2024年12月7日土曜日

ネット社会の不安

 冬暖かい東京ではあるが大分冬らしくなってきた。それこそ「北の国では もう~」だろう。昔は雪を見ると「良し!これで今シーズンも存分に遊べそうだ」なんて時代もあったが今やすっかり元気も無くなり、昼も夜も何かと暖房に頼るこの頃だ。

ところで、最近気になっていることがある。ブログもそうだが毎日何かと世話になっているインターネットだが、便利さにかまけてあまり深い知識を探ることなく利用している。果たしてそれで良いのだろうか?と疑問がつのりはじめた。ブログが大勢の人に読まれることは個人的に嬉しがってばかりいるのは少し幼稚すぎるようだ。インターネットの世界では、小生のように全くの素人には想像できないが、その世界の技術を持つ人間からすると、風呂屋の番台に座ってる人物がお客の丸裸を観察するように見てるかもしれない。

今朝も外国のニュースだったが、どこかの国でお年寄りが使っているスマホからのことが報じられていた。毎月僅かな額ではあったらしいが、覚えのない引き落としがされていたそうだ。一人の被害金額が僅かであっても何十万単位の口座から同じ手口で行えば被害額合計が莫大になることは勿論だ。国内では警察が、ネットで若者を闇バイト犯罪に引き込む犯人を追及するのに<なりすまし被害者>捜査を始めるとの報道もある。そのために架空の免許証を準備できるどうか法律を確認しているとのこと。囮捜査をやっと始めるらしい。

そんなこと今やっと気が付いたのかねと言いたくなる。犯罪がピラミッド型に組織化されているのは当たり前だろうが、末端の犯人を検挙し、そこで押収した携帯電話情報を分析すれば上の階層のネット上の住所の特定はそう難しくないと思うが、現状ではそこに至っていないようだ。携帯だけでなくパソコンにしても同じで、インターネットに接続している端末は1台ずつ必ずアドレスが登録されている。先日読後感に書いたトランプ次期大統領の側近イーロン・マスク氏は、世界中からこのネット技術者の凄腕をかき集め事業に成功したようだ。

言いたいのは、小生のような貧乏爺のたわごとでなく、ある意味中国のように監視社会を構築せざるを得ないのでは無いかと言うこと。個人情報が見透かされるのは気分は悪いだろうが、ネット犯罪或いは犯罪ではないにしても、ネットによって思いがけないこと起きつつあるのも事実。それを踏まえてもう一度技術面から見直し、何が起きているか、そして対して何ができるか検討する必要がありそうだ。

2024年12月6日金曜日

政治的混乱

欧米では次々と政権がひっくり返り、隣の韓国まで伝染しつつある。東洋の極楽島我が日本は暢気なものだ。いろいろな要素が考えられるが、メディア側が顔出しするテレビ報道を見て思うのは、マスコミが政権を忖度しすぎる点に問題があるように思う。日本では報道の自由ではなくて、報道の中立性と言うことが重んじられ、政権に対するマスコミの厳しさが伝わってこない。問題点がいつも曖昧に過ぎる。現在何が問題かと言えば、言うまでもなく自公政権の金の問題、即ち金主である財界への依存体質だ。

昨日から始まった予算委員会での総理答弁が、官僚の書いた原稿丸読みと異なり総理自身の言葉で語られている、なんてつまらぬことが持ち上げられている。聞くたびにチャンチャラおかしく思ってしまう。石破首相の答弁を聞いていると、昔話で質問をはぐらかし、口では「真摯に野党のご意見も承りながら・・・」なんて言っているが、何一つ野党の要求には応じないことがはっきりしている。日本では普通に考えれば当たり前のことが当たり前でないので、すぐ第三者機関なんてことが出てくる。国民が選んだ国会議員以上に見識を有する第三者とは具体的に誰を意味するのかはっきり言ってほしいものだ。

政府方針がはっきり分からぬが、日本の宗主国とも言えるアメリカの大統領が替わる。新大統領トランプ氏のスローガンからすると、これまでの国際関係が大きく変わることは容易に想像できる。日本政府はこのことをどう受け止めているかがはっきりしない。宗主国のお陰でG7の一角を担って来たが、G7自体が同じ形であり続ける保証は無い。トランプ氏は日本を組し易い国と見てるのは間違いないだろう。何を言い出すか分からないが、USスチール買収問題から始まる一連の騒動。日本人の思考と全く異なるトランプ氏の思考。どのように対処するのが国益に適うか、考えどころだ。 

2024年12月5日木曜日

読後感「イーロン・マスク」W・アイザックソン著 井口耕二訳

 上下2巻で合計900頁ちかいボリューム。主人公イーロン・マスク氏はご承知の通りアメリカ次期大統領に決まったトランプ氏の選挙運動を多額資金で支え(今年5月から約半年で180億円と言われている)、当選後はトランプ氏の閣外に留まるものの、最有力スタッフになるとされている。その若干53歳かのマスク氏の評伝で、昨年9月末に世界で同時発売になったものだ。野次馬根性で読んでみた。

超有名人マスク氏が南アフリカ出身の天才で、若くしてアメリカに渡り、衛星、自動車、ロケットなど数々の発明によって多くの会社をつくり、世界一のお金持ちになったことは誰もが知るところ。共和党トランプ氏に寄り添う前は民主党政権からも多くの利権、と言う言い方は適切でないかもしれぬが、事業委託に与り政府委託事業で莫大な利益を上げていること。例えばウクライナの通信インフラは全面的に彼の事業がサポートしなければ成り立たない状態にあるし、この費用はアメリカの政府予算から出ていることは知る人は多いかもしれぬ。

兎に角、異能の人となりを著者は上手く捉えて披露してくれている。面白いと言えばそうかもしれぬが、世の中の進歩に関して無関心な人にはつまらないかも。しかしマスク氏の人格に関する描写だけでも面白い。天才であることは否定できないが、精神科の医師がアスペルガー症候群と断定できる一種の病人とも言える。要するに他人とのコミュニケーションが上手くいかぬらしい。

でもおそらく数千或いはもっと多いかもしれぬが、の人と交わりながら一種の帝国を築き上げたプロセスは一読の価値はあろう。女性遍歴や子供や家族のことも事実にどの程度沿ってるか知らぬが、かなり興味深い。内容が多岐にわたり、現在進行形なので感想を纏めきらないが、最終章近くに著者がうまいこと述べている。1700年代後半の英国でジェームス・ワットが、動力に蒸気機関の利用を唱えた時、誰一人「さぁ、今日から産業革命だ、バンザイ!」なんて叫んでいない。

同じことで、現代社会もインターネットを通じて大きな変革期にあるとのこと。マスク氏はAIによる人類の将来、地球の未来に不安を感じ、人類の火星への移住を追いかけているそうだ。この本を読んで共感する人もいることだろう。

2024年12月4日水曜日

世代交代

 少し残念ではあるが男の子を授かることが出来なかったので、タイトルにした世代交代とは無縁だ。にも拘らずこのテーマにしたのは訳がある。昨日年末の挨拶を兼ねて、前回の処方薬は少し残っているが、3ヵ月振りに1週間早く掛かりつけのクリニックを訪れた。世話になっている医師は、女性でまだ相当にお若い。と思っていた。ところが、いつも通り診察、と言っても血圧を測って胸と背中の音を聞くだけだ。血圧は上が110チョット、下が66だったかな。兎に角こちらは特段のことは無い。後はいつも通り痛風予防薬を処方してもらうだけ。

すると先生の方が妙なこと言い出した。「実は来年3月いっぱいで、息子夫婦に交代することになります。それでも手伝ってほしいとも言われていますので、時々は顔を出すかもしれません。」びっくりして失礼は承知ながら思わず年齢を聞いてしまった。「今は64歳です。」要するに65歳をもって世代交代をするとのことらしい。「先生のようなご職業は知的なものですから引退には早すぎるのでは?」とお世辞半分で聞いて返ってきた返事。

「確かに祖父も医師でしたが、90歳まで患者さんを診ていました。しかし時代の変化と言うのでしょうか、私たち世代は医学の進歩についていけなくなっているのも事実です。先日も認知症学会の会長までなさった先生が、認知症になってしまいました。その先生もある日ご自身のMRI画像を見て、脳がこんなに小さくなっているのかとびっくりされたそうです。」

時代のせいかどうかは別として、身体の経年劣化はあちこちに現れるもののらしい。世話になっている先生は小柄なが昔こちらがプールに通っている時、日曜日にはいつも顔を合わせていた元気な女医先生。3ヵ月おきにお呪い代わりの尿酸の予防薬を処方してもらっていたので何となくしんみりした年末挨拶になってしまった。昨日のこれを思い出すと、世代交代の心配が最初から無いのが我がノー天気の始まりかもしれぬ。

2024年12月3日火曜日

大都会漫歩

 昨日いろいろな年末行事が重なって、久しぶりに新宿と池袋の地下街を歩くことになった。どちらも長年親しんできたので知り尽くしているつもりだったが、案に相違して両方の街で道に迷って駅員さん道を尋ねたりしなければならなかった。新宿では甲州街道から少し北に入った碁会所が入っている古いビルから寧ろ青梅街道に近いセンタービル。新宿の高層ビルの中では比較的古いとも言える。

東京に出てきて初めて住んだ場所が新宿の柏木1丁目だけに、この辺は相当馴染みがあっても良いのだがもう全く見当がつかない。当たり前だ、この高層ビルが立ち並ぶ一帯は、当時多分東京都水道局が管理していた筈の大きな貯水場。夜には暗闇が拡がっていた地域。半世紀以上昔の記憶を辿っても何の役に立つ訳がない。高層化され始めた当初、駅近くに朝日生命ビルがあった記憶があったが、これも確認できなかった。

碁会所からの行きは地上を歩き、センタービルから新宿駅までは地下道を歩いたが、きれいさにびっくり、少なくとも一時群がっていたホームレスやその寝ぐらと思わせるものは一つも見かけず美しい歩道になっていた。新宿はJRと小田急線、京王線以外にも多くの鉄道が乗り入れている上に、その連絡通路が幾重にも重なって繋がり、今も改修が続いている。地下歩道を歩いてきて池袋に戻るJR山手線のホームに辿り着くのも容易ではない。

池袋にしても同じこと、自分の現在地が地上なのか地下なのか、そこを先ず確認、更に東西南北の感覚を取り戻し、目指す店を狙いすますが、方向感覚が悪くて大体反対側を歩いて結局遠回りになってしまった。お陰1日ので歩行数が1万2千歩を超えたこと喜びとするしかない。

2024年12月2日月曜日

普通の暮らし

日本に限らず世界が複雑になりつつあるのか、或いは情報の流通が高度化したせいで社会が複雑に見えてくるのか分からないが、最近は分からないことが増える一方だ。最近は報道にしても目にしたり耳に入る事案の一つ一つに余り関わりたくない様に思い始めている。この歳になって新しい見分に拘っても仕方ない。世の中は多様な人が居て多様な生き方がある。出来るだけ普通の人間として生きていたい。

しかし考えれば「普通」といったところで何が普通かもよく分からない。自分では普通のつもりでも、他人から見れば小生の生活や生き方は異常と見る人もいるだろうし、同意する人も少しいるだろう。日本社会は欧米社会と比較すると、他人との付き合いにおいて協調性を重視する傾向が強いようだ。地域で協力せざるを得ない稲作が培った文化だろう。対して欧米人は、狩猟で生き延びてきた歴史があるので当然異なる。

そして現在は生活手段が変わり、交易によって互いの生活が成り立っている。人間の生活様式はより豊かになって幸福度が増しているかもしれぬが、反面、文明の衝突みたいなことも多分に発生、却って不幸に陥る人もいる。何とも煩わしいことだ。かと言って文明の発達を否定することもできぬだろう。もとより所属する社会、大から小まで多々あるが、から評価されるようなこと何一つ無いのが取柄かもしれぬ。

兎に角、複雑に考えるのはやめ、できるだけ自分で普通と思う日常を送り、昇天する日を待つことにするしかない。東京は今日も冬晴れで素晴らしい日だ。 

2024年12月1日日曜日

浮世離れがすすむ

 昨日が11月最終日だったので今日からいよいよ師走の12月。いろいろな事にケジメをつけなければいけないなんて思いながら、朝一でメモ帳を確認。しなければならないことが幾つか記されている。先ずは掛かりつけ医と歯科医での検診。書かれていないが年末には行かねばならない銀行も予定に加えなくてはならない。10月に予定されていたが延期になった飲み会も1件入っている。

明日は新宿で今年最後の囲碁のお勉強。帰りに今年池袋支店が廃止になって新宿に移転となった長野の八十二銀行まで行かねばならない。尾籠な話になるが、トイレ用に1枚ものカレンダーがどうしても必要なのだ。庭の手入れは先月済ませたが、家の中も少しは掃除しなければなるまい。大晦日の予定もそろそろする必要もある。師も走ると言われるだけに今月は何かと忙しいかもしれぬ。

昨夜のリモート懇談では何故か旅とか宿泊料金高騰の話で賑わったが、小生には無縁の話。他には自民党参議院議員猪口邦子邸の火事の話題もあったが全然知らずにいた。こちらが大分浮世離れしつつある証拠だろう。メンバーは5人で同期生だから年齢は同じ、それぞれの経験談が話題の中心となるが、4人の友人たちは現役時代から世界や国内をよく歩いている。比較して思うに、小生はあまり旅行をしてこなかったし、時間に余裕ができた現在も余り旅行はする気にならない。他にはスマホの利便性の話題。

分かってはいるが、スマホに利用はどうしても上手くできない。昨夜は黙って聞いてる話題が多かった。