2025年12月21日日曜日

お楽しみ

 生まれてきたからには大きなことをしろ、とよく聞かされたが人間一人で大きなことなんか出来やしない。精々ささやかな楽しみでも見つけられれば良しとしなきゃいけないだろう。幸い小生は社会人になってからだから大分晩稲ではあるが、囲碁が今でも毎日の楽しみになっている。最ものめり込んだのは50歳前後だった。当時は池袋に何カ所も碁会所があってどこも繁盛していた。料金は様々で、最も頻繁に通ったのは西口繁華街の入口、下が飲み屋だったように記憶するが、その2階。20席くらいの少し薄汚い感じの碁会所で、席料は900円だった。

ただ看板的には東京囲碁会池袋支部とか大層な名前になっていたような気がする。席亭(碁会所の経営者)はもう70歳近い高齢者だったが、若い用心棒的存在の人が常駐していて、この人物ともすぐ仲良くなった。彼は昔早稲田大学囲碁部の主将だったとかで、囲碁は強かっただろうが何よりもお酒が大好き。碁会所の看板が夜9時だったと思うが、その後よく近くの居酒屋で遅くまでお付き合いをしたものだ。その飲み会に参加する似たような囲碁好きの仲間になった一人が、元海軍だったか兵学校だったか忘れたが、戦後は三菱重工勤務の実に元気なご老人。

勿論お酒も好きだが、ゴルフも好きで何度ももう一人加えてゴルフ場にも行ったものだ。囲碁もゴルフも下手で年齢的にも小生が一番下だったので、3人の旦那衆に使える下僕的扱いだったような気がするが、旦那衆の話が面白いので喜んでお供したものだ。更に、この碁会所には中国人の若い女性が指導碁で来ていて、月に1回くらいだと記憶するが、指導を受けたりしたものだ。この女性は暫くするうちに日本棋院のプロテスト合格して一応プロ棋士になったが、結局目が出ず一旦帰国したと思う。

余り上達しなかった囲碁だが、池袋界隈の碁会所が全部潰れた今でも小生の囲碁熱は未だ冷めない。兎に角囲碁は奥が深いと言うべきか、毎日ネット碁しない日は無いくらい楽しんでいる。若い時から好きだった他には映画があるが、最近は映画館まで出向くことは少なくなったが、テレビでは古い作品を時々観ている。これも結構楽しい時間だ。

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