2019年9月30日月曜日

9月の雑感

9月は今日が最終日。個人的には2度も耳鼻科に行くことになり散々な月だったも言えるが、一方墓参りをしたり山歩きも出来たし悪いことばかりでもなかった。人生山あり谷ありで様々なことが起きるが、先週後半の夏風邪はきつかった。土曜日に処方してもらった薬を飲み始めてっもう3日目、大分良くなってきているが、未だ咳と痰は完全には収まっていない。朝の起き抜けは大分良くなったように感じても、少し汗をかくくらい動くと途端にぶり返す。発汗作用と喉が関係する理屈は理解しかねるが、人体は諸機関が微妙に作用しあっていることが分かる。

兎に角今月後半は体調不良のお陰で、普段スポーツ観戦など全くしないのに俄ラグビーファンとなって、ワールドカップ日露戦と日アイルランド戦の両方を自宅でゆっくりテレビ観戦した。ルールを知らなくても試合の流れは十分わかるので、結構興奮して楽しかった。今日久しぶりに接骨院の先生に言われてそう言えばそうだと思ったのは、これだけ国民が湧いているのに花形スターとも言える森喜朗元首相がテレビ画面に全く出てこないこと。そう言えば安倍首相は開会式だったかで見たように思うが、森さんは見なかったような気がする。体の調子が余程悪いのかもしれぬ。ともあれ折角ここまで来たのだから日本の決勝リーグ進出を祈ろう。

世の中は細かいことに拘る人もお多い。明日から消費税が2%上がるのでと買いだめをした人もあるだろう。結果的になにがしかの利益になったかは本人の感性だろうが、正直よく分からない。これも接骨院の先生のお話で、掃除機の調子が悪くて、奥さんから増税前に新品の購入を指示されて家電量販店に赴いてびっくりしたそうだ。掃除機てこんなにするの?と思うような高級品しか並んでいなかったらしい。結局買わずに帰って2%余計払っても廉価品が出るのを待つことにしたとのこと。賢い選択だと思った。

先の森元首相とも少し関係するが、来年のオリンピック・パラリンピックのこと。気になって仕方ないのが開催日程。今日の報道によると、東京都中央区が公立小中学校・幼稚園の来年の夏休みをオリンピックのために8日間前倒しすることを決めた、とある。そもそも真夏に開催すること自体が間違っているのに本末転倒も甚だしい。何度も書いているが、今回のオリンピックは最初からインチキ臭くて賛成できない。例えば炎天に寄る事故と生活排水と糞便が随時流れ込む港湾内でのオープンエアスイミング競技参加者の健康問題発生の可能性は小手先の弥縫策で解決出来ない事は明らか。

世界に恥をさらすより中止するほうが賢明だろう。

2019年9月28日土曜日

バカは死ななきゃ治らない

インフルエンザ予防ワクチン接種の案内が送付されてきたが、今年はインフルエンザが既に大分流行り初めたとの報道もある。ワクチンは有効になるまで1ヵ月近くかかると聞いているので来週中には接種をしようと思っている。これは内科の話だが、今日は先日の山での無理が祟って夏風邪がぶり返してしまった。致し方なく今月12日に行ったばかりの耳鼻咽喉科に行って前回と同じ薬を処方してもらった。

前回は5日分だったが今日は7日分処方してくれた。実は前回の5日分も3日服用して止めてしまったので、昨日一昨日はその余りを飲んで少し良くなっては来たような感じはあるが、一旦咳き込み始めると痰が切れずに苦しくて仕方ない。先生も鼻から喉に挿入した画像を見ながら、不思議そうな顔をしている。そりゃそうだ、薬を5回分服用したから大分良くなってきているはずだ。薬の効き目はあるが、身体の回復はまた別物であることを改めて知った。

「この処方で治らなければ呼吸器科の専門医の診察を受けてください。気管支がやられている可能性があります。」実は昨日は苦しくて歩くことすらお休みしていた。要は1ヶ月に2回も山にでかけたことが間違いのもと、足腰に筋肉痛は出ないが、喉の痛みは結構辛い。昨日は歩行数が僅かに2000歩弱、今日も未だ5千歩強程度。兎も角今日も明日もあまり無理をしないように過ごすとしよう。

2019年9月27日金曜日

またやってしまった

昨日は予告した通り奥多摩の棒ノ嶺に出かけた。天気は少し曇りがちではあったが、却って暑すぎずハイキングには最適だった。しかし出だしから行き違いが多くてとんでもない事になってしまった。先ず交通機関のこと、飯能駅には8:10間には着いたものの、8:52までバスがない。已む無く新聞を読みながら時間を潰したのだが、このバスは棒ノ嶺登山口のさわらびの湯には立ち寄らない。大分先の終点まで行ってそれを知ることになった。

終点名郷の近くにも棒ノ嶺と似たような山あるが、バスが10分ほどで折り返すとのことだったので、再び名栗湖近くの停車場まで引き返した。ウィークデイは客が少ないから仕方ないのだろう。登山口に着いたのは大凡9:30、標高は969mと決して高くないが、地図上のコースすタイムは2時間10分。前半は白谷沢と言う沢登りでこれが結構きつい。特に昨日は前後に人影が無いので相当慎重にならざるを得ない。

この沢を登りきると今度は急登が待っている。結局2時間45分かけてやっと山頂に到着。山頂で地元飯能市のハイカーと写真を撮りあったりして仲良くなり、帰り道について相談に乗ってもらった。彼がアドバイスしてくれたのは、渓谷を降らず、途中から脇道に降りて林道を行けば危険は少ないと思いますよ、とのこと。このアイディアに飛びついて林道に出たのは良いが、これが曲者。右にウロウロ左にウロウロ、電話が繋がる場所を見つけて日帰り入浴を予約していた旅館に電話をしても要領を得ない。

こんなところに降るバカはいないのだろう。消防の電話番号を教えてもらったので電話をすると、最初歩き始めた右方向が正解らしい。しかも旅館まではここから約6キロもあるとのこと。がっくり来たが歩くしか無い。秋の日は短く何やら夕闇が迫ってきた。一応ヘッドランプはあるのでそろそろ取り出そうかと思ったら、まさにその時1台のトラックが降りてきた。慌てて手を上げてヒッチハイクの申込み。運転していたのはこの先で道路工事をしていた建設会社の社員1名。

ややこしいことは言わずに引き受けてくれたのは正にに地獄で仏の思いだった。
6キロと言えば、どんなに急いでも1時間以上の距離。工事会社の青年は消防団にも所属しているので遭難事件の度に招集が来るらしい。「最近結構ありますよ。あまり甘く考えないほうが良いですよ。」と説教されて、仰ることが身にしみた。日帰り入浴料は1600円と高いが、大松閣なるこの旅館なかなかなものだった。

2019年9月25日水曜日

腐臭紛々

正直なところ法律とか政治についてまともに勉強したことが無いくせに、時々知ったかぶりで政権批判をしているのは汗顔の至りではある。昨今の世界情勢を見ていると英国では政権トップのジョンソン首相が最高裁判所から「女王に嘘を言って議会を休会させたことは違法」と断じられた。アメリカのトランプ大統領は野党民主党から「ウクライナ大統領に次期大統領選民主党候補者の息子が関与している企業の調査をするよう圧力をかけたことは違法」として弾劾手続きに進むと言われている。

韓国政治制度の違いは分かりにくいが、兎に角行政を支配する大統領府と司法の絶対的権力を握っていると言われる検察庁が司法大臣の就任を巡って何やらきな臭い争いをしている。韓国に限らず外国の事情は断片的な情報だけで今後の成り行きなど即断はできかねる。しかし、この3カ国だけ見ても民主主義の原則は権力の集中を排除する仕組みにあり、それが一応機能しているように思える。日本も憲法で三権分立が保証されているので権力は一箇所に集中しないはずである。

しかし実態は大分異なり、司法が内閣に依って恣意的に差配されているのはご承知の通りで、民主主義国と言えない状態が続いている。勢いに乗じた安倍政権はつい怖いもの知らず、恥も外聞も投げ捨ててネトウヨ内閣を編成。マスコミも手を拱いている中、憲法改正工作に乗り出しているそうだ。腐臭紛々たるこの内閣の動きを止めることは誰にも出来ないのだろうか?今週は国連総会の週で各国の首脳がニューヨークに集まっている。

中で最も注目を浴びているのは、フランスの若き大統領のマクロン氏と身体もかなり弱り所属政党が弱体化して引退を目前にしているドイツのメルケル首相の二人だろう。彼らの中東和平に関する努力に対する一般的評価はいざ知らず、その真剣さには頭が下がる。比較して我が国の政治家共、さも活躍しているかのように日本マスコミは提灯持ちをしているが、その無意味さ、役得でタダ旅行をして税金を無駄遣いしているに過ぎない。

こんなことばかり書き綴っていると、バカバカしいと言うより虚しく思えてくる。秋晴れが明日も続くらしいので近くの里山にでも出かけ、腐臭を落としてきれいな空気を吸うことにしたい。

2019年9月24日火曜日

無料健康診断

自宅には樹木が1本も無いにも関わらず、不思議なことに我が家の玄関先はゴミの吹き溜まりになる。一昨日、昨日にかけて襲った台風17号の影響の雨と強風で、毎度のことで仕方がないが今朝も家の前がなんとも汚らしい。已む無く朝飯前の5時台に箒をもって掃除、チョチョイとしたつもりが15分以上掛かってしまった。単身ゆえにこのように雑用があるのも健康上悪いことではないかもしれぬ。

朝食の後で3ヶ月に一度通っている掛りつけ医に行ってきた。先日の健康診断結果の判定と痛風予防の薬を処方してもらうためである。健康診断結果は既に郵送されてきているので改めて聞くほどのものではないが、これも町医者の営業補助のようなものだから毎年几帳面に聞くことにしている。開業時刻9時ジャストに行ったが、待合室は満席状態。3分診療を済ませるの丁度1時間を要し、更に薬局を経て帰宅すると10時半、思うのは医者に行くことは運動にもなるので健康的だが、医者の言うことは健康維持にあまり有効とは言えない。

掛かりつけの先生はいつも「もう少し数値が上がれば透析ですよ」とか脅し文句がお得意だ。薬局の薬剤師は新顔の青年で「尿酸値が高いのですか?」と聞いてくる。「いや、全く安定していますよ。前立腺がんの関係で通っている日大病院の医師からは、もう服用の必要は無いと思います、と言われているくらいです。」と答えると、「そうですか、それならあと暫くで先生もそう仰るかもしれませんね。」と複雑な表情を浮かべていた。医療費と薬代合わせて730円、1年に4回行くことになるので年間では2920円。後期高齢者補助は9割なので、税金が2万7千円程負担している勘定だ。

今日の医者でもそうだったが、客の大部分は高齢者、日本の高齢者人口は既に3500万人を超えている。医療費負担の割合に少しの違いはあるだろうが、何十兆円の単位になることだけは確かだ。これを税金の無駄遣いと考えるか、或いは医療を通した経済活性化のための財政支援と考え方もあるかもしれぬ。勿論老人を粗末にしたほうが良いなんて思っている訳ではない。しかし、税金の医療費負担の増大を漫然と見過ごすのも芸が無さ過ぎはしないだろうか?

政府は高齢者の医療費負担率を上げること検討中のようだが、その前に医師連や薬業界は反対するだろうが、高齢者の無料健康診断は廃して、有料化するとか、5年10年に1回にするとかのほうが先のように思った。健康診断を一切受けない友人もいることだし。

2019年9月22日日曜日

なんとなく生きている

先週久しぶりに会った友人に薦められた映画でも観ようかと、昨日の昼これまた久しぶりに池袋の映画館に行ってみると映画館が閉まっている。こりゃ不思議とは思ったが仕方無しに日比谷まで行くと、今度は上映が17時とのこと、年寄りには遅すぎる。結局映画は諦めて書店で「月刊文藝春秋」10月号を購入して帰ってきた。いつも立ち読みで済ませていたこの雑誌を買うのも久しぶり。改めて落ち着いて読んだが結構面白い。

一番面白く感じたのは巻頭随筆に掲載されていたあるタイ人のもの。この人物IT系の技術者らしい。正確に書き写すとカラーヌワット・タリン氏(人文学オープンデータ共同利用センター特任研究員)とある。この方が書いているのが「AIでくずし字を読む」である。タイ人が日本の漢字を読むだけでも大変だと思うが、態々昔の毛筆で書かれたくずし字に挑戦したか実に不思議だ。
ご本人は早稲田大学での大学院で源氏物語など日本の古文専攻されていたらしい。

天は二物はおろか何処かの誰かのように一物も与えられない者もいるのに、この方はきっと才能が豊かで、外国である日本に留学、結果的にIT系に進まれて、嘗ての苦労を思い出し、科学技術と文学双方を見事に融合されたのだろう。しかもその成果はご本人によれば完璧とは言えないようだが、既にアルゴリズム(計算手順)は完成して、ウェブ上でのサービス開始が迫っているそうだ。天から一物も与えられなかった口なので「AI」と聞いてもお化けのような存在に等しいが、囲碁でさえ既にプロ棋士の才能を凌ぐとさえ言われる昨今である。

俄に信じがたいが、きっとまともな話だろう。と言うのはもう大分前になる、中学時代の友人を思い出した。彼も仕事をリタイアしてから現役時代とは全く関係のない学習院大学文学部に通い始めた。その話を聞いた時は一体何を考えているのか不思議に思ったものだ。しかし、やがて4年生大学を卒業後、「君の曽祖父の事跡を記録した文書が在ったので。」と江戸末期に松代藩に在籍した曽祖父の事跡を発見して活字に訳して持参してくれたことがあった。

彼は老後の趣味として、郷里北信濃の塩の道を研究したかったとのこと。そう言えば昨日寄った書店に、誰が書いたか知らぬが「無駄に生きるな」と言う本が平積みされていたのを思い出した。昨日は意味が分からなかったが、毎日をなんとなく過ごす老人への警告であったかもしれぬ。

2019年9月20日金曜日

藪の中

「藪の中」なる言葉がある。長野の田舎での筍狩りや志賀高原の横手山や上信国境の四阿山からの降り道で身の丈を超す藪くぐりをしたことがあるが、藪の中は気をつけていても方向感覚が狂ってしまう。普通は藪の中になんぞ入らぬものだが、大体筍狩りとか道探しのような目的を持って入るので、思い込みが先立ってしまうからだろう。山での遭難もどきは辛うじて脱出できて今がある。

今朝の新聞記事を見て思った「藪の中」を書きたい。

各紙が取り上げている「東電会長ら旧経営陣3人に無罪判決 原発事故で強制起訴」これってどういうことだろうう?事故発生はご承知の通り8年も前の3月のこと。東電の原発が壊れて福島県界隈に甚大な損害を及ぼし、未だに被害が収束していないのはご案内の通り。この事故の責任者として東電の経営トップ3人が槍玉に上がったのは知っている。しかし、この事故の責任を僅か3人に押し付けて済む問題だろうか。

10数年に亘った先の戦争責任を、それこそ数百人か千人のオーダーになったか知らぬが、戦争犯罪者として敵国の裁判に任せて殺した。このことに似ているような気がしてならぬ。今回無罪宣告でホッとしているであろう元東電の最高経営責任者たち。重なって見えるのは、罪は明白だったがある日突然無罪釈放され巣鴨の拘置所からから開放された戦前の満州経営者だった岸信介氏や大蔵大臣の賀屋興宣氏達のこと。

強制起訴とか検察審査会と言う司法の仕組みも難しすぎて理解できない。丁度極東裁判の仕組みを理解できないのと似たようなことだ。日本人が過去の戦争を一向に反省しないように、責任者不在のまま原発そのものに対する反省が行われないのも似たようなことだろう。