歳を取ったせいか毎晩のように見る夢は変なと言うべきか下らぬ事件が多い。しかし現実の生活ではもういわゆる夢や希望は程遠いどころか殆ど無縁と言える。昨日も大学の同期会の案内が来て、同級生の一人と電話で会話。彼の居住地は埼玉県熊谷市。まめな男で年に1、2回の同期会に必ず友人を一人か二人誘って参加してくれている。昨年秋には顔を知っている友人が一人だったが、彼には娘さんが付き添って来てくれた。友人同士3人とそのうち一人の娘さんの4人で飲んだが、娘さんが酒は一番強かった。
電話で彼は言った。「6月21日の同期会なんて俺たちだって生きているかどうか分かったものじゃない。5月半ばにでもなったらこれはと思う友人数人に電話でもしてみよう。」真に彼の言う通り、同時に予定されている講演者も同期生で、彼は未だにテレビに時々出演したりしている。生きざまと言うものは人それぞれだが、電話の相手は確か3歳年上の筈。小生もあと1か月足らずで誕生日が来て満85歳。
20歳前後で知り合い、学園より雀荘での付き合いの方が多かったと思う。今ではいつも彼の携帯に電話をするが、いつも先ず電話に出るのは彼の奥さん。彼は元気な男なので普段寝たきりと言うことは無い筈。何故電話に出ないか今度の同期会で聞いてみよう。何れにせよ小生からすれば贅沢な暮らしだ。高校の同期生は大概ゴルフなどのスポーツをしているが、彼から聞くのは相変わらず麻雀を楽しんでいる話。それも結構高額なレートでお金持ちの婆さん連中から小遣い銭を巻き上げて悦に入ってると言うのだから困った爺だ。