2025年3月7日金曜日

リモートと対面

 昨日昼のこと。毎週土曜日の夜リモートで懇談会をしている高校の同期生5人が池袋のレストランに集合、食事会をした。普段のリモートは19時半から21時までの1時間半。それでも早寝習慣の小生には随分長く感じられがち。しかし昨日は12時から15時近くまで約3時間、それもあっという間に感じた。やはりリモートと対面では会話の濃さがかなり違うことが実感できた。現役時代に在宅勤務なんてことも無かったし、学生時代にタブレット端末での授業なんてこととも無縁だった。

只でさえ物覚えが悪いので、タブレットで授業を受ける現代では落第坊主になっていたに違いない。パソコンやスマホでも同じだが、通信機能に優れていることは認めるが、教えるとか覚えさせる、即ち相手の心や頭脳にインパクトを与える力は殆ど無いように感じる。小中学校での昔の教師は全員字が上手だったものだ。白墨で黒板に要点をすらすらと書き、生徒はそれを懸命に自分のノートに書き写す。

現代の授業を想像するに、教科書に掲載されている問題を教師がタブレット上で解いて見せる。生徒は同時にそれを見ることが出来るのだから、インパクトも糸瓜も無いだろう。これで授業が成立すると言うことがどうしても納得がいかない。国語だって体操の時間と変わりがない筈。鉄棒で逆上がりが出来ない子を体操の教師は手取り足取り何度も訓練を繰り返してやっとコツを呑み込ませるのだ。漢字だって同じだろう、一二三までは良いとして四以上になったらやはり黒板を使わなければ上手く呑み込ますことは難しいと思う。

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