2023年10月30日月曜日

審判不在の戦い

 スポーツに特に関心が深くはないが、アマやプロの関係なくスポーツの良いところは勝敗のけじめがはっきりしていることだ。時に審判や行事の労を煩わせるにしても、一定の時間の範囲で勝敗が決することは清々しい。引き換え昨今の世界のなんと醜くいことか。昔から戦争は政治の延長であり、選ばれた戦士によって戦われてどこかで勝ち負けが決まり、決着がつくものではなかったか。先の大戦後に国際連合なる組織が形成され、世界の大部分の国が参加した。

国連憲章では、戦争は国連決議に寄らなければあってはならないと決められている。(正確には知らぬが、と思う)しかし戦争は特定の国の政治的野心から特定に国に対して仕掛けられてしまう。先の大戦以降何回あったが知らぬが、相当の回数だろう。その全てかどうかも知らぬが、最近の戦争はダラダラと長引くばかりでケジメが無いのが全く困ったものだ。本来行事役であるべき国連安全保障理事会、これの常任理事国が5ヶ国ある。この常任理事国が宣戦布告の無い戦争の先頭に立っているのだから始末に負えない。

調子に乗ったかどうか、イスラエルの代表が国連事務総長に対して総会で悪罵を投げつけ、挙句の果てに辞任要求を突きつけるのだから、機能不全なんてことでは収まらない。一時流行った<学級崩壊>と同じに見える。こうなると、新たな国連を創設して国連軍を常設する必要性を感じてしまうが、これまた夢物語。

ちょっと話題を変える。小生の情報源はテレビのニュース番組とインターネット、主に特定人物からのメール情報に頼っている。受信してるメールは数人いる。中に北野幸伯氏がいる。この人は長野県の名門高校松本深志校出身者であることを何処かで知って、著書を1冊だけ購入して読んで以来メルマガも購入しているが、最近余り真面目に読んでいない。ところが昨日のメールでびっくりした。タイトルが<★プーチンは10月26日に死んだ説>となっていたからだ。

読者を増やしたい気持ちは分かるが、これは頂けない。ジャーナリストで生業を立てる以上は、エイプリルフールは別にして、発信する情報に一定の責任を持つことが必要だ。「説」ということで逃げてるつもりだろうが、誹りは免れないだろう。来月から購読をやめる。

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