人それぞれに気質・気性の違いがあるのは当然で、ひょっとすると職業や国柄にも違いがあるかもしれない。最近悪い癖である短気、短腹にやっと気づく機会が多くなっているので、少しでも改善しようと心掛けている。一般には歳をとるほど気が短くなるとされるようだが、年寄りはただでさえ若い人たちから見れば嘲笑の対象。よほど気を付けないともっと馬鹿にされても仕方ない。
特に気を遣うのは電車の乗り降り、電車の乗車時間なんて小生の場合どんなに長くても精々30分前後、他人の前に割り込んでまで席を確保する必要は無い。1歩譲って「ありがとう」と言葉を掛けられる方が余ほど長生きに繋がると思うようになってきた。電車の中で見ていると、中には電車は立って乗車するものと決めてる風情の若い人を見かけることも多い。概ね分別がついてきた中学生か高校生。その分別の弁えが小学生児童に見られないのが少し残念。小学校先生たちの指導を期待したいが、報道によれば、教職員の過重労働と安月給でそこまで知恵が回らないのかもしれぬ。
先の大戦が終わり新憲法下の新しい教育制度6334年制度が施行されて、小学1年生時代から新制度下で教育されてきたので、学校教育の修身とか道徳は一切受けていない。家庭や社会には未だ戦前戦中の教育勅語の影響が色濃く残る空気もあったので、その影響も多少は有ろう。言い訳的に言うなら公共公徳の概念が極めて薄い年代だと思う。何でも自己中心的なところが多いのかもしれぬで、今更ではあるが注意せねばと思い始めている。
世界では来年1月から政権が代わりトランプ第2期政権になる。アメリカは元々アメリカインディアンが多く居住していた国家だった筈。そこに欧州からの移民が入り込み先住民を排除して新しい国を立ち上げた珍しい国だ。広大な土地を有し人口密度は我が国とは比べるまでもなく低い。兎に角、未だ建国やっと300年そこそこ、奴隷制度も無くし、農業や工業もそれなりに発展して世界を席巻する国になったが、未だ労働者は足りない。当然の結果、未だに多くの移住者が殺到。中には不法入国者も居て、これを重宝していた向きもあったようだ。しかし今度の新政権は不法移住者を厳格に取り締まる方針を示している。誰しも喉元過ぎれば自分を忘れてしまう。
移民が立ち上げた国家アメリカ人気質は解らないが、今後の成り行きは注意が必要だろう。