2024年7月9日火曜日

都内の労働力不足

 我が家の南面は長いこと300坪ほどの空き地が広がり気持ちよく過ごしてきたが、この春から所有者のオープンハウスなる会社がついに戸建て住宅の建設に着手。既に西側のバス通りに面した1戸は、恐らくサンプルの意味があるのだろうほぼ完成状態。しかし鉄パイプの足場とネット囲いのままで置かれている。それでも先月の初めころから隣接する2か所も整地が始まり、今朝はそのうちの1戸分にやっとこクリートうちが始まった。この進捗状況を見ていて感じるのは、最近よく聞く圧倒的な労働力不足。

建築現場の作業員は8時には作業開始と決まったものと思っているが、8時になってすぐ作業に入る作業員は居たためしがない。いつも二人くらい若い作業員がうろうろしているが、彼らはいつもスマホで誰かと話をしている。察するに派遣先の会社かどこかに指示を仰いでいるのだろうが、要するに何かが届かないので作業が開始できないのだろう。我が家の近くは比較的開発が遅れていたようで、あちこちにやれパナソニックだ、セキスイだのと数多くの建設現場の囲いが出来ているが、本格的職人グループが乗り込んで作業を開始している例は少なく、いつも若者数人でほそぼそと進めているのが実情。

戸建てにしても小規模アパートにしても年内には完成するつもりで届を出していても、実際は能登半島の地震も影響している可能性は多分にあるのだろう。首都圏の労働力不足は深刻なようだ。池袋を歩くと相変わらず聞きなれない外国語の会話が多いが、働き盛りの大人で豊島区内で働いている人が少なくなっているのは間違いないだろう。個人的な気分だけで言えば、都内に人口が集中することは感心しないので、建設が遅れるのはむしろ歓迎だが、社会的に考えればやはり大きな問題だろう。

2 件のコメント:

呑兵衛あな さんのコメント...

豊島区の千川で、そんなに空き地が有ったのですか。予想外でした。
作業員が2人程度..いうのは、そんなものではないでしょうか。
私の経験では、今どきは建前なんてイベントはしません。そんなイベントに顔出しするほど暇では無いそうです。それでも、流石に基礎工事と外回りの配管工事には2-3人来るでしょうか。
その後は柱を立てる作業をクレーンと5-6人で2日も行えば、残りの壁を張るとか内装は大概1-2名です。
昔のように現場でノコギリを使うとかの作業は無く、設計図とおりに工場で整形され、運び込まれた材料を組み立てるだけですから、そんなに人数はいらないそうです..と言うか、それ以上に人数を増やせば上りが減るということです。
ちなみに、現場でノコギリを使っていれば、設計ミスか、大工が間違って余計な事をしたと思ってください。

senkawa爺 さんのコメント...

呑兵衛あなさん
何時もコメントをありがとうございます。
ビルを建築するわけではありませんから、ご指摘の通りだと思います。
年内には眼前の空間が無くなると思うと今から息が詰まる思いです。