2012年8月29日水曜日

理解不能だ

未だ採決に至っていないようだが、今日は参議院で首相の問責決議が採決されて賛成多数となるらしい。これで会期を10日ほど残して今国会の審議が事実上幕となるとのこと。赤字国債発行のための法案も参議院での審議が出来なくなって成立しないらしい。予算案は成立していても国債が発行できずに財源が無いとなるとどうなるのだろう?国家公務員の給料が支払えないなんて事態になれば、それはそれで見ものだ。

問責決議案なるものも中小野党連合と大野党の自公から2通出されているらしい。前者は消費税増税を通したことに反対の意思表明で、後者は野田総理が解散の約束を実行しそうにないので、これを迫る意味で提出したらしい。
国会のことなど余りに馬鹿馬鹿しいのでまともにチェックしていないが、この場面で総理の責任を問うこと意味を理解できる人はどのくらいいるだろうか?

前者について言えば、成立してしまった法案が気に入らないとて、問責したからどうなるのだろう。後者は後者で、理由なんか何でもいいから選挙を早くしたいということらしい。だから、自分たちが成立させた法案を否定するような法案に便乗してでも、問責が成立しさえすればいいらしい。どう考えても正常な人間には理解不能のように思う。

全野党が一致すれば法案が成立するのは当たり前だろうが、問責されたら野田総理が解散に打って出る可能性は殆ど無いらしい。ここまで分かっていながらの大騒ぎは一体なんだろう。選挙選挙と騒いで何が面白いのだろう。選挙がいつあろうと、世の中変わりそうにないと思うこちらの頭が少しおかしいのだろうか。

話が変わるが、時々出てくるオスプレイなる飛行機の話。アメリカ本土では危険すぎて訓練する場所が見つからず、日本で訓練をと米国の偉い人が決めたらしい。昨日読んだ本からすると、日本は米国から見たら奴隷の国家らしいから仕方がないとしよう。しかし問題はこの訓練にあたるのは当然アメリカ海兵隊の軍人である。このパイロットに要求される資質について米国のある評論家がこう言ったそうだ。

工学博士並みの頭脳とオリンピック選手並みの体力や反射神経を持った自殺志望の人間。未亡人製造機と言われる所以だそうだ。国会でのバトルも分からないが、この訓練を自国民に認めてもらうために茶番を演じている防衛相とそれを取り巻く防衛省の幹部。皆戦後の立派な教育を受けた優秀な人に違いないのに、どうしてかくも簡単に宗主国の走狗になるのか。本当に理解不能である。

2 件のコメント:

Don Koba さんのコメント...

選挙制度改革法案と赤字国債発行法案が未決のまま解散総選挙となれば、官僚の給料の遅配は何とか解決するだろうが、地方交付金に依存する自治体は干上がってしまう。そうまでして、野田政権を一時的に引きずりおろそうとしている勢力は何か?
対韓国、対中国では、珍しく主権国家としての態度を見せた。しかし、これは米国のアジア戦略にとり、不都合となる可能性も高い。
オスプレイ製造会社は膨大な開発費用をかけ米国防省の金食い虫とまで言われ米議会財政委員会でも強い批判を浴びている。何としても日本に買わせなければならない。選挙をやっている間に粛々と配備していこうという発想があってもおかしくはない。

senkawa爺 さんのコメント...

Don Kobaさん
いつもありがとうございます。
野田を引きずりおろしたい勢力は党内に充満しているのでしょうが、彼は思いのほかしぶといですね。もう在任1年になったそうです。
野田より谷垣の方がやばいのではないでしょうか。

ヒラリー訪中もあまり大きく取りざたされませんが、また頭越しに何が動いているのか?大統領選も最終場面に入ってきているようです。アメリカ国内事情の何かが変わると、対外政策をころっと平気で変えるそうですが、日本が彼の国せっせとお金を貢ぐ構造は変化しそうにないですね。

内外ともにポンコツ老人には理解不能のことだらけです。