2015年2月23日月曜日

お医者様でも草津の湯でも~

「恋の病は こりゃ 治らせぬよ~」残念ながら、こんな高尚な事柄については養老孟司先生にでもお出まし願わないことには皆目分からない。いま思いついているのは脳の働きと関係があるかどうか知らないが、週末以来我が身を襲っている人体の妙についてである。

実は土曜日の夜間、鼻づまりが著しくて、珍しく睡眠不足になってしまった。昨日プールで、いつも互いの老化を嘆きあうご同輩に話したところ「風邪でも引いたんじゃないの?我々世代ともなると、身体の不具合発生は日常茶飯事だから仕方ないでしょう。ま、すべては加齢現象と諦めて風邪薬でも飲んで寝るにしくは無いでしょう。」と軽くいなされた。鼻づまり以外に問題は無いのだからそうかもしれぬ。医者に行くほどのことでもなかろうと、家庭常備薬「改元」を飲み、昨年秋に貰ってあった点鼻薬を挿入して就寝に及んだ。

ところがである、日曜朝になってもすっきりしない。土曜日と同じように午前中は泳いで帰ってくると、今度は鼻水が止まらない。鼻をどんなに拭っても、後から後へと鼻水が滴り落ちてくる。鼻水は夜中も出続け、今朝も朝から止まらない。食事中であろうとトイレの中であろうと、所構わずなのでたまらない。仕方ないので朝一で行きつけの耳鼻咽喉科に飛び込んだ。先生の見立ては「アレルギーみたいですね」となった。

この先生の所には大分前から通っているので、カルテをひっくり返して確認しても、以前に花粉症などのアレルギーが発症したことはない。何年か前、風邪で内科に掛かった時に、数種類のアレルギーの検査をしてもらったことがあるが、その時にも完全に陰性だった。兎も角、症状としてはアレルギーとしか言いようが無いので、それに対する処方をしてもらうことになる。ところが「前立腺肥大がありましたね、アレルギーを抑える薬はおしっこが出にくくなるので、余り強い薬を出せないのです。取り敢えず弱い薬と、別の点鼻薬を出しますので、これで暫く我慢してください。」とのこと。

今回の点鼻薬は、粉末状なので1日1回しか用いないでくださいとのことで、薬局で薬を受け取ると、点鼻薬は就寝前に使うのが良いだろうとのこと。「辛そうですね!」と同情されても、大きなくしゃみと鼻水は一向に改善されない。そこでハタと思いついたのだ。先週の水曜日から前立腺癌の治療が始まって、男性ホルモンを抑える薬を服用し始めている。処方してくれた泌尿器科の先生が「いろいろな副作用が出る可能性があります。」とのことで様々可能性について説明をしてくれた。その前提になっているが「特に女性の更年期障害と同じで、意味も無く身体がほてったり汗をかいたりすることもあります。」だった。

医学的知識が皆無だからホルモンの何たるかも知らない。しかし、人体とはやはり微妙なものだ。食った野菜がどうすれば血となったり肉になるのか分からないのと一緒で、ホルモンバランスがアレルギー体質に影響を与えることが無いとは言い切れないのではないだろうか。勝手にそう思って納得することにした。それにしても辛い日がどこまで続くのだろう。

3 件のコメント:

taki さんのコメント...

本当に大変ですね。人体のことは全くわかりません。
私は30歳代から鼻のアレルギー持ちなので苦しさはわかります。
何かの拍子で治まることもあります。
お大事にとしか申し上げられませんが。

senkawa爺 さんのコメント...

takiさん
同情のコメントをありがとうございます。
兎に角初体験なので本当に泣きたくなりました。月曜日に行った医者の処方が効いたようで、お陰様で小康を保っています。

トパ-ズ さんのコメント...

ブログ拝見して、私の症状とよく似ているなと思いました。私の場合はアレルギー性鼻炎
でした。現職の頃、会議の時はティッシュ
ボックス1箱を抱えて出席したことも多々ありました。注射、鍼なども何年も受けましたが、良くなりませんでした。でも退職後は、症状が軽くなったように思います。ストレスも大いに関係があったみたいです。爺さんは、前立腺癌治療を受けていらっしゃるので、薬ではなく、ヨガの鼻洗いをなさったら宜しいかと。
ネティポットと呼ばれる瀬戸やプラスチックでできた急須のような形をした容器に人肌のぬるま湯と少量の塩で生理食塩水を作り鼻孔に食塩水を静かに流し、反対側の鼻孔から出すというもの。慣れれば、とてもすっきりします。一度お試しを。