もう45年になるか

今日は三島由紀夫氏が市ヶ谷の陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地(現在防衛省)に乗り込んで、結果的には割腹自殺した命日だ。昨夜たまたまテレビを観ていたら、当時の再現ドラマが流れたので思い出した。そうか、あれから既に45年の歳月が流れた訳だ。当時会社が赤坂にあり、綱島にあった松下通信工業に行くために一人中原街道を走っている車のラジオで、騒動の発生を知った。作家としての三島氏は作品をほとんど読んでいないのでよく分からない。軍隊もどきのグループを結成して、軍隊ごっこに興じている風変わりな小父さんくらいの認識だったように思う。

世間も大分騒いだのかもしれぬが、広告会社に勤めながらマスコミ報道にあまり関心が無かったのだろう、「だからどうした」ぐらいのインパクトしかなかった。今にして思うと、三島氏は経済成長に浮かれる日本の現状を見て、これでは将来日本の何か大事なことが失われる。Wikiでは固有の文化の喪失に警鐘を鳴らしていた。と記されているが、昨今の日本を考えれば、正に日本はまとめてアメリカの属国、或いは委任統治領で、氏が心配した通りの日本になったことだけは間違いない。

なんで政治に頼らずクーデターもどきの所業に及んでしまったのだろう?話をまともに聞いた覚えもないが、いろんな方面で活躍した人だから政治力を発揮できなかったものか、と残念な気がする。きっと頭が良すぎて、日本は構造的にクーデターによる以外にアメリカの軛から逃れられないことを知っていたのだろう。昨今マスコミは相撲業界のスキャンダルと北朝鮮や中国の悪口に加え、アメリカの政情について右や左の有識者を揃えて解説して下さる。

どっちを応援しようと、所詮は外国の噂話、横文字使いを有難がる柄ではないので、大人の井戸端会議を聞いても空しいだけだ。なんで我が国の問題が前面に出てこないか、不思議で仕方がない。

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