2023年1月31日火曜日

恐れが現実に

 国会での政治家の高級なやり取りはおくとして、貧乏人の実感を少し書きたい。今月始めに書いたと思うが、年寄にとって風邪は万病の元。多少光熱費が高くついても、暖房はケチらない方針を固めた。我が家の暖房器具は2種類。ガス温風機1台、電気のエアコン2台、寝る時は電気毛布を使用している。何れも昨年も同様であったと思う。他にはガス関係の湯沸かし装置1台。炊事と風呂兼用なので日中は殆ど種火がついている。電気も道路から見える窓が明るくなるよう、夜も電灯をつけ放しにしてる箇所が2箇所ある。使用量ベースで令和4年と比較すると、今年はガスで約1割、電気で2.5割使用量が増えているのも事実。

これがどれくらい贅沢かについては議論の余地はあるだろうが、背に腹は代えられない思いも事実だ。そして昨日、恐れていた今月分光熱費の請求書が届いた。金額は34,567円也。昨年の1月請求は21,042円だから1.6倍強。光熱費の本格的料金アップは3月からと言われているので更に恐ろしさが迫ってくる。食料費は言うに及ばずだから、家計を与る人にとって財布の紐の締め方が大変だろう。報道では物価高騰に見合う賃金アップを実現すべく諸策を講じている、と首相はいつもの具体策なき総論で取り繕っているが、予算の大半をアメリカからの殺人道具購入に当てるのは既に確実で、庶民のお給金アップや、年金支給額向上に資する当てが無いのは明らかだ。

殺人道具と過激に書いたが、武器ほど生産性の低いものは他にあるまい。宗主国アメリカが大喜びするだけで、購入した国家では支払いの付けが回ってくるだけで、何の約にも立たないことは誰が考えても分かりそうに思うが、高等教育を受けてしまうとその辺のことがさっぱり分からなくなるらしい。主夫を務める立場なので本当に腹が立つ。

2023年1月30日月曜日

久しぶりに娘と道連れ

 昨日は娘(次女)に誘われて江ノ島から鎌倉方面に遊びに行くことが出来た。娘は昨年から何を思ったか知らぬが、乗馬に興味を覚えてこちらの山歩きに付き合っていられなくなったそうだ。お陰でこちらも昨年の山歩きは極めて低調だった。それが久しぶりに乗馬が休みになったとのことで、江ノ島の弁天様に誘ってくれた次第。まだ大寒のさなかだから、なんともの好きにと思わないでもなかったが、早起きして新宿発8:20の小田急ロマンスカーで現地9:30に待ち合わせ。

幸い天気が快晴だったので、陽が昇ると結構暖かく、島巡りも十分楽しめた。弁天様は何でも芸能関係の神様で、娘がフラ教室に通っていた時代に先輩に勧められたらしい。江ノ島なんか単純な島だとばかり思っていたので、一巡りすると結構面白く楽しむことが出来た。と言っても小さな島なので1時間も歩くと大体一巡りしてしまう。娘は昨夜も飲み会が遅くまであったらしいので早めの食事にすることにした。こっちも朝早かったのでまともな朝飯は食ってなかったのでちょうど良い。

早速生ビールと娘が期待していた焼き蛤、いかの丸焼き、鯵のたたき、。どうしても飯が食いたいのでこっちはしらす丼注文。娘はビールのお代わりだ。それでも店を後にしてもまだ11時。それでは後はこちらの権利とばかり、北鎌倉に行って建長寺から鎌倉アルプス散歩を提案。娘も普段使わない筋肉運動になることはやむを得ないと賛同。しかしこれが結構な時間を食い、下山してから道を間違えて鎌倉駅についたのが4時ちょっと前。鎌倉から池袋は湘南新宿ラインで結構早い。6時丁度に帰宅したが、1日の歩行数が3万歩、約20キロ程歩いたことになる。

下記に昨日の写真を数枚アップします。

             早朝の江ノ島から富士山を望む

           
               鎌倉アルプス途中

            
            江ノ島の食堂から穏やかの海を望む

            
                 
               弁天様お参りの一つ


2023年1月28日土曜日

明日の予定

 今日は日中の気温がやっと10度を超えたようだ。まだ大寒ではあるが、日中の陽射しは春が近いこと知らせてくれているようだ。人間社会は暗い話が多いので、せめて天気だけでも有り難い。毎朝9時から接骨院に通って患部の手当をしてもらっているが、最近は寒すぎてお年寄りの出足も鈍いらしい。お陰で相当念入りにマッサージを受けることが出来る。前にも書いたと思うが、ここは定休日が火曜日。土日も営業してるので勤めていた時代からよく通った。本当は明日も通院したいが、明日は次女が「江ノ島に行こう。」と誘ってくれた。

なんでこの寒さ相模湾のビーチなのか意味不明だが、娘にすると昨年から山歩きに付き合えなくなった罪滅ぼしらい。気持ちはありがたく受け止め、<片瀬江ノ島>駅改札口で9:30に待ち合わせ。家を7時には出なければならないので、明日は早めに支度する必要がある。そして何れにせよ、どこかで昼間からの宴会だから明日のブログは休止にすることになりそうだ。

2023年1月27日金曜日

隣の芝生

 ここ数日東京も結構な寒さが続いている。又風邪をひいては困るので、光熱費を気にするのはやめて、家にいる限り暖房をフルに活用している。問題は何時間くらい外出できるかだが、この寒さで頑張っても3時間か4時間。布団に潜り込んで寝ているのが7時間からどんなに頑張っても8時間、1日の半分は家に居るのでその間ガス暖房と電気暖房のどちらか、或いは両方使用してるので来月末の請求書を見るのが怖い。

人間は勝手なことばかり考えるので、寒いところに居れば温かい場所が恋しくなるし、暑くなれば涼しい場所に移住したくなる。気候だけではなく、人間関係にしても同じこと。昨日の朝日新聞デジタルで読んだ記事に、都会の煩わしさを嫌って田舎に移住した若い人の投稿があった。<退職し東京から限界集落へ「移住失敗、もう限界」 一家の絶望と希望>と見出しがついている。住みにくい東京を離れて四国の人口約100人の限界集落に移住したご夫婦と3人のお子さん。最初は地域社会が挙げて歓迎してくれたので双方大満足だったようだ。

しかし社会に積極的に参加しようと応募した「地域おこし協力隊」に参加したことから歯車が狂い始める。一旦狂い始めると狭い社会では却って反応が早い。結果「もう限界」となったストーリーだ。何が言いたいかと言えば、「隣の芝生は青い」で理想郷に見えるところでも、夜の中本当の理想郷なんて場所は無い。これは小学低学年時代に観た「青い鳥」の芝居そのもの。いくら探し歩いても我が家に優る理想郷は見つからない。要するに「欲をかいてはいけません」を心に命じて残り少ない人生を歩むしか無い。

2023年1月26日木曜日

長寿に関して

 日本が世界一かどうか知らぬが、世界有数の長寿国であるのは確かなようだ。はっきりした理由は分からない。少なくとも小生が生まれた1940年台は人生50年が常識で、日本人の誰もが想像もできなかった筈だ。実際に今から100年ほど前、欧米諸国が平均寿命50歳台を上回った頃、日本人のそれはわずか30歳台で、当時の長寿ランキングでは60位台にやっと顔を出すありさま、「人生50年」が現実となるのは昭和22年のこと。それまで日本は短命国だったとは現代人には信じがたいかも知れぬ。

幸いなことにあと数ヶ月で満84歳になるので、現代の平均寿命はなんとか超えることができそうでもある。ところが一方でアメリカの科学誌「原子力科学者会報(BAS)」は23日、地球滅亡までの時間を示す「終末時計」の針が昨年より20秒進んで残り100秒となり、1947年の開始以降、最も「終末」に近づいたと発表している。こちらの根拠はかなり明白で、要因の一つにロシアとウクライナの戦争を織り込んだようだ。しかもその発表直後、欧米諸国はウクライナへの戦車を含む軍事物資提供を拡大と発表しているから、90秒は更に進んだ可能性もある。

折角両親から授かった貴重な命がつまらぬ戦争に巻き込まれて失うことが無いことを祈るしかできない。これを不幸と思わない訳にはいかぬだろう。

2023年1月25日水曜日

首相の所信表明

岸田首相は通常国会開催にあたって所信表明を行った。中で次のように述べたらしい。「今回の決断は、日本の安全保障政策の大転換ですが、憲法、国際法の範囲内で行なうものであり、非核三原則や専守防衛の堅持、平和国家としての我が国としての歩みを、いささかも変えるものではないということを改めて明確に申し上げたいと思います。」 どこを押せばこのような嘘が言えるのか不思議でならない。国会では宗主国の要請に応えた防衛費の拡大に関連する国民負担の有り様が議論されることばかり取り上げられているが、根本問題の防衛費の大幅引き上げに関する議論が行われる形跡が無い。

マスコミはその根本を問うべきだと思う。 

2023年1月24日火曜日

再開します

今月15日ブログの休止をアップして早いもので10日近く経ってしまった。当時は右肩が痛くてパソコンのキーボードに触れることも叶わなかったが、当日診断をしてもらった整形外科の先生の診断「肋骨にヒビが入っているだけでなので、2,3週間我慢して自然治癒を待つしかありません。一応痛み止めと湿布薬を2週間分出しておきます。」通りで痛みが徐々に薄れつつある。パソコンに手も出せる状態になったので、、又ブログ書きを再開したいと思う。

特に今日火曜日は接骨院が休診日なので、少なくても来週火曜日にはまた書くことが出来る筈。右胸というか右肩の痛みが未だ残っているので接骨院や整形外科通いはもう暫く続くだろう。これが意外と時間を食うので情報に接する時間が大幅に減って世情に大分疎くなり、ボケが進むのが怖いが仕方ない。昨日から通常国会が開催され首相が施政方針を発表したようだが、何も新鮮味は無いようだ。アメリカ植民地化が進むことだけは確かだし、独居老人はもちろん一般市民の暮らしも楽になる見通しは立たない。

ただユニクロ社員の給料が一気に4割近く上がるとの報道に驚くばかり。池袋にもユニクロのショップが数か所あるが、品揃えの豊富さは認めても料金は近くのスーパーに比べて大分高いようにも思うのでちょっと不思議に思ったりしてる。もう一つ気になっているのはロシアとウクライナの戦争問題。世界が分断されての膠着状態をなんとかしようとする動きが全く見られない。このままではどこかの時点でロシアの核兵器がが発射され、第3次世界大戦になりかねない。そこから先のことを考える指導者どこの国にも居ないのは人類の不幸に他ならない。

コロナ禍の収束もはっきりしないし、ブログを再開してもあまりスッキリしそうにないので困ったことだ。 

2023年1月15日日曜日

暫く休止します

 昨日夕方、散歩中に路上で転倒。整形外科での正確な診断は未だ受けていませんが、接骨院の診立てでは、どうやら肩の何処かをを骨折してるようです。暫く休養する必要がありそうなのでご了承願います。

2023年1月14日土曜日

家族=故郷

昨夜NHK19;30「首都圏ネタドリ情報」<家族・結婚を考える実験ドキュメント>を観た。多分にやらせっぽい番組だったが、最近の世相<一生結婚する気なし><子供を持たないつもり>と言った若者が増えてることも事実らしいが、これが結構インテリ層に多いのかもしれないと思いが至った次第。番組では、如何にも将来未来が不透明だから無責任をしたくない、的な発言を取り上げていたが、少しも心には響いてこない。誰にとっても未来なんか分かる筈がない。

かと言って、小生のように結婚を己の都合だけで考えるのも如何なものかだ。岸田首相が異次元の少子化対策を作り上げると力んでいるが、結婚はしたくない、子供も作りたくないという若者が増える一方の日本で如何なる方策を思いつくのだろう?結局はフランスの少子化対策のように、独身であっても子供が出来たら一人当たり毎月10万円ずつ国が補助しますくらい思い切った策を講じるしか無いのではと思ってしまう。これは日本のような家族制度を無視してるが、日本の家族関係も大分変わってきてることは確かだ。

今朝早朝に弟から電話が来て、長野の病院に入院していた長兄の奥さんが亡くなったとのこと。長兄はかなり前に亡くなっているので、奥さんも又天国で再会出ることを喜んでいるかもしれぬ。バタバタしながら思ったのは、死は誰にも必ず訪れる定め。自分の順番はいつ来るか?分からぬがそんなに遠くないことだろう。かと言って心構えや何か準備するわけにもいかず、厄介と言えば厄介。それはそれとして、小生は毎朝仏壇の水とお茶を変える習慣がついた。

家内を亡くして初めて家族の大切さに気づいたことになる。娘や孫たちから見れば恐らく祖父は単独では存在しえず、爺婆が揃っていないと居心地が悪そうだ。親子にしても兄弟姉妹も同じだと思うが、喧嘩をしてもどこかで支え合っている。世界平和統一家庭連合のように人間を束ねて無理に統一を図るのは考えものだが、血の繋がりは価値観を超えて何かがつながっている気がしてならない。今朝亡くなった義姉にしても長兄も宗教観は我が家伝来の仏教ではなかったが、兄弟姉妹の付き合いに全く問題は無く、仏事には寺まで来て手を合わせてくれたこと思い出している。

家内も実家の墓でなく我が父や母と同じ墓で眠っている。そんなことを思うと家族とは山が複雑に連なり、川や湖も複雑な故郷に似てる気がしてきた。 

2023年1月13日金曜日

老人の居場所

 未だ寒も明けないのに日中は気温が15度近くまで上がった。年寄りには有難いことだが、寒気が戻ってくれば辛さが身に沁むことだろう。最近の世相で分からないことはやはり新型コロナ関係のこと。何となく日本でも収まり始めているようでもあるが、実態はそうでもないと言った報道も時々見受ける。危険な方を主に見て用心するに越したことはないだろうが、もう3年ともなるとどこで収束してくれるかが気になるところだ。兎に角もう暫くは極力人混みを避けなくてはいけない。

幸い遠距離の旅行はすることが無いが、都内の地下鉄や電車はよく利用すので最近マスクだけは手放せなくなった。ご近所との付き合いももともと少ないし、何度も書いたと思うが、1日で口をきくのは食事に入った店の注文時と言うのもだけ寂しい限り。でも最近は肩の痛みが酷くて毎朝接骨院に通っているので、この時間には先生と色んな話が出来るのが楽しみの一つになっている。先生は高校時代相撲部の選手でかなりのところまで行っていたらしい。今は丁度初場所真っ最中なので話題に事欠かない。

今日は相撲でなくて、昨夜テレビで観た野球の張本勲氏について尋ねた。「張本氏は脳梗塞かなにかしてましたか?どうも昨夜のテレビで観て、口が歪んでいたようなきがするので。」先生曰く「それは無いと思います。口が歪むだけで脳梗塞後遺症だったら麻生太郎氏なんかどうするのですか?」言われりゃもっともだ。麻生氏は脳梗塞ではないだろうが、白内障と聴力の衰えだけは隠しようが無いらしい。同じ年格好格好の有名人を上げて悪口を言ってるが、自らを見ろだ。

昼などに外食中思うことがある。一般的にはあまり明るくない世相だと思うが、若い人たちを観てると実に楽しそうに談笑しているグループが結構多い。どうすればあんなに楽しくなれるのだろう。翻って我が身は既に身体はボロボロ、世間でまともに相手をしてくれる人は殆ど居ない。哀れとしか言いようがない。どうしようもない哀れさがこみ上げて来る。

そんな時に思うのは友人、特に最近増えてきた小生と同じく70歳代で奥方と死別し独居を続けている人たち。彼等は今どんな気持ちで過ごしているのだろう?小生が気が小さいのかも知らぬが、ゴルフやスキーをやめて友人との付き合いを自ら断ち切ってしまったのも悔やまれる。もう少し前向きで生き方法を考えなくてはいけない。それには先ず方の痛みを早く治すことが大事かもしれぬ。

2023年1月12日木曜日

日の丸はまるい

 異次元がお好きな岸田首相、お正月から外遊を続けてフランス、イタリア、イギリスを周り今日は確かワシントンだと思うが、各地でロシアや中国を念頭に戦争準備に余念がない。これで喜ぶ国民もいらっしゃるだろうが、少し首を傾げたくなる今日此頃でもある。外国と歩調を合わせた国防にこんなに一生懸命な日本は少なくとも初めて見る思い。この国防政策もちろん只では済まない。莫大な予算を海外にばら撒いているので、海外で喜んでいる国はあるだろう。

一方国内的には、国民に税負担を求めると既に閣議決定がされていて、麻生副総理は9日、福岡県直方市での会合で、防衛費増額に伴う政府、与党の増税方針に国民の理解を得られているとの認識を示した。「反対の反応が出てくる可能性も覚悟していた。ある程度の増税があり得ることも含めて、真剣に取り組んでいる姿勢を評価していただいている」と述べた。と報道されている。小生のような非国民的半端者は除いて大方の国民が賛成してるな仕方がない。

しかし海外でもロシアや中国に親近感を持つ国もあるから、日本とすればそれらの国との付き合い方が難しくなるのは当然のこと。日本は資源小国、あらゆるものを輸入に頼っているし、輸出先も全世界に広がって発展してきた筈。それが今後は輸出入する国が半減しないようにしなければならない。一応大学は慶應義塾の出身なので、福沢諭吉先生の唱えた「脱亜入欧」も分からないでもないが、現代的に考えると西欧諸国にはいつも戦争の匂いが漂ってるので、正直好きになれない。

明治維新が日本近代化の扉を開けたと思う人もいるだろうが、小生から見ればフランスとイギリスが日本を植民地化しようと画策した内戦だったようにも見える。世相を動かす力は無いが、首相にはもう少し丸くなってもらいたいものだ。

2023年1月11日水曜日

情報不毛時代

 現役社会人の終わりくらいまでは報道と言えば印刷媒体と放送媒体が主体、そこにインターネットなるものが登場してだいぶ様子が変わりそうな雰囲気が出て、最後の10年くらいはインターネット関係の仕事で起業し、一儲けさせてもらった。その仕事からも足を洗い、本当の年金暮らしになって早いもので20年近くになる。この20年近くで世の中は想像以上に変化をした。当初はインターネットはエロ映画を見るに最適など、問題点もあるなんて考えたこともあるが、もっと大きな問題は、インターネットが報道機関として台頭したことだろう。

インターネット上にある情報は発信者の特定が難しい。例えば戦争状態にあるロシアとウクライナに関する情報はネット上に毎日ゴマンと登場してるだろう、そこから既存の印刷媒体や放送媒体は引用することも最近は珍しくない。もちろん大手の媒体社では、発信元を確認して信憑性があるとした上でのこととは思う。ではロシア政府やウクライナ政府どのように情報を収集してるか疑問はないだろうか。正直これがどうも怪しい、日本の公的メディアでまともに取り上げて良いものかどうか。戦争状態にある両政府は情報を意図的に編集するだろう。先の大戦当時日本もそうだったし、現在も政府発表は焦点をぼかしたものが多くて分かりくい。

情報が多くなればなるほどに、受け手側とすれば判断に迷って当然だろう。このことが世界中で起きて社会が混乱、或いは分断し始めているのかもしれぬ。価値観は十人十色でマチマチでいいと思うが、人間は不思議と徒党を組みたがる習性がある。人間の習性でなく猿や他の動物と同じだが、人間にとって情報と言う環境が他の動物とは大分異なり、今やAIによるかどうかは別にして、情報がほぼ無限に大量生産されう時代になってしまった。

これに対抗する手段は今のところ確立されていない。国際連合という組織は先の大戦後人類の叡智が作り出した組織と言っても良いと思うが、もはや国連ですらまとも機能しなくなりつつある。むかし報道機関をマスコミと言い慣わしたが、現状はウルトラマスコミで時代で社会の木鐸たりうるものがどこにも見つからない情報不毛の時代とも言える。これは情報について学んでいる若い人たちに真剣に考えてもらいたい。

2023年1月10日火曜日

DX教育と年齢差

 タイトル「DX教育」は今朝の日経デジタルから借用した。「DX教育」と書いてもDXの意味がそもそもよく理解できていない。記事は三井化学を取り上げている。同社は国内でも有数の総合化学メーカー。理系の会社は全く無縁だったので、何を生産してるかも定かでない。しかし昨今は衣類や建材は勿論だが、レジャー用品の殆どは化学合成され他製品で溢れている。大学卒業時の就職先でも三井系の東洋レーヨンが、当時の初任給トップに位置してたこと明確に記憶している。知ってるのはそういったさもしい事だけで、三井化学の実態は何も知らない。

記事には次のように書かれている。「三井化学は役員を含む国内グループ会社の全社員約1万1000人を対象にDX(デジタルトランスフォーメーション)教育に取り組む。教育を中心にDXの関連投資で2030年度までに1000億円を投じる。化学業界は人工知能(AI)などデジタル技術で新素材を効率よく探す技術革新の時代を迎えている。教育に手厚く投資し、自前で高い専門性を備える人材を育てる。」今の時代は理系の会社に限らず、AIを駆使して市場分析をする事ができる社員が必須のようだ。

一昔前までは、社内研修と言えば講師を招いてご高説を拝聴するのが普通だったと思うが、今はそれでは澄まず、社員自らコンピュータを駆使して市場の見通しを見つける時代になってるようだ。三井化学では1000億円を投じて、このような専門家を200人弱養成したいらしい。それはそれで分からぬでもない。しかしここで登場してきたAIなる新技術。これも流行りで、囲碁や将棋の世界でも大流行。

しかし昨日、将棋の王将戦七番勝負の第一戦で気鋭の新人藤井聡太王将(20歳)に敗れた羽生善治挑戦者(52歳)の言葉が胸を打つ。曰く「「将棋を究める作業で言えば、人間が一生でできる将棋はたかが知れている。大きいPCを使ったら一日くらいで、一生分のシミュレーションができちゃう(笑)。だから、何のためにやってるのかなって。局面について考えていると、必然的にそういうことを考えるんですよ。(思いついた手が)これ、AIで検索済みなんだろうなとか、AIの枠組みに入ってるんだろうなとか。またすぐその外側をふらふらしてみて、どこに行けばいいんだろうって(笑)」

羽生氏はもちろんAIも研究した上でだろうが「人間だから見つけられて、AIには見つけられない場所」を探してるとのこと。

2023年1月9日月曜日

身体の不思議

 今年の5日から通い始めた接骨院の先生、古い山友達でもあり、治療も確かなので信頼もしている。正月の4日間は夜も眠れぬほど肩から背中にかけて痛みが酷かったが、昨日までの5日間でだいぶ痛みが和らいで依る眠れないことはなくなった。と言っても昼間の痛みは結構きつい。朝9時に一番で駆け込み50分くらい揉んでもらうとなんとか1日は持つが、先生今日と明日は休診なので、2日間80肩の痛みに耐えるしか無い。先生曰く小生の背中は板のように硬いのだそうだ。正月明けにあまり痛みが酷いので、一瞬整形外科に行って痛み止めを貰おうかと思ったが、今は薬に頼ることをやめて良かったと思っている。


積年の筋肉劣化は薬なんかで治るものでないことは自分でも十分理解できる。だからと言ってマッサージや電気治療でもそう簡単には治らないだろう。少し気長に接骨院に通うことしか無いだろう。接骨院は片道15分くらい、お陰で今年は、今のところ歩行数が毎日楽に1万歩を楽に超えている。それは良いとして、最近気がついたのがバランスの悪さ、普段13段の階段を上り下りしてるが、特に下りになると足元がどうも覚束ない。背中の痛みからでなく、足腰の筋肉感覚が相当劣化してるのだろうと思う。昨年の夏まで山に付き合ってくれてた次女が、乗馬を始めてしまいパートナーが居ないので、今年からはまた独行、高尾山程度であれば問題無いかと思っていたが、これも相当慎重に考える必要がありそうだ。


何れにしても積年の〇〇、こればかりは隠しようが無い。80歳ともなればいろんなことが表面化してくるものだ。せめてもの慰めは煙草と酒、これを早めに切り上げたことだが、酒だけはきっぱりと断酒は出来ない。

2023年1月8日日曜日

見応えあり

 昨夜恒例の高校同期生との今年初めてのリモート懇談会。中で友人の一人が「皆さん何か嬉しいニュースがありますか?」と質問を投げかけてきた。小生は即座に「そんなもの有る訳が無いだろう。」と反論したが、質問した友人も思いつく良いことが無かったようだ。今日になって思うのは、せめて「天気が良くてよかったね。」くらいは言うべきだったかと反省もしてる。この懇談会、参加してる友人の全てがこのブログを読んでくれてるかと言うと、どうもそうでないらしい。一人は確実に読んでくれてるみたいで、話の折々で触れてくれることがある。

昨日はじめて知ってびっくりしたのは、一番古い小学生時代からの友人が日記をここ10年くらい書き綴っているとのこと。しかも、最近はその日自分がしたことと感じたことを分けて、2冊書き溜めているとのこと。機会があれば是非読ませてもらいたいとも思うが、彼の意図がどこにあるか昨日の段階では聞くことが出来なかった。個人的であっても日記は一種の歴史でもある。小中学生時代母方の祖父の日記をずいぶん読んだものだ。大人になって読み返したいと思い、保管している従妹に尋ねると、伯母さんが「父は弁護士でもあったので、他人の迷惑なることがあるかも知れぬから処分しなさい。」と言われたので破棄しましたとのこと。極めて残念。

小生も一時は、他界したらブログも自動消滅する設定を考えていたが、今は考えが変わって、子や孫がいつか読みたくなる日も来るだろうと思っている。残念ながら娘のご亭主は少し読んでくれてる気配もあるが、肝心の娘や孫たちは今の段階では興味が無さそうだ。

閑話休題:テレビ番組について。昨日中途半端にしか見てないがTBS17:30かの「報道特集」これは見応えがあると思うので、YouTubeなどで観ることが出来る人にはぜひお薦めしたい。ホームページで検索するとタイトルは「専守防衛の行く末は…熟議なき“安保政策の大転換” 自民党の重鎮語る「安倍政治に大きな問題があった」となっている。印象に残っているシーンが2箇所ある。

先ずは石垣島の古老の話「先の大戦でも軍隊は市民を守ってはくれなかった。」現在日本政府は台湾海峡での有事に備えると称して、沖縄方面に軍事拠点を幾つも建設、兵隊の駐在を進めている。それに反対し始めた古老の意見だ。

続いて河野洋平 元衆院議長の言葉。大幅に普段の容量を超えるが全文引用する。

以下引用:「米中関係というものが今や最大の課題だと思っているアメリカにとってみれば、最も中国に近い最前線の日本を自分の味方に完全に取り込んで。その証拠を示すために、あれだけの金額を日本が使えますということを、これだけあからさまにしたというのは、やはりアメリカは大喜びでしょう」

「反撃能力というのは威嚇ですよね。明らかに武力による威嚇。武力を予算化しようとしている。どう説明をなさるのか、私にはわかりません。政治や外交の努力を抜きにして、ただ壁だけ立てていく。壁ならまだいいけれども、壁の隙間から向こうに鉄砲を向けて狙うというのは本当の安全だと思わないです」

「日本には、日本の歴史的な事情、反省に基づいて、あるいは日本の置かれている立場を考えて、やれる範囲、やるべきこと、やってはいけないことをもう少しはっきりさせるべきではないでしょうか。戦わないために何をするかということを、深刻に考えるべきだと思います」:引用終わり

2023年1月7日土曜日

大国と小国

 前から思っているが、中国は発展途上国との外交が得意で、この分野ではアメリカは敵わないと見て差し支えなかろう。特に正月に入ってから習近平氏は北京にフィリピンのマルコス大統領、トルクメニスタンのベルドイムハメドフ大統領を招き、友好的会談を行っている。トルクメニスタンは中央アジアの小国(人口約600万人)らしいが、天然ガスという中国にとっても重要な資源国でもあるとのこと。

一方、フィリピンは一時日本の領土(占領地)だった時代もあり、古くから日本人にとっては馴染みの深い国でもある。人口は約1億1千万人強で、総面積は分からぬが、南シナ海中央に位置し、7000以上の島からなる非常に複雑な地勢。と同時に民族構成も複雑で、言語なんかも島の数と同じくらいあるのではとも言われている。国内的にも統治は大変だと思うが、国際的軍事面からは昔から、大国特にアメリカは重要視しており、日本占領で有名なマッカーサー氏は日米開戦以前はずっとマニラに駐在してフィリピンを故郷のように思っていたらしい。

日本人には馴染み深いと書いたが、自分では一度も訪れた経験はない。しかし観光地としても有名だし、一時は運転免許証から拳銃に至るまでコピー製品作りでは折り紙付きの定評があり、そんなところに惹かれて足繁く通った連中も多い筈だ。兎に角人口が多くてもアジアに数多ある小国の一つと言ってもいいだろう。このことを書こうと思ったのは、今回の訪問でマルコス大統領は中国で歓待を受け、14通もの協定を締結と報じられているからだ。

正確には記憶していないが、前大統領ドゥテルテ氏の時代はアメリカとの関係が大分ギクシャクしていたが、マルコス大統領は就任早々の昨年9月に米国を訪問してバイデン大統領に協力姿勢を見せていた。バイデン大統領も気分が良かったに違いない。ところが年が変わって正月早々に北京に習近平氏を訪ね、友情に変化がないことを表明している。これこそ小国外交の妙と言えるかもしれぬ。アメリカにしても先ずワシントンを表敬してる以上、他国に行くなとは言い難いだろう。

日本だってフィリピン同様の弱小国家の一つだ。大いに見習べきだと思った。

2023年1月6日金曜日

今後は自己防衛か

 明日は小寒、寒さが本格化してきた。雪国の人からは笑われるかも知れぬが、朝は身体が凍えて本当に辛い。それ以上に堪えるのがコロナの急拡大、世界中の国がどこで何を根拠に決めた知らぬが、行動制限を解除し始めた。何も中国だけのことではない、都道府県を越える移動はやめましょうなんてことは遥かに超えて、世界中の人が自由に動き回ることになりそうだ。進歩的文明を取り込んでる国々、勿論我が日本もそうだが、の指導者たちはワクチンと薬品の発達で新型コロナの重症化は抑えられると踏んだのだろう。

いつまでも税金でコロナ患者の面倒を見きれない、との気持ちは分からなくもない。今後は自己防衛に徹するしかあるまい。来月半ばに最初の就職先の後輩が、小生を囲む会とやらで6人もの人数を集めてくれている。今までも毎年同じ時期にあったが、大抵は3人とか4人、これが急に人数が増えているので、気がかりだが急に欠席するわけにもいかず悩んでいる。昔は大好きで毎晩のようにやっていた飲み会、環境の変化とは言え、出席を躊躇するのだから世の中が変わったのか、己が臆病になっただけか。

因みに昨日の発表ではコロナ死者が急増(「死亡者数:488人」)してるとのこと。コロナ死者は高齢者が多く、肺炎が殆どらしいが、小生も高齢で肺も昔から弱い部位。地震、雷、火事、親父の他に怖いものが増える昨今だ。

2023年1月5日木曜日

貧弱すぎる

 余りに内容が乏しいので書くのも気がさすが、年頭だから政治にも一言いちゃもんを付けざるを得ない。首相は4日に行われた記者会見で、今年の挑戦として、(1)経済の好循環の実現(2)少子化対策(3)主要7カ国(G7)議長国としての主導的役割の発揮――の3点を示した。枕にご丁寧にも「時代の転換期」にあって、「先送りできない課題」に答えを出すのが、「岸田政権の歴史的役割」である。と述べているが、誰が聞いても意味不明で空疎にしか聞こえないだろう。

コロナ禍とは関係なく、安倍政権の行き詰まりで身動き取れ無くなった自民党の人材不足が露呈して、本当の偶然で、仮置きのような形で発足した政権だ。従って歴史的意味を問えば、令和の暫定内閣としか言いようがない。ただ首相の認識で時代の転換点は正しいとも言える。そこに来て国内的には杖とも柱とも頼っていた安倍前首相が突然他界という不幸が重なり、身の振り方が分からなくなっているに違いない。結果一途にアメリカの機嫌を損ねないことだけに集中したくなるのは分からないではない。

ならば最初から大きく出ずに「なにせ新参者、当分はアメリカの言いなりにならざるをえないので、国民の皆様よろしくお願いします。」とでも言ったらどうか。経済の好循環は世界的不況の波が押し寄せてくるので、有効な策が思いつかないのも仕方あるまい。愚考してもここ数年で疲弊している中小企業の救済策は誰に尋ねれば良いか思い浮かばない。昨日から肩のこりが酷くて数年間ご無沙汰していた接骨院に2日連続して通ったが、しみじみ思う。

幸か不幸か子供が居ないので夫婦で経営してるが、客数が激減してることが手にとるように分かる。想像だが、最盛期には月収で50万円を超す月もあったと思うが、現在は悪くすると5割減近くまで落ち込んでいて不思議は無いだろう。50歳越したばかりとなると転職も容易であるまい。リ何とかと言う再就職支援の言葉だけが報道をに溢れるが、実態的にどう機能してるか知らないが、人生半ばでの転職が容易でないことは経験からも分かる気がする。

中小企業の現状をどう認識してるか知らぬが、外交に力点を置くのも結構だ。しかし、今どき主要7ヶ国が堺平和に果たす、或いは果たしうる役割に真剣に思いを致したらどうか。アメリカ、カナダ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、とアジアでは日本。この7ヶ国が占める人口は全世界の何%?詳細は調べてないが、恐らくびっくりするほど少ない筈。それで世界を分断してもう片方を律しようなんて無理に決まっている。愚の骨頂に早く気づくべきだ。

2023年1月4日水曜日

仕事初めに

 今日から仕事始めだから今年の世相を俯瞰してなにか書こうと思ったが、正月三が日でまともな話ができた相手は娘夫婦と孫たちだけ。この中から伺い知れることは無きに等しい。強いて言うならば、競馬の世界では北島三郎氏の持ち馬が相変わらず強いとか、日銀総裁交代の年で、本来なら日銀生え抜きが就任しなければならぬが、もうそのような慣習は通用しそうにないとか、およそ浮世離れした話題ばかり。今年から社会人になる孫に至っては「俺は3高の女性を見つけるために一生懸命勉強してきた。」とのこと。

「お前それは違うだろう、3高は女性が男性に求める条件だ。」「昔はそうかもしれないが、俺は女性に稼いでもらって家事をしていたい。」と言われて返す言葉に窮した。我が家は小生を筆頭に変わり者揃いなので、一般論を月刊文藝春秋新年号から引用したい。うまい具合に創刊100周年特大号で「100年の知に学ぶ」大型企画があり、その冒頭で佐伯啓思氏(京都大学名誉教授の経済学者)が書いてくれている。没落の予言とサブタイトルがあるので分かり易い。

日本の個別課題、即ち財政、イノベーション、所得格差、福祉、高齢化、教育、災害、環境、エネルギー、少数派の権利、安全保障と個別の問題は幾つも指摘は可能で、それぞれの分野で巷に評論家の意見は溢れるが、本当の課題が何であるかははっきりしない。そこで佐伯氏は問題をトータルに見る文明論の欠如が問題だと指摘をする。この理屈は学生時代にたまたま社会学なるコースに入った小生には大変興味深い。戦後想像もつかなかった豊かな社会になった日本。その代償に日本人は思考力、判断力、倫理的能力の衰弱と幼稚化に見舞われている。即ち、大人が子供を引き上げようとせず、大人が子供に合わせようとする社会の出現である。

氏の論文は未だ延々と続くが、小生が感銘を受けたのが上記の部分で、冒頭孫との会話からも理由の一端を思い知っていただけると思う。佐伯氏は日本人は西欧文明を見つめ只管グローバリズム一辺倒に陥らず、日本という国家の独自性を考え直せと訴えて結論を締めくくっている。これも同感するところで、日本人としてなんて大げさに構えなくても、これからは他人の意見を聞くのは大事かもしれぬが、それぞれが独自性を大事にすべきだと思う。幸い日本は世界中の文化が入り込んでいることだけは確かだ。

今日昼のニューストップが「ホワイトハウス発表:今月13日岸田首相がホワイトハウスでバイデン大統領と会談が決まった」何度会えば気が済むのか、世間の人々はどう思うのだろうか?

2023年1月3日火曜日

テレビ番組

 正月のテレビ番組はつまらないものが多いが、今年はそれでも結構多くの番組で楽しませてもらった。既にブログにも書いたが、映画は西部劇の「ワーロック」ヘンリー・フォンダ、リチャード・ウィドマーク、アンソニー・クイーンと名優がそれって居る。もう東京に出てきてから観た作品のようだが、3人共すごく若いし西部劇の定番が全部詰め込まれていた。

2番めはウイーンフィルの「ニューイヤーコンサート」の生中継。19:30から2時間半の長丁場なので仕舞いまでは観られず21時までで寝てしまったがこれもよかった。特に今年の指揮者ウェルザー=メストは今回で3回目の指揮とのこと、若々しい感じが良かったし、曲目もポルカやワルツとダンス音楽で軽快なものが多く、素人ながら楽しむことが出来た。

3番めとしては昨夜の歌舞伎づくし、歌舞伎座など有名劇場からの中継を交えて、初めて観る演目が多かったが、それなりに楽しめた。

4番目はやはり箱根駅伝中継、初日は1区だけ自宅で観て次女宅に出かけたので、途中迷子になったりして次女宅で飲みながら観たのはもう第5区、駒沢がトップでゴールする直前。2位が中央、期待された青学は3位だった。正月料理を飲食しながら音を消して観てる分には最高。復路も結局駒沢が抑え、往路・復路・総合の3優勝。駅伝には様々なドラマがあるので見応えがある。

番外となるが、一昔前まであった囲碁対局の特別番組が姿を消してもう久しいかも知れぬ。NHKも視聴者の傾向を把握の上での判断だろうが、囲碁ファンの小生には寂しい限りだ。

2023年1月2日月曜日

我が正月元旦

 小生には今日が元日のようなもの、朝一番で長女一家がお屠蘇に黒豆、大根や人参の酢の物、温かい雑煮を持参してくれた。頂きながらで嫁ぎ先ご両親の近況などを聞く。父上は既に90歳になられるが、母上とともに健在とのことで目出度い限り。一人息子の孫も今年はいよいよ中学三年生、身長は既に母をだいぶ上回り、もうすぐ父と並ぶようになりそう。今日はこれからすぐに帰宅して宿題の書き初め、15日から信州の湯の丸高原でスキー合宿があるらしい。

今年の積雪はいつも様子が異なり北信の東側には少ないと聞いてるので心配だが、後2週間あればなんとかなるだろうなんて話をする。父の半導体会社はなんとか持ちこたえているようだが、彼が入社した当に「日米半導体協議」が行われ日本の全電機メーカーが世界市場を席巻してたのに、これで一気に需要が破壊され、現在の焼け野原状態出現、なんて話を聞くにつけ政府の無策はかなり前からのことと、改めて思い知る。

昨日受け取った年賀状をじっくりと読んだ。同期からのものは、殆が末尾に「これが最後とさせて頂く」と書き添えられている。当然のことだろう。律儀な友人には申し訳ないが、小生はとっくの昔に欠礼状態にあって、親しかった人たちには近く冥土での再会を期して待ってるのみだ。何れにしても、貰った年賀状は数が知れているので、メールなどで簡単な礼状を書く。

午後からは世田谷の次女宅に行ったが、新宿で乗り換えるべきところを勘違いして渋谷まで乗り越した。次女に電話して尋ねると「やはり新宿に引き返すのがベストのはずとのことだったので、新宿に戻ったものの新宿構内でまた迷子。昼到着予定が20分以上遅刻の体たらく。それでも昼飯は家族4人総出の歓待で、二段重ねの重箱やら活け鯛の昆布ジメなど本格的正月料理の数々。酒も「剣菱」の冷酒でしっかり飲んでしまった。孫は今年から二人共社会人。「お年玉は今年が最後だ。」と言ったら「そう仰っしゃらず来年もよろしくお願いします。」とは年寄への思いやりかも知れぬ。

何れにしても少し忙しかったし、おかげで歩行数も1万歩を超えた。ブログも休まず善き正月だったと言える。

2023年1月1日日曜日

朝寝坊

 大晦日の昨夜は土曜日恒例の高校同期生(通常は5人だが、昨夜は3人)リモート懇談会で、さんざん政府の悪口を言い合った挙げ句、いつもより早めの20:50で切り上げる。その後、年の仕舞い湯に入って、21:15くらいからNHKBSPで映画<ワーロック>を途中から観始めて終わりの11時近くまで観てしまったので、今朝は5:15まで寝坊してしまった。

「正月は冥土の旅の1里塚目出度くもあり目出度くもなし」と何処かで聞いたような気がする。だんだんそんな心境になりつつあるが、しかし年寄りのひがみ根性はいけない。明朝には長女夫婦と孫が来てくれるし、昼から次女宅に昼飯に出かけるから、明るい話題を探して気分良く正月を迎えたい。こちらとすれば、経済的には細いスネを削ってでもできる限りの応援はしたいが、精神面での応援は難しそうだ。

何れにしても残された時間はたかが知れてるが、若い世代の彼等は未だ先は長い。今年も含め何かと大変なはず。自らの道を模索しながら地道に生きてほしいものだ。「若いときの貧乏は買ってでもしろ」と言われるくらいだから経済的苦しさは辛抱のしどころ。現代日本では腹を空かして死に至ることは考えにくい。他人に迷惑をかけなければ何をしても良いから好きな道を行くことだ。

娘たち二組の夫婦の晩年がいつから始まるか、本人たちも想像できないはず。願わくはそろそろ夫婦或いは家庭内で話し合う機会があっても良いのかも知れぬ。ついでにこちらの葬式についても話し合っておいてもらいたい。昨夜のリモート懇談でも大分話題になっていて、俺は知らなかったが、結構面倒なこともありそうだ。しかし己の死後については何も考えていないので宜しく頼む。