されている。

しかしこれは欧米で実現している同名のものとは全く異なっているようだ。欧米はもちろん日本でも利用した経験が無いので的が外れているかもしれぬが、日本のウーバーは既存のタクシー会社と個人タクシーを混ぜたようなもので、少なくとも政府か自治体かの認可制度の下にあって、料金も認可料金になっているようだ。欧米の制度は良く分からぬが、料金が数通のタクシー料金の半額以下であるところが大きな違いになっている。名前だけは新規であっても、実態は旧態依然が日本の特徴だろう。