帰宅して話してくれたことが面白い。孫が自慢げに言うには「僕は昨日花見をしたよ」とのこと。確かに目の前の公園には桜が大分咲き誇っていたので公園を散歩でもしたのかと思ったが、帰ってきた娘に聞くとそうではなかった。
自分の家の公園に面した窓を開けて、畳の上にレジャーシートを広げ、段ボールで台を作って、その前に座り、母親に弁当を作らせてそれを食べながら花見と洒落こんだらしい。
まあ、なんと言うべきか分からぬが、ユニークであることに相違あるまい。火曜日に別の孫たちと会った際にも思ったが、こちらは知恵が膨らむことはなくてボケる一方だが、子供たちの成長は目覚ましいものがある。今日は朝からすっきりした正に絶好の花見日和、孫の花見話に触発されて運動がてら九段から皇居東御苑まで花見に行ってきた。殆ど毎年恒例にしている筈だが、昨年は花見をした記憶もないし、ブログや写真などの記録もない。やはり前立腺がんが頭にあって花見の気分になれなかったかもしれぬ。
その分、今日は午前中目いっぱい使ってたっぷりと花を楽しんだ。皇居まで行ったので例の乾通りの通り抜けをしようかとも思ったが、北詰門から吐き出される人混みを見て恐ろしくなって遠慮した。靖国神社も北の丸公園も東御苑もそれなりに結構な人出だったが、それでも未だ木曜日の午前中だから益しな方だったに違いない。花はどこも既に八分咲きとでもいうのか、正に見頃で天気は上々、おかしな酔っぱらいはいないし、実に素晴らしい花見だった。同様の花見客は高齢者と外国人団体客が多かった。
この画像は北の丸門から見た千鳥ヶ淵の北端