暦の上では今日から秋、しかしテレビでは毎日のように高齢者の熱中症死亡事故が報道されている。この暑さだから仕方ないかもしれぬが何とか、その範疇に入らぬようしたいものだ。そこで昨日は年に一度の後期高齢者の健康診断に行ってきた。先月の中旬に案内状が届いて、期間が8月1日から11月30日までとなっていた。確か昨年も早めに行った記憶があったので今年も同様が良かろうと思った次第。朝食抜きで受診となっているので朝一の9時に掛かりつけ医を訪問。
今年は心電図測定が無い年だそうだ。尿や血液の検査結果はを聞くのは数週間先になるが、身長、、体重、血圧だけは昨年とほぼ変わらず。特に変わったことはしていないので当たり前かもしれぬ。むしろ久し振りのお医者さんの方が少し様子が変わった感じがした。この先生(女医さん)は昔通っていた池袋のジムで毎週土日の開門前にエレベーター前で顔を合わせていた仲で、当時こちらはプール、先生はジムに向かっていた。「先生、相変わらずジムに行っていらっしゃいますか?」と聞くと。
「行ってはいるのですけど、膝が痛くなってジムはやめて、プールで特別指導を受けてやっと泳げるようになりました。」とのこと。こちらの方が少し年が上だと思うが、こちらは水泳をやめて専ら歩行訓練に徹して、時に山などの行くのに対し、先生は真逆のようで面白い。帰宅して遅い朝食兼昼食を摂って暫くすると、玄関からピンポーンと呼び鈴が鳴る。今頃誰かと思うと、民生委員のHさん、すぐには思いだせなかった。それもその筈、1年振りのお越しとのこと。
プレゼントに「肌に爽やかクールタッチの涼感タオル」と<熱中症:思い当たることはありませんか?>4色裏表に熱中症患者の半数は高齢者ですとして丁寧に注意事項イラスト入りで書かれている。普段この手のチラシは読まずに捨てるが、昨日は折角タオルまで頂戴したので丁寧に読んだ。書かれている注意の殆どは実行しているが、先日来気になっているのは日傘のこと、今のところ買う気にはなっていないが、今年は凌いでも来年の夏生きていたら買うかもしれぬ。
2019年8月8日木曜日
2019年8月7日水曜日
読後感「三体」劉 慈欣 著
SF小説が特に好きということも無いが、書店で大量に平積みされているのでつい読んでみたくなった。2006年と言うからも大分前に中国で発売され、その後英語圏で翻訳されるや数多くの賞を獲得したとのこと。アメリカの前大統領バラクオバマ氏が「とにかく スケール が ものすごく大きく て、読むのが楽しい。これに比べ たら議会 との日々の軋轢 なんか ちっぽけなことで、くよくよする必要はないと思えてくるのも本書を楽しんだ理由の一つ。」と語ったそうだから。本書の面白さもうかがえるし、オバマ氏の知的水準も大したものだ。
何しろ450頁のボリュウームなので読了まで相当時間が掛かった。SF作品の特徴かもしれぬが、主人公が数人いるが、彼等が時空を超えて飛び回るのだ。しかもそれが時には敢えてバーチャル世界に飛び込んだり天文科学分野に話及ぶので、余程しっかり読み終えた部分を記憶していかねばならない。しかも著者のか科学的知識にはとても及ばないので、勝手に想像しなければならないところもある。正直に言えば年寄りには少し荷が重かった。
著者は本書のあとがきでは河南省となっているが、WIKIでは山西省何れにしても電気も通っていない片田舎の出身ようだ。1963年生まれで本職は発電所のコンピュータ管理をするエンジニアとのこと。内容は紹介し切れないほどボリュームがあり、ことは文化大革命の実相から現代科学の発展を経て、人類の未来に至る洞察に基づいて発想された一大娯楽作品であるのは間違いない。本書は最近早川書店から発売されて評判になっているが、日付が分からないが既に日本でも翻訳本は発売されていたようだ。
それをSF作家であり、数多くの翻訳もこなした経験を持つ大森氏が当初の翻訳本と英語版からの翻訳をしながら完成させたのが本書とのこと。あとがきに詳しく書いてあるので、関係者全員に敬意を表するために出版に関係した全員の名前を下記に紹介して簡単だけれど読後感に代えたい。
立原 透耶 (監修), 大森 望 (翻訳), 光吉 さくら (翻訳), ワン チャイ (翻訳)
何しろ450頁のボリュウームなので読了まで相当時間が掛かった。SF作品の特徴かもしれぬが、主人公が数人いるが、彼等が時空を超えて飛び回るのだ。しかもそれが時には敢えてバーチャル世界に飛び込んだり天文科学分野に話及ぶので、余程しっかり読み終えた部分を記憶していかねばならない。しかも著者のか科学的知識にはとても及ばないので、勝手に想像しなければならないところもある。正直に言えば年寄りには少し荷が重かった。
著者は本書のあとがきでは河南省となっているが、WIKIでは山西省何れにしても電気も通っていない片田舎の出身ようだ。1963年生まれで本職は発電所のコンピュータ管理をするエンジニアとのこと。内容は紹介し切れないほどボリュームがあり、ことは文化大革命の実相から現代科学の発展を経て、人類の未来に至る洞察に基づいて発想された一大娯楽作品であるのは間違いない。本書は最近早川書店から発売されて評判になっているが、日付が分からないが既に日本でも翻訳本は発売されていたようだ。
それをSF作家であり、数多くの翻訳もこなした経験を持つ大森氏が当初の翻訳本と英語版からの翻訳をしながら完成させたのが本書とのこと。あとがきに詳しく書いてあるので、関係者全員に敬意を表するために出版に関係した全員の名前を下記に紹介して簡単だけれど読後感に代えたい。
立原 透耶 (監修), 大森 望 (翻訳), 光吉 さくら (翻訳), ワン チャイ (翻訳)
2019年8月6日火曜日
永遠の敗戦
真夏の暑さはどうしても8月15日の敗戦の思い出に繋がる。今日は広島に原爆が投下された日、そして9日が長崎と続く。当時は既に5歳で幼稚園に通っていたが、夏休みであったせいだろうか原爆投下のニュースを聞いた記憶がない。記憶にあるのは日付までは覚えていないが、この頃長野市内にも深夜に空襲警報が発せられ、母や祖母たちに連れられ市内北の山裾、しぐれ沢なる所まで避難したことだけ覚えている。
後は終戦の詔勅が発せられた15日の光景だ。晴れた空と座敷で泣き崩れていた母と祖母と叔母。その後暫くは敗戦国民として人並みの苦労は経験してきた。しかし小生も齢既に78、敗戦という言葉さえ意味を知らない年齢の人が多い昨今だ。後から知ることになったが、当時日本は世界平和に著しい損害を与えた国家として、連合国側から厳しい制裁を受けていた。占領軍司令官マッカーサー氏は「日本をアジアの最貧民国に落とす」と明言していたそうだ。これは国民生活の万般に及んでいたが、敗戦後5年目、昭和25年に朝鮮戦争が勃発することで風向きが変わった。
アメリカのご都合主義は今と変わらず、共産主義に対抗するためには占領国日本の協力が欠かせないことになってしまった訳だ。この朝鮮戦争が長引いたことで日本は思いもかけず命拾いをしたような格好になったとは言え、連合国側と真の和解が成立しているかどうかは怪しいものだ。
何故ならば、アメリカのご都合主義のお陰で今や日本はアジアの最貧国ではないが、独立主権国家としての国際的地位や名誉が果たして復活しているのだろうか。大いに疑問を感じる人も少なくあるまい。日本は一時アメリカの経済学者から経済大国と 持ち上げられたことさえある。しかしその時、アメリカ国内には猛烈な反発が生じたと思う。結局1989年を最後に日本はデフレ不況のどん底に突き落とされ、以来貧国への道を辿り続けている。
日銀と現政権は今やデフレで無いから、失われた20年と言い張るがとんでもない。間違いなく30年間デフレは続いている。今年の3月日本経済新聞が発表した「ニッポンの賃金」に依れば1997年を100とした場合、2017年の先進諸国の賃金は、伸びが最低のドイツでさえ155%、英米などは180%、日本だけがマイナスの約90%。国民が政府になめられていることは、トヨタなど国際企業の賃金動向を見れば一目瞭然だ。
トヨタ自動車はアメリカに生産拠点を移し、現地で約13万人を雇用している。アメリカトヨタの労働者の賃金は間違いなく増え続けているのに、日本トヨタの社員の給料は減り続けている。これを問題視する人の少ないのが不思議でならぬ。故に前回の選挙でれいわ維新に清き2票を投じた訳だ。
後は終戦の詔勅が発せられた15日の光景だ。晴れた空と座敷で泣き崩れていた母と祖母と叔母。その後暫くは敗戦国民として人並みの苦労は経験してきた。しかし小生も齢既に78、敗戦という言葉さえ意味を知らない年齢の人が多い昨今だ。後から知ることになったが、当時日本は世界平和に著しい損害を与えた国家として、連合国側から厳しい制裁を受けていた。占領軍司令官マッカーサー氏は「日本をアジアの最貧民国に落とす」と明言していたそうだ。これは国民生活の万般に及んでいたが、敗戦後5年目、昭和25年に朝鮮戦争が勃発することで風向きが変わった。
アメリカのご都合主義は今と変わらず、共産主義に対抗するためには占領国日本の協力が欠かせないことになってしまった訳だ。この朝鮮戦争が長引いたことで日本は思いもかけず命拾いをしたような格好になったとは言え、連合国側と真の和解が成立しているかどうかは怪しいものだ。
何故ならば、アメリカのご都合主義のお陰で今や日本はアジアの最貧国ではないが、独立主権国家としての国際的地位や名誉が果たして復活しているのだろうか。大いに疑問を感じる人も少なくあるまい。日本は一時アメリカの経済学者から経済大国と 持ち上げられたことさえある。しかしその時、アメリカ国内には猛烈な反発が生じたと思う。結局1989年を最後に日本はデフレ不況のどん底に突き落とされ、以来貧国への道を辿り続けている。
日銀と現政権は今やデフレで無いから、失われた20年と言い張るがとんでもない。間違いなく30年間デフレは続いている。今年の3月日本経済新聞が発表した「ニッポンの賃金」に依れば1997年を100とした場合、2017年の先進諸国の賃金は、伸びが最低のドイツでさえ155%、英米などは180%、日本だけがマイナスの約90%。国民が政府になめられていることは、トヨタなど国際企業の賃金動向を見れば一目瞭然だ。
トヨタ自動車はアメリカに生産拠点を移し、現地で約13万人を雇用している。アメリカトヨタの労働者の賃金は間違いなく増え続けているのに、日本トヨタの社員の給料は減り続けている。これを問題視する人の少ないのが不思議でならぬ。故に前回の選挙でれいわ維新に清き2票を投じた訳だ。
2019年8月5日月曜日
無責任時代
日韓の貿易トラブルに関して連日マスコミが取り上げているが、国内外で取り上げるべき報道が余程少ないと見える。そんな筈は無いだろう。例えばかんぽ生命の不正取引事件はこのまま「ごめんなさい」で済ましていい事件ではない筈だ。あの小泉・竹中二人組でもたらされた郵政改革とは一体何だったのか。最近テレビカメラの前で形ばかりの謝罪をした三人組の経歴を調べれば一目瞭然、民間銀行から天下ったビジネスマンである。
ここからは経済評論家荻原博子氏の受け売りになるが、本来郵便事業はユニバーサルサービスであり、民間銀行のように機械化が進むからと言って店舗の統廃合何ぞ簡単にできる話ではない。事業が赤字なるのは仕方がない。この赤字を保険と貯金でカバーすべく、トップに据えたのが先の面々。民間企業で尻を叩かれ育って、ノルマ性罪悪については百も承知の筈が、喉元過ぎれば何とやらの譬え通り。
嘗ての公務員にノルマ制で鞭を当てた。大体民営化前から郵便局の不祥事は多かったそうだ。僻地に行けば郵便局員の信用は絶大、そこにノルマ云々の圧力が加わるのだから後は一瀉千里、不祥事が発生しない方が不思議なくらい。今のところ十数万件の事案なんて言っているが、これがどこまで広がるか誰にも見当がつかぬのだろう。それが証拠に3000万件の悉皆調査なんて話も出たりしている。トップが責任を感じていないのは顔を見ての通り。進駐軍だから他人事なのだ。
荻原氏に言わせると、これから投入されることになるであろう税金の額は予想がつかぬとのこと。要するに郵政改革なるものに関して改めて見直す必要があるみたいだ。財務省の一件も二件も三件も誰一人責任を取る人間がいない。これが現在の日本の姿。追及すべきマスコミはすっかり毒饅頭どころか、薬でも一服盛られた感じで、声一つ上げない。今夜あたりは円高株安で、少しバタバタするかもしれぬが、本質的な責任問題に発展することはあるまい。
消費税増税やオリンピック終了を待たずに、我が国の経済がおかしくなりそうなことはボケ老人でも予想できる。何を考えているか分からぬが、韓国イジメで威勢のいいことを言っても、我が国の経済に良いことは一つもあるまい。安倍総理閣下、八方塞で自棄になっているのではと心配しているよ。
ここからは経済評論家荻原博子氏の受け売りになるが、本来郵便事業はユニバーサルサービスであり、民間銀行のように機械化が進むからと言って店舗の統廃合何ぞ簡単にできる話ではない。事業が赤字なるのは仕方がない。この赤字を保険と貯金でカバーすべく、トップに据えたのが先の面々。民間企業で尻を叩かれ育って、ノルマ性罪悪については百も承知の筈が、喉元過ぎれば何とやらの譬え通り。
嘗ての公務員にノルマ制で鞭を当てた。大体民営化前から郵便局の不祥事は多かったそうだ。僻地に行けば郵便局員の信用は絶大、そこにノルマ云々の圧力が加わるのだから後は一瀉千里、不祥事が発生しない方が不思議なくらい。今のところ十数万件の事案なんて言っているが、これがどこまで広がるか誰にも見当がつかぬのだろう。それが証拠に3000万件の悉皆調査なんて話も出たりしている。トップが責任を感じていないのは顔を見ての通り。進駐軍だから他人事なのだ。
荻原氏に言わせると、これから投入されることになるであろう税金の額は予想がつかぬとのこと。要するに郵政改革なるものに関して改めて見直す必要があるみたいだ。財務省の一件も二件も三件も誰一人責任を取る人間がいない。これが現在の日本の姿。追及すべきマスコミはすっかり毒饅頭どころか、薬でも一服盛られた感じで、声一つ上げない。今夜あたりは円高株安で、少しバタバタするかもしれぬが、本質的な責任問題に発展することはあるまい。
消費税増税やオリンピック終了を待たずに、我が国の経済がおかしくなりそうなことはボケ老人でも予想できる。何を考えているか分からぬが、韓国イジメで威勢のいいことを言っても、我が国の経済に良いことは一つもあるまい。安倍総理閣下、八方塞で自棄になっているのではと心配しているよ。
2019年8月3日土曜日
暑気払い
昨夜、娘夫婦と暑気払いとしゃれ込んだ。久し振りの和食懐石で料理は美味かったが、最近の酒量は生ビール中ジョッキ1杯と冷酒1合で十分。娘夫婦は未だ47歳、飲酒の量が半端ではない。特に冷酒をグラスで何杯も明けるのを見て「よく飲めるな」と半ば感心して言うと「お父さんも若い頃を思い出してよ」と反論されてしまった。孫も一緒できれば良かったが、彼等はそれなりに忙しいらしい。そんな話を聞きながら盛り上がったから結構な暑気払いだったと思う。
新宿のビル内で冷房の効いた店に4時間以上居続けたのですっかり冷えてしまったが、帰宅すれば元の木阿弥汗だくで、改めてシャワーを浴びて寝床に入ったら既に11時を回っていたお陰でぐっすり眠れた。毎朝トマトを1個食する習慣にしているが、今朝はいつものマヨネーズでなく、塩を振りかけただけにした。これが意外と美味かったので当分はこれにしようと思ったりしている。
暑気払いをしたからとて天気が涼しくなるはずも無いが、寒さに比べれば暑さは凌ぎやすいが、暫くは日中の外出を控えた方が良さそうだと思い、これまで家でパソコンで遊んでいた。屋内の風通しを良くして、裸に近い格好でいれば日中でも1階は何とか凌げる。ただ、パソコンを置いている2階は日当たりが良すぎてエアコン無しには過ごせない。今も窓にカーテンを引いてエアコンを掛けています。間もなく午後4時、今までずっと引きこもり状態だったので早めにブログをアップして、1万歩目標の散歩に出かけ、外で早めの夕食を食べてこようと思っているところです。
新宿のビル内で冷房の効いた店に4時間以上居続けたのですっかり冷えてしまったが、帰宅すれば元の木阿弥汗だくで、改めてシャワーを浴びて寝床に入ったら既に11時を回っていたお陰でぐっすり眠れた。毎朝トマトを1個食する習慣にしているが、今朝はいつものマヨネーズでなく、塩を振りかけただけにした。これが意外と美味かったので当分はこれにしようと思ったりしている。
暑気払いをしたからとて天気が涼しくなるはずも無いが、寒さに比べれば暑さは凌ぎやすいが、暫くは日中の外出を控えた方が良さそうだと思い、これまで家でパソコンで遊んでいた。屋内の風通しを良くして、裸に近い格好でいれば日中でも1階は何とか凌げる。ただ、パソコンを置いている2階は日当たりが良すぎてエアコン無しには過ごせない。今も窓にカーテンを引いてエアコンを掛けています。間もなく午後4時、今までずっと引きこもり状態だったので早めにブログをアップして、1万歩目標の散歩に出かけ、外で早めの夕食を食べてこようと思っているところです。
2019年8月2日金曜日
仮初の宗主国
既に8月、酷い暑さは当たり前かもしれぬ。1か月前が異常に涼し過ぎただけと思うしかない。異常と言えば、日本よりはるか北に当たるドイツやシベリアの森林火災に比べれば日本は未だ異常とは言えないかもしれぬ。焼失面積が覚えきれないほどの広さで、原状復帰はどんなに努力しても最低100年は要するらしい。SF小説ではないが、地球が得体のしれない魔物に襲われているような気がしてきた。
ここ1、2年毎朝海外ニュースを観続けているせいか、日本は太平洋の端に浮かぶ小さな島国であって、そういった魔物の目にも止まらず、ある意味で幸せだと思っている。同じような条件の国を挙げれば台湾だろう。しかし台湾は香港と同様、中国との関係が微妙で、独立主権国家とは言い難い。国民は否応なしにある種の政治的判断やときには決断を求められる。日本国民には強い政治的プレッシャーは皆無に近い。選挙の投票率が低いのも当然かも。
アメリカの無法な占拠でやや属国に近い扱いに泣かされていることは否定できないが、日本を占領状態においているアメリカ軍は、いざとなれば武力鎮圧も辞さずと言える程強力ではあるまい。自衛隊がもう少しましになれば、逆にアメリカ軍を追い払うことだって不可能ではあるまい。幸か不幸か、戦後70数年日米安保条約の下、日本政府は常にと言っていいほどアメリカに従順であって、香港が本国政府に対するように仮初の宗主国アメリカに楯突いたことは無い。
実に結構なことではあるが、ここに来てアメリカの大統領がトランプ氏になったことで少し複雑な要素が幾つか出現している。一つはアメリカがペルシャ湾で対イラン牽制のため多国籍軍を編成するからと協力の要請、も一つは似たような立場にある韓国との外交がぎくしゃくし始めたこと。前者については今朝の毎日新聞が「自衛艦を派遣せず」と書いたとの話もあるが、果たしてどうなるか。後者は、今夜アメリカが仲裁に入ると報じられてはいるが、諸般の報道からは難しそうな雰囲気。他には核弾頭持ち込みの可能性もある。
共にどうなるか分からないが、今後宗主国モドキのアメリカに対し、日本の主権をどこまで主張できるのか見守りたい。
ここ1、2年毎朝海外ニュースを観続けているせいか、日本は太平洋の端に浮かぶ小さな島国であって、そういった魔物の目にも止まらず、ある意味で幸せだと思っている。同じような条件の国を挙げれば台湾だろう。しかし台湾は香港と同様、中国との関係が微妙で、独立主権国家とは言い難い。国民は否応なしにある種の政治的判断やときには決断を求められる。日本国民には強い政治的プレッシャーは皆無に近い。選挙の投票率が低いのも当然かも。
アメリカの無法な占拠でやや属国に近い扱いに泣かされていることは否定できないが、日本を占領状態においているアメリカ軍は、いざとなれば武力鎮圧も辞さずと言える程強力ではあるまい。自衛隊がもう少しましになれば、逆にアメリカ軍を追い払うことだって不可能ではあるまい。幸か不幸か、戦後70数年日米安保条約の下、日本政府は常にと言っていいほどアメリカに従順であって、香港が本国政府に対するように仮初の宗主国アメリカに楯突いたことは無い。
実に結構なことではあるが、ここに来てアメリカの大統領がトランプ氏になったことで少し複雑な要素が幾つか出現している。一つはアメリカがペルシャ湾で対イラン牽制のため多国籍軍を編成するからと協力の要請、も一つは似たような立場にある韓国との外交がぎくしゃくし始めたこと。前者については今朝の毎日新聞が「自衛艦を派遣せず」と書いたとの話もあるが、果たしてどうなるか。後者は、今夜アメリカが仲裁に入ると報じられてはいるが、諸般の報道からは難しそうな雰囲気。他には核弾頭持ち込みの可能性もある。
共にどうなるか分からないが、今後宗主国モドキのアメリカに対し、日本の主権をどこまで主張できるのか見守りたい。
2019年8月1日木曜日
これが忖度
東京は、昼間の気温では内陸部程には上がらぬようだが、夜は他のどこより気温が高いとのこと。即ち、不夜城の江戸は夜になっても気温が下がらぬらしい。言われて見るとその通りだと思う。昼間余程しっかり汗でもかいておかないと睡眠不足になってしまうとのこと。幸い寝ることだけは得意なので、今のところ睡眠障害の恐れはない。今日も朝から相当に暑かった。冷房の電気代節約の意味もあり、午前中から国会図書館に行ってきた。
読書すべき本は持参したが、ここに来た以上はここでしか読めないものをとの思いで「月刊文藝春秋」1950年8月号を少し読んでみた。朝鮮戦争が始まったばかりで、金日成と李承晩を巡る今後の予想とか面白い読み物が沢山あったが、マスコミ関連で興味深い読み物が巻頭随筆にあったので紹介したい。筆者は池松文雄氏、もちろん知らない人だが当時は毎日新聞社論説委員の肩書で随筆を書いている。
タイトルは「書けなかった特ダネ」昭和16年の秋。近衛内閣が退陣して東条内閣になって暫くしてのこと。いわゆる開戦前夜である。池松氏が地下鉄で銀座から渋谷方面に向かっていた時である。虎ノ門で停車した際、ドアのところに黒い人影があり、ちょっと躊躇した気配を感じて目を上げると背広に大きな風呂敷包みを抱えた紳士が「やあ、暫く」と言って隣に座った。それが山本五十六氏。時の連合艦隊司令長官、供一人付けずに持っているのは明らかに軍服らしい。
池松氏は10年前に海軍省を担当していて、山本氏の自宅には何度も夜討ちした経験がある周知の間柄。山本氏もまさかこんなところで新聞記者に会うとは、一瞬思ったようだ。当時海軍は敵の目を欺くため、東京にわざと水兵を大勢上陸させたりしていた。もちろん山本司令長官の所在は秘中の秘。池松氏としては聞きたいことは山ほどあったが、何も聞かず僅か10分足らず、長官の「身体に気を付けて」が最後で、会ったことは言うなよとも言われず別れてしまった。池松氏も勿論会ったことを誰にも言わなかった。
として山本氏の思い出をいくつか書いている。その一つが山本氏の眼光の話。山本氏のことを「眼光炯々」と評する向きがあるが、私はそう思わない。むしろやや濁った眼で少しうつむき加減にこちらを見ている。他に同じような目つきの人を政治家で一人だけ知っている。とだけ書いている。知らぬ仲ではないので「自宅までお供させてください」と言えなくは無かったが、ひょっとすると家族と最後の夜かもしれぬと黙って別れたのだそうだ。
読書すべき本は持参したが、ここに来た以上はここでしか読めないものをとの思いで「月刊文藝春秋」1950年8月号を少し読んでみた。朝鮮戦争が始まったばかりで、金日成と李承晩を巡る今後の予想とか面白い読み物が沢山あったが、マスコミ関連で興味深い読み物が巻頭随筆にあったので紹介したい。筆者は池松文雄氏、もちろん知らない人だが当時は毎日新聞社論説委員の肩書で随筆を書いている。
タイトルは「書けなかった特ダネ」昭和16年の秋。近衛内閣が退陣して東条内閣になって暫くしてのこと。いわゆる開戦前夜である。池松氏が地下鉄で銀座から渋谷方面に向かっていた時である。虎ノ門で停車した際、ドアのところに黒い人影があり、ちょっと躊躇した気配を感じて目を上げると背広に大きな風呂敷包みを抱えた紳士が「やあ、暫く」と言って隣に座った。それが山本五十六氏。時の連合艦隊司令長官、供一人付けずに持っているのは明らかに軍服らしい。
池松氏は10年前に海軍省を担当していて、山本氏の自宅には何度も夜討ちした経験がある周知の間柄。山本氏もまさかこんなところで新聞記者に会うとは、一瞬思ったようだ。当時海軍は敵の目を欺くため、東京にわざと水兵を大勢上陸させたりしていた。もちろん山本司令長官の所在は秘中の秘。池松氏としては聞きたいことは山ほどあったが、何も聞かず僅か10分足らず、長官の「身体に気を付けて」が最後で、会ったことは言うなよとも言われず別れてしまった。池松氏も勿論会ったことを誰にも言わなかった。
として山本氏の思い出をいくつか書いている。その一つが山本氏の眼光の話。山本氏のことを「眼光炯々」と評する向きがあるが、私はそう思わない。むしろやや濁った眼で少しうつむき加減にこちらを見ている。他に同じような目つきの人を政治家で一人だけ知っている。とだけ書いている。知らぬ仲ではないので「自宅までお供させてください」と言えなくは無かったが、ひょっとすると家族と最後の夜かもしれぬと黙って別れたのだそうだ。
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