2017年8月23日水曜日

一寸先の闇

今週民進党が代表選に入って、前原:枝野の一騎打ちが始まっている。長野で高校の後輩を応援しているので一応党員票の権利があり、投票用紙が送られてきた。前原氏の政策理論は理路整然としているようだが、信念をどこまで貫く決心があるか、相当疑わしい。一方の枝野氏は政策より党員と党勢を大事にすることを優先するようなので、実は何れに投票すべきかを迷い、少し枝野氏側に傾いていたのだが、今朝婆さんから猛反対され、前原誠司と書いて投函してしまった。

今日の朝日新聞にも二人の生みの親、細川護熙氏がコメントを寄せている。「前原さん、枝野さんはどうですか。」の問いに対し次のように答えている。「前原さんは小池さんと同様、明確に言っていないところがある。例えば自民党との距離感。「自民党と何が違うんだ」と感じることもあるし、憲法もそう。安倍晋三首相と言っていることは違わないんじゃないかと心配になることもある。野党共闘については、枝野さんの方が現実的に進めるんじゃないか。憲法も、私は枝野さんに考え方が近い。しかし、どちらかに肩入れしているわけではない。」

細川氏もどちらの肩を持つべきか迷っているようだ。投票をしてしまったのでどうでもいいが、昨日枝野氏が「離党した細野氏などに対して刺客を立てる。」と言ったのは些か言い過ぎではないか。現在の党勢を考えればとてもそんな陽気でも無かろうに、と思って婆さんの意見に従った意味もある。何れにしても選挙結果で党が割れれば、自民党を利するだけだろう。いくら馬鹿でもそのくらいは分かっているだろうと思い、そうならないことを祈るしかない。

自民党側にも少し気にすべき動きが出てきているようだ。そもそも日本を代表する政党が、日本会議とかいうインチキ宗教まがいの集団にマインドコントロールされてきたことが大きな間違いだ。大阪地検特捜部がやっと財務省の破棄(と言われている)文書の復元に着手するとの報道がある。もう10年近く前の厚労省局長村木事件のフロッピーディスク改竄ですっかり名誉失墜していたが、これで財務省の不正を暴ければ立派に名誉が回復できる。当然政権側も必死に妨害するだろう。

しかしここで地検が頑張れば、自民党にも大きな衝撃が走ることだけは間違いない。一寸先は闇だが、今の世の中どこか異常だ。常識がある程度通用する世の中になってもらいたいものだ。

0 件のコメント: