通常国会が始まったが、また意味不明の総理答弁が続くと思うとうんざりするだけだ。言って聞かせても何も理解せず、訳の分からん我儘を言い続ける子供を持つ親の心境かもしれぬ。自分が生んだのだから仕方ない。総理と自民党だけならまだしも、日本維新の会なんて何かね?一応野党とされているのかもしれぬが。共同代表の片山虎之助氏なんておじさんは「アメリカから言われる前に防衛費予算の充実を検討すべき」なんてことを公然と言い放っている。
何度も書いているが日本にとって必要かどうかは一先ず措くとして、仮想敵国はどこか?誰も明確にしないが1に中国、2に北朝鮮か?自衛隊の訓練等から推測するに、尖閣諸島への中国からの侵略を相当意識しているようでもある。様々なシミュレーションがあるようだが、これを防御する戦闘で、日本が侵略してきた中国を撃退することはそう難しいことではなさそうだ。
しかし、日本政府が戦闘と衝突、戦闘と戦争の区別もつかないことは既に南スーダンの現状認識でも明らかである。自衛隊がどんなに頑張り、例え一時の戦闘で勝利を収めることができても、国と国の戦争に勝てないことは、二階自民党幹事長の言葉を借りれば赤ん坊にも分かることである。自衛隊が軍事力であることに異を唱えるつもりは無いが、政治家にそれをマネージする能力が無ければ、危険な玩具にすぎない。
ただでさえ日本の自衛隊は、アメリカから役に立たない高額な兵器を押し付けてられている。そんなことはボケ老人に指摘されるまでもなく自衛隊自身も政治家も分かっているではないか。アメリカは新大統領になったので、ただでさえこの傾向に拍車がかかる筈だ。政治家が知恵を出し合ってその防護策を考えるべき時になんだ。片山氏は相当な年齢でもう少し思慮分別があるかと思っていたが、やはり相当ボケているのにがっかりである。
序で書けば先日テレビを見ていたら五百旗頭真氏(元防衛省防衛大学校長)が次のような発言をしていた。「アメリカの核の傘で日本は守られていると勘違いしている人が多い。核の傘は日本を守るのではなく、報復手段を保証しているだけです。」更に「大統領が変わったからと言ってじたばたしてはいけない。トランプ氏が反中国だなんて調子付くと却って危ないですよ。腰を落ち着け推移を見守ることが大事。」相当自民党寄りの人なので、いつもは眉につばつける気持ちで聞くのだが、尤もだとの思いで聞いた。
2017年1月27日金曜日
2017年1月26日木曜日
読後感「太平記」兵頭裕己 校注
久しぶりに読後感を上げる。岩波文庫で6冊、原本では全40巻(1巻欠如有り)の大著である。暮から読み始めたので1か月以上かかったと思うが、我ながらよく最後まで読んだものだ。区立図書館から借りながら読んだので、感想を書くにしても内容を殆記憶していない。そもそも読書中からして、英語の本を読むより少し理解できる程度のことで、内容について記述することは不可能である。
タイトルに「校注」とあるように、全ページ下部4分の1が注釈になっていて、本文のあらゆる場所に物凄く小さな活字で注釈ナンバーが振ってある。これを全て参照しながら読み進めれば少し益しかもしれぬが、それでも理解は大変だろう。ではなんで読後感かであるが、「太平記」が書かれた時代背景を理解するだけでも意味があった。大学受験科目に世界史があったが、高校時代に日本史を選択したかどうか記憶にない。仮に必須科目であったにしても、何も学んでいないのと一緒で江戸時代より古い日本のことなど何も知らないに等しい。
「太平記」が描く時代は明確で14世紀半ばの約50年、鎌倉時代から室町時代への過渡期にあった南北朝時代の政治史みたいものである。作者ははっきりしていないようだが、一人ではないようでもあり、当初は主要登場人である足利尊氏が天台宗の僧で儒学者<玄恵>に命じた書かせたとする説が有力のようであるが、足利尊氏は途中で死んでしまうのだからよく分からない。本書を読んで内容はよく理解できなくても、南北朝時代とは如何なる時代だったかは大分知ることになった。
一口で言えば、その後に来た織田信長、武田信玄、上杉謙信などが活躍した戦国時代以上に悲惨で混乱した時代だったみたいだ。平安時代から鎌倉時代にかけ、14世紀初頭に日本は国家(概念)が確立して、天皇を頂点とする国家統治機能も整備され、それを武家(当時は鎌倉の北条氏)が運用して国家の治安を維持する仕組みが一応確立していたようである。ごく簡単に言えば、税金を納める民と税金で飯を食う京都の皇族と武士階級に秩序立てられた。しかし当時も現在と同じで、政権を担当する武士共が段々横暴になり、民は苦労していたようだ。
時の天皇(後醍醐天皇)が何を思ったか、政権担当者(鎌倉の北条氏)を討伐と思ったところから話が始まる。ところが、後醍醐天皇は逆に政権によって捕らえられ、隠岐に島流しされてしまう。その時後醍醐天皇の復権に立ち上がったのが足利尊氏とか新田義貞たちで、後醍醐天皇は目出度く天皇の座に復し、足利尊氏が将軍職に就く。がしかし、直ぐに北条方の巻き返しが始まって混乱は一層深まり、後醍醐天皇は再び都を追われ、南の方に逃げなければならなくなる。後醍醐天皇が都から追い払われると、北条氏側は脇の血筋から光厳天皇を担いで即位させてしまう。
従ってその後、4代か5代に亘って日本には2系列の天皇が存在していたことになる。後醍醐天皇側を南朝、光厳天皇側を北朝と呼んだ。その間武士の間ではあっちについたり、こっちについたりで、肝心の将軍になった足利尊氏自体が後醍醐天皇に反旗を翻すに至る程である。結局この将軍に楯突くのは同郷の出身の新田義貞となり、足利と新田の戦が後半の中心になる。
書くのが遅すぎたが、そもそも当時は武士にも氏素性があって、武士の氏族として平氏と源氏があり、北条は平氏、足利と新田は共に源氏である。言わば身内の権力争いが大きなテーマと言っても差し支えない。当然ながら肉親の親子兄弟関係での離反は勿論、組織上の裏切り、下剋上は日常茶飯事。2系統の天皇家から親王、内親王が沢山出てくるし、地方で武士集団が近隣を切り従えるためにこういった天皇の血筋を祭り上げることも度々出てくる。では皇族と氏素性正しい武士の物語かと言えばそうでもない。
結果的には皇族が殺されることも大分あったようだ。兎に角約半世紀に亘る全国的な大混乱を経て、1368年に京都で2代将軍足利義詮の死去と後継者足利義満(当時10歳)の後見に細川頼之が着任というところで物語は終わってしまう。兎に角内容的には、太平とは程遠い血生臭い話の連続であるが、言いたかったのは日本的な秩序があっての太平のようであるが、反語的に「それは大変難しい」ようにも見える。
統治を司った武士階級一つにしても、氏素性的には武士ではないが、単に河内の野武士(宮廷に仕えていない)楠木正成の系列が最後まで南朝側に忠誠を尽くすように描かれ、これがかなり重要な位置を占めている。そして後年に及び日本の皇国史観に大きな影響を与えたようだ。何れにせよ、戦国以降江戸時代まで、当時の教養人には広く愛読されたらしい。
タイトルに「校注」とあるように、全ページ下部4分の1が注釈になっていて、本文のあらゆる場所に物凄く小さな活字で注釈ナンバーが振ってある。これを全て参照しながら読み進めれば少し益しかもしれぬが、それでも理解は大変だろう。ではなんで読後感かであるが、「太平記」が書かれた時代背景を理解するだけでも意味があった。大学受験科目に世界史があったが、高校時代に日本史を選択したかどうか記憶にない。仮に必須科目であったにしても、何も学んでいないのと一緒で江戸時代より古い日本のことなど何も知らないに等しい。
「太平記」が描く時代は明確で14世紀半ばの約50年、鎌倉時代から室町時代への過渡期にあった南北朝時代の政治史みたいものである。作者ははっきりしていないようだが、一人ではないようでもあり、当初は主要登場人である足利尊氏が天台宗の僧で儒学者<玄恵>に命じた書かせたとする説が有力のようであるが、足利尊氏は途中で死んでしまうのだからよく分からない。本書を読んで内容はよく理解できなくても、南北朝時代とは如何なる時代だったかは大分知ることになった。
一口で言えば、その後に来た織田信長、武田信玄、上杉謙信などが活躍した戦国時代以上に悲惨で混乱した時代だったみたいだ。平安時代から鎌倉時代にかけ、14世紀初頭に日本は国家(概念)が確立して、天皇を頂点とする国家統治機能も整備され、それを武家(当時は鎌倉の北条氏)が運用して国家の治安を維持する仕組みが一応確立していたようである。ごく簡単に言えば、税金を納める民と税金で飯を食う京都の皇族と武士階級に秩序立てられた。しかし当時も現在と同じで、政権を担当する武士共が段々横暴になり、民は苦労していたようだ。
時の天皇(後醍醐天皇)が何を思ったか、政権担当者(鎌倉の北条氏)を討伐と思ったところから話が始まる。ところが、後醍醐天皇は逆に政権によって捕らえられ、隠岐に島流しされてしまう。その時後醍醐天皇の復権に立ち上がったのが足利尊氏とか新田義貞たちで、後醍醐天皇は目出度く天皇の座に復し、足利尊氏が将軍職に就く。がしかし、直ぐに北条方の巻き返しが始まって混乱は一層深まり、後醍醐天皇は再び都を追われ、南の方に逃げなければならなくなる。後醍醐天皇が都から追い払われると、北条氏側は脇の血筋から光厳天皇を担いで即位させてしまう。
従ってその後、4代か5代に亘って日本には2系列の天皇が存在していたことになる。後醍醐天皇側を南朝、光厳天皇側を北朝と呼んだ。その間武士の間ではあっちについたり、こっちについたりで、肝心の将軍になった足利尊氏自体が後醍醐天皇に反旗を翻すに至る程である。結局この将軍に楯突くのは同郷の出身の新田義貞となり、足利と新田の戦が後半の中心になる。
書くのが遅すぎたが、そもそも当時は武士にも氏素性があって、武士の氏族として平氏と源氏があり、北条は平氏、足利と新田は共に源氏である。言わば身内の権力争いが大きなテーマと言っても差し支えない。当然ながら肉親の親子兄弟関係での離反は勿論、組織上の裏切り、下剋上は日常茶飯事。2系統の天皇家から親王、内親王が沢山出てくるし、地方で武士集団が近隣を切り従えるためにこういった天皇の血筋を祭り上げることも度々出てくる。では皇族と氏素性正しい武士の物語かと言えばそうでもない。
結果的には皇族が殺されることも大分あったようだ。兎に角約半世紀に亘る全国的な大混乱を経て、1368年に京都で2代将軍足利義詮の死去と後継者足利義満(当時10歳)の後見に細川頼之が着任というところで物語は終わってしまう。兎に角内容的には、太平とは程遠い血生臭い話の連続であるが、言いたかったのは日本的な秩序があっての太平のようであるが、反語的に「それは大変難しい」ようにも見える。
統治を司った武士階級一つにしても、氏素性的には武士ではないが、単に河内の野武士(宮廷に仕えていない)楠木正成の系列が最後まで南朝側に忠誠を尽くすように描かれ、これがかなり重要な位置を占めている。そして後年に及び日本の皇国史観に大きな影響を与えたようだ。何れにせよ、戦国以降江戸時代まで、当時の教養人には広く愛読されたらしい。
2017年1月25日水曜日
もう、どうでもいいが
昨年8月8日陛下のご発言を受けて有識者会議がまとめたとされる「論点整理」なるものが今週発表された。詳細を読む気にもならぬが、政府の意向を踏まえ、今の陛下一代に限り退位を認めるのが妥当と読める内容で、「結論ありき」の印象は否めないそうである。
日本の社会ではあちこちでよく見られることではあるが、陛下が提起された問題に対して、政府は殊更問題を矮小化して己の田に水を引かんとしていることだけは明らかだ。陛下が提起された問題は誰がどう見ても「天皇制の根本問題」であり、決して陛下御自身の我儘である筈がない。陛下が「日本人にとって天皇制は必要である」と考えられていることは確かで、これまでそのために努力されてきたことは万人の認めるところだろう。
そのご発言を逆手にとって先ずは、「ご意思に沿うことは憲法違反」ときたものだ。その代わり「草臥れたのなら休ませてあげるよ」とは全くよく言ってくれるよ。その通りかもしれぬ。確かに陛下の平和を追求する姿勢は、善悪は別にして安倍総理に相当批判的であるのも事実だ。しかしこの機に乗じて早いとこ陛下にお引き取り願い、その後は憂いなく自分が思い描く復古主義の世に変えたいとの思惑は真の下剋上の発想で、戦国時代の武将も顔負けである。
尻馬に乗ったのが恒例の有識者会議とマスコミだ。多分このままいって総理の思うようになるだろう。これも世代の変わり目、世の変化の一つだ思うしかないのだろうが、総理周辺がことあるたびに「陛下のご意向」とかご意思を戴してみたいなお為ごかしを聞くのが片腹痛い。歴史を紐解けば天皇が軽んじられた時代の日本に碌な試しがあったようには思えない。
ある人に言わせると「今は末世、これから次々に災いが襲ってくる」そうだが、世界全体だったか日本のことだったかを忘れてしまった。どちらにせよ、あながち外国のことだとばかり言っていられないような気もする。
日本の社会ではあちこちでよく見られることではあるが、陛下が提起された問題に対して、政府は殊更問題を矮小化して己の田に水を引かんとしていることだけは明らかだ。陛下が提起された問題は誰がどう見ても「天皇制の根本問題」であり、決して陛下御自身の我儘である筈がない。陛下が「日本人にとって天皇制は必要である」と考えられていることは確かで、これまでそのために努力されてきたことは万人の認めるところだろう。
そのご発言を逆手にとって先ずは、「ご意思に沿うことは憲法違反」ときたものだ。その代わり「草臥れたのなら休ませてあげるよ」とは全くよく言ってくれるよ。その通りかもしれぬ。確かに陛下の平和を追求する姿勢は、善悪は別にして安倍総理に相当批判的であるのも事実だ。しかしこの機に乗じて早いとこ陛下にお引き取り願い、その後は憂いなく自分が思い描く復古主義の世に変えたいとの思惑は真の下剋上の発想で、戦国時代の武将も顔負けである。
尻馬に乗ったのが恒例の有識者会議とマスコミだ。多分このままいって総理の思うようになるだろう。これも世代の変わり目、世の変化の一つだ思うしかないのだろうが、総理周辺がことあるたびに「陛下のご意向」とかご意思を戴してみたいなお為ごかしを聞くのが片腹痛い。歴史を紐解けば天皇が軽んじられた時代の日本に碌な試しがあったようには思えない。
ある人に言わせると「今は末世、これから次々に災いが襲ってくる」そうだが、世界全体だったか日本のことだったかを忘れてしまった。どちらにせよ、あながち外国のことだとばかり言っていられないような気もする。
2017年1月24日火曜日
発言の分かりやすさ
昨日と同じテーマで恐縮、昨日の稀勢の里関の記者会見は誰が聞いても心地よかったに違いない。同じ記者会見でも、念入りに準備された総理記者会見が全く心に響かないのは何故か、総理周辺は研究することを薦めたい。会見の中で彼が覚悟の中に「立ち居振る舞い」について語ったのは巧まずしてのことだろうが、偉いと思った。因みに前後を余さず引用すると以下の通り。
「グッと気が引き締まりました。尊敬される、模範となるような力士になっていきたい。そのためにはもっともっと努力しないといけない。稽古場の立ち振る舞いもそう、生き方としても周りから見られている。責任ある地位。中途半端な気持ちではいられない。」中学卒業文集には「天才は生まれつきです。もうなれません。努力です。努力で天才に勝ちます。萩原」と書いたとの報道もあったが、凡俗から見ると彼はやはり天才の一人だ。
天才でも生半可な努力ではなれないのが横綱かもしれぬが、その代わり横綱にはカド番も減ったくれも無い、実績を失えば一巻の終わりだ。彼が何場所横綱の地位を張れるか、今相当なプレッシャーに耐えていることだろう。更なる精進を期待しよう。
お相撲とはまるきり違うのが政治の世界。宇良関のレスリング経験を生かした決まり手の「居反り」は協会が認定している48手のうちらしいが、政治の世界はそれこそ「なんでもあり」らしい。特に、総理は一度陥落してもノコノコ復活できることも相撲とは大違い。恥を知らなければ笑いが止まらぬかもしれぬ。安倍総理の頭にある星取表も選挙の数字なんだろう。「確かに大きな議席を失って一度陥落したが、それ以上の議席を獲得したのだから文句はあるまい。」確かにそれも一つの哲学ではある。
しかし、「地盤、看板、鞄」の3つが揃えば総理大臣には誰でもなれるとすれば問題だ。稀勢の里関の学歴は中学校卒業、安倍総理は大学のご出身。しかし所信表明演説を終えたばかりの総理側から見れば、語る内容を比較するのも恥ずかしくなるだろう。品位と風格の差が歴然としすぎる。もちろん学歴の差でもない、馬鹿とか利口の問題とも少し違う。
安倍総理にはこれ以上笑いものにならぬうちに早いとこお引き取り願いたい。
「グッと気が引き締まりました。尊敬される、模範となるような力士になっていきたい。そのためにはもっともっと努力しないといけない。稽古場の立ち振る舞いもそう、生き方としても周りから見られている。責任ある地位。中途半端な気持ちではいられない。」中学卒業文集には「天才は生まれつきです。もうなれません。努力です。努力で天才に勝ちます。萩原」と書いたとの報道もあったが、凡俗から見ると彼はやはり天才の一人だ。
天才でも生半可な努力ではなれないのが横綱かもしれぬが、その代わり横綱にはカド番も減ったくれも無い、実績を失えば一巻の終わりだ。彼が何場所横綱の地位を張れるか、今相当なプレッシャーに耐えていることだろう。更なる精進を期待しよう。
お相撲とはまるきり違うのが政治の世界。宇良関のレスリング経験を生かした決まり手の「居反り」は協会が認定している48手のうちらしいが、政治の世界はそれこそ「なんでもあり」らしい。特に、総理は一度陥落してもノコノコ復活できることも相撲とは大違い。恥を知らなければ笑いが止まらぬかもしれぬ。安倍総理の頭にある星取表も選挙の数字なんだろう。「確かに大きな議席を失って一度陥落したが、それ以上の議席を獲得したのだから文句はあるまい。」確かにそれも一つの哲学ではある。
しかし、「地盤、看板、鞄」の3つが揃えば総理大臣には誰でもなれるとすれば問題だ。稀勢の里関の学歴は中学校卒業、安倍総理は大学のご出身。しかし所信表明演説を終えたばかりの総理側から見れば、語る内容を比較するのも恥ずかしくなるだろう。品位と風格の差が歴然としすぎる。もちろん学歴の差でもない、馬鹿とか利口の問題とも少し違う。
安倍総理にはこれ以上笑いものにならぬうちに早いとこお引き取り願いたい。
2017年1月23日月曜日
お正月らしい話題
今朝はだいぶ冷え込んでいるが、昨日の昼間はのどかで春らしい陽気だった。たまには明るい話だけを書いておこう。
何といっても大相撲初場所、稀勢の里が白鵬を破って目出度く優勝。大いなる相撲ファンとは言い難いが、19年振りに日本出身の横綱が誕生することになって目出度い限りだ。30歳という年齢が少し気になったが、30歳を超えての横綱誕生は過去に決して例が無いわけではないようだ。余計な心配はしなくても、稀勢の里は昨年最多勝利を挙げているし、平成十四年三月場所の初土俵以来の成績は非凡なものだ。休場が1日しかないは怪我をしない証拠だろうし、稽古を真面目にしているからだろう。兎に角立派なものだ。新横綱の活躍を大いに期待しよう。
卓球の全日本選手権・女子シングルスの平野美宇選手の優勝も昨日の明るいニュースだ。16歳は何とも羨ましい。東京オリンピック、更にそれ以降での活躍を草花の陰から応援することになるだろう。
何といっても大相撲初場所、稀勢の里が白鵬を破って目出度く優勝。大いなる相撲ファンとは言い難いが、19年振りに日本出身の横綱が誕生することになって目出度い限りだ。30歳という年齢が少し気になったが、30歳を超えての横綱誕生は過去に決して例が無いわけではないようだ。余計な心配はしなくても、稀勢の里は昨年最多勝利を挙げているし、平成十四年三月場所の初土俵以来の成績は非凡なものだ。休場が1日しかないは怪我をしない証拠だろうし、稽古を真面目にしているからだろう。兎に角立派なものだ。新横綱の活躍を大いに期待しよう。
卓球の全日本選手権・女子シングルスの平野美宇選手の優勝も昨日の明るいニュースだ。16歳は何とも羨ましい。東京オリンピック、更にそれ以降での活躍を草花の陰から応援することになるだろう。
2017年1月21日土曜日
トランプ新アメリカ大統領
何故か土曜日はブログを休むことが多いが、暇なので書いてみる。昨夜は早く寝たので1時に目が覚めて、2時過ぎまでトランプ氏の就任演説を聞いてしまった。感想は「分かりやすい」の一言に尽きる。要するに「現在生活が苦しい人たちは自由貿易主義の被害者だ。生活苦から抜け出させるために保護主義だろうとなんだろうと国益最優先でいくよ。」
具体的に何をどうするか知らぬが、現在生活苦に喘ぐ国民にすれば心強いだろう。一見時代錯誤のように感じなくも無いし、日本の評論家の大半は経済政策としても間違っていると言っている。アメリカ国内でもトランプ氏の政策や性格に反対者が多いようで、就任時支持率は歴代大統領最低とのこと。日本のマスコミは、アメリカ社会が分断されたと嬉しげでもある。
思えば第1次オバマ氏の就任演説「YES WE CAN」は極めてインパクトがあったし、万人に呼び掛けた素晴らしい演説だったように記憶するが、さて、具体的に何をすると言ったかについては思い出せない。当然ながら趣旨としては<国民の平和と豊かさを築き、且つ世界平和の安定をリードしていく。>くらいのことは言っただろう。前任者に比べると如何にも頭のよさそうな印象を持ったものだった。
今日の報道では、オバマ氏の就任時支持率は、昨日のトランプ氏に比べて2倍近いものだったようだ。しかし、そのオバマ氏でさえ8年掛けて成しえたことを思うと、殆ど無きに等しいらしい。内容を知らないが、唯一鳴り物入りで成立をみたとされる<オバマ ケア>なんて政策すら、トランプ氏がぶち壊すとのことだから、これとて全国民が諸手を挙げて歓迎したものでもないらしい。如何なる国の如何なる政策でも、全国民が諸手を挙げて歓迎なんて代物はあり得ないだろう。
一見無教養の不動産屋のトランプ氏、そんなことあり得ないだろうと思うのだが。自身も取り巻きを見ても金持ちの集まりながら、貧乏人の味方を一番に掲げている。「景気をよくする」と言っているが、「金持ちが儲かれば、おこぼれが貧乏人に落ちてくる」なんて回りくどいことは言わず、端的に貧乏人救済をお題目にしているところは強かなものだ。
アメリカ経済なんかどうなろうと余り関係ないが、世界平和は問題だろう。オバマ氏は就任時に大きく出すぎて、結果的に何もできなかった、なんて酷評になってしまった。トランプ氏は商売人だそうだから、世界平和について声高な発言は無いようだ。逆に言えばそれが怖い。ISを徹底的にやっつけるくらいは仕方ないにしても、イスラエル寄りとか、アメリカ大使館をエルサレムに移転とか、何を考えているのか不気味でもある。
昨夜少し観たBS番組でアメリカ人ジャーナリストが日本の大学教授に質問していた。「北朝鮮の核の脅威に対する受け止めは日本とアメリカでは全く違います。北が核弾頭を搭載したミサイルを完成と認識すると、事前にこれを叩く可能性は大いにあります。その際、同盟国日本に対し事前に<これから攻撃するから>と通告が来たら日本はどうすればいいのでしょう?北の短距離ミサイルは既に対日韓には何台も実戦配備されているので、両国には一定の被害が生ずるのは間違いありません。」
日本の先生の返事は記憶にないが、頼むからトランプさん「分断された国民を一致させる方法は戦争に限る」なんて思わないでくれよな。
具体的に何をどうするか知らぬが、現在生活苦に喘ぐ国民にすれば心強いだろう。一見時代錯誤のように感じなくも無いし、日本の評論家の大半は経済政策としても間違っていると言っている。アメリカ国内でもトランプ氏の政策や性格に反対者が多いようで、就任時支持率は歴代大統領最低とのこと。日本のマスコミは、アメリカ社会が分断されたと嬉しげでもある。
思えば第1次オバマ氏の就任演説「YES WE CAN」は極めてインパクトがあったし、万人に呼び掛けた素晴らしい演説だったように記憶するが、さて、具体的に何をすると言ったかについては思い出せない。当然ながら趣旨としては<国民の平和と豊かさを築き、且つ世界平和の安定をリードしていく。>くらいのことは言っただろう。前任者に比べると如何にも頭のよさそうな印象を持ったものだった。
今日の報道では、オバマ氏の就任時支持率は、昨日のトランプ氏に比べて2倍近いものだったようだ。しかし、そのオバマ氏でさえ8年掛けて成しえたことを思うと、殆ど無きに等しいらしい。内容を知らないが、唯一鳴り物入りで成立をみたとされる<オバマ ケア>なんて政策すら、トランプ氏がぶち壊すとのことだから、これとて全国民が諸手を挙げて歓迎したものでもないらしい。如何なる国の如何なる政策でも、全国民が諸手を挙げて歓迎なんて代物はあり得ないだろう。
一見無教養の不動産屋のトランプ氏、そんなことあり得ないだろうと思うのだが。自身も取り巻きを見ても金持ちの集まりながら、貧乏人の味方を一番に掲げている。「景気をよくする」と言っているが、「金持ちが儲かれば、おこぼれが貧乏人に落ちてくる」なんて回りくどいことは言わず、端的に貧乏人救済をお題目にしているところは強かなものだ。
アメリカ経済なんかどうなろうと余り関係ないが、世界平和は問題だろう。オバマ氏は就任時に大きく出すぎて、結果的に何もできなかった、なんて酷評になってしまった。トランプ氏は商売人だそうだから、世界平和について声高な発言は無いようだ。逆に言えばそれが怖い。ISを徹底的にやっつけるくらいは仕方ないにしても、イスラエル寄りとか、アメリカ大使館をエルサレムに移転とか、何を考えているのか不気味でもある。
昨夜少し観たBS番組でアメリカ人ジャーナリストが日本の大学教授に質問していた。「北朝鮮の核の脅威に対する受け止めは日本とアメリカでは全く違います。北が核弾頭を搭載したミサイルを完成と認識すると、事前にこれを叩く可能性は大いにあります。その際、同盟国日本に対し事前に<これから攻撃するから>と通告が来たら日本はどうすればいいのでしょう?北の短距離ミサイルは既に対日韓には何台も実戦配備されているので、両国には一定の被害が生ずるのは間違いありません。」
日本の先生の返事は記憶にないが、頼むからトランプさん「分断された国民を一致させる方法は戦争に限る」なんて思わないでくれよな。
2017年1月20日金曜日
業界構造
どんな経緯があったか知らぬが、通常国会開会を目前にして急に文科省官僚の天下りが問題化したと思ったら、即、事務次官が辞職するとのこと。霞が関官僚の天下りなんぞ霞が関全体の問題であることを知らない人がいたらお目にかかりたいものだ。鳩山政権時代に前年の半分近くまで減ったと報じられているが、その方が余程おかしい。そのすぐ翌年からまた戻り始めているのが何よりの証拠だろう。
父が地方公務員だったので、父も1度天下りのお世話になっている。確か大学2年生になる時だったと記憶するが、父が上京して一緒に生活していた兄と私、3人で話し合ったことをよく覚えている。何でも父の定年が迫ったので、「定年後は東京に来て弁護士でもしようかと思う。ついては拠点が必要なので、取り敢えず3人で住めそうな家を見つけてほしい。」と言われても兄は兎も角、こちらにそんな才覚は無いのでそのままでいた。暫くするとまた田舎から連絡が来て「再就職がこちらで決まったので、急がなくてもいいけど何れ同じことになると思うから心がけておいてはほしい。」
この再就職先が今言うところの天下りだった。父は臨んだわけでもないだろうが、後輩の人たちが心配して斡旋してくれたわけだ。昔のこととは言え地方でさえそうなのだから、長い歴史を持つ霞が関にあって先輩の再就職を後輩が心配する、或いは後輩や同僚の再就職を段取りするのは官僚の重要な仕事であることが長ずるに及んでよく分かってきた。当事者であれば重要どころでなく、入省した時から人事は当然ながら再就職先に及び、最重要課題であるようだ。お坊ちゃんの鳩山内閣が声を上げたので、システムのメカニズムに多少の変更は余儀なくされているのだろうが、システムそのものを温存する力は馬鹿にできぬだろう。
官僚だって人の子、家族を食わせないわけにはいくまい。アメリカの官僚のように、大統領の交代で首になることは覚悟して入省していれば別である。日本の場合は組織の一員になることは組織の維持が最優先事項だから、法律でこれを壊すのは無理がある。天下りを許すと如何なる弊害は言うまでもないが、官僚と関連業界との癒着だ。これを無くすために天下り禁止だけで済むならこんな簡単なことは無い。官僚の世界に首を突っ込んだ人は永遠に官僚なんだろう。
有効な方策をすぐに思いつくほど頭がよくないのが残念ではあるが、余計なことで一つ言えるのは、天下りが民間人の就職機会を奪っていると言えるかどうかだ。広告会社にいた人間が官僚の天下りポストについても機能し得ないだろう。天下りはほぼ永久になくせないと思うが、仮に根絶出来たらどんな社会が実現するか、想像してみるがいい。貧乏な老人が増え、今でも優秀な人材が集まらなくなっている官僚世界を目指す若者が減るだけだ。何かいい方策は無いものだろうか。
父が地方公務員だったので、父も1度天下りのお世話になっている。確か大学2年生になる時だったと記憶するが、父が上京して一緒に生活していた兄と私、3人で話し合ったことをよく覚えている。何でも父の定年が迫ったので、「定年後は東京に来て弁護士でもしようかと思う。ついては拠点が必要なので、取り敢えず3人で住めそうな家を見つけてほしい。」と言われても兄は兎も角、こちらにそんな才覚は無いのでそのままでいた。暫くするとまた田舎から連絡が来て「再就職がこちらで決まったので、急がなくてもいいけど何れ同じことになると思うから心がけておいてはほしい。」
この再就職先が今言うところの天下りだった。父は臨んだわけでもないだろうが、後輩の人たちが心配して斡旋してくれたわけだ。昔のこととは言え地方でさえそうなのだから、長い歴史を持つ霞が関にあって先輩の再就職を後輩が心配する、或いは後輩や同僚の再就職を段取りするのは官僚の重要な仕事であることが長ずるに及んでよく分かってきた。当事者であれば重要どころでなく、入省した時から人事は当然ながら再就職先に及び、最重要課題であるようだ。お坊ちゃんの鳩山内閣が声を上げたので、システムのメカニズムに多少の変更は余儀なくされているのだろうが、システムそのものを温存する力は馬鹿にできぬだろう。
官僚だって人の子、家族を食わせないわけにはいくまい。アメリカの官僚のように、大統領の交代で首になることは覚悟して入省していれば別である。日本の場合は組織の一員になることは組織の維持が最優先事項だから、法律でこれを壊すのは無理がある。天下りを許すと如何なる弊害は言うまでもないが、官僚と関連業界との癒着だ。これを無くすために天下り禁止だけで済むならこんな簡単なことは無い。官僚の世界に首を突っ込んだ人は永遠に官僚なんだろう。
有効な方策をすぐに思いつくほど頭がよくないのが残念ではあるが、余計なことで一つ言えるのは、天下りが民間人の就職機会を奪っていると言えるかどうかだ。広告会社にいた人間が官僚の天下りポストについても機能し得ないだろう。天下りはほぼ永久になくせないと思うが、仮に根絶出来たらどんな社会が実現するか、想像してみるがいい。貧乏な老人が増え、今でも優秀な人材が集まらなくなっている官僚世界を目指す若者が減るだけだ。何かいい方策は無いものだろうか。
登録:
投稿 (Atom)