4年前に東北地方に莫大な災害をもたらした津波や原発事故。この災害の復旧が遅れて、未だに仮設住宅住まいの方が沢山居られるようだ。特に津波で家を失くされた方は、元の家屋や土地の処分が思うに任せないとなると、他の土地を見つけて移住するとの決断は容易でないだろう。行政は勝手に線引きしてここから先は住宅建設を認めないなんて言い出したら、土地を売ることなんか殆ど不可能になる筈だ。
日本人には家と土地が大きな財産だから、預貯金が無くても土地さえあればと思っていた人も多いだろう。我が家も多分そうだろうと思う。家計は一切タッチしていないので詳細は分からないが、現役時代に稼いだお給料自体が知れた額なので、家人がどんなにやりくり上手であっても預貯金がそんなにある筈もない。辛うじて都内の家屋敷、と書けば景気が良いが、僅か40坪の敷地に古色蒼然たる築半世紀以上の陋屋が存在している。猫の額のような土地に古い兎小屋を置いたようなものだ。
しかしこれが余生の唯一頼みの綱で、家さえあれば年金で食べていけないことはないだろうし、どうしても現金が回らなくなったら、これを担保に生活資金を調達するまでと気楽に考えていた。しかし情けないことを書くのは気が進まないが、先週たまたま年金基金の控除証明を受け取って、これが健康保険料の支払金額にほぼ見合っていることが分かった。しかも、この基金が近い将来消滅する可能性が高いらしい。
現在の年金でぎりぎり暮らすのがやっとだから、基金からの収入がが無くなると、保険料の支払いは乏しい貯蓄の取り崩しになる。それ以前にすべきは、現在昼間快適に過ごしているこの事務所の閉鎖だ。そんなに長生きしなければ良いが、万が一5年も10年も長生きをすれば、どこかの時点で事務所の閉鎖は勿論で、更には猫の額を何とかしなくてはならない事態も起こらないとは言えないだろう。考えても気が重いが、津波や原発事故で自宅の価値が無に等しくなってしまったお年寄りのことを思えば、益しと思わなければならない。
2015年3月9日月曜日
2015年3月7日土曜日
少しは救われる思い
我が国の刑事裁判で検察が起訴したら99.9%が有罪となっているそうだ。理由の如何は分からないが、世界的に見ると北朝鮮の100%に次いで2位で、名誉なことなのかは分からない。昨日1審で無罪判決が確定した岐阜の美濃加茂市の藤井市長の収賄事件は極めて珍しいケースだったらしい。贈賄側の供述で警察が逮捕して拘留は2ヵ月にも及び、以来約8か月にしてやっと無罪判決となった。本人の心労は察するに余りあるが、主任弁護士の郷原信郎氏でさえ判決が出るまで気が気ではなかったようだ。
自身のブログに次のように書いている。
「藤井市長逮捕から結審までの約半年、弁護人としてやれることはすべてやり尽くした。私としては無罪判決を確信し、自信を持って判決言渡しに臨むつもりだった。
しかし、判決が近づくと、私の胸中は次第に穏やかではなくなっていった。
我々弁護人が、公判で立証し、弁論で明らかにしたことを、そのまま裁判所が認めるとすると、検察の面子は丸つぶれであり、このような事件で現職市長を起訴して有罪論告を行ったことについて、組織内外で重大な責任を問われかねない。
これまでの日本の刑事裁判における検察と裁判所の関係、とりわけ、今回のような社会的、政治的に極めて重大な影響を及ぼす事件に対する裁判所の一般的姿勢からして、本当にそのようなことができるのだろうか、結審から判決までの間に、裁判所が変節してしまう可能性はないだろうか、そのような不安が次第に大きくなっていった。
しかも、マスコミ等を通じて伝わってくる検察側の感触は、「判決には全く心配していない」というものだった。」
https://nobuogohara.wordpress.com/から引用
それもその筈で検察側の証人となった贈賄側の人間は、別の差詐欺罪で既に有罪が確定しているが、裁判時の於ける証言は見事に整合性が整い、論理矛盾が無いように仕立てられていたとのこと。そしてそのことは裁判長も認めているくらいだったらしい。にも拘らず、常識に照らしてその証言の欺瞞を見抜いて市長側に無罪判決を下した名古屋地裁の裁判長鵜飼祐充氏は相当胆力のある人だったのだろう。
郷原氏が指摘する我が国の検察と司法(裁判所)との関係からすると、一般人に当たり前のことが当たり前で通らないものらしい。検察が控訴するかどうか、控訴した場合上級審が如何なる判決を出すか予断はできないが、昨日の判決を以て幕引きになれば、司法への信頼が少しは回復することだろう。それにつけても、行政の一環である検察の思想は旧態依然で困ったことだ。
自身のブログに次のように書いている。
「藤井市長逮捕から結審までの約半年、弁護人としてやれることはすべてやり尽くした。私としては無罪判決を確信し、自信を持って判決言渡しに臨むつもりだった。
しかし、判決が近づくと、私の胸中は次第に穏やかではなくなっていった。
我々弁護人が、公判で立証し、弁論で明らかにしたことを、そのまま裁判所が認めるとすると、検察の面子は丸つぶれであり、このような事件で現職市長を起訴して有罪論告を行ったことについて、組織内外で重大な責任を問われかねない。
これまでの日本の刑事裁判における検察と裁判所の関係、とりわけ、今回のような社会的、政治的に極めて重大な影響を及ぼす事件に対する裁判所の一般的姿勢からして、本当にそのようなことができるのだろうか、結審から判決までの間に、裁判所が変節してしまう可能性はないだろうか、そのような不安が次第に大きくなっていった。
しかも、マスコミ等を通じて伝わってくる検察側の感触は、「判決には全く心配していない」というものだった。」
https://nobuogohara.wordpress.com/から引用
それもその筈で検察側の証人となった贈賄側の人間は、別の差詐欺罪で既に有罪が確定しているが、裁判時の於ける証言は見事に整合性が整い、論理矛盾が無いように仕立てられていたとのこと。そしてそのことは裁判長も認めているくらいだったらしい。にも拘らず、常識に照らしてその証言の欺瞞を見抜いて市長側に無罪判決を下した名古屋地裁の裁判長鵜飼祐充氏は相当胆力のある人だったのだろう。
郷原氏が指摘する我が国の検察と司法(裁判所)との関係からすると、一般人に当たり前のことが当たり前で通らないものらしい。検察が控訴するかどうか、控訴した場合上級審が如何なる判決を出すか予断はできないが、昨日の判決を以て幕引きになれば、司法への信頼が少しは回復することだろう。それにつけても、行政の一環である検察の思想は旧態依然で困ったことだ。
2015年3月6日金曜日
前立腺癌の治療方針説明
今日は病院で前立腺癌の放射線治療について詳しいコンサルテイション。年齢が40歳も下の若いお医者さん(しかも同じ信州人)だったが、非常に丁寧な説明で完全に納得がいった。これまでにも泌尿器科で概略の説明は受けていたが、放射線の専門医に聞いて大分新しい事実が分かった。今月導入された新しい機械による療法は入院が必要とのことで希望しないとしていたのだが、新しい機械は運転が不慣れなので、泌尿器科の先生は慎重を期す意味で入院してくれとのことだったらしい。
従来の機械とどのように違うかと言えば、照射の範囲を細かに設計できるので、極小の照射で隣接する直腸への影響を従来型に比べ少なくすることが可能になるらしい。要するに副作用リスク(これが実に多岐にわたる)の一つがより少なくなり得るとのことだ。たまたま日大板橋病院では今月から運用を開始したが、世間一般的にはそんなに新しいと言えるほどの機械ではないらしい。2,3か月も使えばこちらも大分慣れてくると思うので、入院して頂く必要は無くなるでしょう。と聞かされたので、なればと言うことになった。
幸か不幸か小生の場合、前立腺が直径約5センチと異常に肥大しているので、照射範囲を出来るだけ小さくする意味から約3か月の予定でホルモン療法に入っている。順調に行けば約3か月で70%くらいに縮小する筈なので、それから放射線科の予約を入れるようにしましょう。とのことで次回放射線科の予約は6月15日に決定。当日MRIで精密な測定をしてまだ十分縮小していないと言うことになれば、ホルモン療法をもう少し続けて頂くことになるかもしれません。としっかり留保条件も言い渡される。
結果が良くて6月から放射線照射が始まると、7週間から8週間近く土日を除いて毎日通院での治療となる。時々腫瘍マーカーをチェックしながらの治療になるが、40回以上の照射はしてはいけないことになっているらしい。都合37回か38回、お盆を挟むことになりそうなので、今年の夏は山登りは勿論、墓参りもパスすることになりそうだ。入院したと思えば、その程度のことは我慢しなければならぬだろう。
医療事故の報道が続くが、群馬大学の例などでは、特定の医師の独断が不幸な事故の原因にもなっているような気がする。その点日大板橋は、専門医療の垣根を越えて泌尿器科と放射線科の先生同士の話し合いが非常にスムーズに行われているのが分かって安心した。先日も書いたが、どちらの先生も患者の身になって話を聞いてくれるところが素晴らしい。半年後に良い結果が良ければ嬉しいが、こればかりはこちらにも責任の一端がある話だから明けてみなければ分からない。
従来の機械とどのように違うかと言えば、照射の範囲を細かに設計できるので、極小の照射で隣接する直腸への影響を従来型に比べ少なくすることが可能になるらしい。要するに副作用リスク(これが実に多岐にわたる)の一つがより少なくなり得るとのことだ。たまたま日大板橋病院では今月から運用を開始したが、世間一般的にはそんなに新しいと言えるほどの機械ではないらしい。2,3か月も使えばこちらも大分慣れてくると思うので、入院して頂く必要は無くなるでしょう。と聞かされたので、なればと言うことになった。
幸か不幸か小生の場合、前立腺が直径約5センチと異常に肥大しているので、照射範囲を出来るだけ小さくする意味から約3か月の予定でホルモン療法に入っている。順調に行けば約3か月で70%くらいに縮小する筈なので、それから放射線科の予約を入れるようにしましょう。とのことで次回放射線科の予約は6月15日に決定。当日MRIで精密な測定をしてまだ十分縮小していないと言うことになれば、ホルモン療法をもう少し続けて頂くことになるかもしれません。としっかり留保条件も言い渡される。
結果が良くて6月から放射線照射が始まると、7週間から8週間近く土日を除いて毎日通院での治療となる。時々腫瘍マーカーをチェックしながらの治療になるが、40回以上の照射はしてはいけないことになっているらしい。都合37回か38回、お盆を挟むことになりそうなので、今年の夏は山登りは勿論、墓参りもパスすることになりそうだ。入院したと思えば、その程度のことは我慢しなければならぬだろう。
医療事故の報道が続くが、群馬大学の例などでは、特定の医師の独断が不幸な事故の原因にもなっているような気がする。その点日大板橋は、専門医療の垣根を越えて泌尿器科と放射線科の先生同士の話し合いが非常にスムーズに行われているのが分かって安心した。先日も書いたが、どちらの先生も患者の身になって話を聞いてくれるところが素晴らしい。半年後に良い結果が良ければ嬉しいが、こればかりはこちらにも責任の一端がある話だから明けてみなければ分からない。
2015年3月5日木曜日
日本人の戦争
戦争の経験が無いので、戦争について軽々しくコメントできないのは承知の上で書く。安保法制整備の準備作業として与党内での協議が続いている。公明党は政府が提案していることについて、当初はかなり慎重な姿勢と報道されていたが、昨日の報道を観る限り早々と、条件付きとか何とか言いながら容認の方向らしい。座長高村氏の厭らしい笑顔が癪の種である。公明側は難しい顔をして見せても政権の甘い香りには勝てないのだろうが、情けないことだ。
選挙のたびに態々静岡から電話をしてくる家内の友人が居る。その度に「公明党が政権内部に留まっているのは権力欲ではなくて、自民党の暴走を食い止めるため」と言い訳をするそうだが、この体たらくでは言い訳も通じないだろう。所詮同じ穴のムジナかもしれぬが、婦人部がよく黙って見過ごすものだ。選挙活動には熱心でも、政治の中身に関心のあるご婦人は少ないのかもしれぬ。
ご婦人よりむしろ現役の自衛隊員が、この集団的自衛権の解釈変更で海外派兵が容易になることについて嫌悪感が強いようである。海外での邦人救出作戦なんてが実行不可能であることぐらい素人にも分かることだ。太平洋沖で大阪のテレビ局キャスターの辛抱某を、転覆しかかった小舟から海上自衛隊員が飛行艇に吊り上げることが出来たのは目出度い限りだ。
しかし与党協議では、先日イスラム国で誘拐された後藤健二さんやアルジェリアの石油施設襲撃の際人質となって亡くなった人たちの救出を前提としているような話だ。仮に当事国の同意が取れたとしても、現役自衛官からすればとんでもない話だろう。少なくとも現役の自衛官は、国内外を問わず命の危険が伴う実戦への参加は想定していない筈だ。近くに住む元自衛隊員と一緒に山登りをしながら話をしていて思うのは、自衛隊は健康的だし、心身ともに教育的でもあり、経済的にも素晴らしい就職先と考えていることである。
彼は現在立派な看護士になっているので特別かも知らぬが、同様の考えが少数派とは思わない。嘗て石破氏が、入隊時に一旦緩急の際は自らの生命を顧みず、との誓約書を貰っていると得意気言っていた。そんなものは提出していようといまいと関係ないだろう。第一提出先の自衛隊のトップは総理大臣で、以下防衛相と続くが、幹部の中に実戦経験者は一人としていない。だから、幹部自体が実戦に際してどんな行動をとるか分かったものではない。せめて幕僚長以下の実務者の中に実戦経験者が何名かいれば、いざ鎌倉の際の演習も可能だろうが、殺し合いに参加した経験者は一人もいないのだ。
今週はたまたま戦艦武蔵がフィリピンの海底で発見されたニュースが飛び込んできた。報道によると、戦艦武蔵には当時2400人が乗り組んでいて1400人が救助されたらしい。最近と言ってもここ10数年来、海上自衛艦が商船学校の練習船や漁船図と衝突して相手を沈没させてしまう事故が何件かある。その際残念なことに必ず死亡者や行方不明者を出している。平時でさえこの程度のことだ。
昔、学徒動員で朝鮮半島に向かっていた時、夜中に魚雷を食らって輸送船が沈没して東シナ海に放り出された人から、救助に至った経験談を聞いたことがある。敵潜水艦が未だいるかもしれない中を急行してきた駆逐艦に救われたそうだが、その時の海軍さんの(因みに話し手は陸軍予備学生)働きは聞くだに素晴らしいものだった。その人が言っていたことは、「やはり命のやり取りの場に於いた訓練の賜物だろう」である。
他人に銃を向けられたこともなければ他人を撃った経験も無い若い政治家が、幾ら宗主国の要請にせよ、軽々しく戦争に出掛ける議論をするとはもっての外だ。座長の高村氏はたしか合気道か何かの高段者と紹介されていたことがある。日本武道の極意は戦わずに勝つことを以て最善とする筈。して考えれば高村氏は残念ながら未熟者と言わざるを得ない。
選挙のたびに態々静岡から電話をしてくる家内の友人が居る。その度に「公明党が政権内部に留まっているのは権力欲ではなくて、自民党の暴走を食い止めるため」と言い訳をするそうだが、この体たらくでは言い訳も通じないだろう。所詮同じ穴のムジナかもしれぬが、婦人部がよく黙って見過ごすものだ。選挙活動には熱心でも、政治の中身に関心のあるご婦人は少ないのかもしれぬ。
ご婦人よりむしろ現役の自衛隊員が、この集団的自衛権の解釈変更で海外派兵が容易になることについて嫌悪感が強いようである。海外での邦人救出作戦なんてが実行不可能であることぐらい素人にも分かることだ。太平洋沖で大阪のテレビ局キャスターの辛抱某を、転覆しかかった小舟から海上自衛隊員が飛行艇に吊り上げることが出来たのは目出度い限りだ。
しかし与党協議では、先日イスラム国で誘拐された後藤健二さんやアルジェリアの石油施設襲撃の際人質となって亡くなった人たちの救出を前提としているような話だ。仮に当事国の同意が取れたとしても、現役自衛官からすればとんでもない話だろう。少なくとも現役の自衛官は、国内外を問わず命の危険が伴う実戦への参加は想定していない筈だ。近くに住む元自衛隊員と一緒に山登りをしながら話をしていて思うのは、自衛隊は健康的だし、心身ともに教育的でもあり、経済的にも素晴らしい就職先と考えていることである。
彼は現在立派な看護士になっているので特別かも知らぬが、同様の考えが少数派とは思わない。嘗て石破氏が、入隊時に一旦緩急の際は自らの生命を顧みず、との誓約書を貰っていると得意気言っていた。そんなものは提出していようといまいと関係ないだろう。第一提出先の自衛隊のトップは総理大臣で、以下防衛相と続くが、幹部の中に実戦経験者は一人としていない。だから、幹部自体が実戦に際してどんな行動をとるか分かったものではない。せめて幕僚長以下の実務者の中に実戦経験者が何名かいれば、いざ鎌倉の際の演習も可能だろうが、殺し合いに参加した経験者は一人もいないのだ。
今週はたまたま戦艦武蔵がフィリピンの海底で発見されたニュースが飛び込んできた。報道によると、戦艦武蔵には当時2400人が乗り組んでいて1400人が救助されたらしい。最近と言ってもここ10数年来、海上自衛艦が商船学校の練習船や漁船図と衝突して相手を沈没させてしまう事故が何件かある。その際残念なことに必ず死亡者や行方不明者を出している。平時でさえこの程度のことだ。
昔、学徒動員で朝鮮半島に向かっていた時、夜中に魚雷を食らって輸送船が沈没して東シナ海に放り出された人から、救助に至った経験談を聞いたことがある。敵潜水艦が未だいるかもしれない中を急行してきた駆逐艦に救われたそうだが、その時の海軍さんの(因みに話し手は陸軍予備学生)働きは聞くだに素晴らしいものだった。その人が言っていたことは、「やはり命のやり取りの場に於いた訓練の賜物だろう」である。
他人に銃を向けられたこともなければ他人を撃った経験も無い若い政治家が、幾ら宗主国の要請にせよ、軽々しく戦争に出掛ける議論をするとはもっての外だ。座長の高村氏はたしか合気道か何かの高段者と紹介されていたことがある。日本武道の極意は戦わずに勝つことを以て最善とする筈。して考えれば高村氏は残念ながら未熟者と言わざるを得ない。
2015年3月4日水曜日
悲しからずや道を説く君
現在進行中の衆議院予算委員会での政治資金絡みで、最も悪質だと思うのはどう見ても下村文科相だろう。道1本渡れば板橋区なので、この人のポスターは毎日のように見ている。邪心を感じさせない穏やかな顔をしているが、予算委員会での答弁を聞いて、とんでもない人間だと言うことがよく分かった。文科省の前身、文部省と言えば教育を専らに司る役所だ。科技庁が一緒になったからとてその本質が代わって良い筈は無い。
成人前のイメージでは、東大や京大の総長が勤まるような一流の教育者が座るポストと考えていた。調べてみると、少なくとも昭和も50年代前半くらいまでは、余りギラギラした人間は就任していないようであるが、昭和59年の森喜朗氏あたりから、なんでこの人が文部大臣なのかと首を傾げたくなる。国公立の教育機関が多いので、政治家の嗅覚に何かが引っ掛ったのだろう。義務教育の荒廃とは言わないまでも劣化や、雨後の筍みたい大学の乱立で、大学生の学力低下が指摘されて久しい。
与党政治家やご用学者連中は何かと言えば、これを全て日教組の所為にしようとする傾向があって、一般人は半ばそう思い込まされている節がある。如何に聖職と言われようと、教職員と雖も労働者であることに違いは無いのだから、組合を組織することは別に問題は無いだろう。組合に参加したことが無いので、これ以上はコメントできないが、子供や学生の学力について主たる責任を取るべきは明らかに行政の方ではないだろうか。
教職員が不謹慎な社会問題を起こすのは論外だが、行政側にもしっかりしてもらいたい。ましてそのトップに座っている大臣が、テレビ中継が入っている国会の場で不名誉な問題について追及を受けるのは恥とすべきだ。現代は国会議員の先生様もお金が沢山必要なようで、金集めに躍起になるのはよく知られている。なぜそんなにお金が必要かよく分からないが、文科相だからと言って清ましてもいられないのだろう。他の大臣と同じように、法律違反ぎりぎりと言うか、バレなきゃ良いだろうでやってしまったことは仕方ないとしよう。
ゴメンで済めば警察は要らないが、仕方ないとしなければ内閣が消滅してしまう。(笑) 問題はその謝り方である。余りにも文科相の品位に欠ける。質問者を恫喝するのは、せめて総理だけに留めてもらいたいものだ。自分の非を認めるのは辛いかもしれぬが、非は非とした方が国民が納得するかどうかは別としても、時間の無駄が省けるだけましである。聞けば下村大臣は安倍総理の親友で、道徳教育に力を入れたいと仰っておられるとのこと。
道徳教育とはどんなことをするのか知らぬが、身を修めたり徳を積むことは遥かな道のりで難しく、少なくとも教室で先生が生徒に説教してできるものでなかろう。先生が身を以て範を垂れることこそがその第1歩である。このことを敷衍して考えれば、その先生を指導するトップが文科大臣となる。その大臣様の言動がテレビで全国に流されているのだから、今更何を況やである。
成人前のイメージでは、東大や京大の総長が勤まるような一流の教育者が座るポストと考えていた。調べてみると、少なくとも昭和も50年代前半くらいまでは、余りギラギラした人間は就任していないようであるが、昭和59年の森喜朗氏あたりから、なんでこの人が文部大臣なのかと首を傾げたくなる。国公立の教育機関が多いので、政治家の嗅覚に何かが引っ掛ったのだろう。義務教育の荒廃とは言わないまでも劣化や、雨後の筍みたい大学の乱立で、大学生の学力低下が指摘されて久しい。
与党政治家やご用学者連中は何かと言えば、これを全て日教組の所為にしようとする傾向があって、一般人は半ばそう思い込まされている節がある。如何に聖職と言われようと、教職員と雖も労働者であることに違いは無いのだから、組合を組織することは別に問題は無いだろう。組合に参加したことが無いので、これ以上はコメントできないが、子供や学生の学力について主たる責任を取るべきは明らかに行政の方ではないだろうか。
教職員が不謹慎な社会問題を起こすのは論外だが、行政側にもしっかりしてもらいたい。ましてそのトップに座っている大臣が、テレビ中継が入っている国会の場で不名誉な問題について追及を受けるのは恥とすべきだ。現代は国会議員の先生様もお金が沢山必要なようで、金集めに躍起になるのはよく知られている。なぜそんなにお金が必要かよく分からないが、文科相だからと言って清ましてもいられないのだろう。他の大臣と同じように、法律違反ぎりぎりと言うか、バレなきゃ良いだろうでやってしまったことは仕方ないとしよう。
ゴメンで済めば警察は要らないが、仕方ないとしなければ内閣が消滅してしまう。(笑) 問題はその謝り方である。余りにも文科相の品位に欠ける。質問者を恫喝するのは、せめて総理だけに留めてもらいたいものだ。自分の非を認めるのは辛いかもしれぬが、非は非とした方が国民が納得するかどうかは別としても、時間の無駄が省けるだけましである。聞けば下村大臣は安倍総理の親友で、道徳教育に力を入れたいと仰っておられるとのこと。
道徳教育とはどんなことをするのか知らぬが、身を修めたり徳を積むことは遥かな道のりで難しく、少なくとも教室で先生が生徒に説教してできるものでなかろう。先生が身を以て範を垂れることこそがその第1歩である。このことを敷衍して考えれば、その先生を指導するトップが文科大臣となる。その大臣様の言動がテレビで全国に流されているのだから、今更何を況やである。
2015年3月3日火曜日
春が待ち遠しい
昨日病院に行って注射を1本打ってもらい、帰りに会計すると約5千円。1割負担なので約5万円の治療である。加えて4週間分の薬が処方されていて、これが2千円強。併せると約7万円とはびっくりした。癌治療が始まったことを実感せざるを得ない。癌保険のテレビコマーシャルがうるさいほど流されている訳が分かるような気がする。
未だ放射線治療は始まっていないが、今週金曜日は放射線科の診察とコンサルがあるとのことで、再度来院を要請される。その際「よければご家族もご一緒に」とのこと。勿論、婆さんにもその気は無いが、そんなことを言われると何か大事かと勘違いしそうだ。「前立腺癌なんぞ病気のうちに入らない」と励ましてくれる友人もいるが、放射線治療が始まると通院回数が格段に増える筈だ。入院より益しと判断した結果だけれど段々気が重くなってくる。
下らぬことでくよくよしたくないが、何やら腰まで痛くなってきた。相当気を付けて朝晩柔軟体操をしたりしているが、どうも事務所の椅子がよくないのかもしれぬ。何と言っても12年前にリサイクルショップで4500円で購入した代物。これで座り心地が良けりゃ罰が当たる。あと1か月で目出度く後期高齢者の仲間入りだ。日常的に不具合が発生しても不思議は無いのだろう。
財布の中が心配になって、区役所に電話してしまった。お馴染みの国民健康保険課に問い合わせると、後期高齢者医療に関することはこちらではお答えしかねますので、担当に電話を回しますとのこと。幸い医療費1割負担は変わらないらしい。医療費が高額になれば一定額以上が還付されるのも変らないとのこと。冷たい北風が吹いているが雨は夜になってかららしい。事務所から池袋まで約2.5kmの間に河津桜が1本だけあって、今日の寒空にピンクの花が3分咲きになっていた。
彼岸まではなかなか本格的な暖かさにはならぬだろうが、春が待ち遠しい。
未だ放射線治療は始まっていないが、今週金曜日は放射線科の診察とコンサルがあるとのことで、再度来院を要請される。その際「よければご家族もご一緒に」とのこと。勿論、婆さんにもその気は無いが、そんなことを言われると何か大事かと勘違いしそうだ。「前立腺癌なんぞ病気のうちに入らない」と励ましてくれる友人もいるが、放射線治療が始まると通院回数が格段に増える筈だ。入院より益しと判断した結果だけれど段々気が重くなってくる。
下らぬことでくよくよしたくないが、何やら腰まで痛くなってきた。相当気を付けて朝晩柔軟体操をしたりしているが、どうも事務所の椅子がよくないのかもしれぬ。何と言っても12年前にリサイクルショップで4500円で購入した代物。これで座り心地が良けりゃ罰が当たる。あと1か月で目出度く後期高齢者の仲間入りだ。日常的に不具合が発生しても不思議は無いのだろう。
財布の中が心配になって、区役所に電話してしまった。お馴染みの国民健康保険課に問い合わせると、後期高齢者医療に関することはこちらではお答えしかねますので、担当に電話を回しますとのこと。幸い医療費1割負担は変わらないらしい。医療費が高額になれば一定額以上が還付されるのも変らないとのこと。冷たい北風が吹いているが雨は夜になってかららしい。事務所から池袋まで約2.5kmの間に河津桜が1本だけあって、今日の寒空にピンクの花が3分咲きになっていた。
彼岸まではなかなか本格的な暖かさにはならぬだろうが、春が待ち遠しい。
2015年3月2日月曜日
閣僚=イエスマンばかり
安倍総理が戦後70年となる8月15日に、世界に向けて総理談話を出したいそうだ。どうぞ勝手にしてくれだが、なんでも戦後50年には村山談話があり、60年にも小泉談話があって、似たようなことを述べている。簡単に言ってしまえば「日本は、過去に於いて戦争をおっぱじめて世界中に迷惑をかけたが、敗戦後は反省して世界平和に貢献してきたし、これからもそうでありたい。」何百年経とうと概念的には変更のしようがない。別に70年目に何か言う必要もないとは思う。
しかし出したいならどうぞ、だが恥をかかないように注意する必要がある。趣旨が違わぬ限りそんなに難しい作文でもなかろう。国語能力に自信が無いのは分かるが、先ず自分で作文して、与党内でそれこそ識者に添削してもらえば済む程度の話だ。それを半年も前から大勢を集めて意見を聞く騒ぎになっている。結果如何なる美辞麗句を連ねることになるか分からぬが、本心では先の大戦への反省が足りないのだから、木に竹を接いだような文章となるのは目に見えている。恥の上塗りを指摘するする側近が居る筈もない。そのことが問題だ。
故郷北信濃の小藩に須坂藩がある。ここの殿様が幕末に15代将軍徳川慶喜の若年寄で外国奉行を務めていた、名前を堀直虎と言う。長野高校の同期生でも須坂から通っていた人以外は、殆ど知らないのではないだろうか。自分も知ったのは1年か2年前のことである。知ったきっかけは思い出せないが、強烈に印象に残っているのが次のことである。
徳川慶喜は慶応4年(1968年)正月、前年から京都を鎮静するためにと称して、自ら出陣して大阪城にいたが、幕軍の鳥羽伏見の戦いでの敗戦の知らせを受けると、軍艦に乗船して江戸城に逃げ帰ってしまう。当然江戸城内では連日の重役会議になる。その時に若年寄外国奉行だった堀直虎(28歳)が慶喜に向かって直言する。要するに「大政奉還して王政復古の道を進めるには、将軍一人が腹を切れば済むことだ。そうすれば公武合体も上手くいって、徳川家も安泰だろう。」と言った趣旨を決然と言い放ったらしい。
正確な記録が無いので真偽のほどは定かではないが、非常に分かりやすい話である。そしてその時、慶喜は黙って席を立ってしまったそうだ。当然「俺は切腹は嫌だ」の意思表示だった。それを見て、堀直虎は、もはやこれまでと思ったのだろう。屋敷に戻らず江戸城内で切腹してしまったそうだ。如何にも信州人の若者らしい分かり易さだ。徳川幕府の高官には、松平容保とか勝海舟とか講談本に登場するような有能な人材が多数いたので、この年の春、明治元年になって新政府誕生後も慶喜は長生きをすることになる。
150年前の政府でも、閣内にはそれこそ識者が沢山いたので、日本国は分裂もせず植民地になることもなく命脈を保って今日に至っている。殿はそんなに利口でなくてもいいと思うのだが、閣僚には相当な見識を持つ有為の人材が必要である。現内閣を見るにつけ、閣僚を初め内閣の取り巻きが、余りにもご粗末で阿諛追従の輩ばかりで末が案じられたならぬ。
しかし出したいならどうぞ、だが恥をかかないように注意する必要がある。趣旨が違わぬ限りそんなに難しい作文でもなかろう。国語能力に自信が無いのは分かるが、先ず自分で作文して、与党内でそれこそ識者に添削してもらえば済む程度の話だ。それを半年も前から大勢を集めて意見を聞く騒ぎになっている。結果如何なる美辞麗句を連ねることになるか分からぬが、本心では先の大戦への反省が足りないのだから、木に竹を接いだような文章となるのは目に見えている。恥の上塗りを指摘するする側近が居る筈もない。そのことが問題だ。
故郷北信濃の小藩に須坂藩がある。ここの殿様が幕末に15代将軍徳川慶喜の若年寄で外国奉行を務めていた、名前を堀直虎と言う。長野高校の同期生でも須坂から通っていた人以外は、殆ど知らないのではないだろうか。自分も知ったのは1年か2年前のことである。知ったきっかけは思い出せないが、強烈に印象に残っているのが次のことである。
徳川慶喜は慶応4年(1968年)正月、前年から京都を鎮静するためにと称して、自ら出陣して大阪城にいたが、幕軍の鳥羽伏見の戦いでの敗戦の知らせを受けると、軍艦に乗船して江戸城に逃げ帰ってしまう。当然江戸城内では連日の重役会議になる。その時に若年寄外国奉行だった堀直虎(28歳)が慶喜に向かって直言する。要するに「大政奉還して王政復古の道を進めるには、将軍一人が腹を切れば済むことだ。そうすれば公武合体も上手くいって、徳川家も安泰だろう。」と言った趣旨を決然と言い放ったらしい。
正確な記録が無いので真偽のほどは定かではないが、非常に分かりやすい話である。そしてその時、慶喜は黙って席を立ってしまったそうだ。当然「俺は切腹は嫌だ」の意思表示だった。それを見て、堀直虎は、もはやこれまでと思ったのだろう。屋敷に戻らず江戸城内で切腹してしまったそうだ。如何にも信州人の若者らしい分かり易さだ。徳川幕府の高官には、松平容保とか勝海舟とか講談本に登場するような有能な人材が多数いたので、この年の春、明治元年になって新政府誕生後も慶喜は長生きをすることになる。
150年前の政府でも、閣内にはそれこそ識者が沢山いたので、日本国は分裂もせず植民地になることもなく命脈を保って今日に至っている。殿はそんなに利口でなくてもいいと思うのだが、閣僚には相当な見識を持つ有為の人材が必要である。現内閣を見るにつけ、閣僚を初め内閣の取り巻きが、余りにもご粗末で阿諛追従の輩ばかりで末が案じられたならぬ。
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