2019年7月19日金曜日

参議院選挙が目前

参議院選挙がとうとう明後日になった。もう1週間以上食卓に放り出してあった選挙公報を明日のゴミ出しで捨てる前にざっと見直してみた。流石だと思ったのは自民党比例区の広報だ。総裁以下候補者の顔写真を並べただけで、政策めいた公約は何一つ書いてない。ただ「日本の明日を切り拓く」と特筆大書するのみ。僅かなキャプションが添えられているが、超簡単。政治が出来るのは自民党だけと傲然たる態度。これで33人分の立候補宣言に代えている。このうち何人の当選を目指すのか知らぬが、自信あるいは思い上がりかもしれぬが大したものだ。

東京選挙区には丸川珠代氏とたけみ敬氏の2人が立候補している。こちらも「東京オリンピック・パラリンピックの成功とその先の未来を創る」或いは「活力ある!健康長寿社会の実現」のみで公約めいたものは何も書いてない。これがリーディング政党だから選挙民も舐められたものだ。事実行きつけの昼めし屋でも「俺は昔から武見敬三に決めている」なんて自慢げに語る声が耳に入ってくる。それなりの人物に見える客なら未だ分かるが、相当草臥れたおっさんである。どうすりゃそんな気持ちになるか聞いてみたかった。

自公と与党モドキの維新はどんなに美辞麗句を並べても投票する気は最初からない。問題は野党である。特に縁あって、総理が繰り返し口にするあの悪夢のような時代をつくった民主党を応援していた。その経緯で現在でも国民民主党に細やかな会費を払っている。それでも3年前の選挙では共産党に投票してしまった。ある人に聞くと今回共産党候補者吉良よし子氏は鉄板で硬いとのこと。では立憲にしようかと思ったが、見ると元都議会で騒がれた塩村あやか氏。掲げた五つの公約に「ライフワークとしての動物愛護」なんて書いてある。これは如何なものかでダメ。

最後の方で目に止まったのがれいわ新選組の野原よしまさ氏。東京選挙区でありながら「辺野古新基地反対」と「消費税廃止」を公約として掲げている。もし清き1票を投ずれば、消費税導入の際、当時の大蔵省側に立ってマスコミ操作に協力した恥ずべき過去の罪滅ぼしになるかもしれぬ。山本太郎氏は現在の参議院としては貴重な存在だと思うが、比例区8番目の候補。いっそ比例区も山本太郎と書きたくなった。

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