2024年2月27日火曜日

戦争=他人事?

現在14:30早朝から風が強すぎる。昼池袋駅構内で山手線が強風のため内回りも外回りも運転中止とのこと、珍しい。

まる2年を経過したロシアvsウクライナの戦争、我が日本でも関連情報が頻繁に取り沙汰され多数のテレビ局が専門家と折り紙をつけた評論家を登場させてディテールを解説している。しかしそれはあくまでも他人事であり、我が身の日本で同じことは起きないことが前提になっている。ところが昨夜のBSフジ「プライムニュース」の司会者反町理氏の発言が気になった。テーマは「ウクライナ侵攻2年間の転機」ゲスト防衛省防衛研究所兵頭慎治氏と東大先端科学技術研究所准教授。

内容は、現在やや疲れ気味のウクライナが軍事大国ロシアからの侵攻をよく2年間も食い止めたことを改めて振り返る内容。持ちこたえた要因の一つは最初の1週間にあるように思うとの小泉氏が発言したとき、司会の反町氏が突然「ところで日本がどこかの国から突然侵略されたら1週間持ちこたえられますか?」質問した。これに専門家二人がどう応えたか忘れたが、二人とも「日本とウクライナでは地理的条件が異なる」とお茶を濁したような気がする。しかし、これは考えるべき問題だろう。

確かに四方を海で囲まれているから、陸上部隊がいきなり現れる心配は無いかもしれぬ。しかし我々はそのことに少し甘んじすぎてはいないか。言われる通り、最初の一撃はウクライナにしても同じだったと思うが、空から降ってくる爆弾、ミサイルかもしれぬ。そして陸上部隊の侵攻までにはウクライナのように簡単にいくまいと考えたくなるのが人情かもしれぬ。専門家に訊いてほしいのはそこのところだ。侵攻側にすれば、そんなに悠長には考えないだろう。

防衛省側は戦争をどのように想定してるか分からぬが、巻き込まれ方A、B、C、ぐらいは示してほしいと思う。侵攻の可能性が高い国はなにも北朝鮮や中国ばかりではあるまい。ロシアだって同盟国の韓国だって米国だって可能性ゼロと断言できないだろう。ミサイル防衛システムや敵基地攻撃能力の強化で本当に国民を守れるか?駐日アメリカ軍が心変わりして日本人に銃を向けたらどうすればよいか?考え出せば切りがない。小生も全く極楽とんぼで、日本は「戦争」とは無縁だと思っている。それで収まれば結構だろうが、防衛省もあれば自衛隊なる軍隊もある日本、どこか中途半端に思えてならぬ。 

4 件のコメント:

呑兵衛あな さんのコメント...

前線の者以外は、戦争の当事国の司令官だって他人事にしか思わないでしょう。
これは大統領だって同様で、アメリカの大統領ともなれば痛くも痒くもないでしょう。
以前、イランのフセイン大統領を殺す時にアメリカのナンゾの部屋にやたらと屯して見物していましたっけ。要するにゲーム感覚ですよ。
某本で書いていましたが、殺す相手が見ない殺人はケームだそうです。確かに、プロペラ戦闘機で機銃を打ちながら人を殺しても、相手の顔が見えると後日うなされるそうだす。
一方今どきは、ドローンが映す景色の人影らしき物にボタンを押すだけです。罪悪感なんか無いでしょう。
日本で色々言うのは、専門家だろうが、私らのような素人だろうが、似たようなものでしょう。多少専門家のほうが学費を払っているだけでしょう。
いずれにしたって、新聞で噂の某氏がどうにかなったところで、それだけのことでしょう。
しかし、他人でっても目の前で死んだ人はそうはいきません

senkawa爺 さんのコメント...

呑兵衛あなさん
いつもコメントをありがとうございます。
それにしても、今行われている戦争はゲーム感覚ですか。
やりきれない思いです。日本の政府には関与してもらっては困ります。

呑兵衛あな さんのコメント...

>今行われている戦争はゲーム感覚ですか。

そうではなく
人間の感覚として
目の前で人が死ぬと悲惨な出来事と認識しても
遠く離れた場所での事は、テレビというか、架空の出来事としか認識しない
ということを言いたかったのです

senkawa爺 さんのコメント...

呑兵衛あなさん
仰る意味はよく理解してます。