2024年11月20日水曜日

雑誌読書で心が寒い

今月発売の月刊文藝春秋12月号に興味深い記事があった。<経済オンチくらいがちょうどいい>一橋大学の教授陣内了のお話となっている。小生も自慢にはならないが、経済についてはオンチ同然であること度々書いている。少し嬉しくなって読み進めてみると、詳しくは発売中の雑誌なので書けないが、要するに、政府の政策としてできること即ち経済を活性化して庶民の暮らしを楽にするなんてことは不可能らしい。

アベノミクスとやらで異次元の政策を実行した政府日銀の関係者の罪が如何に大きいかと言う事らしい。それを是正すべく現在の日銀総裁植田氏も頑張ってはいるが、まだ相当日が暮れて道が遠そうだ。異次元での失敗の是正は正攻法に頼るしかないらしい。多くの人は、多分そんなことだろうと諦めているだろうが、支給される年金に文句をつけることが出来ぬ身としては何とも情けない限り。

東京は終日雨で冬の寒さが身に染みる。 

2024年11月19日火曜日

冬の到来

 今朝は東京も10℃を下回り本格的な寒さとなった。昨日はブログを考える暇もないほどバタバタしてしまい、真にお恥ずかしい限り。今日書きたいテーマはメディア関係にするか世相とするか迷いながら書き始めている。日本だけのことか世界的傾向化はよく分からないが、アメリカの来年トランプ政権誕生にしても日本の兵庫県知事選挙で一旦世間の世論で追放されたかに見えた斎藤氏の再選でも、既存大手メディアの世論形成力が大きな変化を見せ始めてるような気がしてならぬ。

幸い小生は、事の善悪の判断に関しては余り新聞やテレビを信じないように努力しているので今回の成り行きをそんなに心配はしていない。斎藤氏がそうだとは言わないが、昔から世間で極悪人とされた人間が後の世に名誉を回復した例は枚挙にいとまがない。子供時代には「徳川家康なんて奴は・・・」なんて耳にタコができるほど聞いた記憶があるし、足利尊氏も悪人だったと言う説も昔からある。日本皇室のことを思えば南北朝時代のことになれば、豊臣と徳川以上に好き嫌いが分かれるのはしかたあるまい。幸い現代日本の場合、大手メディアの好き嫌い傾向はどこも似たようなものだ。

朝日・毎日・東京(中日)系統と産経、それに立ち位置が少し解りにくい読売。何れにしても社風又は立ち位置が微妙に異なっていることは昔も今も大差無さそうだ。今はむしろ新聞よりテレビ放送。残念ながらラジオを聞かないのでこれがよく分からないが、テレビ放送局も元を質せばラジオ局だから系統毎に特色はあるかもしれない。従ってそのことは措くとして、問題はNHK。この性格が少し解りにくい。政府からもお金が入っているので、政府に逆らえない事情は理解するにしても、公益性を思えば、もう少し調査報道があって然るべきだ。

閑話休題:本当はこちらの方が身につまされる話だ。日刊ゲンダイからタイトルを借りる。「怒濤の増税ラッシュ」国民民主党が火をつけた103万円の壁問題。税金の話は複雑で庶民には縁遠い話とされているが、政府や政党の<税制調査会>議論に火が付き、マスコミが取り上げ始めている。話が1年前に遡るが、アメリカ政府の命令で岸田政権は防衛予算の大幅増額に踏み切った。5年がかりとの仕掛けも解りにくいが、お金が天から降って来るはずは無い。いろいろな増税案が一旦口か出たが、野党・マスコミの反発もあり一旦は引っ込められている。しかし来年度からこれがものの見事に復活しそうとのこと。財布のひもを締めようにももう後が無い我が暮らし。同様の人も多い筈。

2024年11月18日月曜日

忘れ物

 最近毎日のように忘れ物がある。歳のせいと思うようにしているが、困ったことだ。特に家の鍵を忘れて外出するのが一番に困りもの。泥ちゃんのように我が家にこそこそ忍び込む羽目に、何とも情けない。

2024年11月17日日曜日

日頃の楽しみ

 土曜の夜は高校同期生とのリモートミーティングがあるので、就寝が9時過ぎになってしまう。これがちょっと辛いが、付き合いも大事だし友人たちの話にも有益なことがあるのでやむを得ない。今朝もちょっと眠かったが日中は素晴らしい小春日和。防寒と言う言葉が数か月先のように感じる。しかし実際は明日から急に寒くなるらしい。

明日のことを案じても仕方ないし、できるだけ今日を楽しく愉快に過ごしたいものだ。昨日は日比谷のミッドタウンの4階にある東宝映画館のプレミアムシアター(最大のIMAXスクリーン)で「グラディエーターⅡ」を観てきた。お話は毎度お馴染みの古代活劇、昔で言えばカーク・ダグラス主演の「スパルタカス」以来何作品もある奴隷格闘剣士の物語。筋書きは似たり寄ったりだが、画面の大きさと音響効果が格段に向上しているので迫力満点で本当に面白かった。通常2千円の入場料がシニアは1300円、これも有り難い。

個人的な話になるが、子供時代からのチャンバラ映画好き。ところが結婚すると家内は映画のどこが面白いか分からないと、映画を一緒に観たのは1回だけ。以来「映画に行くなら一人で行ってね。」と申し渡されているし、言われなくても横に知り合いがいては落ち着いて鑑賞できない。ただ最近のロードショウは前置きが長いのが気になる。前立腺がん闘病当時は昨日の映画だったら途中でトイレに行かざるを得なかったと思う。

帰りしな、同じ建屋に入っているベトナム料理店で昼夜の兼食。食後のココナツミルクが美味かった。

2024年11月16日土曜日

鬼が笑うかな

 信州上高地から来年のカレンダーが届いた。もう何年もご無沙汰してるし、今後行ける可能性が低いのにご丁寧なことで感謝の気持ちをもって拝受した。上高地に着いた時のワクワク感が懐かしい。上高地は観光気分の登山者が少なく自然が維持されているので孫たちも一度は行ってほしい。志賀高原とは全く異なる雄大な景色と澄んだ空気、水の流れが待っている。

アメリカの政権が来年早々代わることが決まったので、アメリカの世情は何かと騒然としていることだろう。ヨーロッパではドイツがそうらしい。イギリスもフランスも既に政権は代わった。日本もそろそろ代わる可能性が出てきたのかもしれぬ。来年から世界地図がある意味大きく塗り替わるのかもしれぬ。日本はアメリカのような政治色による社会の分断は大きくない。しかし貧富の格差が30年か40年前の現役時代に思っていた以上に拡がっているのが少し気になる。

子供たち世代はどうやら無事育ってくれたが、問題は孫たち。3人いるが、まだ誰も結婚していない。生きて孫たちの結婚式に出席もしたいが、少し高望みかもしれぬ。我が兄弟は5人だが、誰の婚礼にも祖父母の出席はなかったと思う。こんな思いが浮かぶのも歳のせいだ。そんなことより現代社会で気になっていることがある。

報道の問題、特にロシアとウクライナの紛争。戦争の経験が無いので実相のイメージが湧かないこと。アメリカのトランプ新大統領と現大統領との意見の差が大きすぎる。トランプ氏は就任24時間以内に戦争を止めさせると豪語するが、バイデン現大統領はウクライナ支援に懸命。むしろ継続を望んでいる風情。もっと複雑なのがイスラエルが引き起こしている中東問題。トランプ氏が平和主義であってほしいが、ことイスラエルとなると前々から肩入れしてきた立場だし、家族にはイスラエル系もいるみたいだ。どんな和平案を考えているのだろう?

トランプ氏はウクライナに大統領を降ろして親米政権を立てたいようだが、肝心のゼレンスキーウクライナ大統領は「そんなことをしたら、我が国は2、3か月で原爆を作る」と豪語。毎日の戦闘状況なんか聞いても仕方ないのでその辺の事情を聴きたいものだ。

2024年11月15日金曜日

若さて?

 昨夜寝しなにふと考えた。もうだいぶ歳を経て若さが失われかけている。しかし若さとは一体どういうことか?改めて考えても良いだろう、てなことで流行りのAIに訊いてみた。回答は沢山あるが、物理的には生まれた時から大人になるまでの間、これが若さの象徴とも言えるらしい。と言うことは十分大人になり切っていない小生は若いのかな笑。俚諺の紹介も幾つかあった。曰く「若いうちは百人力、若木は風にそよぐ、若いうちの苦労は買ってでもせよ、年はとりたくないが、若くもなりたくない」何れも尤もで面白い。

他にもう一つ、昨日覚えたばかりの言葉「シンギュラリティー」知っている人は少ないだろう。近頃は辞書を引くよりパソコンで検索すると即座に回答が表示される。そこには「シンギュラリティの日本語訳は「技術的特異点」。AI が進化していく過程で、いずれ人間の知性を超える転換点が到来するのではないかと言われています。この転換点のことをシンギュラリティと呼んでいるのです。」と書かれている。到来時期はたしか2045年と書かれていたと思う。

105歳まで生き延びればAIが人知を上回る世界を見ることになるとのことだが、そんな世界は見たくもない。そんなことより健康第一、せめて今日明日、出来れば来月、もっと欲を言えば来年くらいまで認知症にならず元気でいたいものだ。月刊文藝春秋12月号に「五つの臓器のアンチエイジング」なる記事があって興味深く読んだ。トップに挙げられているのが膵臓、続いて心臓、肺、大腸・小腸、、腎臓だった。

いろいろなアドバイスが書かれているが、どの臓器も余り自信が持てない。適度な運動をしながら、時々は美味いものを食い、ゆっくり寝るしかないだろう。神様仏様が「せめて○○歳まで」と相談に乗ってくれれば有り難いが、そうはいかないところがこの世の辛さだ。

2024年11月14日木曜日

短気は損気

 人それぞれに気質・気性の違いがあるのは当然で、ひょっとすると職業や国柄にも違いがあるかもしれない。最近悪い癖である短気、短腹にやっと気づく機会が多くなっているので、少しでも改善しようと心掛けている。一般には歳をとるほど気が短くなるとされるようだが、年寄りはただでさえ若い人たちから見れば嘲笑の対象。よほど気を付けないともっと馬鹿にされても仕方ない。

特に気を遣うのは電車の乗り降り、電車の乗車時間なんて小生の場合どんなに長くても精々30分前後、他人の前に割り込んでまで席を確保する必要は無い。1歩譲って「ありがとう」と言葉を掛けられる方が余ほど長生きに繋がると思うようになってきた。電車の中で見ていると、中には電車は立って乗車するものと決めてる風情の若い人を見かけることも多い。概ね分別がついてきた中学生か高校生。その分別の弁えが小学生児童に見られないのが少し残念。小学校先生たちの指導を期待したいが、報道によれば、教職員の過重労働と安月給でそこまで知恵が回らないのかもしれぬ。

先の大戦が終わり新憲法下の新しい教育制度6334年制度が施行されて、小学1年生時代から新制度下で教育されてきたので、学校教育の修身とか道徳は一切受けていない。家庭や社会には未だ戦前戦中の教育勅語の影響が色濃く残る空気もあったので、その影響も多少は有ろう。言い訳的に言うなら公共公徳の概念が極めて薄い年代だと思う。何でも自己中心的なところが多いのかもしれぬで、今更ではあるが注意せねばと思い始めている。

世界では来年1月から政権が代わりトランプ第2期政権になる。アメリカは元々アメリカインディアンが多く居住していた国家だった筈。そこに欧州からの移民が入り込み先住民を排除して新しい国を立ち上げた珍しい国だ。広大な土地を有し人口密度は我が国とは比べるまでもなく低い。兎に角、未だ建国やっと300年そこそこ、奴隷制度も無くし、農業や工業もそれなりに発展して世界を席巻する国になったが、未だ労働者は足りない。当然の結果、未だに多くの移住者が殺到。中には不法入国者も居て、これを重宝していた向きもあったようだ。しかし今度の新政権は不法移住者を厳格に取り締まる方針を示している。誰しも喉元過ぎれば自分を忘れてしまう。

移民が立ち上げた国家アメリカ人気質は解らないが、今後の成り行きは注意が必要だろう。