今日は夏至だが、雨が激しいので陽の長さより昼間の暗さの方が気になってしまう。普段南の窓を開け放って外と変わらぬ明るい部屋も昼間から蛍光灯をつけている始末。即ち東京でも平年から2週間も遅れてやっと梅雨入りしたことになる。昨日は久しぶりに政治問題を取り上げて書いたが、その後で夜のテレビを観ているうちに憂鬱になってしまった。何故か、わが想いが余りに幼稚で、世の識者とは全く異なるからだ。少なくともテレビに出演していた高名な政治学者御厨貴氏や中北浩爾氏等によれば、半年の長きに亘った今国会の政治と金の問題は騒ぐほどの価値もなく、岸田氏の完勝に近いらしい。
ということは国会議員がお金を必要とするのは自明のことで、野党の問題の取り上げ方が現実離れしてるらしい。国費から毎月100万円の文書交通費の支給があり、3人分の秘書手当てを受け、東京には事務所の他に住居をまで手当てされても、とても政治活動が十分に出来ぬものとのこと。こればかりはなってみなければ分からぬだろう。党首討論で維新の馬場代表が明らかにした政党間のやり取り、この手順をバラすのもルール違反とのこと。要するに国会には議員以外に知り得ない決まりごとが沢山あるそうだ。
言われてみれば確かに、昔から政策立案の殆どが霞が関官僚の手でなされていたことは知っていた。となると国会議員は単に員数だけとなる。員数の辻褄を合わせるために市町村議会議員から始まる膨大なネットワークを作り上げ、これを維持するために莫大な費用が必要になるのかもしれぬ。ま、そんなことはどうでもいいことで、ボケ老人に現代の日本政治が理解できないことだけははっきりした。都知事選の結果を予想することも当然できないし、だれが当選しようと気にしないつもり。
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