最近の政治混乱を見るにつけ思うのは、政治家の全てが国民全体を無視しすぎていること。多くの国民が荒海で漂流、或いは乗っている飛行機がダッチロールしているような不安感を持っても仕方ない。政治には大した関心が無くても物価の高騰、或いは株価の乱高下等々、自然災害の襲来を恐れるのと似た気分で居ることだろう。長らく政権を握ってきた自民党には麻生氏以外にも長老と呼ばれる政治家がいる。
主に首相経験者、福田康夫氏のように息子に代を譲って以降一切口を出さない人も中にはいるが、安倍氏以来首相に一度なりながら、未だに議席を有している政治家は菅義偉氏、岸田文雄氏、石破茂氏の三人、他に面白くないのが小泉純一郎氏もそうだ。出来悪の息子を操って何かとチョッカイを出している感じが濃厚。総理ではないが、山崎拓氏なんかも未だにテレビで能書きを垂れている。これらの人々は門前に竹矢来でも組んで蟄居謹慎し、政治向き記者のインタビュー断るべきだと思う。
自身の現役生活を顧みれば恥ずかしくて国民に顔向けできぬだろうに。現役も現役、息子みたい年頃の小泉進次郎なんて若者に党内混乱の責任なるものを問われて辞任に追い込まれた石破茂氏、国民は既に辞任表明の日付を記憶していないだろう。小生も思い出せなかったのでネットで確認、1ヵ月以上前の9月7日だった。その後党内意見を正確に測るためフルスペックと称する選挙まで行って、約1週間前に高市氏が後任に選ばれたわけだ。
しかし党内は一向に纏まらない。野党が喜んだと報じられているが、野党とてそう急に国民の支持が出てくるものでもない筈。兎に角中途半端が一番始末に悪い。今年度も既に半分を過ぎてしまった。来年度以降国家が曲がり角を曲がるならそれでも結構。早いとこ国会を召集してケジメをつけるべきだ。