2025年2月5日水曜日

価値判断基準

 80歳も半ばに差し掛かっているのでもう大したことは出来ない。けれど毎日を明るい気持ちで生きていたいのは若い時代と変わりはない。今朝は東京でも気温が0度以下になったそうで明日は更に低くなるとのこと。辛いけどこの寒さの中、受験に臨まなければならぬ進学希望者もいることだ。益して屋内には暖房装置が機能している。都市生活は公共料金を支払えれば楽なものだ。問題はその支払いを可能にしている年金だが、いろいろ言われても国の財政がどんな具合か知らぬが、こちらがくたばる前に支給が止まることは無いだろうと高を括っている。

要するに何ごとも気持ちの持ちよう、不平不満を言い出せば切りが無い。昨日の昼に次女と一緒に昼飯を食って実感した。娘も50歳を過ぎて働いている。聞けば週休は1日だけ。それも火曜日に限られていて、来週は建国記念日と重なるので勤務しなければならぬとのこと。給料も結構安いらしい。職場が少し変わっていて、千葉県の片田舎にある馬術学校。最初馬術を習う為に世田谷の自宅から通っていたが、オーナーに見込まれてアルバイトするようになった。

即ち馬術学校の一番下っ端の小間使いのようなものらしい。毎日馬の面倒は見ていても、自分の馬術向上に資する乗馬のチャンスはそんなには無いようだ。何が悲しくてそんな劣悪な職業についているか分からぬが、今のところはそれで満足できているようなので、好きに任せるしかない。小生自身も最初に就職したのは農協の機関誌「家の光」の広告専門の広告代理店。

農協も雑誌広告の取り扱いが金になるなんてことは何も知らなかった。両親だって驚いたかもしれぬ。入社から四半世紀経つ頃にはすっかり世界観が変わり、広告屋の目で世間を見るようになった。人間とは面白い生き物だ。価値判断の物差しは固有なものであることが他の生き物と決定的に異なるのだろう。我が価値判断基準も多くの人から見れば多分に風変わりかもしれぬ。それでも「どっこい生きている」。

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