2017年10月26日木曜日

安倍さん正気かな?

今週明らかになった総選挙の結果<自公与党の圧勝>にはがっかりした人も少なくなかったと思う。

しかし選挙前に書いたが、我が友人が言っていたように「大勝させた方が善かった」かもしれない。彼の予想では「その方が緩みが早く出て、一強の破たんが早まる」とのことだった。案の定、一昨日選挙後初めての閣議後の各大臣記者会見では7人か8人の大臣が「選挙結果を謙虚に受け止める」ような発言をしたにも拘らず、就任時から「役人書いた原稿を読ませて頂く」と発言していた江崎沖縄北方相が、役人の原稿には無い筈だが「なんとか友問題?そんなこと選挙が忙しくて憶えていません。」と発言してくれた。

あの小泉進次郎氏でさえ「もりかけ問題は総理にきちんと説明してもらうしかない。」と言っているのに。しかも今日は、森友学園に対する土地払い下げに関する会計検査院検査結果が漏れ出てきている。内容は「8億円以上不当に値引きされている」とのことだ。政権側は証拠を全部破棄したのだから、今さら検査院の結果が出ても事実認定は不可能と高を括ってるかもしれない。もっとも事実認定されたら、安倍晋三記念小学院建設に嫁が関わっていた事実は消せないから、議員辞職しなければならないだろう。

そんなことは起こりえないだろうが、総理の神経には相当なプレッシャーが掛かっているに違いあるまい。そんな総理の心中を知ってか知らずか、昨日は自公大勝を受けて、憲法改正を掲げる運動団体「日本会議」が主導する集会が都内で開催されたようだ。流石に来賓として出席した議員は、自民党9人と維新1人と少ないが、日本会議側も、選挙結果を謙虚に受け止めてなんかいられないと少し慌てているようだ。小池百合子の賞味期限も切れた今、誰がどう見ても9条の改憲なんかできる筈が無くなった。

安倍総理にとってもっと頭の痛い問題は、来月早々のトランプ大統領訪日(公賓ですらない実務者訪問賓客)だろう。トランプ氏側からすれば当然のことながら「日米軍事同盟の強化と関税・非関税障壁の打破」であることは明白。戦争になったら一緒に戦うことを念押されることになる。アメリカは戦場になりにくいが戦場となるのは日本と韓国、その韓国は少し抵抗が強いので1日でお茶を濁し、選挙をしても野党を駆逐しきれなかった日本へのグリップをさらに強めるため3日も滞在するようだ。

元首でありながら国賓待遇も受けられない立場を気にするような御仁ではなさそうなのが救いだ。せめてゴルフでもしてもらうしかないだろう。

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