2016年3月3日木曜日

齢は取っても

先月29日から1日にかけての2日間、志賀高原で5名の旧い友人とスキーを楽しんできた。28日午後から出掛けて、今やモンキーパークで有名になった麓の上林温泉に住む弟の家で1泊。とても2月とは思えない暖かさのうえ、雪が少ないので、頭の中にある冬の志賀高原とは全く異なる風景に戸惑う思いだった。翌日の29日から1日の午前中にかけて天気が変わって雪になったが、スキーにはベストと言えないコンディション。それにもめげず滑っていると、天が愛でてくれたのか昼前から晴れて、1日の午後はパウダースノーの新雪が舞い上がる絶好のコンディションになった。

結局終りよければ総て善しで、一緒に滑った友人共々満足できるスキーとなった。先ず全員が大のスキー好きではあるが、年齢が年齢である。それぞれ往年のキャリアは相当であっても無理は禁物、楽しみながら滑りながらも怪我をしないことが最優先事項だ。本来シーズン最盛期だろうが、スキー場関係の経営者には申し訳ないくらい客が少なくて、我々にとっては有難く広々した斜面で齢相応ではあるが、思い切り滑ることが出来た。若い時を思えば嘘みたいなことだが、たった2日間のスキーで結構な疲労感が残り、昨夜は思いがけないくらいじっくり寝ることが出来た。お陰で今日は爽快である。

更にと言うよりそれ以上に素晴らしかったのがアフタースキーである。宿泊施設が快適で食事も美味いが、何より結構な談話室が備わっていた。そしてこれも客が減っているせいでもあろう、2晩に亘って我々が独占できた。この談話室にそれぞれが持ってきた大量の酒とおつまみを拡げて長時間の談話を楽しんだ。6人全員が同じように年金暮らしであるが、同期であった高校以降は学歴職歴全く異なっているから、話のバラエティーが豊富なんてものじゃない。実に刺激的で感心するばかりだ。

同じ年齢ながら多大な社会貢献をしている人もいるし、豊富な読書量や内外のメディアに接触して益々知識を高めている人がいる。小生以外は海外経験が豊富なうえ、殆どが会社経営者を経験している。従って同じテレビ番組を視聴しても、例えばアメリカ大統領選でもいいが、関連して出てくるコメントが、なまじなテレビ解説者なんかのコメントなど足元にも及ばないほど興味深い話が多かった。会話の内容が知的で、若々しさに溢れていたとも言える。高校同期の仲間ならではの感が深く、専ら聞き役ではあったが改めて母校長野高校を誇らしく思った。

0 件のコメント: