彼岸に入っても寒い日が続いている。でももうほんの少しの辛抱だろう。このところアメリカの政権が替わった影響で世の中何かと騒がしい。日本はアメリカの忠犬ハチコーのような存在だからと言って、特別大目に見てもらえるようなことは何も無いようだ。トランプ大統領個人は、一昔前に当時の安倍総理からホンマの高級ゴルフクラブ(ドライバー)をプレゼントされたり、国賓として訪日したことを忘れてはいないだろうが、副大統領以下のスタッフはそんな特別待遇に接した記憶はあるまい。
霞が関の高級官僚は様々な対応に備えて準備に大わらわだろうが、肝心の閣僚や与党自公の幹部諸氏はそれどこでない様子。昨夜テレビに出ていた参議院議員の佐藤正久氏(元自衛隊員ひげの隊長さん)、彼も7月に改選期を控えているらしい。放送局が日本テレビであったせいもあろう。司会者から自民党支持率急落の原因や対策を聞かれ、喉元まで「総理の責任だから彼が責任を取るべきだ」と言いたいのを懸命に堪えて「自衛隊では、部下の不祥事は上司が責任を取って辞めるのが当たり前」と言うに止まっていた。
こちらは同情する気持ちが無いので、男のくせに何と歯切れの悪い言い方をする者よとあざ笑うような気分でをしばらく観ていた。ただもっと笑えるのは野党にとっては首相叩きの絶好の機会が到来しているのに騒ぎが大人しい。と思っていたら、野党は野党で、今年7月に予定されている参議院選挙直前まで石破氏に居てもらった方が選挙に有利と考えているとのこと。アメリカのバイデン前大統領も同じだが、市民がもう駄目と見限っているのにポストにしがみ付くのは碌な結果にならないのは事実。
自民党内は政治と金を巡る事実の一端がマスコミに漏れてしまったので、その後始末に慌てているだろうが、覆水盆に戻らずで収拾のしようが無いだろう。事実はなかなか覆い隠すことは難しいのだ。世間の風向きが変われば、これかもっと別なことが明らかになってくるかもしれぬ。マスコミはフジテレビの騒動で他局は一安心かもしれない。だからと言って、首相が高市早苗氏のように得体の知れない妙な婆さんになったのでは個人的にはもう勘弁してくれだ。
昨夜はひげの隊長さんには飽きたので、NHKで「解体キングダム 熊本城 “第三の天守”を解体せよ」に切り替えた。こちらはタイトルとは真逆。熊本城復興に賭ける職人たちの技と意欲そして400年前に築城した加藤清正の凄さを改めて感じる見応え満載だった。おかげで就寝が8時半を回ってしまったがテレビを恨む気にはなれない。
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