2025年6月24日火曜日

平凡な日常

 満85歳を過ぎたが一応人並みの日常を維持できている。とは言っても体力的にも知能的にも劣化は進み、歩行スピードは遅くなる一方。片や物忘れが酷く、朝になって照明やエアコンのスイッチの消し忘れに気がつくことが益々多くなっている。電気器具の消し忘れは許せるが、ガス器具も使っているので恐怖を感じている次第だ。書店に行くと俗に言う高齢者向け健康書が多いし、毎月購読している月刊文藝春秋にも毎号関連記事が出ている。雑誌の記事もまともに読んだことも無いが、役に立たないと思っているのではなくて記事内容に沿った生活の変化は出来ないだろうと思うからだ。

生活習慣は長い年月の中で自然に出来上がってきたものなので、今更変更は非常に困難。余ほどのインパクトが必要だ。現在は長年家内と二人で生活してきた豊島区内の小さな一軒家に一人住まい。炊事、掃除、洗濯なんかも全て一人でこなしている。時々自分でも<よくやるな>と褒めたくなるが、朝5時前に起きて朝飯を自分なりに作ってしっかり食べ、昼間はそれなりに運動、と言っても街中を2時間近く徘徊、昼飯と夕飯は外食或いは買い食いで軽く済ませて、夜は8時半頃には寝る毎日。

楽しみは昼間にテレビで映画を観たり、ネット碁をするぐらいでスポーツをしたりすることは先ず皆無に近い。数年前までは月に1回くらいは近くの里山を歩いたりしたが、コロナ禍の影響もあったせいだろうか、これもやめて久しい。ブログ書きも日課のようなものなので、一応世の中の出来事は知るように努めるが、これもブログネタにすることもあるが書いてしまったら後はなるべく気にしないようにしている。

単調ながら楽しい我が家であれば良いが、正直最近疲労感が漂い始めた。狭いと言っても一軒家住まい、近隣との付き合いもそれなりにあるし、毎日郵便受けをチェックして回覧板があれば隣に運んでいかねばならない。今日も昨日と同じだし、明日も又今日と同じで何が不満か?と言われれば答えに窮す、しかしも少し楽になりたいのも事実だ。

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