2025年5月6日火曜日

政治目標?

 俚諺に「急いては事を仕損じる」と言うが、昔の人は本当に譬えが上手だ。3月28日のブログで「ちりめん本」のタイトルで書いたばかりだが、今朝改めて1900年のパリ万博に出展してして世界にその名を知らしめたちりめん本と制作者である長谷川武次郎に関するテレビ番組を観てしまった。

今日は改めて日本の文化論は取り上げず、政治について少し書いておきたい。政治家は寿命の短いことが気になるのか、どうもせっかちが多いように思う。未だ新年度が始まったばかりなのに、落ち着きのないこと夥し過ぎる。マスコミでも同様で、早くも次期政権の予想が取りざたされてる。確かに石破内閣の寿命はもう長くないかもしれぬが、次期首相に誰がなろうと小生のような小市民は関係の無いことでもあるし、誰がなっても生活が急に良くなる政権なんか産まれる訳もあるまい。1%の可能性も無いと思うが、よしんば野党に政権が代わってもだ。

政治家は選挙の時に有権者が喜びそうなことをいろいろ言ってくれる。いわゆる選挙公約だ。しかしそれが実現されて生活が変わった実感を持つ人はどれほどいるだろう?殆どいないに違いない。有権者たちも又同じで、選挙と言うお祭り騒ぎを楽しんでいるだけではないだろうか?目先が少し変わってしまうが、ローマ法王の選挙にしても同じこと。長持ちしそうな人を選ぶのことは難しい。民主主義の根幹は選挙にあるとのこと、しかし、その民主主義そのものが、その存在意義が疑われる時代。長持ちする政治はどこにあるのだろう?

内政であれ、外交でも同じと思うが、本当の友人を一人でも多く作るにはことを急いではいけないと思う。政治家一人一人に聞いてみたい「あなたは本当に仲良くしたいと思う人は誰ですか?」

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