2022年12月21日水曜日

82歳の冬

 暗くて寒い朝が続いて嫌になるが、自然現象を恨んでも仕方ない。冬至は明日らしいが、本格的寒の入りは正月6日から、本当の寒さは寒明け10日と言われるので2月の半ば。未だ相当の日数だ。一昔前であれば、この間に何回スキーを楽しむか指折り数えたかも知れぬが、今や夢のまた夢。代わる楽しみは何があるか?思いつくことは無い、生きているだけ見っけものだ。少しくらい朝が寒くても、気を取り直さなければいけないと考え、室内の暖房を入れる時間を早めたりしている。

生きることは、単純なようで結構複雑な事象の組み合わせになっている。当然十人十色だと思うが、個人的に重要と思っている基本的なことがある。時間に依る管理がそれで、起床時間や就寝時間、目覚めてから行うべきことの順番、寝る前にすべきこと等、なすべきことを省略すると、どうも翌日の目覚めが悪く終日冴えないことになりがちだ。この1週間くらい風邪気味で体調が悪かったが、基本動作だけは崩さないようにしてきた。しかし思うと、果たして来年も継続できるものかどうか、相当心配でもある。

いつかは確実に訪れるが、それを事前に察知実感できないのが人間の悲しさだ。少なくともこれまで考えても見なかった旅立ちへの心配が最近何度も頭をよぎる。そろそろなにか準備をしなければいけないか、と思ってもどこから始めたものか、先週娘や孫と忘年会をしたにでも相談めいたことをすればよかったかもしれない。しかし相談しても返ってくる返事は「そんな事考えずに好きなように生きて頂戴。」に決まっていそうで、これも困る。

元々予定を立てるのが余り得意でない。天気と相談しながら思いつきで動いてきたが、明日は雨との予想。しかも風邪薬の追加も欲しいので医者にも行きたい。普通木曜日の昼飯は、週刊文春のただ読みが出来る紀尾井町のレストランと決めてるが、明日行くのをやめて今日行ってきた。食事の後で薬を取り出して飲んだら、馴染みのウェイトレス気を利かして白湯を持ってきてくれた。有難いことだ。しかも支払いの後で「お大事に!」ときた。電車の中で席を譲られたり、老人として労られるのは有り難いが、どんなに粋がっても寄る年波だけは誰からも隠しようがない。

カレンダーが変わらなくても歳だけは確実に取っていく。そのスピードは益々速さを増すだろう。少しは考えを変える必要もありそうだ。

3 件のコメント:

雲の平 さんのコメント...

お風邪いかがですか?くれぐれもお大事になさいませ。
長野は今日は少し気温があがったので、あわてて掃除をしました。
明日の後半からクリスマス寒波がやってくるようなので、必要以外は
外出しないつもりです。したがって歩行計も夏場のようなわけにはいきません。
熊さん同様冬眠生活になりそうです。

呑兵衛あな さんのコメント...

スキーの話題が出たので、元気になれそうなブログを紹介します。
>何も無い 福井県のブログ
https://plaza.rakuten.co.jp/deko2989/
私の俳諧先の1人で、ブログタイトルのとおり福井の爺さんです。
既に80歳はとっくに過ぎていて、たぶん貴兄より年上だと思います。
高校野球を好み、近所の山でスキーや登山をしている元気印ですが。今年奥方が旅立ち少ししょぼくれていますね。
20年以上前に、私が横浜在住の頃、ホームページ作りを通じて知り合いました。
まっ、気が向いたら覗いてみてください。
先方には貴兄の事は特に紹介していませんので、そのように

senkawa爺 さんのコメント...

雲の平さん
お見舞いのコメントをありがとうございます。
お陰様でだいぶ良くなった気がしてます。
念のため、今日22日の午後雨が上がったら医者に行く予定です。
兎に角無理をしないことですね。

呑兵衛あなさん
元気印のブログの紹介ありがとうございます。
福井にも立派なスキー場がある事が分かりました。
しかし今の私には猫に小判、行って見る気にはなりません。