2025年11月28日金曜日

郷に入れば

 息をつく間もないと言えるくらい多事多難な2週間。未だ最後とは言えないだろうが、それでも大分落ち着いた。今日は娘に教わったクリニック迄行ってみた。隣の駅成城学園前にあるいわば町医者。割合評判が良いとのことだったが、豊島区時代のクリニックのような家庭的雰囲気は感じられない。豊島区時代処方されていた薬はメインが痛風の予防薬。痛風のアタックは未だ現役時代、携帯電話が珍しかった頃だから25年は経っているだろう。

以来のみ続けている予防薬の錠剤、豊島区時代は3か月に一度45日分90錠を処方してもらって、1日1錠を服用することにしていた。薬局も心得たもので、服用の仕方は先生のご指示ですね、と了解していた。ところが、今日行った成城学園前駅と一体になっているビルに構えた内科クリニックの先生曰く「こちらは1か月以上の処方はしません。特にお年ですから最低でも月に一度は診察させて頂きます。」と極めて慎重。

当たり前と言えば当たり前かも知らぬが、何となくかったるい。おまけに、同じビル内の処方薬局行くと、処方の待ち時間が約1時間とのこと。腹を立てても仕方が無いので、明日改めて受け取りに来ることにして処方箋を渡した。豊島区が田舎で世田谷が都会かどうか定かでないが、後者の方が何となく気取っているように思える。しかし、これで一応移転に伴う個人的必要条件が整ったことになったかもしれぬ。郷に従って面倒くさいこともあるが、徐々に慣れるしかないだろう。

2025年11月27日木曜日

存立危機事態

 政治には余り関心を持たぬよう自制し、新聞の社説はめったに読まぬが、今朝は朝日新聞の社説を珍しく読んで共感を覚えたので取り上げたい。タイトルは<初の党首討論 誠実とは遠い首相答弁>となっている。昨日の党首討論はテレビの中継は観なかったが、夕方ネットで一応観ていたので、このタイトルはよく理解できる。俗に<貴様、何様のつもりだ!>の喧嘩言葉があるが、同じ気持ちで腹が立っていたので、大新聞が取り上げてくれたのでホッとした。

高市首相が自民党内でもどちらかと言えば右寄り、保守的な党員の支持で総裁になれたことは理解しているつもり。小林鷹之政調会長も右寄りかもしれぬが、彼の場合は話し方がかなり論理的になろうとして努力していることが分かるが、高市氏はまるで子供の喧嘩みたい。立憲の野田代表から政治と金の問題に関して「政治資金の受け皿が、7千以上もあるのはおかしい。整理すべき。」と突っ込まれたらすかさず「受け皿の問題は現在党内で調査を進めている。しかし結果を他党に言うつもりも必要も無い。」と突っぱねたことには腰が抜けそうなくらい驚いた。

首相は寝る時間も惜しんで働き、勉強していると伝えられている。それだけ準備不足を自覚しているならば、意見を異にする他党の首脳との短い対話の機会。なぜもっと素直に相手の意見を聞くことが出来ないのだろうか?現在正に国際的にも不安定要素を醸し出した台湾をめぐる<存立危機事態>(注:言葉が難しすぎて覚えられなくて困っている)にかんする無責任な発言で困っているのは日中間でまじめに仕事や商いをしている人たちだろう。

小生も少し時間が出来たので、昨日は元外務官僚田中均氏の解説をYouTubeで1時間以上じっくり観て高市首相の勘違いを理解した。時間がある方は是非視聴することをお薦めする。https://www.youtube.com/watch?v=kSiFFA6lc-w

2025年11月26日水曜日

百均ショップ

 代表的な店は<ダイソー>だろうが、全国にどの程度展開しているかは知らぬ。近くに住む娘が「祖師谷に百円均一店はもあるよ」と言ってくれてはいたがなかなか見つからず苦労していた。娘がこの前の土曜日にやっと教えてもらい大助かりだ。祖師谷にあるのは小田急直営のスーパーマーケットの一コーナーとして設定されていて、レジだけは別になっている。従って使い勝手は池袋時代より良いかもしれぬ。

なんて言っても自家用車との縁が全く切れているのでニトリ等の大店舗に行くことは不可能。家の中の散らかりを整理するには小さな箒とか塵取りや、トイレの掃除用具なんかが必要不可欠であるのは言うまでもないが、これがなかなか見つからず焦っていたが、数百円の支出で一気に解決するに至った。

移転するまでは60年以上住み続けた戸建て住宅だったので、こういったものはあって当然だが、狭い住居になれば要らないと勘違いしていた訳だ。極端な言い方をすれば、戸建てだろうと廊下が無いフラットな狭いマンションだろうと、生活必需品に大きな差は無いことがやっと分かった。強いて言えば庭に置いてあった梯子とスコップくらいだろうが、一応テラスが付いているので、踏み台にしていた3段梯子は持って来て置いてある。今のところテラスに出る機会も無いが、夏になったら何が起きるか分からない。

移転以来やっと10日を過ぎて、何となく一段落の感無きにしもだが、未だ手続きが必要なことがあるような気がする。今日も百円ショップで卓上に置ける小さな整理箱を110円で購入してきて、狭い卓上が清々した。

2025年11月25日火曜日

不吉でなくて

最近のテレビコマーシャル等に屡々登場する<ブラックフライデー>、意味が解らなかったのでグーグルのAIジェミニに訊いてみた。近く不吉な事でも起きるのかと思っていたが、実際は正反対で、回答は以下の通り。

ブラックフライデーの意味と由来

大規模なセールの日:小売店などで大規模な安売りが実施される日で、アメリカではクリスマス商戦の始まりとされています。

「黒字」の金曜日:買い物客が殺到し、お店が大きく儲かって**「黒字(ブラック)」になる**ことから、この名前で呼ばれるようになったというポジティブな説が有名です。

日本での開催:日本では「感謝祭」の文化がないため、11月の勤労感謝の日(23日)前後など、11月下旬を中心にセールが行われることが多いです。

何だそんなことだったのか、だ。 

2025年11月24日月曜日

分かりにくい政治

 これまでの人生で真剣に付き合ったことのない職業人に政治家がある。けれども世の中に政治家は多数居て、亡くなった家内は相当真剣に政治家と関わっていた。豊島区の区会議員を長いこと務めた女性議員だが、元々は娘たちの小学校で養護教員をしていた女性だ。選挙になれば毎日のように事務所に赴いていたので、選挙に関する知識は相当なものだったと思う。比較して小生自身は政治について全く無関心、政治家とつるんでも一銭の得にもならず、まかり間違えば身上を潰しかねない危険なものと心得ている。

このところ暫く引っ越しにかまけていたので、政治関係の報道は真剣な気持ちで接していなかった。しかし毎日テレビやネットで見出し程度の報道はインプットされているので、何となく政治の動きはボンヤリ理解している。即ち、アメリカのトランプ大統領と中国の習近平氏との対立。日本では自民党政権のトップが交代。石破政権もご粗末だったと思うが、麻生太郎氏の応援を得て新たなトップに立った高市早苗氏。彼女も箸か棒か或いは蛇かミミズかはっきりしない。

素人目にもはっきり言えるのことは、中国と喧嘩するだけの度胸は買うが、国家を代表する立場にしては発言が少し軽率だったのだろう。そもそも政治世界での言葉は一般人には分かりにくい。存立危機事態=戦争の発生と言う事らしいが、日本人の多くは<戦争>と聞くだけで背筋が寒くなって当たり前。台湾と仲良くしたい気持ちも分からぬではない。同じように香港とも北朝鮮とも仲良くすればいいじゃないか。友好親善を計れぬ人物は国のトップに相応しくない。

2025年11月23日日曜日

方向感覚

 生来の慌て者、オッチョコチョイで、ナビを無視して逆に進んでみたりする悪い癖がある。今日も同じ失敗をして良い運動になることはなった。何をするにしても一呼吸おいて考えることが必要と痛感している。特に新しい地域に移転してるので地図をまともに読み取ることが出来ない。少し落ち着きを取り戻す訓練をしたいと思っている。スマホのナビを素直に信じないのだから困ったものだ。

そばに家内が居ないから笑われずに済んでいるし、知らない山道を歩く心配も無いからいいようなものの、日が暮れるのが早い昨今、多少土地勘が出来ても一人で夜遊びだけはしないつもり。今日は近くに昔から住んでいる古い友人と来月1日に待ち合わせをした店の近くまで行って確認をしてきた。夜は近くの店で娘夫婦と孫と待ち合わせ。このブログをアップしたら出掛けるつもり。夜遊びのうちには入らぬが、少しは冒険もしてみたい。

2025年11月22日土曜日

スマホ様

 行き交う人々は大概スマホを手にしている。これが不思議でならなかったが、今日やっと意味が分かり始めた。命の次にしても構わないと思う人も多いことだろう。腹の足しには全くならなくても、この世を生き抜くために有効な多くの手段を提供してくれるに違いない。長年パソコンにしがみついてネット碁で無駄な時間を費やしてきたが、スマホの機能を勉強すべきだったかもしれぬ。

どこに居ても社会と繋がることが出来る万能の神さまみたいものだと実感しつつあるが、気がつくのが些か手遅れだった感がある。同輩の男女は身体のあちこちが不自由になっているだろうが、スマホを利用できれば社会との縁は繋がっている。遅ればせながら小生もスマホ様即ち神さまのつもりでお付き合いさせていただくことにしよう。バーコードにQRコード化け物みたいで気持ち悪いが、大切な情報が隠されているし、スマホが無ければ読み取れないのだ。

食い物を口にする前から写真を撮る神経が理解できないが、そのうち理解できるだろう。まるで小学生になった気分だが仕方ない。