2026年8月2日日曜日

加害者としての反省

 世界各地で戦争が続いている。昔から互いに正義を掲げて戦争し、勝った方が正義の覇者。負ければ悪人・悪党として断罪されるが習い。個人的喧嘩であれば時に仲裁者が出現もするが、国家間の戦争には仲裁人の出現は期待できないようだ。日本国をどのように考えるか難しい。2600年以上前に神武天皇が出現して国家が出現したと考える人もいれば、国家が出現するのは中国の歴史書に書かれた卑弥呼の時代だろうとする人もいる。しかし天皇の系譜に卑弥呼と言う人物は出てこない。日本の歴史は結構難しいが、深く考えるのは身体に毒だ。

戦国時代に羽柴秀吉の命令で朝鮮半島に出兵した熊本藩主加藤清正なんて人物のことは扨措き、明治維新以降だけでも司馬遼太郎氏が好んで描いたロシアとの戦いとか中国や他のアジア諸国に数多くの戦争を仕掛けて多くの国に迷惑をかけてきたのは事実だ。最終的には世界の半分を敵に回して世界大戦を引き起こしているのだから相当深く反省する必要があると思うが、昨今の政治家は余り反省の色を見せない。

これには大きな理由がある。世界大戦で最大の敵国だったアメリカ・イギリス・ソ連(現在のロシア)が、戦争をしたのは日本人のごく一部である軍人たちで、多くの国民はむしろ被害者といった理屈付けをした結果だと思う。確かに先の大戦戦後に占領軍のアメリカ軍によって憲法が変わって、建前上は軍隊軍人はいないことになった。しかし実際は世界でも有数の軍隊が存在していることを知らぬ人がいない。原爆被爆国として被害者面しても通用しない。加害者であったことを忘れてはいけない。

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