2016年3月29日火曜日

孫の誕生日

今日は孫が17歳の誕生日、彼が小学校時代の春休みは「ドラえもん」とか「ナルト」のようなアニメ映画に付き合わされたが、ひょんなことから母親である娘に頼まれ、久しぶりに映画を付き合った。映画のタイトルは『Mr.ホームズ 名探偵最後の事件』興味がなかったので、ストーリーも演出者や出演者も知らず何となく付き合った。アニメであればストーリーが比較的シンプルなので分かりやすいが、この映画の構成がかなり複雑でストーリーを理解するのが大変だった。

しかし来月から高校3年生になる孫も成長したもので、この渋い映画を見て「日本では決して制作されない良い映画だった」と喜んでいたようなのでほっとした。主役を演じたイアン・マッケランは実年齢が70代らしいが、60代後半から90代前半まで幅のある年代を見事に演じ、その渋さにはストーリーなんぞ関係なく惚れ惚れしてしまった。ウィークデイの11:05上映開始にも拘らずご高齢のご婦人で8割がたの席が埋まったのは、多分その魅力ではないだろうか。

映画鑑賞の後に彼の母である娘と一つ年上の兄と銀座のステーキハウスで待ち合わせ、1時過ぎで店が空いたのを待って長男の高校卒業祝いと次男の誕生日祝いの食事会としゃれこんだ。この4人が顔を合わせたのは久しぶりと言えばその通りかもしれない。しかし、つい5年前までは、毎年のように4人でスキーを楽しんだものだ。そのために、こちらも一所懸命お小遣いを節約してヘソクリを貯める努力をした。その必要がなくなったのは、有り難いといううよりむしろ寂しい。

長男は今や6尺を超える大男になっているが、いつの間にか高度恐怖症になってスキーはもう無理とのこと。次男も高校3年になろうというのだからスキーどころではないだろう。これからこういう機会が益々少なることを思うと、何かほろ苦い思いも沸いてくる。しかしこれが人の世の定めだろう。3人とも柔らかくて箸で食べられるステーキには大いに満足して喜んでくれた。これをもって善しとしよう

因みに下の写真が5年前の2011年2月、今日誕生日を迎えた下の孫と志賀高原で撮ってもらった思い出の1枚である。


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