生きてる以上はより良い生活を求めて夢とか希望を持つべきだろうし、その志を継ぐ子供たちも欲しくなるのが人情だ。当然だが小生にも人並みの夢や希望があり、それを託すべき後継者は得ることが出来た。日常生活では現状以上の生活はもう不要。
後継者についても、亡き家内がかねがね娘二人を授かったことを何故か<私の計画通りにいった>と自慢していた。小生自身は5人兄弟の3男だったので真意を測りかねていたし、現在でも疑問に思っている。家族や親せきは多人数の方が賑やかで楽しいように思うのだ。
しかし現実は、話し相手に不自由する独居生活。家内にすれば、娘二人を幼稚園に入れて曲がりなりにも大学まで出し、就職させて結婚の面倒まで見て、更に孫の世話まですれば、亭主の面倒まで見切れないだろう。小生もその辺は理解できたので、家内が言う通り<夫婦分権>でやってきた。そして現在は家内が亡くなって足掛け10年、子供や孫たちもどうやら一人前で、何の心配も無い。何よりも老々介護の心配が無い。苗字を継ぐ家族はいないが、骨を埋める先祖代々の墓については娘と甥や姪が引き受けてくれている。
何やら準備が良すぎて、あの世や見送ってくれる周辺から「早いとこ墓に入れよ」と急かされている感じもあるが、自分としては興味深い浮世に未練たらたら、「そんなに焦らなくても好いだろう」と思っている。
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