2017年11月24日金曜日

折角の友好を毀損?

大阪市がサンフランシスコ市と1957年以来結んでいた姉妹都市の縁を切るとのこと。サンフランシスコ市のリー市長が中国系米国人らの団体が設置した慰安婦問題を象徴する像を正式に受け入れたことに対する措置らしい。韓国に端を発した慰安婦像問題がやけに大きく報道されることが不思議だ。ところ変われば品変わるだから、世界には銅像なんか腐るほどあるだろう。日本の場合は何故か知らぬが、人目につかぬ場所にひっそり佇んでいる場合が多い。

外国事情は定かではないが、少なくとも北朝鮮なんかは街中に実に堂々たる銅像らしきものをテレビでも認めることが出来る。サンフランシスコで設置が決まった慰安婦像の大きさや設置場所も分からないが、寄付した制作者の懐事情を思えばどうせ大したものでもあるまい。案内板に旧帝国軍隊の悪口が書かれているかどうかも分からないが、書かれていたにしても、60年の姉妹都市縁切りを宣言するのもどうかなと思う。

大阪市だけが旧帝国軍隊の名誉保全に必死になる理由が分からない。この像も一種の流行りものだから世界中で設置されているようだ。そのことを論って一々似たような対応をし始めれば、大阪の姉妹都市はどんどん少なくなるではないか。政府も大阪市ほど過激な反応は示さないが、似たような意思表示をしたいようだ。設置する側も馬鹿なことをするものだが、それをまともに相手しても仕方ないから、意思表示はせずに無視するのが一番だ。

好きな相手でも時によっては、些細なことで気に入らない真似に出る時があるものだ。それに一々文句をつけていると人間関係が壊れるので、見ないふりでやり過ごすのが大人だろうに。3日もすれば誰も振り向きもしないさ。

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