2015年2月24日火曜日

少年時代の友人

年を取ると日月の進歩が一層早くなると言われたものだが、確かにその通りだ。特に孫を見ているとその思いが一層強い。中学にしても高校も同じことだが、つい先日入学したばかりの筈なのに、あっという間に最上級生の3年生になってしまう。若かりし頃を思えば、高校の3年間は実に長く、様々な思い出に溢れている。孫たちのことについて聞いていると、入学の喜びも束の間で。2年生の冬ともなれば、翌年の大学入試の準備を始めるものとしたものらしい。

我が孫も既に準備の心構えを整えているかどうかはしらないが、一般的にはそう言う事らしい。今朝の新聞に大量の高校生向け予備校の折り込みチラシが入っていたので、そんな話題になった。高校生が勉強に打ち込むことは結構なことで、別に非難すべきことではない。我々の時代でも、3年生になっても遊び呆けていたのは己くらいのもので、大多数は勉強に勤しんでいたと見た方が良いのかもしれぬ。時間的な感覚も、年寄り故に妙に短く感じたこの2年間も、孫にとっては思い出に溢れた長い時間だったかもしれぬ。

する事なす事が単純化してくると、どうしても月日はあっという間に過ぎてしまう。高校生になった孫二人も、彼らなりに毎日新しいこととの出合いがあって充実した日々を送っているものと信じたい。ニキビが吹き出たり、女子生徒が気になったり、悩みも多いかもしれぬ。その割には時々送られてくる写真なんか見ていると、何れもあっけらかんとした顔をしている。小中学時代一緒にスキーに行った時と余り変わりが無い。

悩み多かりし昔を思うと、いろんな悩みがあったけれど、勉強が出来なくなっていくことについてだけは余り悩まず、あっけらかんとしていたような気がする。今になって悔やんでみても遅いのだが、血の繋がりで同じ轍を踏まぬことを祈りたい。プラス大切なことはやはり友人関係だ。友達は大切で、無いことが一番困る。多ければ多いに越したことはないが、中学生をいじめて殺してしまうような仲間にだけはなってくれるなよ。

川崎で余りにも悲惨な事件が起きているので、つい余計な心配をした。

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