2023年10月17日火曜日

スマホ時代

 世の中には訳の分からぬ言葉が氾濫して困惑するばかり。共感して下さるご同輩も多いことだろう。テレビのニュースで「詳しくはこちらのキュウアールコードからご覧いただけます」或いは「エスエヌセスで調べてみますと云々カンヌン」。<キュウアールコード>は最近印刷物でも頻繁に目にすることが多くなった一種の印。子供が墨流しを作るのに失敗したような大型のハンコ跡で、どれも同じに見えるがそれぞれ微妙に違っている筈。これにスマホを近づけると、スマホがこの中に隠されている情報を読み取ってくれる仕掛けであることは知っている。しかしスマホは携帯電話・時計・歩数計以外の機能は期待していないので、実際に使ったことは無い。

<エスエヌセス>は恐らく<ソーシャルネットワークシステム>の略語だろうと思っているが、間違っているかもしれぬ。理解している限りこれも非常に多数あるはずで、代表的なものはツイッターと言われたものかななんて思っている。ツイッターはブログと異なり、発信する文章に字数制限があり、記憶が定かでないが100字に満たなかったと思う。要するにこれもスマホユーザーをイメージして開発されているのだろう。電車の中で乗り合わせた人々を見てると確実に半分以上の人がスマホを見入ったり操作するのに余念がない。恐らく50才以下くらいの人に限れば、スマホはどこにいようと終生の友であり、何をするにもスマホがなければ始まらないのだろう。

日本では戦争の心配も先ず無いし、停電も余り心配無い。兎に角神社仏閣のお守りよりスマホを後生大事に携帯することが身を守ってくれるのだろう。年代が違えば当然考えは異なるが、最近では結構なお年寄りでも電車の中でスマホいじってる人が多いことには感心する。他人のことはどうでもいい。己のボケ防止には何が最適か分からぬが、囲碁も良い、1日1万歩も良いだろう。人によって方法は色々あろう。谷村新司氏が作詞作曲の「昴」じゃないが、心の命ずるままに行くしかない。

少し飛躍するが昨日テレビで東北大学の西澤潤一博士のドキュメントを観た。氏はてっきりノーベル賞を受賞したとばかり思っていたが、受賞はされていない。半導体の開発は勿論、電気信号を光に変える光通信の原理を世界に先駆けて開発して特許まで取得されようとした。それを電電公社も特許庁も数多ある電機会社や素材会社も積極的な協力を阻み、結果的には全てアメリカの会社がアイディアを受け止めて製品化に結びつけている。霞が関の官庁は日本最大のシンクタンク(政策研究所)と思っていたが、本当にがっかりだ。

2 件のコメント:

呑兵衛あな さんのコメント...

ツイッターと言われたものなら、「SNS」で「ソーシャルネットワーキングサービス」です。

senkawa爺 さんのコメント...

呑兵衛あなさん
いつもながらのご教示をありがとうございます。