2025年10月13日月曜日

ケジメの無さ

 最近の政治混乱を見るにつけ思うのは、政治家の全てが国民全体を無視しすぎていること。多くの国民が荒海で漂流、或いは乗っている飛行機がダッチロールしているような不安感を持っても仕方ない。政治には大した関心が無くても物価の高騰、或いは株価の乱高下等々、自然災害の襲来を恐れるのと似た気分で居ることだろう。長らく政権を握ってきた自民党には麻生氏以外にも長老と呼ばれる政治家がいる。

主に首相経験者、福田康夫氏のように息子に代を譲って以降一切口を出さない人も中にはいるが、安倍氏以来首相に一度なりながら、未だに議席を有している政治家は菅義偉氏、岸田文雄氏、石破茂氏の三人、他に面白くないのが小泉純一郎氏もそうだ。出来悪の息子を操って何かとチョッカイを出している感じが濃厚。総理ではないが、山崎拓氏なんかも未だにテレビで能書きを垂れている。これらの人々は門前に竹矢来でも組んで蟄居謹慎し、政治向き記者のインタビュー断るべきだと思う。

自身の現役生活を顧みれば恥ずかしくて国民に顔向けできぬだろうに。現役も現役、息子みたい年頃の小泉進次郎なんて若者に党内混乱の責任なるものを問われて辞任に追い込まれた石破茂氏、国民は既に辞任表明の日付を記憶していないだろう。小生も思い出せなかったのでネットで確認、1ヵ月以上前の9月7日だった。その後党内意見を正確に測るためフルスペックと称する選挙まで行って、約1週間前に高市氏が後任に選ばれたわけだ。

しかし党内は一向に纏まらない。野党が喜んだと報じられているが、野党とてそう急に国民の支持が出てくるものでもない筈。兎に角中途半端が一番始末に悪い。今年度も既に半分を過ぎてしまった。来年度以降国家が曲がり角を曲がるならそれでも結構。早いとこ国会を召集してケジメをつけるべきだ。

2025年10月12日日曜日

当面やるべきこと

 昨日も少し書いたが、一昨日の公明党の自民党との連立解消は政治面だけでなく、我々庶民の生活にもこれから暫く様々な影響を齎すことになるだろう。政治家の皆さんは当面の対応をどうするかで忙しいことだと思う。首相の外交日程なんて皆すっぽかしても良いが、臨時国会を早く開いて首相だけは早く決めてもらいたいが、20日と言われている臨時国会召集も決まるのは連休明けの話だ。

どういった形で首相が決まるか未だに明確なことを言う評論家はいない。高市早苗氏が首相になれるかどうかでさえ未だふらついている。仮に高市氏以外がなっても極めて短期しか持たないのだから、全会一致で高市氏に一旦首相になってもらい、通常国会開催前に内閣不信任案を提出して早々に選挙をしたらどうか?来年度予算は当然暫定でいく。景気は落ち込むだろうが、日本を立て直すにはその方が早いのでhないだろうか。

朝晩のテレビが毎日天気予報ばかりでは面白くない。

2025年10月11日土曜日

意味不明な演説

 昨日は公明党が自民党との連立解消を発表して政治的には大きな騒動が起こった。これが日本の将来に如何なる影響を及ぼすのか、分かる人は少ないだろう。登り続けていた株価が急激に下がり始めたりしているが、序に物価も下がってくれれば年金暮らしの小生には有り難いが、どうなることやらだ。この問題は措くとして、この騒ぎの中不思議なことにNHKは4時以降になってもこの問題を取り上げることなく、平然とレギュラーの番組を流し続けていた。

5時過ぎにもういい加減しびれを切らして再度テレビをチェックすると、今度は石破茂氏が何かしゃべっている。何やら日本の近代史のような話をとくとくとしているので不思議な気持ちで何となく見てしまった。どうやら先の大戦がなぜ防げなかったかについて小中学生にでも教えるような言い方で話している。そう言えば朝のメールで元外務官僚の天木直人氏が書いていたのがこのことだと気がついた。

天木氏はメールのタイトルで「戦後80年見解を出すのに北岡伸一御用学者の了解を得ようとした石破首相のなさけなさ」と表現している。北岡伸一氏がどれ程情けない学者さんか、著書を一度も読んでいないので知らぬが、名前だけは聞いたことがあるように思う。それよりなにより、石破茂氏その人が年齢的には小生から見ればかなり年下の筈。先の大戦以前からの話を持ち出すには相当無理がありそうだ。

小生も偉そうなことは言えぬが、石破氏の指摘に「戦前は統帥権があって政治責任の所在が不明確だったが、現代は憲法下で文民統制が確立したので云々」との一説があって引っ掛かった。小生が思うに「待ってくれ、本当に現在文民統制が取られているかね?防衛相内で徐々に文民統制の形骸化を図り、最終的には憲法まで改正して自衛隊を軍隊にすべく、常に画策してきたのはあなたが自民党そのものだろう。」だ。

2025年10月10日金曜日

娯楽

 歳のせいだろうか、暑さが和らいだと言うより寒さを感じるような朝になった。気象予報が大騒ぎしていた台風22号は東京には影響ゼロでほっとしたが、23号が同じコースで接近してるとのこと。来週の木曜はまた心配しなくてはならぬかと少しがっかり。一昨日の午後久しぶりに日比谷の東京ビックサイトのIMAX上映館まで出向いて映画「ワンバトル・アフター・アナザー」を観た。

大迫力の映像と音量、ストーリーは荒唐無稽と言えなくも無いが、もともと映画は小説なんかと異なり、異次元の世界に入り込んで楽しむもの。100%楽しめた。小説繋がりでノーベル賞文学賞が決まったハンガリーの小説家は一時京都に在住経験がある人物らしい。

小説も嫌いではないが、ノーベル賞受賞と聞くと、どうも高尚過ぎて読まない方が無難に思ってしまう。今日は10日だから月刊文藝春秋発売日だ。週刊誌の方は8割がた読めるが、月刊となると購入しても5割も読めばお腹一杯。最近は1800円もするので買う時躊躇するがそれでも買ってしまうことが多い。

取り敢えず今日は天気も良さそうなので書店までは行ってみよう。

2025年10月9日木曜日

信念の欠如

 誰でも同じだと思うが、人は一晩眠れば考え方が変わることはよくあると思う。自民党総裁になった高市氏は余計そうだろう。タカ派と言われて上り詰めたものの、タカ派のままでは都合悪いことが沢山ある。自分自身を少しリベラル風に変えなきゃなんて思ってるに違いない。しかし高市氏の脳みそもノーベル賞受賞が決まった北川進氏が発見した金属有機構造体ではないので、そう簡単に自分の信念を極端に折り曲げることは難しいだろう。公明党とも会談を重ね、竹ひごをロウソクの火で炙りながら徐々に曲げるようにご自身の信念を曲げる努力をされているとは思うが、国会開催の目処がまだ立っていない。

首相の石破氏は長いこと首相の扱いを受けるので気分は悪くないだろうが、迷惑しているのは多くの国民。政治空白が収まらない。いつになったら公明党が自公連立を了承するのだろう?公明党も連立与党の一員であったお陰で党勢は兎も角、国土交通省を握っていたからだろうが、資産は相当増やしたに違いない。昔は信濃町一帯と言われていた創価学会・公明党地域はs数倍かもしれぬ、赤坂御用地から新宿通りの四谷3丁目まで拡大している。党内に「離脱なんて簡単に言うな」と強い反発が出るのもよく分かる。

この世に生を受けて80有余年、確たる信念を持たずに生きてきたので<信念>に関しては大きな疑問を持っている。高市氏にしても似たような者だろう。今は安倍晋三氏の秘蔵っ子、徹底した右派の政治家ともてはやされてはいるが、彼女の生き方を見れば相当な紆余曲折。気ままが甚だしい。今日発売の週刊文春(10/16号)に詳しく書かれている。頭も悪く無いし、度胸もあるが、如何せん親友と呼べる友人がいないかもしれない。最後に己の信念を書いておく、「他人、自分に対して嘘を極小化する」だ。

2025年10月8日水曜日

もう一つの安保問題

日本が戦争に巻き込まれないようにするためには、政治家の外国との対応が問題だ。その点アメリカ一辺倒の日本の政治家が頼りになるかどうか、少し心配はある。しかし直近80年間は何度か瀬戸際はありながら、何とか回避してきた。だから今後も安心するわけではないが、未来のことはもうあまり心配しても仕方がない。

寧ろ事実関係に照らして今後が気になるのは、見えない敵によるサイバー攻撃。アサヒビールを攻撃した相手は警視庁の発表では<キリン>なるサイバー集団で、キリンビールとは無関係だろう。3年ほど前から世界各地で同様の犯罪が繰り返されているとのこと。では正体を教えてほしいが、見破っているのかどうかだ。個人的には国籍等は解っていない可能性もある。昔は北朝鮮だとか中国だとか必ず国名が発表されていた気がするが、最近の犯罪集団は必ずしも国家の関与無しに発生する可能性も大いにありそうだ。

似たような社会現象ではオンライン賭博に関与する犯罪がある。具体的にはどんなことか理解できていないが、若い世代の犯罪で、聞くところでは中学生ぐらいの若者が関与してるケースもあるらしい。流石にこちらは大分検挙が進んでるようだ。だが、アサヒビールを襲った<キリン>は冗談のように聞こえるが実際は Qilinと自称してるので日本人ではないだろう。インターネットは企業活動にも大いに貢献するが、まかり間違えるとえらいことにもなるものだ。政府が安全保障問題として真剣に取り組んでくれるかどうかだが、現在のところは警察任せに思える。 

2025年10月7日火曜日

嬉しいニュース

 昨日のブログでもノーベル賞について触れたが、夕方久しぶりの明るいニュースが報じられた。言うまでも無いが坂口志文氏がノーベル生理学・医学賞の受賞決定のこと。氏は国際的賞を幾つも受賞されているし、国内でも既に文化勲章も受賞されているとのこと。知る人ぞ知る著名人なんだろう。滋賀県の出で京大医学部の出身、現在すでに74歳。学生時代から今回の受賞対象となった制御性T細胞の研究にずっと携わって来られたとのこと。飽きっぽくて学術研究には程遠い存在の小生だが心からの祝意を表したい。

氏は昨夜以来様々なインタビューを受けて応えられているが、小生にとって一番印象的だったことは、氏は常に感謝の念を真っ先に若い学生諸氏に向けられること。長い学究生活であれば当たり前と思う人も多いだろうが、普通の人には少し難しいのではなかろうか。不特定の多くの若者が奮起することを願って已まない。首なることが決まっている石破首相がわざとらしい電話をするなんて余計なことだ。それだったら高市新総裁の方がまだましだろう。

自分が爺のくせに年寄り嫌いの小生、テレビに元衆院議長の伊吹文明氏とか大島理森氏なんて人物が登場してくると気持ちが悪くなってチャンネルを切り替えてしまう癖がある、困ったものだ。