2025年2月16日日曜日

順法精神

 日本人は順法精神が旺盛で、小さい時からそのように躾けられている。そのせいだと思うが、1400万人も暮らす東京も外国人が驚くほど清潔で秩序が保たれているので結構なことだ。田舎に行けば今でも立小便小僧はいるかもしれぬが、特今日では最近ほとんど見られない。犬や猫の放し飼いもほとんど見られない。池袋は埼玉以北方面からの人口が更に加わるので、特に昼間は相当な人口になっているだろう。他府県からの流入人口による人口昼夜差は都内のあらゆる地域で同じ現象を呈している筈。

しかし外国からの旅行者は東京の静かさには驚くらしい。走っている自動車は同じであっても不思議なことだ。四半世紀ほど前までは近くに肌の色が異なる住民が居て、ごみ捨てのルールを守らない不満もあったが最近はそんなことは殆ど見分しなくなった。ルールに従うことには確かに面倒くさく思う人も多いだろうが、慣れてしまえば却って効率的で心地よささえある。

一方何か発明を目指す革新的心意気を持つ人は、起床や就寝もその日次第で四六時中研究に打ち込むものかもしれない。そのような人がいないと社会の進歩発展は無いのだから、存在を否定してはいけない。個人的には毎週のように回ってくる回覧板を殆ど読まないまま毎朝お隣の郵便受けに運んでいる。これも昔は家内の仕事で、「あのアパートの○○号室には回覧板も回さないことになっている。」と聞いた覚えがある。理由は忘れた。先日の寝入りばな、夜回りの拍子木を叩く音を聞きながらふと思った。

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