2019年9月24日火曜日

無料健康診断

自宅には樹木が1本も無いにも関わらず、不思議なことに我が家の玄関先はゴミの吹き溜まりになる。一昨日、昨日にかけて襲った台風17号の影響の雨と強風で、毎度のことで仕方がないが今朝も家の前がなんとも汚らしい。已む無く朝飯前の5時台に箒をもって掃除、チョチョイとしたつもりが15分以上掛かってしまった。単身ゆえにこのように雑用があるのも健康上悪いことではないかもしれぬ。

朝食の後で3ヶ月に一度通っている掛りつけ医に行ってきた。先日の健康診断結果の判定と痛風予防の薬を処方してもらうためである。健康診断結果は既に郵送されてきているので改めて聞くほどのものではないが、これも町医者の営業補助のようなものだから毎年几帳面に聞くことにしている。開業時刻9時ジャストに行ったが、待合室は満席状態。3分診療を済ませるの丁度1時間を要し、更に薬局を経て帰宅すると10時半、思うのは医者に行くことは運動にもなるので健康的だが、医者の言うことは健康維持にあまり有効とは言えない。

掛かりつけの先生はいつも「もう少し数値が上がれば透析ですよ」とか脅し文句がお得意だ。薬局の薬剤師は新顔の青年で「尿酸値が高いのですか?」と聞いてくる。「いや、全く安定していますよ。前立腺がんの関係で通っている日大病院の医師からは、もう服用の必要は無いと思います、と言われているくらいです。」と答えると、「そうですか、それならあと暫くで先生もそう仰るかもしれませんね。」と複雑な表情を浮かべていた。医療費と薬代合わせて730円、1年に4回行くことになるので年間では2920円。後期高齢者補助は9割なので、税金が2万7千円程負担している勘定だ。

今日の医者でもそうだったが、客の大部分は高齢者、日本の高齢者人口は既に3500万人を超えている。医療費負担の割合に少しの違いはあるだろうが、何十兆円の単位になることだけは確かだ。これを税金の無駄遣いと考えるか、或いは医療を通した経済活性化のための財政支援と考え方もあるかもしれぬ。勿論老人を粗末にしたほうが良いなんて思っている訳ではない。しかし、税金の医療費負担の増大を漫然と見過ごすのも芸が無さ過ぎはしないだろうか?

政府は高齢者の医療費負担率を上げること検討中のようだが、その前に医師連や薬業界は反対するだろうが、高齢者の無料健康診断は廃して、有料化するとか、5年10年に1回にするとかのほうが先のように思った。健康診断を一切受けない友人もいることだし。

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