2024年6月20日木曜日

選挙シーズン

 今日から東京都知事選挙が開始される。投票日は七夕の来月7日で実質17日間に及ぶが、実質は元立民党参議院議員の蓮舫氏と裏で与党自民党の支持を取り付けている3期目を目指す小池百合子知事。前からカイロ大学出身との学歴詐称問題が取りざたされていたが10日ほど前に、父小池勇二郎の事業破綻後経済的に一家の面倒を見てきた朝堂院大覚氏が会見を開き、カイロ大学在籍の実態が無かったに等しいと発言してるので、この両氏を直接対決させれば、問題は簡単に解決できそうだ。政治家が嘘をつくのが当たり前と思っている人も多いかもしれぬが、司法の手を借りずともそろそろ決着をつけた方が良いのではないか。それを措くとしても、今回の立候補者は昨日までに届け出があった人数だけでも既に50人は超えたとのこと。街角に立つポスターの掲示板は30人分しか用意できていない。選挙管理委員化会の準備不足の方が司法判断にゆだねるべき新たな問題になって然るべき。

半年弱の国会が今週で閉幕となる。この国会を顧みれば何のことは無い自民党の政治と金問題に終始した不毛の国会だった。このブログで取り上げてこなかったのは、市民感覚から程遠い話で余りにも酷すぎるテーマであったからだ。終盤の昨日、党首討論が行われたがこれも酷い内容で、最初の質問者であった立民の泉代表だけは25分ほどの時間が与えられたが、残る3人だったと思うが、討論と言えるほどの時間ではなかった。野党党首は何れも首相の資格が無いこと指摘し、解散総選挙や辞任を求めたような印象がある。勿論何れも空回りで評価できることは何も無い。

強いて言うなら、野党代表の泉氏に言うべきかもしれぬ。政治家と政治に金が掛かるの与野党の別は無いだろう。自民党や公明党はそれなりに資金集めの道を作っているが、それだけを無くそうとしても土台無理筋。むしろ透明化に絞った議論をすべきだった。いま世界でも政権を掛けた選挙が各地で展開されている。数日前になるが、英国の選挙で、与党保守党から野党労働党へ支持を変えたある富豪にBBCが直接インタビューをしたテレビ放送があって興味深かった。

氏いわく、今回は労働党に20万ポンド寄付すること決めたとのこと。これまでは毎回保守党に50万ポンドずつ寄付してきたが、もう見切らざるを得ない。労働党が期待通りの成果を出せば、次回は50万ポンド寄付したいそうだ。アメリの大統領選でも両候補とも資金集めの成果を誇りあっている。そんな簡単なことが日本ではなぜできぬのか?不思議でならぬ。

2 件のコメント:

呑兵衛あな さんのコメント...

党首討論の場で「政治には金が必要」と語るような神経の者を3年も首相にすげて来た我々日本人は恥ずるべきでしょうね。
それにしても都知事選。あのチャボのような女の演説を聞く都民は大変ですね。
石川県民の爺としては、あの声がテレビから流れるだけでウンザリしています。「つばさの会」のヘイドスピーチと変わりないです

senkawa爺 さんのコメント...

呑兵衛あなさん
何時もコメントを有り難うございます。
>あの声がテレビから流れるだけでウンザリしています。
ご指摘のお気持ちはよく解ります。
それにしても我が国の政治構造に違和感を禁じえません。
マスコミと評論家を含め、全員顔を洗って出直してほしいと思っています。