2025年9月14日日曜日

黄昏

黄昏

昨日と今日は我が町の氏神様長崎神社の御祭禮。昼少し前に買い物がてら町の中央に置かれた詰所の近くを覗いたが何とも寂しい風景だった。子供が少なくなってるせいだろう。爺さんが一人ぽつねんと座っていた。例年であれば若い衆も加わり酒盛りが始まっていても良い時刻なのになあ~と思いながら帰宅すると間もなく、自宅前に大人神輿がやってきた。昔は先ず子供神輿がやって来るのが相場だったが、子供が居ないのでいきなり大人の登場だ。

玄関先に出て見守っていると、昔正面で蕎麦屋を営んでいた家の後家さんがやって来て昔話。昔はどの家にも提灯がぶら下がり賑やかだったし、我が家も大鍋で味噌煮込みを作り若い衆の酒の肴にしたし、蕎麦屋さんも朝から麦茶をたくさん用意したなどと昔話に花が咲いた。我が家も2か月先に立ち退く話をすると、彼女も近いうちに埼玉県の老人ホーム行かざるを得ないとか。息子の嫁さんとどうもしっくりいかないし、孫も二人既に大学生で生意気で困るとか。老人二人の黄昏話が尽きなかった。 

0 件のコメント: