2023年1月26日木曜日

長寿に関して

 日本が世界一かどうか知らぬが、世界有数の長寿国であるのは確かなようだ。はっきりした理由は分からない。少なくとも小生が生まれた1940年台は人生50年が常識で、日本人の誰もが想像もできなかった筈だ。実際に今から100年ほど前、欧米諸国が平均寿命50歳台を上回った頃、日本人のそれはわずか30歳台で、当時の長寿ランキングでは60位台にやっと顔を出すありさま、「人生50年」が現実となるのは昭和22年のこと。それまで日本は短命国だったとは現代人には信じがたいかも知れぬ。

幸いなことにあと数ヶ月で満84歳になるので、現代の平均寿命はなんとか超えることができそうでもある。ところが一方でアメリカの科学誌「原子力科学者会報(BAS)」は23日、地球滅亡までの時間を示す「終末時計」の針が昨年より20秒進んで残り100秒となり、1947年の開始以降、最も「終末」に近づいたと発表している。こちらの根拠はかなり明白で、要因の一つにロシアとウクライナの戦争を織り込んだようだ。しかもその発表直後、欧米諸国はウクライナへの戦車を含む軍事物資提供を拡大と発表しているから、90秒は更に進んだ可能性もある。

折角両親から授かった貴重な命がつまらぬ戦争に巻き込まれて失うことが無いことを祈るしかできない。これを不幸と思わない訳にはいかぬだろう。

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