先日自民公明両党は10月1日に第102代総理大臣石破茂氏をトップとして内閣を作った。そして今日、僅か8日間で衆議院を解散するそうだ。戦後数十日で内閣が終わってしまったのは石橋湛山氏の65日が最短だったが、石橋氏の場合は病気と言う避けられない事情があったことは周知のこと。今回はまったく事情が異なる自民党の党利党略であることも明々白々。総選挙は今月27日とのこと。石破氏は負けても第2次石破内閣は作れるだろうから、これで来年7月の参議院議員選挙までは生き延びるが、ここでも負けるとチト大変だろう。
選挙のことは取り敢えず措くことにしたい。今日書きたかったのは先日無罪判決を勝ち取った袴田巌さんのこと。果たして政治問題として括って良いかどうかも自信は無い。兎も角昨日検事総長自ら記者会見ではなかったようだが声明を発表した。検事総長なんて偉い人に関しては、普段関心を持っていないのでどんな人か知らなかった。報道を見ると何と女性だ。アメリカで大統領選に出ているカマラ・ハリス氏もカリフォルニアの検事総長出身とのことなので、日本も真似したのかな?
兎に角日本は、昔から検事総長は政治任用だからどうも信用できないし、実際に胡散臭い人物が多いと思う。昨日記者発表した検事総長も例に漏れない。何も容姿のこと言ってるのではない。発言内容が酷すぎる。新聞発表をそのまま引用すると次の通り。
以下引用:最高検察庁の畝本直美検事総長は談話を発表し、静岡地裁の無罪判決について「判決は多くの問題を含む到底承服できないものであり、控訴して上級審の判断を仰ぐべき内容と思われる」としました。その一方で「袴田さんが結果として相当な長期間にわたり、法的地位が不安定な状況に置かれてきたことにも思いを致し、熟慮を重ねた結果、検察が控訴するのは相当ではないとの判断に至った」としています。引用終わり。
何でもっと素直になれないのだろう?
一方、朝日新聞は次のように報道した。「当時の報道、おわびします ゼネラルエディター兼東京本社編集局長・春日芳晃;再審を経て、いったん死刑囚となった袴田巌さんの無罪が確定します。無実の人を死刑にしていたかもしれないことの重大性を改めて痛切に感じます。以下省略」
2 件のコメント:
袴田さんが無罪の件は大いに良かったと思います。
検察もいつまでも見得を張ったものだと呆れてしまいます。先輩に対する遠慮があったのでしょうか。いかにも日本の警察機構のやることですね。
それにしても、袴田さんを有罪と決めつけて、他に捜査しなかった為に真犯人は判らないままになるのでしょう。そんな昔の出来事なんざ、もう捜査のしようがないでしょう。真犯人は既に彼の世かもしれません。
呑兵衛あなさん
何時もコメントを有り難うございます。
私も貴兄と同じ気分でいます。
コメントを投稿