2024年6月22日土曜日

国会関連放送

昨日の土砂降りでやっと梅雨入りした東京、しかし今日は早くも梅雨の晴れ間。昨日濡れたものを乾かすには都合よいが、何となく変な感じだ。昨日はよせばいいのに飽きもせず岸田首相の記者会見なるテレビ番組を飽きもせず観てしまった。今日はメディアの問題としてこれについて書いておく。あの下らない番組を45分も流し続けたのは勿論NHKだけだろう。うち前半25分は首相の独演場、たどたどしい言葉で語られる今国会の成果とされる自慢の数々。何一つ記憶に残るものは無い。続く記者からの質問も殆ど事前に調整済みだろうから面白味は殆ど無かったが、一人だけ夫婦別姓問題に関して「総理自身のお考えをお聞かせください。」と質問した女性記者が居た。

首相の答えは「賛否両論の間をとることは難しい問題だから、今しばらく成り行きを見守るしかない。」とでも言いたかったのだろう。自分に考えが無いことがばれるのが嫌なのか、少なくともこの10倍以上の言辞を費やしたことだけは間違いない。首相の発言はいつもそうだが、あ~とかえ~とか無意味な発言が多くて時間ばかり食っている。大平元首相のそれも有名だったが、大平元首相は考えながらのことで、岸田首相は既に回答文章が目の前にありながらのことだから意味がだいぶ異なる。

放送局に一言いいたいのは、国会終了記者会見をなら首相の独演はやめて、記者の質問だけにすべきだ。まずかった政治判断、積み残した問題について追及させてそれにどう応えるかを国民に知らせるべきだろう。

この記者会見放送は45分で打ち切られたので、その後でどこかの記者が質問したかもしれぬが、確認できなかったことがある。それは国会終盤の維新代表とのいざこざ。維新側が自民党総裁と維新代表がサインした文書まで交わした公党間の約束が破られたことに反発、終盤国会で衆院で賛成した政治資金法改正案を参議院で反対に回った一件。これは約束を破られた維新側が反発したからだ。このことに関し、その夜の番組に出演したご存じ田崎史郎氏はこう言い放った。「普通人は約束に違反した人を悪いとするが、政治の世界では騙された人の方が悪いのです。」

番組名は覚えていないが、少なくても公の電波でのこと。益々日本の政治に愛想が尽きる。

2 件のコメント:

呑兵衛あな さんのコメント...

田崎史郎氏の発言番組は見ました。
私としては、「普通人だって騙された人の方が悪い」と思います。
それにしても、あの記者会見。よくぞ視ていましたね。

senkawa爺 さんのコメント...

呑兵衛あなさん
何時もコメントを有り難うございます。
リモート懇談をしていましたので遅くなりました。
私は振り込め詐欺の被害者になるくらい他人を信じやすい愚か者ですので、困ったものです。