2023年10月2日月曜日

徴税者の魂胆

友人曰く「認知症とか言われる老人ボケ予防のため、世の中の変化に応じて、我々も新しいことに積極的に挑戦すべきだ。」言われた時は「なるほど。俺もそこそこ頑張ってるから、マ、良しとするか。」思ったりしたが、やはりなかなかついていけない。その傾向が最近とみに強くなっている。直近の例を上げれば昨日から始まったとされる<インボイス制度>。年金生活者には無縁だから複雑な仕組みを理解する必要は無い。65才頃から10年近くやっていた個人企業を思い出している。

当時既に、零細個人事業者にも消費税問題がのしかかり、毎月企業の収支を会計士の先生に報告して管理してもらわざるを得なかった。幸い小生は都会住まいで娘が銀行に勤めていたこともあり、会計士の先生はすぐ見つかった。最初の1年は何も分からず近くで看板を出している先生にご指導いただいたが、当時は会計士の費用が年間60万円、2年目からは娘が紹介してくれた先生で年間30万円だったと記憶している。当時の税制では年間売上が3千万円以下の零細事業者は何かと優遇措置があったように記憶するが、今回の制度は全ての事業者が対象になるようだから、街で小さなお店を経営する人たちは大変だろう。

と言っても近く沢山あった個人商店の殆どは姿を消した。残っているのは小さなコインランドリーやたばこ屋くらいで、床屋、銭湯、洗濯屋、酒屋、菓子屋、自転車屋なんかは皆なくなり、今はアパートになったりしている。しかし、全国で見れば、町に不可欠の商売を営んでいてくれる商人は結構居るだろうし、会計士の先生なんてどこに居るかわからないから、戸惑っている人も多いだろう。勤め人たちも最近の確定申告免除の年収ラインがどこに有るか知らぬが、昔と同じように大半は申告不要であるに違いない。

しかし、今後は政府も厳しそうだから、相当低所得の人たちからも税金を召し上げようとするのははっきりしている。次女は派遣労働のアルバイターだから、大した稼ぎは無いと思うが、数年前から扶養を外れて確定申告をしてるようだし、孫たちも今は初年度だから不要だろうが、恐らく数年後には確定申告が必要になるだろう。訳の分からぬ横文字で誤魔化されているが、一人残らず全国民から税金を絞ろうとの魂胆が透けて見え嫌らしい。

税金の無駄使いは上げればきりがない。取り敢えず政党助成金を廃止すべきだ!! 

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