一昨年の暮れに森永卓郎氏のベストセラー「ザイム真理教」を読んだ記憶がある。面白かったのだろう。但しブログで再確認すると「正直なところ経済音痴の小生には難しく、1度通読しただけでは理解するのが難しい。」と書いている。今でも経済音痴は治っていないので、経済財政税金については解らないことだらけだ。昨日読んだメルマガに「財務省廃止論」を唱えるデモが行われたとあったのでこの本のことを思い出した。
デモを主催した人物の本名は明かされていないようだが、元大蔵省か財務省に在籍して、その後一時民主党議員の経験もある「まつもと」と名乗っているらしい。一方で月刊文藝春秋には元財務省財務官(高級官僚)神田真人氏なる人が3ヵ月連続で「ミスター円、世界を駆ける」なる一文を寄せている。これも無理して読んだが、氏の言わんとするところは役目として「世界中の財務金融担当者と連携を取りながら、国家の財産を守るために努力をしてきた」と言いたい気持ちがあるようだ。しかし気持ちが分かっても、言わんとするところはチンプンカンプンだ。
どこかのテレビ局が森永氏や今回デモを呼び掛けたまつもと氏を呼んでテレビ討論でもして貰えていたらよかったように思う。森永氏は残念ながら先月他界されてしまった。息子さんも同じく経済評論家のようだから同じ見解かもしれぬ。何れにせよこの問題は放送局の担当者でもどちらが正論か判断は難しいだろうに。素人が論評できる問題ではないだろうが、国会の議論も素人臭い。政治家も根本問題を取り違えていそうに思う。
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